パロマのガスコンロのエラーコードと火がつかないときの確かめ方|11は点火しなかった、12は立消え安全装置。取扱説明書の番号表と修理料金の目安
この記事を読むと分かること
- パロマのエラーコード(00・02・11・12・31・35・70・71・72)の意味と、1桁の数字が表す口
- 火がつかないとき、すべての口か一部の口かで分けて確かめること
- パロマに修理を頼んだときの料金の目安と、部品の保有期間
パロマのガスコンロのエラーコードは、どこに出て、どう読みますか
パロマのガスコンロのエラーコードは、「00」「02」「11」「12」などの2桁の数字と、どの口で起きたかを表す1桁の数字が、表示部に交互に点滅して表示されます(パロマの取扱説明書3冊・2026年9月28日確認)。
表示される場所は、ビルトインコンロならタイマーの表示部、グリル付きのテーブルコンロならグリルタイマーの表示部です。どちらもブザーが「ピー」と約4秒鳴り、表示は15分たつと消灯します。
消える前に、2桁の番号と1桁の数字の両方を控えてください。パロマは、修理を頼むときに「エラーコード」と「発生部位」の表示を知らせるよう取扱説明書で案内しています。
1桁の数字は、どの口で起きたかを表します
1桁の数字の割り当ては、ビルトインコンロとテーブルコンロで違います。
| 1桁の数字 | ビルトインコンロ(リプラ PD-509WS・PD-N36WS) | テーブルコンロ(PA-A96WCR) |
|---|---|---|
| 0 | 電子部品 | 電子部品 |
| 1 | 左コンロ | 標準バーナー |
| 3 | 右コンロ | 強火力バーナー |
| 4 | 後コンロ | なし(2口のため) |
| 5 | グリル | グリル |
※ パロマの取扱説明書(リプラ PD-509WS 資料番号58-66171-000-00/PD-N36WS 48-72862-009-00/PA-A96WCR 48-67497-008-00)の「ブザーが鳴ってこんな表示が出たら」の欄を、2026年9月28日に確認。
たとえばビルトインコンロで「12」と「3」が交互に出ていれば、右コンロで立消え安全装置が働いた、という読み方になります。
パロマのエラーコード一覧:00・02・11・12・31・35・70・71・72
パロマの取扱説明書に載っているエラーコードは、使い方で火が止まったことを知らせる番号(00・02・11・12)と、部品の故障を知らせる番号(31・35・70・71・72)の2種類に分かれます。
前者は、少し時間をおくか、周りにガスがなくなるのを待ってから点火し直せば使えます。後者は、ガス栓を閉めて使うのをやめ、修理を頼む番号です。
| 番号 | 何が働いたか | 取扱説明書が書く原因 | 取扱説明書が書く処置 |
|---|---|---|---|
| 00 | コンロ消し忘れ消火機能、または異常過熱防止機能の作動後約30分経過 | 使い始めから約120分(あんしんモードなどで設定した時間)がたち、自動で火を消した | 操作ボタンを押し戻す。続けて使うなら、少し時間をおいてから点火し直す |
| 02(コンロの口) | 天ぷら油過熱防止機能、または焦げつき消火機能 | 調理油の過熱・焦げつき・消し忘れ・空焼きで、安全機能が火を消した | やけどに注意し、少し時間をおいてから点火し直す |
| 02(部位が5のグリル) | グリル過熱防止機能 | グリルの空焼き・消し忘れ・連続使用・少ない食材で、庫内が過熱した | グリル庫内が冷めるまで約5分待ってから点火し直す |
| 11 | 点火のときに火がつかなかった | 炎の吹き消え、点火しなかった場合など | 周りにガスがなくなるのを待ってから点火し直す |
| 12 | 立消え安全装置 | 炎の吹き消えや煮こぼれで、安全機能が火を消した | 周りにガスがなくなるのを待ってから点火し直す |
