アート引越センターとサカイ引越センターの比較|プラン名で選ぶと必ず間違えます

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この記事で分かること
  • 2社のプランが同じ3段階なのに、名前だけが違うこと
  • 「エコノミー」という言葉が会社によって逆の意味になること
  • 見積もりの取り方の違い(訪問なしで済ませられるか)
  • グループとして見たときの2社の広がり方
アート引越センターとサカイ引越センターは、どちらも全国規模の大手です。比べようとすると各社の公式サイトを行き来することになりますが、そこで最初につまずくのがプラン名です。
結論から書くと、2社のプランは中身がほぼ同じ3段階で、名前だけが違います。しかも同じ「エコノミー」という言葉が、他社では逆の意味で使われています。プラン名で選ぶと必ず間違えます。

2社のプランは同じ3段階です

公式サイトの記載を並べます。
作業範囲アート引越センターサカイ引越センター
荷造りも荷解きも自分でやる基本コース荷造り自分でエコノミープラン
荷造りをやってもらうハーフコース(基本コース+荷造り)荷造りおまかせスタンダードプラン
荷造りも荷解きもやってもらうフルコース(基本コース+荷造り・荷解き)まるごとおまかせフルサービスプラン
段の切り方は完全に一致しています。違うのは呼び方だけです。
アートは「基本コースに何を足すか」で名前を付け、サカイは「誰が荷造りをするか」で名前を付けています。考え方が違うだけで、選べる範囲は同じです。
見積もりを比べるときは、必ず同じ段どうしで比べてください。
アートの「基本コース」とサカイの「スタンダードプラン」を比べると、荷造り作業の有無が違うまま金額だけを比べることになります。安いほうが安いのは当たり前で、比較になっていません。

★「エコノミー」は会社によって意味が逆です

ここが最大の落とし穴です。同じ言葉が、会社によって上位プランを指したり最安プランを指したりします。
会社最安(自分で荷造り)その上(荷造りしてもらう)
サカイ引越センター荷造り自分でエコノミープラン荷造りおまかせスタンダードプラン
ハート引越センタースタンダードパックエコノミーパック
アート引越センター基本コースハーフコース
サカイの「エコノミー」は最安ですが、ハートの「エコノミー」は上位です。「スタンダード」も同様に逆になっています。
3社の見積もりを取って「エコノミーで揃えました」と言っても、揃っていません。プラン名ではなく「荷造りを誰がやるか」で揃えてください。
なお、アリさんマークの引越社とファミリー引越センターは、作業範囲ではなく世帯構成でプランが分かれます。そもそも同じ軸に乗りません。

見積もりの取り方が違います

アート引越センターサカイ引越センター
訪問見積もりありあり
電話見積もりありあり
オンライン(ビデオ通話)ありあり(単身のみ)
Web完結ありあり(単身のみ)「サカイパートナーで引越」で見積から支払まで
サカイのオンライン見積もりとWeb完結は、公式サイト上「単身のみ」と明記されています。家族の引っ越しでは使えません。
アート側は訪問も電話もない見積もり方法が複数あります。詳しくは個別記事にまとめています。
訪問を受けたくない場合、単身ならどちらでも選択肢がありますが、家族ならアート側のほうが手段が多いという形になります。

属性別のパックはアートにあります

アートには、作業範囲とは別の軸で選べる「オリジナルパック」があります。
パック内容(公式の記載)
学割パック単身向け。申込の際に「学割パック希望」と申し出ると特別料金
レディースパック一人暮らしの女性も安心して利用できる内容
シニアパック60歳以上向け。お片づけのプロ「暮しの整理士」がサポート
学割パックは「申し出ないと適用されない」点に注意してください。公式が「お申込みの際、『学割パック希望』とお申し出いただくと」と書いています。黙っていると通常料金です。
サカイ側は公式サイト上、この形の属性別パックを前面に出していません(オプションサービスや新生活応援サービスは別途あります)。

グループで見ると、2社とも広がっています

どちらもここ2年で他社を傘下に入れています。単独の会社としてではなく陣営として見ると、印象が変わります。
時期出来事
2025年1月1日ヤマトホームコンビニエンス(「わたしの引越」)がアートグループの完全子会社に。社名はアートセッティングデリバリーへ
2026年4月28日ファミリー引越センター(+神奈川ファミリー・キング引越センター)がサカイの完全子会社に
ファミリー引越センターの公式サイトには、サカイグループである旨の記載がありません(2026年8月30日時点)。
「別の会社だから相見積もりになる」と思って2社に声をかけると、資本関係のある2社に声をかけていたということが起こりえます。

顧客満足度の実数

オリコン顧客満足度調査の点数です。総合と首都圏で順位が入れ替わります。
総合首都圏
サカイ引越センター75.8(3位)75.4(5位)
アート引越センター74.8(6位)74.6(9位)
点数の差は1点前後で、順位ほどの開きはありません。どちらも上位10社に入っています。
なお総合1位はNXの引越サービス(77.9)、2位はカルガモ引越センター(76.5)で、大手2社より上に中堅が入っています。知名度と満足度は別物です。

結局どちらを選ぶか

2社の差は、プランの中身ではなく「見積もりの取りやすさ」と「属性別パックの有無」に出ます。
こういう人向き
単身で、訪問も電話も受けたくないどちらでも可(サカイはWeb完結、アートは複数の非訪問手段)
家族で、訪問を受けたくないアートのほうが手段が多い
学生・60歳以上・一人暮らしの女性アート(該当パックがある。ただし申し出が必要)
荷造りを自分でやって安く済ませたいどちらでも可(アート=基本コース/サカイ=エコノミープラン)
ただし、2社だけで決めるのは早いです。
上の満足度のとおり、総合1位・2位は大手2社ではありません。また引っ越し料金は同じ荷物量でも時期と業者で大きく動くため、2社の見積もりだけでは相場が分かりません。
先に一括見積もりで相場を掴んでから、2社に絞って詰めるほうが確実です。
引っ越し一括見積もりで、複数社の金額を一度に比べられます。相場を掴んでから個別に交渉すると、値引きの余地が見えます。

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※本記事の内容は2026年8月31日時点で、アート引越センター公式サイト(the0123.com)およびサカイ引越センター公式サイト(hikkoshi-sakai.co.jp)に掲載されている情報にもとづいています。プラン内容・見積もり方法・料金は変更される場合がありますので、申し込みの前に各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。