ダンボールが無料で手に入る経路は2つだけです|郵便局は100〜380円、ヤマトは140〜370円の販売品です

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この記事で分かること
  • 郵便局とヤマト運輸のダンボールは「販売品」で、無料ではないこと
  • ニトリの引越用ダンボールは店舗では買えないこと
  • スーパーやドラッグストアの箱がもらえたりもらえなかったりする理由
  • 確実に無料で手に入る経路は2つだけであること
ダンボールを無料で手に入れる方法を調べると、「郵便局でもらえる」「スーパーでもらえる」という説明が並びます。ただし、郵便局のダンボールは売り物です。
この記事では、各社の公式サイトに書かれている料金と条件だけを並べ、どこが無料で、どこが有料なのかを分けます。数値はすべて2026年9月8日時点で各社公式から取得したものです。

ダンボールが無料で手に入る経路は2つだけです

ダンボールを無料で手に入れられるのは、店舗が処分する予定の使用済みの箱をもらう場合と、引っ越し業者と契約したときに資材として受け取る場合の2つです。それ以外の入手先、つまり郵便局・宅配会社・ホームセンター・家具店は、すべて有料の販売です。
入手先無料か公式に確認できること
郵便局有料ゆうパック包装用品として100円〜380円で販売
ヤマト運輸有料クロネコボックスとして140円〜370円で販売
ニトリ有料10枚セット1,989円〜2,990円店舗では取り扱いなし
スーパー・ドラッグストア店による公式に明記しているチェーンは確認できませんでした
引っ越し業者無料(契約時)荷物量に合わせて提供。追加分は有料
以下、それぞれの根拠を公式の記載で確かめます。

郵便局のダンボールは無料でもらえますか

郵便局のダンボールは無料ではなく、ゆうパック包装用品として1枚100円から380円で販売されています(日本郵便公式・2026年9月8日時点)。窓口で購入する形で、配布ではありません。
商品料金サイズ(外寸)
ゆうパック・箱(60サイズ)100円縦185mm×横260mm×高さ155mm
ゆうパック・箱(80サイズ)140円縦265mm×横350mm×高さ185mm
ゆうパック・箱(100サイズ)220円縦335mm×横440mm×高さ225mm
ゆうパック・箱(120サイズ)380円縦350mm×横505mm×高さ345mm
袋・封筒もあり、ゆうパック・袋(大)が230円、ゆうパック・袋(小)とクッション封筒(大)がそれぞれ100円、クッション封筒(小)が81円です。ゆうパケットプラス専用箱は郵便局の販売価格で65円(税込)と公表されています。
販売後の返品・返金には対応していません。
公式にそう明記されているので、サイズを間違えると買い直しになります。先に荷物の3辺の合計を測ってから買ってください。
なお、日本郵便が案内しているのはあくまで発送用の資材です。引っ越しで20箱30箱と必要になる場面で使うと、100サイズ20枚で4,400円かかる計算になります。

ヤマト運輸のダンボールはいくらですか

ヤマト運輸のダンボールはクロネコボックスという商品名で、60サイズ140円から140サイズ370円までの5種類が販売されています(ヤマト運輸公式FAQ・2026年9月8日時点)。
商品料金
クロネコボックス6(60サイズ)140円
クロネコボックス8(80サイズ)160円
クロネコボックス10(100サイズ)220円
クロネコボックス12(120サイズ)260円
クロネコボックス14(140サイズ)370円
公式が注記している条件が2つあります。
  • 160サイズ以上のダンボールは、クロネコマーケットでは販売していません
  • コンビニで買えるのは宅急便コンパクト専用BOXと薄型専用BOXだけです(セブン-イレブン、ファミリーマートなど)
「コンビニでダンボールが買える」は、正確には宅急便コンパクトの専用箱のことです。
引っ越しに使う大きさの箱は置いていません。深夜に思い立ってコンビニへ行っても手に入りません。
資材の購入には、にゃんPayの割引もクロネコメンバー割の割引も適用されません。これも公式に明記されています。

