ガスの瞬間湯沸かし器でお湯が出ないときは、お知らせランプの色で分かれます|水が出ないなら給水側、リンナイの修理目安は9,900円からです

この記事を読むと分かること
  • リンナイの診断は、症状より先に「お知らせランプは何色か」を聞くこと
  • 赤・緑の6パターンが、それぞれ何を意味しているか
  • ランプが点いていないときに、自分で確かめられること
  • 修理の目安額と、部品がいつまであるか
台所の小さな湯沸かし器からお湯が出ないとき、リンナイの診断は「お知らせランプの点灯・点滅はありますか」から始まります。症状を選ぶのは、ランプが何も点いていなかったときだけです。
この記事は、リンナイとノーリツとパロマが公開している故障診断ナビ・よくあるご質問・修理の案内を 2026年9月16日に確認してまとめたものです。屋外の給湯器が相手なら順番が違うので、給湯器のお湯が出ないときの原因と直し方|自分で確認する順番と、交換すべきサインのほうを見てください。

その機械は、給湯器ではなく小型湯沸器かもしれません

型番がRUSで始まっていれば、それはガス瞬間湯沸器(小型湯沸器)です。リンナイは、型番は本体正面のリンナイのロゴの横に書いてあるとしています(例:RUS-51CT)。屋外の給湯器はRUX・RUF・RUFH・RVDで始まるので、ここで分かれます。
小型湯沸器には2つのタイプがあり、お湯の止め方が違います。
タイプ見分け方止め方
元止め式出湯管とキッチンシャワーが機器に付属している機器のボタンを押して出し止めする
先止め式出湯管とキッチンシャワーが付いていない蛇口までの給湯配管が必要で、蛇口側で止める。複数箇所に蛇口を設けられる
※ リンナイ FAQ No.3181「ガス瞬間湯沸器|元止め式と先止め式の違いは?」(更新日2024年6月3日)およびFAQ No.1268「機器の型番やガスの種類はどこを見ればわかりますか?」(更新日2026年2月21日)より。2026年9月16日確認・編集部調べ。
リンナイの故障診断ナビは、ガス給湯器・ガス瞬間湯沸器・ガスふろがまで別々に用意されていて、入口の質問がそれぞれ違います。機種を取り違えると、最初の質問から噛み合いません。給湯器側の入口はリンナイの給湯器でお湯が出ないときは、リモコンに番号が出ているかで分かれます|修理は直らなくても9,900円から、部品の保有期間は7年ですにまとめています。

お知らせランプは何色に見えますか

リンナイはガス瞬間湯沸器の故障診断を、お知らせランプの6パターンから始めます。色と点き方だけで、原因も修理費の目安も変わります。
ランプリンナイの説明修理料金の目安(税込)
赤色で点灯不完全燃焼防止装置が作動して機器が停止している。窓を開けるなど換気を十分に行い、時間を空けてから再度点火する9,900円〜12,100円
赤色で点滅不完全燃焼防止装置が3回連続で作動し、使用禁止状態になっている。使うには修理か点検が必要9,900円〜12,100円
緑色で点灯乾電池の交換時期。新しいアルカリ乾電池に交換する交換で直るなら修理は不要
緑色で点滅故障表示ではなく、標準的な使用で10年相当になったときに出る点検お知らせ機能点検(有料)または取り替えをすすめている
赤と緑の交互点滅再操作しても点火しない場合は機器の不具合の可能性がある17,200円〜28,700円
点灯・点滅なし症状を選ぶ質問に進む(次の章)症状による
※ リンナイ「故障診断ナビ-ガス瞬間湯沸器-」(FAQ No.3499・公開日2022年4月28日)の各枝より。2026年9月16日確認・編集部調べ。金額はリンナイが同ページに示す目安で、実際の料金は修理員から案内されます。
赤色の点灯と点滅は地続きです。リンナイは「3回連続で作動すると使用禁止状態(赤点滅)となり使用できなくなります」としています。赤点灯の段階で換気をせずに点火を繰り返すと、使えない状態まで進みます。
緑色の点滅は、故障ではありません
リンナイはこれを「標準的な使用で10年相当となったときに表示する点検お知らせ機能」と説明し、経年劣化による事故を防ぐために点検(有料)か取り替えをすすめています。
故障表示ではありませんが、10年相当という節目が来ていることは事実です。訪問してきた業者が「緑が点滅しているから危険だ」と言って即決を迫る場合は別の話で、給湯器の「無料点検」は断って構いません|ガス給湯器は2021年に法定点検の対象から外れましたを先に読んでください。

