引っ越しでベッドの解体は頼めます|ただし「もう一度は分解できないベッド」があります
この記事を読むと分かること
- ベッドの分解・組立は業者の作業に含まれていること。工具を用意する必要はない
- 一度組み立てると、もう分解できない家具があること。公式がそう書いています
- 海外製やシステム家具は有料オプションになること
- マットレスの梱包は業者の作業で、荷造りが自分のプランでも変わらないこと
ベッドは引っ越しで一番大きい家具です。自分で分解しておくべきなのかを迷う方が多いので、先に答えを書きます。
分解も組立も業者がやります。工具を出す必要はありません。
ただし例外があり、その例外は見積もりの時点でしか防げません。
結論:ベッドの分解・組立は業者の作業です
サカイ引越センターはこう書いています。
- 「家具やベッドなどの分解・組み立てが必要な作業は、当社の作業員が対応します。特別なご準備は不要ですので、ご安心ください。」
※ サカイ引越センター公式「よくあるご質問|荷造り」の記載を原文のまま引用(2026年9月1日確認)。
アート引越センターも同じです。
- 「ベッドなどの大型家具については、お引越当日に当社にて梱包させていただきます。そのままお運びすることができないものは、当社にて分解した上で梱包し、ご新居で組み立ていたします。」
※ アート引越センター公式「よくあるご質問|引っ越しの際、ベッドの解体はお願いできますか?」の記載を原文のまま引用(2026年9月1日確認)。
前日に自分で分解しておく必要はありません。むしろ、先にバラして部品をなくすほうが困ります。
★ところが、アートは例外を書いています
同じFAQの続きに、こうあります。
- 「IKEAのような海外製品などメーカーによりましては当社にて分解組み立ての対応ができないものもございます。その際は、有料のオプションとして専門業者による分解・組み立てをご案内しております。」
別のFAQでは、対象がもう少し具体的に書かれています。
- 「机、ベッド、食器棚、テレビ台など、家具の分解組立は当社にて承っております。ただし、システム家具や特殊な工具が必要な家具、海外製の家具などの当社のスタッフにて対応が難しい作業については、有料にてご案内しております。」
※ アート引越センター公式「よくあるご質問|家具の分解組立はしていただけますか?」の記載を原文のまま引用(2026年9月1日確認)。
| 扱い | |
|---|---|
| 一般的なベッド・机・食器棚・テレビ台 | 業者の作業に含まれる |
| 海外製(IKEAなど) | 対応できないことがあり、有料オプション |
| システム家具・特殊な工具が要るもの | 有料 |
★★一度組み立てると、もう分解できない家具があります
ここが一番見落とされます。アートは同じFAQの最後に、こう付け加えています。
- 「家具の種類によっては、一度組み立ててしまうと再度分解組立ができないものもございますので、お見積りの際にご確認ください。」
「分解してくれるか」ではなく、「そのベッドはそもそも分解できるのか」という問題があるということです。
これは当日になってからではどうにもなりません
分解できないと分かっても、そのままの大きさで運べるかどうかは搬出経路次第です。
運べなければ、その日に処分を決めることになります。
見積もりの段階で、メーカー名と品番を伝えてください。購入時の説明書が残っていれば一番確実です。
2社で書き方が違います
同じ「分解・組立はやります」でも、公式の記述は対照的です。
| 書き方 | |
|---|---|
| サカイ | 「特別なご準備は不要ですので、ご安心ください」と言い切る |
| アート | 対応できない場合・有料になる場合を明示する |
これはどちらかが不誠実だという話ではありません。例外を先に書くか、見積もりで話すかの違いです。
ただし読む側としては、書いていない=例外がない、ではありません。
海外製や組立式のベッドを使っているなら、どの会社に頼むにしても見積もりで確かめてください。
IKEAの家具は名前を挙げられています
上の引用でアートが実名を挙げているのはIKEAだけです。これはメーカーの設計思想の問題で、業者の手抜きではありません。
マットレスは分解できません
ベッドフレームは分解できても、マットレスは分解できません。つまり寸法がそのまま搬出経路の制約になります。
入らない場合の扱いは、アートの公式に書かれています。
- 「立地条件によりますが、玄関ドアから入らないご家財は、ベランダなどから搬出・搬入いたします。立地条件によって搬出・搬入方法は異なります。」
※ アート引越センター公式「よくあるご質問|ドアから入らない家具は?」の記載を原文のまま引用(2026年9月1日確認)。
ベランダからの搬入は「立地条件による」と書かれています。つまりできない場所もあります。
ダブル以上のマットレスを持っているなら、新居の玄関・廊下・階段の幅を先に測ってください。
サカイ引越センターも同じ場面について書いていますが、手段の並べ方が違います。
- 「ドアから入らない家具についても対応可能です。状況に応じて、家具の分解による搬入や、窓・ベランダからの吊り上げ搬入など、最適な方法で対応します。」
- 「搬入方法や可否は家具の大きさや建物状況によって異なりますので、お見積もり時に営業員へ事前にご相談ください。」
※ サカイ引越センター公式「よくあるご質問|引越し作業」の「ドアから入らない家具などはどうしたらいいですか?」の記載を原文のまま引用(2026年9月18日確認)。
サカイは「窓からの吊り上げ」という手段を名前で挙げています。ただし可否は家具の大きさと建物の状況によると続けているので、できると決まったわけではありません。ここも見積もりで確かめる項目です。