ニトリのダンボールは店舗で買えますか

ニトリの引越用ダンボールはニトリネット限定の商品で、公式の商品ページに「店舗では取り扱いはございません」と明記されています(2026年9月8日時点)。店舗へ行っても買えません。
商品料金1枚あたりサイズ
ダンボール Sサイズ 10枚セット(100サイズ)1,989円約199円幅41×奥行33×高さ25cm
ダンボール Mサイズ 10枚セット(120サイズ)2,490円約249円幅47×奥行36×高さ36cm
ダンボール Lサイズ 10枚セット(140サイズ)2,990円約299円幅56×奥行41×高さ41cm
消耗品のため、注文後のキャンセルは受け付けていません。商品不良以外の返品・交換もできない、とも公式が書いています。
1枚あたりの単価で見ると、郵便局やヤマト運輸とほぼ同じ水準です。まとめ買いだから極端に安い、ということはありません。違うのは、10枚単位で届くので買いに行く手間がかからない点です。

スーパーやドラッグストアでダンボールはもらえますか

大手のスーパー・ドラッグストアの公式サイトで「使用済みのダンボールを差し上げます」と明記しているものは、2026年9月8日時点では確認できませんでした。もらえるかどうかは店舗ごとの運用で、公式の約束ではありません。
「スーパーでもらえる」と書いている記事は多いのですが、チェーン本部が公表しているルールとして確認できるものが見つからないというのが、実際に各社の公式サイトを当たった結果です。

なぜ店によって対応が分かれるのか

使用済みの段ボールは、店にとってごみではなく古紙という資源だからです。古紙には買い取り価格がつくため、まとめて回収業者へ渡している店舗があります。
このことは、自治体の資料からも裏づけられます。世田谷区は資源の持ち去り対策として、持ち去られた古紙の買取業者を特定する目的で、GPSを使った追跡調査に関する覚書を問屋組合等と締結したと、公表しています(平成27年3月)。追跡してまで買取業者を探す価値がある、という意味です。

★集積所に出ている古紙を持ち帰るのは、条例違反になることがあります

ここは、店頭の箱とはっきり分けて考えてください。
世田谷区の清掃・リサイクル条例では、資源・ごみ集積所に出された古紙などを持ち去る行為が禁止されており、禁止命令に従わない場合は20万円以下の罰金、常習者には50万円以下の罰金が科されることがあります。持ち去り禁止の対象品目には「古紙」が明記されています。
改正の時期内容
平成15年12月資源持ち去りを禁止
平成16年3月禁止命令に従わない者に20万円以下の罰金
平成30年4月常習者に50万円以下の罰金
「近所のごみ集積所に出ている段ボールをもらってくればいい」は、やってはいけない方法です。
店の人に声をかけてもらう箱と、集積所に出された資源はまったく別のものです。
条例の内容は自治体ごとに違うので、お住まいの自治体の清掃部門の案内を確認してください。

もらえるか確かめるときの聞き方

店頭の箱をもらいたい場合は、レジではなくサービスカウンターか店員に、その場で聞くのが確実です。断られる理由は「古紙として業者に渡す契約になっている」「衛生上の理由で外に出せない」など店の事情なので、粘っても変わりません。

引っ越し業者と契約すると、ダンボールは無料でもらえます

引っ越し業者は契約した人に梱包資材を無料で提供しますが、枚数は荷物量に応じて決まり、上限を公表していない社があります。
サカイ引越センターの公式FAQは、次のように説明しています。
お客様の引越荷物量に合わせて、ダンボールをご提供しています。なお、追加の梱包資材については、パンダセレクションズにて有料でご購入いただけます。
ダンボールは、ご契約時にお渡ししています。
つまり、「何枚もらえるか」は見積もりの場で決まります。事前にサイトを見て確定させることはできません。ダンボール箱は大小2種類で、大サイズが高さ34cm×幅52cm×奥行35cm、小サイズが高さ34cm×幅35cm×奥行32cmです。
枚数を公表している社もあります。アーク引越センターはダンボール50箱(条件あり)、人力引越社はデザインダンボール17種類を打ち出しています。社によって出し方が違うので、資材を重視するなら見積もりの段階で比べるほうが早いです。

★資材を受け取ってからキャンセルすると、返送料は自己負担です

相見積もりを取る人はここを知っておいてください。サカイ引越センターの公式FAQです。
契約をキャンセルされた場合、未使用の資材については、お客様ご自身で担当支社へお持ちいただくか、郵送・宅配便にてご返送をお願いします。※すでに使用された資材はご購入いただきます。
荷造りを始めてしまった分は購入扱いになります。まだ他社と迷っている段階なら、資材を受け取らないという選択もあります。
ダンボールの枚数や条件は、見積もりの中で確認できます。一括見積もりで相場をつかんでから、資材の扱いを含めて個別に詰めると、あとからの想定外が減ります。