| 31・35・72 | 温度センサー・グリル過熱防止機能の故障 | 部品が故障している | ガス栓を閉めて使うのをやめ、販売店かパロマに連絡する |
| 70(部位は0) | 電子部品の故障 | 部品が故障している | ガス栓を閉めて使うのをやめ、販売店かパロマに連絡する |
| 71 | 機種で意味が違う(下の注意を参照) | 部品が故障している | ガス栓を閉めて使うのをやめ、販売店かパロマに連絡する |
※ パロマの取扱説明書3冊(リプラ PD-509WS・PD-N36WS・PA-A96WCR)の表を2026年9月28日に確認。3冊とも00・02・11・12・31・35・70・72の意味は同じでした。
71だけは、機種によって意味が違います
71は、ビルトインコンロのリプラとPD-N36WSの取扱説明書では「温度センサー・グリル過熱防止機能の故障」、テーブルコンロのPA-A96WCRでは「電子部品の故障」の欄に入っています。
どちらも部品の故障で、処置も「使うのをやめて連絡する」で同じです。ただ、同じ番号でも機種で意味が変わる例があるので、この記事の表は目安として使い、最後はお使いの機種の取扱説明書で確かめてください。
表に無い番号が出たとき
パロマは、取扱説明書の表に載っていない番号が表示されたら、使うのをやめてガス栓を閉め、販売店かパロマに点検・修理を頼むよう案内しています。
自分で分解したり、電池を入れ直して何度も点火を繰り返したりせず、番号と部位の数字を控えて連絡してください。
テーブルコンロのPA-A96WCRには「H」の表示もあります
グリルタイマーの表示部に「H」が点灯し、ブザーが「ピピー」と鳴るのは、グリル庫内の温度が高くなっていることを知らせる表示です。部品の故障を知らせる表示ではなく、取扱説明書の処置は「庫内の温度が下がるまで待つ」です。庫内の温度が下がるまで、しばらく待ってから使います。
番号が出ない機種と、番号ではないブザー
表示部の無い機種や、番号を出さずに鳴るブザーは、音の種類で見分けます。
1分ごとに「ピー・ピー・ピー」と鳴るのは、ボタンの戻し忘れです
安全機能で自動的に火が消えたあと、操作ボタンを戻し忘れたままにすると、1分ごとに「ピー・ピー・ピー」とブザーが鳴って知らせます。3冊の取扱説明書に共通する説明です。
操作ボタンを押し戻して、消火の位置にすれば止まります。
電池交換サインは、音が鳴りません
電池交換サインが点滅・点灯しているときは、乾電池が減っています。ブザーは鳴りません。新しい単1形のアルカリ乾電池に交換してください。
PD-N36のように番号の表が無い機種もあります
ビルトインコンロ PD-N36の取扱説明書には、番号の表がありません。「ブザーが鳴ったら」の表で、「ピー」と約4秒鳴ったときに働いている機能(消し忘れ消火・立消え安全装置・天ぷら油過熱防止・焦げつき消火・グリル過熱防止)が説明されています。
どの機能で止まったのか当てはまらず、繰り返しブザーが鳴るときは、電子部品が故障していると取扱説明書は書いています。その場合は使うのをやめ、ガス栓を閉めて点検・修理を頼みます。
パロマのガスコンロが火がつかないときは、全部の口か一部の口かで分けます
パロマのガスコンロが火がつかないときは、すべての口がつかないのか、一部の口だけがつかないのかで原因が分かれます(パロマ公式Q&A 000002321・000002322、取扱説明書の「よくあるご質問」・2026年9月28日確認)。
パロマは公式Q&Aで「すべてのコンロ」と「一部のコンロ」を別の質問に分けていて、取扱説明書でも「コンロ/グリル共通」と「コンロ」の欄に分けて載せています。
すべての口が点火しないとき
どの口もつかないときは、コンロ全体にかかわる原因から確かめます。
| パロマが挙げる原因 | 処置 |
|---|---|
| ガス栓の開きが足りない、または閉まっている | ガス栓を全開にする |