マットレスの梱包は、自分でやらなくて大丈夫です
マットレスは、サカイ引越センターもアート引越センターも「引越し当日に作業員が梱包する」と公式に書いています(2026年9月18日確認)。前日に自分で包んでおく必要はありません。
サカイ引越センターの記述です。
- 「大型家具については、当社スタッフが梱包を行います。」
※ サカイ引越センター公式「よくあるご質問|サービス内容」の「荷づくりはどこまでやってくれますか?」の記載を原文のまま引用(2026年9月18日確認)。
アート引越センターの記述です。
- 「ベッドなどの大型家具については、お引越当日に当社にて梱包させていただきます。」
※ アート引越センター公式「よくあるご質問|引っ越しの際、ベッドの解体はお願いできますか?」の記載を原文のまま引用(2026年9月18日確認)。
★「荷造りは自分で」の安いプランでも、マットレスは業者側です
ここが誤解されやすいところです。サカイ引越センターは、荷造りを自分でやるプランの範囲をこう書いています。
- 「エコノミープランの場合、ダンボールに収まり、フタが閉まるサイズのご家財は、すべてお客様ご自身での荷造りをお願いしています。なお、ダンボールに入らないお荷物については、引越当日に作業員が梱包対応いたします。」
※ サカイ引越センター公式「よくあるご質問|サービス内容」の「荷づくりはどこまでやってくれますか?」の記載を原文のまま引用(2026年9月18日確認)。
線引きはプランの名前ではなく、「段ボールに入るかどうか」です。マットレスは段ボールに入りません。つまりいちばん安い「荷造りは自分で」のプランを選んでも、マットレスの梱包は作業員の作業として残ります。
| プラン | 段ボールに入るもの | マットレス |
|---|---|---|
| 荷造りは自分で(サカイのエコノミープラン) | 自分で荷造り | 当日に作業員が梱包 |
| 荷造りを頼む(スタンダード・フルサービス) | 作業員が荷造り | 当日に作業員が梱包 |
プランを下げても、マットレスのぶんの手間は増えません。ここを知らずに「自分で包まないといけないのか」と資材を買い足す必要はありません。
自分で用意する資材にも、寝具のものは入っていません
アート引越センターは、荷造りのために用意するものをこう書いています。
- 「ダンボール、ガムテープ、マジック、カッターならびに食器などを梱包する緩衝材が必要になります。」
※ アート引越センター公式「よくあるご質問|荷造りのために用意するもの。」の記載を原文のまま引用(2026年9月18日確認)。
4点と緩衝材だけで、布団袋やマットレス用のカバーは挙がっていません。
サカイ引越センターの無料資材も同じです。公式に案内されているのは、荷物量に合わせたダンボールの提供と、ハンガーケース・シューズボックスで、追加の梱包資材は自社の通販(パンダセレクションズ)での有料購入と書かれています(2026年9月18日確認)。寝具用の資材は、無料にも有料にも名前が出ていません。
なお、両社の公式のよくある質問に「マットレス」を名指しした項目は見当たりませんでした(サカイは7カテゴリ、アートは122項目を通して確認・2026年9月18日)。これは扱わないという意味ではありません。上に引いたとおり、大型家具として当日に梱包すると両社とも書いているので、マットレス単独の項目を置いていないだけです。
自分で梱包が要るのは、引越し業者に運んでもらわないときです
宅配便で送る、自分の車で運ぶ、トランクルームに預ける、といった場合は自分で包むことになります。
業者に頼むなら、マットレスのために資材を買い足す必要はありません。心配なら、見積もりのときに「マットレスはそちらで包んでもらえますか」と一言だけ確かめてください。
段取り
| 順 | やること |
|---|---|
| 1 | ベッドのメーカー名と品番を探す(説明書・購入履歴) |
| 2 | マットレスのサイズを確かめる |
| 3 | 見積もりで「このベッドは再分解できますか」と聞く |
| 4 | 有料になるなら金額をその場で聞く |
3を聞かないと、4の金額が当日に出てきます。
見積もりは現物を見てもらう
ベッドのように現物を見ないと判断できないものがある場合、訪問見積もりのほうが安全です。写真でも伝わりますが、フレームの接合部が見える写真を渡してください。
| 優先したいこと | 向いている方法 | 受け入れること |
|---|---|---|
| 手間を減らして、厳選された数社で比べたい | HALESEE(ハレシー) | 比較できる社数は少なめ |
まとめ
- ベッドの分解・組立は業者の作業。自分で先にバラす必要はない
- サカイは「特別なご準備は不要」と明記
- アートは海外製(IKEAなど)・システム家具・特殊工具が要るものは有料オプションと明記
- ★一度組み立てると再度分解できない家具があると公式が書いている
- マットレスは分解できない。寸法がそのまま搬出経路の制約になる
- マットレスの梱包は当日に作業員が行う。荷造りが自分のプランでも、段ボールに入らないものは業者側
- ドアから入らない場合はベランダから。ただし「立地条件による」
- 見積もりでメーカー名・品番・再分解の可否を聞く
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現物を見ないと判断できないものの代表例です。
※ 本記事の作業範囲・有料無料の区分は、アート引越センターおよびサカイ引越センターの公式サイトの記載に基づきます(2026年9月1日時点)。他社の扱いや実際の可否は家具の構造・搬出経路によって異なります。見積もりの際に必ずご確認ください。