ランプが点いていないときは、症状で4つに分かれます

ランプが何も点いていない場合だけ、リンナイは症状を聞きます。選択肢は4つで、それぞれ別の答えに進みます。
症状リンナイの案内修理料金の目安(税込)
ボタンを押しても水(湯)が止まらない機器の不具合の可能性がある17,200円〜23,000円
ボタンを押しても湯が出ない給水元栓が開いているかを先に確認する。開いているなら操作音で分岐する9,900円〜23,000円
熱いお湯が出ない能力切替レバーと湯温調節つまみの位置を確認する17,200円〜23,000円
点火しないガスの元栓が全開かを先に確認する。全開なら操作音で分岐する9,900円〜23,000円
※ リンナイ「故障診断ナビ-ガス瞬間湯沸器-」(FAQ No.3499)の「点灯点滅なし」以下の各枝より。2026年9月16日確認・編集部調べ。
「熱いお湯が出ない」だけは、故障でないことがはっきり書かれています。リンナイは、能力切替レバーが「小」、湯温調節つまみ(操作ボタン)が「低」の方になっていると熱いお湯は出ないとしています。つまみを「冬」側にしてもまだ熱くならないときは、能力切替レバーを「大」に動かすとガス量が増えて熱くなります。レバーとつまみの2つがあり、片方だけ動かしても足りないというのがこの案内の要点です。

操作ボタンを押したとき、「ピッ」と鳴りますか

「湯が出ない」と「点火しない」は、どちらも同じ質問で枝分かれします。操作ボタンを押したときに操作音が鳴るかどうかです。
  • 鳴らない場合 … リンナイは新しいアルカリ乾電池への交換を案内します(単1形アルカリ乾電池 1.5V 2個)。電池交換で改善しなければ機器の不具合の可能性があります
  • 鳴る(湯が出ない)場合 … 水抜きフィルターがついている機器なら、フィルター掃除を試します。改善しなければ機器の不具合の可能性があり、給水圧力が小さい場合にも同じ症状が出るとされています
  • 鳴る(点火しない)場合 … 湯温調節つまみがお湯の位置になっているかを確認します。水になっていれば操作ボタンを押して湯に切り替え、再操作します
火花の音でも切り分けられます。出湯操作をしたときに「パチパチパチ」と火花が飛ぶ音がしていて、ガス元栓も全開なら、他のガス器具が使えるかを確かめます。他のガス器具も使えないならガスが止まっている可能性があるので、ガスメーターを確認して復帰させます。音がしない場合は、出湯管から水が出るかを見て、出ないなら給水栓の開度と、取り外し可能なストレーナの目詰まりを確認します。
点火してもすぐ火が消える場合は乾電池、しばらく経ってから消える場合は換気というのが、リンナイの分け方です。エアコンや扇風機の風が機器に直接当たっていないかも確認するよう添えられています。
※ リンナイ「故障診断ナビ-ガス瞬間湯沸器-」(FAQ No.3499)の該当枝、FAQ No.1222「ガス瞬間湯沸器|出湯操作をしても火がつかない」(更新日2024年6月3日)、FAQ No.1220「ガス瞬間湯沸器|点火してもすぐに火が消えてしまう」(更新日2022年10月31日)より。2026年9月16日確認・編集部調べ。

修理と交換の分かれ目は、部品の保有期間6年です

小型湯沸器の補修用性能部品は、リンナイもノーリツも6年です。これは製造が打ち切られた後の年数で、給湯器より短く設定されています。
メーカー対象保有期間
リンナイガス瞬間湯沸器6年
リンナイガス給湯器7年(BL認定品は10年)
ノーリツ非BL認定品の小型湯沸かし器(5号)6年
ノーリツ非BL認定品のガス給湯器7年
※ リンナイ「修理のお申し込み」ページの「部品の保有期間」と「料金」、およびノーリツ「修理部品はどれくらい保有していますか?」より。2026年9月16日確認・編集部調べ。保有期間は製造打ち切り後の年数です。
保有期間内でも直せないことがあります。リンナイは同じページに「保有期間内でも、経年劣化に起因する事故を防止するため修理できない場合があります」と書いています。ノーリツも「製品を10年以上ご使用の場合は、取り替えをおすすめいたします」としています。
修理を頼むと、直らなくても費用が発生します。リンナイは、修理を実施しない場合でも訪問先までの距離に応じて9,900円から(税込・2026年6月1日以降)を申し受けるとしています。内訳は出張費3,300円から、技術料5,500円から、諸経費1,100円で、技術料には「修理を行わなくても故障診断料として費用が発生します」と注記があります。修理料金そのものが2026年6月1日に改定されているので、それ以前に見た金額とは違います。

