auひかりの引っ越し手続き|撤去工事費31,680円は必須ではない。特典を使える人・使えない人
この記事を読むと分かること
- 撤去工事費31,680円は必須ではなく任意で、金額は申し込んだ時期によって違うこと
- 引っ越し特典は強力だが、プロバイダが「au one net」の人しか使えないこと
- auひかりの引っ越しは「移転」ではなく、実質「解約+新規加入」に近い形になること
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auひかりの引っ越しを調べると、「撤去工事費31,680円がかかるから高い」と書かれた記事によく行き当たります。ですが現在の公式の料金ページを読むと、撤去は任意で、解約後も引き込み設備はそのまま残るとされています。
一方で、あまり書かれていない落とし穴が別のところにあります。引っ越し特典の適用条件です。ここを知らないまま進めると、期待していた金額が丸ごと消えます。
auひかりの引っ越しは「移転」ではなく「新規加入」に近い
ドコモ光やソフトバンク光は、契約を新居へ移す「移転」という扱いです。auひかりは少し違い、引っ越し先で改めて加入する形になります。そのため初期費用がもう一度かかります。
| 引っ越し先のタイプ | 初期費用 | サービス登録料 |
|---|---|---|
| ホーム(戸建て) | 41,250円 | 3,300円 |
| マンション | 33,000円 | 3,300円 |
| マンション ミニギガ | 33,000円 | 3,300円 |
※ au公式「auひかり:お引っ越しお手続き」の記載に基づく(2026年8月時点・編集部調べ)。金額は税込。
数字だけ見ると重いのですが、後述の特典が効けば初期費用の残債は全額割引の対象になります。つまりauひかりの引っ越しは、特典が使えるかどうかで総額がまったく変わります。
手続きは公式の「お引っ越し情報入力フォーム」から連絡し、後日担当者から折り返しが来る流れです。処理には約1か月程度かかるとされています。
撤去工事費は「必須」ではない
ここが誤解の多いところです。現行の公式料金ページの記載は次のとおりです。
| 申し込んだ時期 | 解約後の引き込み設備 | 撤去を希望する場合の費用 |
|---|---|---|
| 2018年3月1日以降 | そのまま残る | 31,680円 |
| 2018年2月28日以前 | そのまま残る | 11,000円 |
※ au公式「ギガ得プラン|auひかり ホーム1ギガ」の記載に基づく(2026年8月時点・編集部調べ)。auひかり ホーム(戸建て)が対象です。
「解約すると必ず31,680円取られる」ではありません。撤去を希望した場合にかかる金額です。ただし賃貸の戸建てなどで、貸主から原状回復として撤去を求められる場合はこの費用が現実に発生します。契約書を確認してください。
なお契約解除料は4,460円です(契約満了月の当月・翌月・翌々月の3か月間は不要)。
引っ越し特典は強力。ただし「au one net」の人限定
auひかりには「お引っ越しサポート特典」があります。中身はかなり手厚いです。
| 特典 | 内容 |
|---|---|
| 特典1 | 引っ越し先でのインターネット加入でau PAY残高へ10,000円相当を還元 |
| 特典2 | 契約解除料が無料/初期費用の残債を全額割引/ホーム回線の撤去費が無料 |
| 特典3 | アート引越センター利用時に引越基本料金30%OFF(3月15日〜4月10日は10%OFF) |
※ au公式「【お引っ越しサポート特典】アート引越センター×auひかり」の記載に基づく(2026年8月時点・編集部調べ)。対象期間は2023年2月1日〜終了日未定。
特典2を見てください。初期費用の残債が全額割引になり、撤去費も無料になります。前の章で見た41,250円や31,680円が、ここで消える設計です。
そうは言っても、条件が厳しいのが正直なところです。
まず自分のプロバイダを確認してください
この特典は、引っ越し元・引っ越し先のどちらもプロバイダが「au one net」であることが条件です。auひかりはBIGLOBEやSo-netなど複数のプロバイダから契約できるため、au one net以外で契約している人は対象外になります。
「auひかりを使っている」だけでは足りません。契約書か請求内容でプロバイダ名を確認してから、特典を前提に計算してください。
そのほかの条件も整理しておきます。
- 「auひかり ホーム[ずっとギガ得プラン]」または「auひかり マンション[お得プランA/お得プラン]」への申し込みであること
