一人暮らしの引っ越しでダンボールは10箱から20箱です|無料でもらえる枚数を公表しているのは5社中2社で、単身は10枚までです

この記事で分かること
  • 一人暮らしの引っ越しで必要なダンボールは10箱から20箱で、3社の公式がそろって同じ水準を示していること
  • 無料でもらえる枚数を公表しているのは2社だけで、単身は10枚まで、家族は50枚までという線が引かれていること
  • よく見る「ダンボール50箱無料」が、もともと家族向けの上限として書かれた数字であること
  • 日本通運だけは単身向けの資材が有料で、使わなかったぶんの返金がないこと
引っ越しの見積もりを取るとき、料金は比べても、ダンボールの条件まで比べる人は多くありません。
ところが実際に荷造りを始めると、最初に困るのは箱です。足りなければ買い足しになり、多すぎれば使わない箱が部屋に積まれます。
この記事では、引っ越し会社5社の公式サイトに書かれている数字だけを並べます。2026年9月21日に取得したものです。

一人暮らしの引っ越しでダンボールは何箱必要ですか

一人暮らしの引っ越しで必要なダンボールは、10枚から20枚です(アート引越センター公式「オリジナルダンボール」の目安・2026年9月21日確認)。
同じページには、世帯人数ごとの目安が載っています。
世帯必要なダンボールの目安一人暮らしとの差
一人暮らし10枚から20枚基準
二人暮らし30枚から40枚およそ2倍
三人暮らし40枚から60枚およそ3倍
四人暮らし60枚から90枚およそ4倍から5倍
※ アート引越センター公式サイト「アートの引越資材 オリジナルダンボール」より。2026年9月21日確認・編集部調べ。
人数が1人増えるごとに10枚から20枚ずつ増えていく形です。一人暮らしから二人暮らしへの増え方だけが大きいのですが、公式に理由の説明はないので、ここは数字だけを受け取ってください。
同じページは、この数字を目安と位置づけたうえでこう書いています。
上記はあくまで目安となるもので、荷物やご家財の量により、必要なダンボールの量は異なります。アートでは訪問見積もりの際、荷物の分量を見極めたうえで適切な量のダンボールをお渡しします。

3社の公式を並べると、単身は10箱前後で一致します

アートの目安10枚から20枚は、この社だけの見方ではありません。別の2社が、別の形で同じ水準を示しています。
会社単身について公式が示している数その数字の性格
アート引越センター10枚から20枚必要量の目安
ハート引越センター単身は10枚までが新品で無料無料で渡す上限
日本通運単身向け資材セットの中身が10箱(小4個・中6個)有料セットの構成
3つとも出どころも意味も違いますが、数だけを見ると10箱前後にそろいます。必要量の目安として出した数と、無料で配る上限として決めた数と、商品として組んだセットの中身が一致しているので、一人暮らしの標準的な荷物量は10箱前後と考えてよさそうです。
ワンルームで自炊をせず、本や食器が少ないなら10箱に近づきます。本が多い人、食器をそろえている人、服が多い人は20箱側に寄ります。

引っ越し業者は無料でダンボールを何枚くれますか

無料で渡す枚数をはっきり公表しているのは、調べた5社のうち2社だけです。
会社無料でもらえる枚数公式の書き方
ハート引越センター単身10枚まで/家族50枚まで新品の段ボールは単身様で10枚まで、家族様で50枚は無料でご準備いたします。それ以上は有料又はリサイクルの段ボールにて必要枚数のご準備をしております
アリさんマークの引越社最大50枚(荷造りを頼むパックなら無制限)ご成約プレゼントで最大50枚までは無料でご用意いたします
アート引越センター枚数の明示なし。訪問見積もりで量を決める荷物の分量を見極めたうえで適切な量のダンボールをお渡しします
サカイ引越センター枚数の明示なし。資材は無料サービスに含まれる数量は使用する車両やご家財量によって異なります
日本通運単身向けは有料(資材セット6,380円・税込)単身のページに無料提供の記載は見つかりませんでした
※ 各社公式サイトの資材ページおよびよくある質問より。2026年9月21日確認・編集部調べ。金額と条件は変更されることがあります。
枚数を公表していない2社は、書けないのではなく、荷物量で決まるから書いていません。サカイ引越センターが枚数を示さない理由と、使い終わった箱の引き取り料金は、引っ越しのダンボールはもらえても、引き取りは有料です|アート3,000円・サカイ3,300円と、繁忙期の制限で扱っています。

「ダンボール50箱無料」は誰に向けた数字ですか

50枚は、家族向けの上限として書かれた数字です。一人暮らしに当てはめると、実際に必要な量の2倍から5倍になります。
出どころは2社です。
  • ハート引越センターは、無料の上限を単身と家族で分けています。家族が50枚、単身は10枚です
  • アリさんマークの引越社は、成約時のプレゼントとして最大50枚。ただし荷造りを任せる「アリさんパック」「アリさんフルパック」では、必要分を無制限で用意すると書いています
つまり50枚という数字そのものは実在します。ただし一人暮らしの人が「50箱もらえる」と期待して契約しても、渡されるのは荷物量に見合った枚数です。
一人暮らしで枚数を重視するなら、上限50枚を探すより「単身でいくつまで無料か」を聞くほうが実際的です。ハート引越センターのように単身の枠を分けている社があるので、そこは数字で答えが返ってきます。

