一人暮らしの電気代の平均は月7,337円|賃貸なら5,484円、34歳以下は4,569円です
この記事を読むと分かること
- 一人暮らしの電気代の平均は月7,337円(総務省統計局「家計調査」2025年平均)
- ただしその平均は、平均年齢58.6歳・持家率59.0%の集団の数字だということ
- 賃貸(民営借家)なら5,484円、34歳以下なら4,569円と、条件で数千円変わること
「一人暮らしの電気代の平均」を調べると、5,000円台から1万円近くまで、いろいろな数字が出てきます。どれも間違いではありません。元になっている調査は同じでも、誰の平均を取っているかが違うからです。
この記事では、総務省統計局の家計調査(2025年=令和7年平均)の単身世帯のデータを、年齢・住まい・地域で分けて並べます。数字はすべて公表値をそのまま引いています。
一人暮らしの電気代の平均は月いくらですか
一人暮らし(単身世帯)の電気代は、1か月あたり平均7,337円です(総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯」2025年平均、集計世帯数646世帯)。
光熱・水道の内訳はこうなっています。
| 項目 | 1か月あたり | 前年比(名目) | 前年比(実質) |
|---|---|---|---|
| 電気代 | 7,337円 | +8.6% | +3.1% |
| ガス代 | 2,999円 | −1.9% | −3.7% |
| 他の光熱(灯油など) | 861円 | +19.4% | +11.9% |
| 上下水道料 | 2,136円 | −6.4% | −6.8% |
| 光熱・水道 合計 | 13,333円 | +4.0% | +0.4% |
※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 第1表」2025年(令和7年)平均。2026年2月6日公開のデータを2026年9月6日に確認。
光熱費が上がったと感じるなら、上がっているのは電気代です。ガス代と上下水道料は前年より下がっているので、光熱・水道全体の+4.0%は、ほぼ電気代の+8.6%で説明がつきます。
なお、単身世帯の消費支出は月173,042円です。光熱・水道はそのうち7.7%、電気代だけなら4.2%にあたります。
その7,337円は、平均年齢58.6歳の人たちの数字です
同じ表には、集計された単身世帯がどんな人たちなのかも載っています。
| 項目 | 単身世帯 |
|---|---|
| 平均年齢 | 58.6歳 |
| 持家率 | 59.0% |
| 家賃・地代を支払っている世帯の割合 | 35.1% |
単身世帯の6割近くは持ち家に住んでいます。一人暮らしと聞いて思い浮かべる「賃貸のワンルームに住む若い社会人」は、この集計の中では少数派です。
年齢の内訳もはっきりしています。
| 年齢 | 単身世帯に占める割合 |
|---|---|
| 34歳以下 | 21.2% |
| 35〜59歳 | 26.2% |
| 60歳以上 | 52.6% |
※ 世帯数分布(抽出率調整)の10,000分比を百分率に直したもの。出所は上と同じ。
60歳以上が半分を超えています。7,337円という平均は、この構成でならした数字です。
年齢で分けると、4,569円から8,525円まで開きます
| 区分 | 電気代(月) | 平均年齢 | 持家率 |
|---|---|---|---|
| 34歳以下 | 4,569円 | 27.4歳 | 7.8% |
| 35〜59歳 | 7,291円 | 50.9歳 | 50.7% |
| 60歳以上 | 8,473円 | 75.0歳 | 83.6% |
| 65歳以上 | 8,525円 | 76.7歳 | 85.0% |
| (参考)単身世帯 全体 | 7,337円 | 58.6歳 | 59.0% |
※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 第2表」2025年(令和7年)平均。2026年9月6日に確認。
34歳以下の一人暮らしの電気代は、月4,569円です。全体の平均より2,768円低い数字です。