| 乾電池が減っている | 新しい単1形アルカリ乾電池に交換する。買い置きの電池は自己放電で寿命が短くなっている場合がある |
| 乾電池の向きが違う | プラスとマイナスの向きを確かめて入れ直す |
| ガス配管の中に空気が残っている(朝いちばんや、長く使わなかったとき) | 点火操作を繰り返す |
| 操作ボタンをいっぱいまで押していない | 操作ボタンを奥まで押し込む |
| LPガスがなくなりかけている | ボンベの交換をガス事業者に頼む |
| ロックつまみがロックされている | ロックつまみを動かして解除する |
※ パロマ公式Q&A「ガスコンロ(すべてのコンロ)が点火しない、点火しにくい」(2024年5月15日付・000002321)と、リプラ PD-509WS の取扱説明書55ページを2026年9月28日に確認。
一部の口だけ点火しないとき
一部の口だけがつかないときの原因として、パロマは次の3つを挙げています。
- バーナーキャップの炎口が、水滴や汚れで目づまりしている。やわらかい歯ブラシなどで手入れし、洗剤や水滴が残らないよう乾いた布でふく
- バーナーキャップやごとくが正しく付いていない。浮きや傾きがないように付け直す
- 電極や炎検出部が濡れたり汚れたりしている。手入れして、洗剤や水滴が残らないよう、やわらかい布でふく
※ パロマ公式Q&A「ガスコンロ(一部のコンロ)が点火しない、点火しにくい」(2024年5月15日付・000002322)を2026年9月28日に確認。
一部の口だけつかないときの確かめ方は、リンナイ・ノーリツの公式の説明と並べて、別の記事で詳しくまとめています。
火はつくのに、手を離すと消えるとき
点火しても、操作ボタンから手を離すと火が消えてしまうときの原因として、パロマの取扱説明書は2つを挙げています。
- 操作ボタンをいっぱいまで押していない
- 乾電池が減っている。電池が減ると安全機能が働かなくなるため、安全のために、手を離すと火が消えるようになる
どちらも故障ではないので、まずボタンを奥まで押し込み、それでも消えるなら新しい単1形アルカリ乾電池に替えてください。
グリルだけ火がつかないとき
グリルだけがつかないときは、グリル庫内にアルミはくなどのゴミが付いていないか、庫内が熱いままになっていないかを確かめます。
パロマの取扱説明書は、ゴミは手袋をして取り除くこと、庫内が高温のときは安全機能が働いて点火できないので、庫内が冷めるまで約5分待つことを案内しています。
故障ではないとパロマが説明している現象
次の2つは、パロマが取扱説明書で「異常ではありません」と書いている現象です。
- 点火操作をすると、すべてのバーナーで同時にパチパチと放電する(全コンロとグリルが同時に放電する)
- グリルの点火のとき、操作ボタンから手を離してもパチパチしている(確実に点火させるため、約7秒間放電するようになっている)
パロマに修理を頼むといくらかかりますか
パロマのガスコンロを修理に出すと、修理をしなかった場合でも、パロマ公式の「修理のご案内」のページでは9,240円(40kmまで)かかると書かれています(2026年9月28日確認)。
ただし、パロマの公式サイトには料金の目安が2ページあり、金額が違います。どちらが適用されるかはページに書かれていないので、両方を並べます。
| 項目 | 「修理のご案内」のページ | 「アフターサービス体制のご案内」のページ |
|---|---|---|
| 出張料 | 4,400円(40kmまで)から6,600円(80km以上) | 2,750円(40kmまで)から4,950円(80km以上) |
| 技術料(診断料) | 4,840円から | 4,400円から |
| 修理をしなかった場合 | 9,240円(40kmまで) | 7,150円(40kmまで) |
| 割り増し | 夜間と日曜・祝日は出張料・技術料とも5割増し | 時間外(19時から)と日曜・祝日は出張料・技術料とも5割増し |