- 受付月を含む3か月以内に利用を開始し、4か月目の月初に継続していること
- 本ページ指定の窓口(電話/Web)から引っ越し手続きを申し込むこと
- 適用はauひかり1回線あたり1回限り
- 法人名義、auひかり ちゅら、指定窓口以外からの申し込みは対象外
「指定窓口から」という条件があるので、思いついた窓口に連絡して進めてしまうと、それだけで特典を落とすことがあります。手続きを始める前に、特典ページの導線から入ってください。
特典3の「引越基本料金30%OFF」をどう見るか
特典3は引っ越し業者の割引です。ただし注意点があります。割引がかかるのは「基本料金」で、しかも値引き交渉をしていない状態の金額が起点になります。
引っ越し料金には定価がありません。同じ条件でも業者ごとに提示額が違い、繁忙期かどうかでも変わります。30%引いた額が、他社の見積もりより安いとは限りません。特典を使うにしても、比較対象の実額を1つは持っておくほうが判断できます。
なお3月15日〜4月10日は割引率が10%に下がります。繁忙期のど真ん中は特典の効きも弱くなるということです。
引っ越し先がエリア外だった場合
auひかりはKDDIの独自回線を使っているため、全国どこでも使えるわけではありません。公式は、提供エリア外の場合や引っ越しまで期間がない場合は「ほかの利用可能なKDDIサービスを案内する」としています。
つまりエリア外だと、そもそもauひかりを継続できません。この場合は特典の前提も崩れるので、引っ越し先の住所が決まったら、まずエリア判定を済ませてください。順番を逆にすると、決めたあとで全部やり直しになります。
乗り換えも視野に入れるなら
エリア外だった場合や、この機会に見直したい場合の選択肢のひとつがNURO光です。ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する回線で、プロバイダ料と無線LANを含んだ料金体系になっています。
ただしこちらも独自回線なので、エリア判定が先です。開通までの目安は公式が次のように示しています。
| 開通までの目安 | |
|---|---|
| 戸建て | 1〜2か月程度 |
| マンション(タイプS) | 1〜3か月程度 |
| マンション(タイプL) | 最短1〜2週間 |
※ NURO光公式サイトの記載に基づく(2026年8月時点・編集部調べ)。建物の状況によって変わります。
auひかりの手続きも約1か月かかります。どちらを選ぶにせよ、入居直前に動いて間に合う話ではありません。
移転と新規の比べ方そのものは、こちらで詳しく整理しています。
順番を間違えないための整理
auひかりの引っ越しは、確認する順番が決まっています。
- 引っ越し先がauひかりのエリアかを判定する
- 自分のプロバイダがau one netかを確認する(特典の可否がここで決まる)
- エリア内かつau one netなら、特典ページ指定の窓口から手続きする
- 引っ越し日を確定させ、受付月を含む3か月以内の利用開始に間に合わせる
3番と4番は、引っ越し日が決まっていないと進みません。処理に約1か月かかるうえ、特典には3か月の期限があるからです。
引っ越し料金には定価がなく、時期・荷物量・距離・作業条件で倍以上変わります。同じ条件でも業者の空き状況で金額が動きます。相場を調べる時間より、自分の条件で実額を取るほうが早いというのはそのためです。特典3の割引と比べるときにも、その実額が判断材料になります。
まとめ
- 撤去工事費は必須ではなく任意。2018年3月1日以降の申し込みなら31,680円、それ以前なら11,000円
- 契約解除料は4,460円(契約満了月とその前後3か月間は不要)
- 引っ越し先での初期費用はホーム41,250円/マンション33,000円+登録料3,300円
- 引っ越し特典で初期費用の残債が全額割引、撤去費と契約解除料も無料になる
- ただしプロバイダがau one netでないと対象外。ここが最大の分かれ目
- 指定窓口からの申し込みが条件。窓口を間違えると特典が消える
- 受付月を含む3か月以内に利用開始が必要
- auひかりは独自回線なので、まずエリア判定。エリア外なら継続できない
- 手続きの処理には約1か月かかる
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※ 本記事の料金・特典条件・提供エリア・開通期間は2026年8月時点の各社公式サイトの記載に基づきます。内容は変更されることがあるため、お申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。