日本通運だけ、単身の資材は有料です

日本通運の単身向け資材は、6,380円(税込)の資材セットとして売られています(公式「資材セットについて 単身のお引越し」・2026年9月21日確認)。
中身はこうなっています。
  • ダンボール小サイズ(340×340×320mm)… 4個
  • ダンボール中サイズ(540×340×320mm)… 6個
  • クラフトテープ … 1個
  • フトン袋 … 1袋
箱は合わせて10個です。前の章で見た単身の標準量とちょうど重なります。
条件も公式に明記されています。
  • 日本通運に引っ越しを申し込んだ人だけが買えます
  • 配達は申込み日から3日目以降です
  • 使わなかった資材を引き取って精算することはしないと書かれています
  • 発送後にキャンセルした場合、返送料は自己負担です
※ 日本通運公式サイト「資材セットについて 単身のお引越し」より。2026年9月21日確認・編集部調べ。
「引っ越し会社に頼めばダンボールは無料でもらえる」は、単身に限ると全社には当てはまりません。日本通運の単身パックを選ぶなら、資材代を別に見込んでおく必要があります。
なお日本通運は、家族の引っ越しでは「えころじこんぽ」という繰り返し使える資材を使い、ダンボールそのものを減らす設計をとっています。食器トランク、ハンガーボックス、シューズボックス、プラスチックのケースなどで、公式は「ダンボールや緩衝材のゴミが出ない」ことを利点として挙げています。箱をもらえないのではなく、箱を使わない方向の会社です。

荷造りの途中でダンボールが足りなくなったらどうなりますか

足りなくなったときの扱いは社ごとに違います。ここは契約前に確かめておく価値があります。
  • アート引越センターは「ご連絡いただいたらすぐに追加分をお持ちします」と公式に書いています
  • ハート引越センターは、無料枠を超えたぶんは有料か、リサイクルのダンボールになります
  • サカイ引越センターは、追加の梱包資材を公式の販売サイトで有料購入する形です
無料枠の大小より、超えたときにどうなるかのほうが効きます。無料が10枚でもすぐ届けてもらえるなら困りませんし、50枚もらえても超過分が有料なら同じことです。
業者を通さずに箱を手に入れる方法もあります。無料で手に入る経路と、買う場合の相場はダンボールが無料で手に入る経路は2つだけです|郵便局は100〜380円、ヤマトは140〜370円の販売品ですで実額を出しています。
布団については、そもそもダンボールに入りません。引っ越しの布団はダンボールに入りません|ふとん袋が基本サービスに入る社と、1枚880円で売る社がありますを先に読んでください。

見積もりのときに聞いておくこと

ダンボールの条件は、料金の見積もりと同じ場で決まります。あとから交渉する話ではありません。
聞くのは4つだけです。
  1. 単身で何枚まで無料ですか(家族向けの上限しか言われないことがあります)
  1. 足りなくなったら追加はどうなりますか(無料で届くのか、有料か、リサイクル品か)
  1. キャンセルしたら受け取った資材はどうなりますか(返送料が自己負担の社があります)
  1. 使い終わった箱の引き取りはいくらですか(無料の社はありませんでした)
4つとも、複数社に同じ質問をして初めて差が見えます。荷造りの負担そのものをどこまで自分で持つかは、引っ越しの荷造りはどこまで自分でやるべきか|約款で決まっている責任の線引きで整理しています。
まず相場をつかんでから、各社に同じ4つを聞く
一括見積もりで複数社の料金を並べたうえで、ダンボールの枚数・追加・キャンセル・引き取りを同じ質問で聞くと、条件の差がそのまま比較できます。
単身の引っ越し費用そのものが相場と合わない理由は、単身の引っ越し費用が「相場」と合わない理由|金額を決める4つの条件と、単身パックが向かないケースで扱っています。

よくある質問

一人暮らしでダンボール10箱は少なすぎませんか。
ワンルームで自炊をせず、本と食器が少ない人なら10箱で収まります。アート引越センターの目安は10枚から20枚で、ハート引越センターが単身に無料で渡す上限も10枚、日本通運の単身資材セットの中身も10箱です。3社とも10箱前後を単身の標準としています。
ダンボールはいつもらえますか。
サカイ引越センターは契約時に渡すと公式に書いており、訪問見積もりの場で契約すればその場で受け取れます。日本通運の資材セットは、申込み日から3日目以降の配達です。アート引越センターは訪問見積もりで荷物量を確認したうえで渡します。
もらった箱が余ったら返せますか。
日本通運は、使わなかった資材を引き取って精算することはしないと明記しています。契約をキャンセルした場合、サカイ引越センターは未使用分を自分で返送する扱いで送料は自己負担、アリさんマークの引越社は梱包資材が実費請求になります。余らせても返金される社は、調べた範囲では見つかりませんでした。
大きい箱と小さい箱はどう使い分けますか。
重い物を小さい箱、軽くてかさばる物を大きい箱に入れます。サカイ引越センターは公式で大サイズを衣類など軽くてかさばる物、小サイズを食器や本など重い物に割り当てています。アート引越センターも同じ考え方で、小さいSケースを割れ物・食器・本、大きいMケースを衣類に当てています。

まとめ

疑問答え
一人暮らしは何箱必要か10箱から20箱。3社の公式が10箱前後で一致
無料の枚数を公表しているのはハート(単身10枚・家族50枚)とアリさん(最大50枚)の2社
「50箱無料」の正体家族向けの上限。一人暮らしには多すぎる数字
単身で資材が有料の社日本通運。資材セット6,380円(税込)・箱は10個
足りなくなったらアートは追加を届ける/ハートは有料かリサイクル/サカイは有料購入
余った箱は返せるか返金される社は見つからず。キャンセル時は返送料が自己負担の社もある
※ 本記事の数値と引用は、2026年9月21日にアート引越センター・サカイ引越センター・アリさんマークの引越社・ハート引越センター・日本通運の各公式サイトで確認したものです。料金・条件は変更されることがありますので、見積もりの際に各社へご確認ください。