※ いずれも税込。パロマ公式の2ページを2026年9月28日に確認。修理代は、出張料・技術料(診断料)・部品代の合計です。実際の金額は訪問したサービスマンに確かめるよう、どちらのページにも書かれています。
部品代はこの表に入っていません。部品を替える修理なら、表の金額に部品代が加わります。修理の申し込みは電話(24時間365日受付・夜間は受付のみ)のほか、公式サイトからも受け付けています。賃貸住宅の場合は、管理会社や物件のオーナーなど、コンロの持ち主を通じて頼むようパロマは案内しています。
連絡する前に控えておくこと
パロマは、修理を頼む前に確かめておくこととして、ガス器具の型式名と、故障の状態・エラーコードを挙げています(アフターサービス体制のご案内)。
品名・器具名は、取扱説明書によると電池ケースのふたの裏側に表示されています。エラーコードは15分で消えるので、表示されているうちに番号と部位の数字を控えてください。
修理か交換か:部品の保有期間は「製造打ち切り後5年」です
パロマは、ガスコンロの補修用性能部品を、その製品の製造を打ち切ってから5年間保有するとしています(この記事で確かめた取扱説明書4冊とも同じ記載)。
数え始めは買った日ではなく、製造が打ち切られた日です。同じ年数使っていても、機種によって部品が残っているかどうかが違います。部品が残っているかは、型式名を添えてパロマか販売店に問い合わせてください。
無料で修理を受けられる保証期間は、買った日から1年間(BL認定品は2年間)です(アフターサービス体制のご案内)。
リンナイ・ノーリツを含めた3社の修理料金と、修理と交換の比べ方は、次の記事にまとめています。
よくある質問
エラーコードの表示が消えてしまいました。どうすればいいですか
パロマの取扱説明書では、エラーコードの表示は15分後に消灯します。消えてしまった場合は、いつ・どの口で・どんな音が鳴って火が止まったかを控えて伝えてください。パロマは修理を頼むときに、現象をできるだけ詳しく知らせるよう取扱説明書で案内しています。
12が出て火が消えました。故障ですか
12は立消え安全装置が働いたことを示す番号で、パロマの取扱説明書は、炎の吹き消えや煮こぼれで火が消えた場合としています。周りにガスがなくなるのを待ってから点火し直せば使えます。煮こぼれが原因なら、バーナーキャップや炎検出部の汚れ・濡れも確かめてください。
02が出たあと、点火しても手を離すと火が消えます
天ぷら油過熱防止機能が働いて自動で火が消えた直後は、すぐに点火しても手を離すと火が消える場合があると、パロマの取扱説明書は書いています。やけどに注意して、少し時間をおいてから点火し直してください。
電池を新しくしたのに、火がつきません
パロマは、買い置きの乾電池は自己放電で寿命が短くなっている場合があるとしています。電池の向きも確かめたうえで、ガス栓の開き、操作ボタンの押し込み、ロックつまみ、LPガスの残りを順に確かめてください。一部の口だけつかないなら、その口のバーナーキャップと電極・炎検出部を見ます。
31・35・70・71・72が出ました。自分で直せますか
これらは、パロマの取扱説明書で「部品が故障しています」とされている番号です。ガス栓を閉めて使うのをやめ、販売店かパロマに連絡してください。自分で直せる処置は案内されていません。
あわせて読みたい
※ 販売店・修理業者のサイトには、パロマのエラーを「E1=点火・電源まわり、E2=安全装置まわり、E3=ガス弁まわり」と分類して載せているものがあります。この記事で確かめたパロマの取扱説明書3冊では、エラーコードはいずれも2桁の数字で表示されます。表示された番号は、上の取扱説明書の表で読んでください(2026年9月28日確認)。
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