働いている単身世帯(勤労者世帯・平均43.3歳)に絞ると6,033円で、こちらも全体の平均を下回ります。平均を押し上げているのは、持ち家に住む高齢の単身世帯です。
賃貸か持ち家かで、3,436円ちがいます
年齢よりもはっきり差が出るのが、住まいの種類です。
| 住まい | 電気代(月) | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 持家 | 8,920円 | 69.1歳 |
| 民営借家 | 5,484円 | 45.3歳 |
| 公営借家 | 4,720円 | 71.2歳 |
| 給与住宅(社宅など) | 3,337円 | 30.1歳 |
| うち寮・寄宿舎 | 2,669円 | 26.7歳 |
| (参考)平均 | 7,337円 | 58.6歳 |
※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 第8表」2025年(令和7年)平均。2026年9月6日に確認。
賃貸(民営借家)で一人暮らしをしている人の電気代は、月5,484円です。持家との差は3,436円あります。
これは年齢だけの差ではありません
公営借家の平均年齢は71.2歳で、持家(69.1歳)とほとんど変わりません。それでも電気代は4,720円と8,920円で、倍近く違います。
年齢をそろえても差が残るということです。ただし家計調査は住まいの広さを公表していないため、何がこの差を作っているかまでは、この統計からは言えません。
男女の差は、ほとんどありません
| 区分 | 男 | 女 |
|---|---|---|
| 34歳以下 | 4,526円 | 4,617円 |
| 単身世帯 全体 | 7,168円 | 7,483円 |
| (参考)平均年齢 | 53.6歳 | 62.9歳 |
※ 出所は第2表。同上。
34歳以下でそろえると、差は91円です。全体で315円の差がついているのは、女性の単身世帯のほうが平均年齢が9.3歳高いためで、男女そのものの差ではありません。
地域差はありますが、年齢と持ち家の割合が混ざっています
| 地域 | 電気代(月) | 光熱・水道 合計 |
|---|---|---|
| 全国 | 7,337円 | 13,333円 |
| 大都市 | 6,495円 | 11,611円 |
| 中都市 | 7,963円 | 14,434円 |
| 小都市・町村 | 7,984円 | 14,780円 |
| 北海道・東北 | 7,847円 | 17,526円 |
| 関東 | 7,009円 | 12,158円 |
| 北陸・東海 | 7,777円 | 14,180円 |
| 近畿 | 6,603円 | 12,492円 |
| 中国・四国 | 8,767円 | 13,878円 |
| 九州・沖縄 | 7,410円 | 12,988円 |
※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 第3表」2025年(令和7年)平均。2026年9月6日に確認。
電気代がいちばん高いのは中国・四国の8,767円です。ただし、この地域の単身世帯は平均61.5歳・持家率70.3%で、全国(58.6歳・59.0%)より高齢で持ち家が多い。気候だけの差とは言えません。
北海道・東北は電気代が7,847円と全国並みですが、光熱・水道の合計は17,526円で突出しています。差を作っているのは電気ではなく、灯油などの「他の光熱」です。
自分の電気代と比べるときの手順
家計調査の数字は、1か月あたりの支出額を1年でならした年平均です。月ごとの請求額は、これより高い月も低い月もあります。1か月分だけを取り出して比べると、判断を誤ります。
- 検針票か電力会社のマイページで、直近12か月の請求額と使用量(kWh)を出す
- 12か月を足して12で割る。これが自分の月平均です
- 上の表のうち、自分と条件の近い行と比べる(賃貸の一人暮らしなら5,484円、34歳以下なら4,569円)
比べる相手を「全体の平均7,337円」にしないでください。その数字は、半分以上が60歳以上・6割が持ち家という集団のものです。
平均より高かったとき、見る順番があります
電気料金は「基本料金」と「電力量料金」に分かれています。先に基本料金を見てください。使い方を変えなくても下がる可能性があるのはこちらです。
