給湯器のエラー140(14)は部品の不具合|リセットして使い続けてはいけない理由

この記事を読むと分かること
  • 140が他のエラーと性質が違う理由
  • メーカー2社が実際に何と案内しているか(対応が違います)
  • リセットして消えても安心できない理由
  • 修理で粘るか、交換に切り替えるかの分かれ目
先に大事なことを書きます
ノーリツの公式FAQは、140について自分で直す手順を一切示していません。
代わりにこう書いています。
修理が必要となりますので、以下よりご依頼ください。
ご使用中は、高温のお湯が出ることがありますので火傷などご注意ください。
リセットして使い続けることを前提にしないでください。
先に結論だけ
  • 140(14)は機器の中が異常に高温になって、安全装置が止めた状態
  • 原因は部品の不具合です(主に熱交換器・温度ヒューズ
  • 水位やフィルターで直る632とも、ガス供給で直る111とも違います
  • リンナイは運転スイッチの入れ直しを1回だけ案内。ノーリツは自力対処を示していない
  • 消えても部品は直っていません。連絡してください

140は何が起きているエラーか

両メーカーの公式の表現です。
メーカー公式の説明
ノーリツ「給湯器本体内部にて異常温度(高温)を検知し、過熱防止安全装置が働いたときに表示」
リンナイ温度ヒューズ・過熱防止装置が作動した場合」「部品の不具合により安全装置が作動しています
※ 両社の公式FAQの記載をもとに作成(2026年8月時点)。
注目してほしいのはリンナイの「部品の不具合により」という一言です。
140は、使い方や天候の問題ではなく、機器の中の部品が壊れているとメーカーが明言しているエラーです。
想定される故障箇所も公表されています。
  • 熱交換器
  • 温度ヒューズ

他のエラーとの違い

コード原因のありか自分で直せるか
111/11点火不良。ガス供給の遮断が原因のこともメーター復帰などで直ることがある
632循環不良。浴槽の水位・フィルターが原因のことも直ることが多い
140/14過熱。部品の不具合基本的に直せません
111や632のつもりで140に向かうと、時間を損します。

★メーカーによって案内が違います

ここは実際に分かれているので、両方書いておきます。
メーカーユーザーへの案内
リンナイ運転スイッチを「切」にし、再度「入」にしてから再使用。改善しない場合は修理を依頼
ノーリツ自力での対処方法の記載なし。「修理が必要となります」
リンナイでも「入れ直しを1回試して、ダメなら修理」です。何度も繰り返す手順ではありません。
消えても、部品は直っていません
安全装置は「高温を検知した」から作動しています。
リセットで表示が消えても、高温になった原因(部品の不具合)はそのままです。
ノーリツは「ご使用中は、高温のお湯が出ることがありますので火傷などご注意ください」と警告しています。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、特に使い続けないでください。

ネットの「リセットで直る」を鑑みにしない

140を検索すると、リセット手順を丁寧に解説したページがいくつも出てきます。
しかし、ノーリツの公式FAQにはリセット手順が載っていません。代わりに火傷への注意が書いてあります。
この差は覚えておいてください。便利な手順を載せているページと、メーカーが安全上の理由で載せていないことは別です。

修理か、交換か

140の想定故障箇所には熱交換器が含まれます。これは給湯器の中でも大きい部品です。
使用年数判断
〜7年修理を検討。保証期間内ならまずメーカーへ
8〜10年見積を取って、交換と並べる
10年以上交換を前提に。部品がない可能性もあります
ガス給湯器の設計上の標準使用期間は10年です。部品の保有期間は「製造打ち切り後」から数えるので、古い機器は直したくても部品がないことがあります。
ノーリツは140の参考料金を公表していません
同じノーリツの公式FAQでも、632(循環不良)には「18,000円〜55,000円程度」と参考料金が出ています。
一方で140には金額の記載がありません。
現物を見ないと分からない幅がある、と読むのが自然です。
「いくらで直る」と断定するページは、根拠を確かめてください。

連絡するときに伝えること

修理を依頼するにせよ、交換の見積を取るにせよ、この4つを伝えると早いです。
  1. エラーコード(140 または 14)
  1. メーカーと型番(本体のシール。色褪せしていれば写真でも可)
  1. 設置から何年経ったか
  1. 高温のお湯が出たことがあるか
特に③は重要です。10年を超えているなら、修理ではなく交換の話になります。
東京ガスの機器交換は、商品ページに工事費込みの総額が表示され、注文後に要望以外の追加費用が発生しない設計です。基本工事費には機器の取外し・処分費が含まれます。見積もりは無料で、今付いている給湯器の写真を撮って送るだけで金額が分かります。

よくある質問

Q. リセットしたら消えました。このまま使っていいですか?
おすすめしません。安全装置は高温を検知して作動しているので、表示が消えても高温になった原因(部品の不具合)は残っています。ノーリツは「ご使用中は、高温のお湯が出ることがありますので火傷などご注意ください」と警告しています。
Q. ネットにリセット方法が載っていますが
ノーリツの公式FAQにはリセット手順の記載がありません。「修理が必要となります」とだけ書かれています。リンナイは運転スイッチの入れ直しを1回案内し、改善しなければ修理としています。繰り返す手順ではありません。
Q. 140と 14 は違いますか?
同じ内容です。リンナイはリモコンの機種によって140と14のどちらも使っており、どちらも「温度ヒューズ・過熱防止装置が作動」と説明しています。111と 11 の関係と同じです。
Q. 修理費はいくらですか?
ノーリツは140の参考料金を公表していません。(同じFAQでも632には「18,000円〜55,000円程度」と出ています)。想定故障箇所に熱交換器が含まれるため、現物を見ないと幅が大きいと考えられます。10年を超えているなら、修理見積と交換見積を並べてください。
Q. 水は出ます。急ぎませんか?
急いでください。140は機器内部が異常な高温になったサインで、メーカーも火傷への注意を明記しています。水が出るかどうかは判断材料になりません。

まとめ

  • 140(14)は機器内部が異常な高温になり、過熱防止装置が働いた状態
  • リンナイは「部品の不具合により」と明記。想定故障箇所は熱交換器・温度ヒューズ
  • ノーリツは自力対処を示せず、「修理が必要」とだけ書いています
  • リンナイでも入れ直しは1回だけ。改善しなければ修理
  • リセットで消えても部品は直っていません。ノーリツは火傷への注意を明記
  • 10年以上なら交換前提。部品保有期間は製造打ち切り後から数えます
140は、自分で何とかするエラーではありません。表示が出たら連絡してください。

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