もらってきた箱を使うときに注意することはありますか

他社やスーパーの箱を引っ越しに使うこと自体は、業者に断られません。ただし古い箱は強度が落ちている可能性があり、その責任は自分で負うことになります。
サカイ引越センターの公式FAQは、他社のダンボールについてこう答えています。
お運びする事はできますが、古いダンボールの場合強度が弱っている恐れがございますので使用される際は十分ご確認ください。
同社は梱包資材のページで「どのようなダンボールでも大丈夫です」とも書いており、運ぶことを拒否されるわけではありません。底が抜けたときの中身は自己責任、というのが線引きです。
詰め方の目安も公式に出ています。
  • 重いものは小さい箱へ、軽いものは大きい箱へ(サカイ引越センター公式)
  • サカイの箱は大小で高さが34cmに統一されているので、積み重ねたときに崩れにくい
もらってきた箱はサイズがばらばらになりがちです。高さがそろわないと積み重ねができず、トラックに載る量が減ります。食器や本を詰める分だけは、サイズのそろった箱を用意しておくと作業が速くなります。
荷造りをどこまで自分でやるかは、料金にも直結します。

使い終わったダンボールは無料で引き取ってもらえますか

引き取りは無料ではありません。アート引越センターは1回につき3,000円(税込)、サカイ引越センターは税込3,300円で、サカイは3月15日から4月15日の期間は回収を受け付けていません。
入手のときに無料で手に入れても、処分でお金がかかることがあります。自治体の古紙回収に出す方法と比べて決めてください。

よくある質問

Q. 郵便局でダンボールを無料でもらうことはできますか。
できません。日本郵便が郵便局の窓口で扱っているのはゆうパック包装用品という販売品で、60サイズ100円から120サイズ380円です。無料配布の案内は公式に出ていません。
Q. コンビニでダンボールは買えますか。
買えるのは宅急便コンパクトの専用BOXと薄型専用BOXだけです。ヤマト運輸の公式FAQに、セブン-イレブンやファミリーマートなどのコンビニでは、この2種類のみ購入できると書かれています。引っ越しに使う大きさの箱はありません。
Q. 大きいダンボールはどこで手に入りますか。
販売品でいちばん大きいのは、ヤマト運輸のクロネコボックス14(140サイズ・370円)と、ニトリのLサイズ(幅56×奥行41×高さ41cm)です。ヤマト運輸は160サイズ以上をクロネコマーケットで販売していません。それより大きい箱が必要なら、引っ越し業者の資材か、段ボールの通販を当たることになります。
Q. スーパーでもらった箱を引っ越しに使っても大丈夫ですか。
運んでもらうことはできます。サカイ引越センターの公式FAQが「お運びする事はできます」と回答しています。ただし古い箱は強度が弱っている恐れがあると同時に注記されているので、食器や本など重いものは避けたほうが安全です。
Q. ごみ集積所に出ている段ボールを持ち帰ってもいいですか。
やめてください。世田谷区のように、集積所に出された古紙の持ち去りを条例で禁止し、禁止命令に従わない場合に20万円以下の罰金、常習者には50万円以下の罰金を定めている自治体があります。ルールは自治体ごとに違うので、お住まいの自治体の案内を確認してください。
Q. 結局、いちばん安く済ませる方法はどれですか。
引っ越し業者と契約するなら、資材は契約時に無料でもらえるので、それが最も安上がりです。荷物が少なくて業者を使わない場合は、店頭で声をかけてもらう方法と、通販でまとめ買いする方法の比較になります。枚数が10枚を超えるなら、探し回る時間を考えると通販のほうが結果的に安いことが多いです。

まとめ

疑問答え
郵便局でもらえるかもらえない。100円〜380円の販売品
ヤマト運輸ではいくらか140円〜370円(クロネコボックス6〜14)
コンビニで買えるか宅急便コンパクトの専用BOXのみ
ニトリの店舗で買えるか買えない。ニトリネット限定
スーパーでもらえるか店による。公式に明記したチェーンは確認できず
集積所から持ち帰ってよいか条例違反になる自治体がある(世田谷区は罰金20万円以下)
確実に無料なのは引っ越し業者との契約時。枚数は荷物量による
処分は無料か有料。アート3,000円/サカイ3,300円

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※本記事の料金・条件は2026年9月8日時点で、日本郵便・ヤマト運輸・ニトリ・サカイ引越センター・アート引越センターの各公式サイト、および世田谷区の公式サイトに掲載されている情報にもとづいています。料金・条件は変更される場合がありますので、購入・契約の際に各社へご確認ください。