古い半密閉式の湯沸器は、今も無償点検・回収の対象です

パロマは、2006年7月19日の「謹告」で告知した該当製品の無償点検・回収を、今も継続しています。同社は自社サイトで、設置されている湯沸器の型式をもう一度確認し、該当製品を持っている場合は直ちに使用を中止して連絡するよう求めています。
  • 該当製品は、現行の同等製品への無償交換か、引き取り(1台あたり本体価格の半額を支払う)のどちらかになります
  • 点検に来るのは、パロマの社員か「パロマ半密閉式湯沸器再点検業務委託証明書」を持った委託会社の社員です。訪問時に社員証か委託証明書を確かめるよう案内されています
  • 問い合わせ先は専用相談窓口の 0120-314-552(受付は午前9時〜午後5時、平日・土・日・祝日とも)
  • パロマは、該当製品がアパートの空室や集会所・学校などでも見つかっているとしています
※ パロマ「重要なお知らせ」(製品に関する大切なお知らせ)より。2026年9月16日確認・編集部調べ。
制度としての法定点検は、今のガス瞬間湯沸器にはありません。経済産業省によれば、長期使用製品安全点検制度の対象(特定保守製品)は現在、石油給湯器と石油ふろがまの2品目です。屋内式ガス瞬間湯沸器は2021年8月1日の政令改正で対象から外れました。メーカーが任意に案内する点検と、法律上の義務としての点検は別物です。訪問してくる「点検」の見分け方は点検商法の相談は年19,696件です|狙う商品は移り変わっても、手口の型は3つだけですにあります。

よくある質問

Q. 電池は何を買えばいいですか
単1形のアルカリ乾電池を2個です。リンナイは診断ナビで「単1 形アルカリ乾電池:1.5V 2 個」と型まで指定しています。緑色のランプが点灯しているとき、操作ボタンを押しても「ピッ」と鳴らないときは、まず電池を疑う場面です。
Q. 赤いランプが点いたので換気したら直りました。放っておいていいですか
赤色の点灯は、不完全燃焼防止装置が働いて機器が止まった状態です。換気して再点火できたとしても、装置が作動した事実は残ります。3回連続で作動すると赤色の点滅になり、修理か点検をしないと使えなくなります。繰り返すなら、換気の量ではなく機器側を見てもらってください。
Q. 10年以上使っています。修理と交換のどちらがいいですか
補修用性能部品の保有期間が、リンナイもノーリツも6年です。製造打ち切りから6年を過ぎた機種で部品交換が必要な故障が起きた場合、修理という選択肢は残りません。訪問してもらっても診断料だけを払うことになるので、先に本体の型番と製造年を確認しておくと往復が減ります。
Q. お湯も水も出ません
冬なら、まず凍結を疑ってください。湯沸器そのものが故障していなくても、配管が凍っていればお湯も水も出ません。給湯器側の凍結については給湯器の凍結防止機能は、つながっている配管までは守りません|4社の公式が求める電源プラグ・通水4ミリ・残り湯5センチで扱っています。

まとめ

  • リンナイの診断は、症状より先に「お知らせランプは何色か」を聞きます。症状を選ぶのは、ランプが何も点いていなかったときだけです
  • 赤色の点灯は不完全燃焼防止装置の作動、赤色の点滅は3回連続で作動した使用禁止状態です。換気せずに点火を繰り返すと、点灯から点滅へ進みます
  • 緑色の点灯は電池切れ、緑色の点滅は10年相当の点検お知らせで、どちらも故障表示ではありません
  • 「湯が出ない」と「点火しない」は、操作音が鳴るかどうかで分かれます。鳴らないなら単1形アルカリ乾電池2個の交換からです
  • 熱いお湯が出ないときは、能力切替レバーと湯温調節つまみの両方を確認します
  • 補修用性能部品の保有期間は、リンナイもノーリツも6年。修理は直らなくても9,900円から(リンナイ・2026年6月1日以降)かかります
  • パロマの半密閉式湯沸器の無償点検・回収は、今も続いています

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東京ガスのガス機器交換・リフォーム相談

首都圏に都市ガスを供給する東京ガスは、ガス機器交換・リフォーム相談のページに小型湯沸器の項目を置いていて、「購入・買い替えは、東京ガスにご相談ください」と案内しています。都市ガス13Aに合った機器の手配と、ガス配管やガス栓の配置の相談を同じ窓口で受けています。
ただし、Webだけで申し込みが完結する「東京ガスの機器交換」の商品メニューに、小型湯沸器は入っていません。小型湯沸器は、見積もり・相談の窓口からの取り扱いになります。
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※ 東京ガス「小型湯沸器」ページ(ガス機器交換・リフォーム相談)より。2026年9月16日確認・編集部調べ。対応エリアは商品ごとに決まっているため、申し込み前に郵便番号で確認してください。