- 契約アンペアを見直す(基本料金が決まります。引っ越しのときが変えどきです)
- 同じ会社の中でプランを見直す(世帯人数の名前が付いたプランは、名前どおりに安いとは限りません)
- 会社を変えるか決める(単価表だけでは決まりません。燃料費調整まで入れると順位が逆になります)
なお、2026年11月には託送料金の改定が控えています。これは会社を変えても避けられない部分です。
基本料金が0円のプランもあります
使用量が少ない一人暮らしほど、請求額に占める基本料金の割合は大きくなります。そこで、基本料金そのものが無いプランが選択肢に入ります。
リミックスでんきの「Styleプラス」は、公式サイトに「基本料金0円!使った分だけしか料金が発生しません」と書かれています(2026年9月6日確認)。あわせて「電気代が安い時間があらかじめわかるので賢く節約できます」とも案内されており、時間帯によって単価が動く仕組みです。
つまり、在宅の時間帯を動かせる人には向き、動かせない人には向きません。世帯人数やライフスタイルではなく、そこで決まります。
※ 供給エリアには対象外の地域があります。お申し込み前に公式サイトでご確認ください。
ただし、基本料金が0円なら必ず安いわけでもありません。単価が固定のタイプでは、契約アンペアと使用量しだいで逆転します。
まとめ
- 一人暮らし(単身世帯)の電気代の平均は月7,337円(家計調査2025年平均)
- ただしその集団は平均年齢58.6歳・持家率59.0%。60歳以上が52.6%を占める
- 34歳以下なら4,569円、勤労者世帯なら6,033円
- 賃貸(民営借家)なら5,484円。持家(8,920円)との差は3,436円
- 男女差は、年齢をそろえると91円しかない
- 地域差はあるが、年齢と持ち家の割合が混ざっているので気候だけの差ではない
- 電気代は前年比で名目8.6%増。ガス代と上下水道料は下がっている
- 比べるときは、全体の平均ではなく自分と条件の近い行と比べる
よくある質問
Q. 一人暮らしの電気代の平均は月いくらですか。
月7,337円です(総務省統計局「家計調査」2025年平均・単身世帯)。ただしこの平均には60歳以上が52.6%含まれます。賃貸(民営借家)に限ると5,484円、34歳以下に限ると4,569円です。
Q. 電気代が月1万円を超えていたら高すぎますか。
条件によります。単身世帯の平均は7,337円ですが、持ち家の単身世帯は8,920円、60歳以上は8,473円です。一方、賃貸で34歳以下なら4,569円が目安になるので、同じ1万円でも意味が変わります。まず直近12か月をならしてから、条件の近い行と比べてください。
Q. 電気代の平均は上がっていますか。
上がっています。単身世帯の電気代は2025年平均で前年比8.6%増(物価の影響を除いた実質でも3.1%増)でした。同じ年、ガス代は1.9%減、上下水道料は6.4%減です。光熱費のうち上がっているのは電気だけです。
Q. 冬と夏で電気代はどれくらい違いますか。
この記事の数字は年平均なので、月別の差は含まれていません。家計調査の年報は年平均で公表されるためです。季節差を知りたいときは、自分の検針票を12か月分並べるのがいちばん確実です。
Q. オール電化だと平均はどうなりますか。
家計調査は住まいの所有関係や年齢では分けていますが、オール電化かどうかでは分けていません。オール電化はガス代が0円になる代わりに電気代が上がるので、電気代だけを比べても判断できません。比べるなら光熱・水道の合計(単身世帯で13,333円)を使ってください。
Q. 電気代を下げるなら、最初に何をすればいいですか。
契約アンペアの確認です。基本料金はアンペアで決まるので、使い方を変えなくても下がる可能性があります。ただし下げすぎるとブレーカーが落ちます。いまの契約と実際の使用状況を照らしてから決めてください。
あわせて読みたい
契約アンペアは引っ越しのときに決まります。
引っ越しで期限があるものだけをまとめました。
※ この記事の数値は、総務省統計局「家計調査(家計収支編)」2025年(令和7年)平均の単身世帯の公表値です。2026年9月6日に政府統計の総合窓口で確認しました。統計は年に1回更新されます。