交換できるくんの10年保証は信頼できる?保証内容と上場グループ企業の安心感

この記事を読むと分かること
  • 交換できるくんの10年保証の具体的な内容と、保証を支えている仕組み(注文ごとの損害保険)
  • 上場グループ企業として保証の継続性が期待できる理由
  • 10年保証を活用するための注意点と保証対象外のケース

交換できるくんとはどんな会社か

「交換できるくん」は、株式会社交換できるくん(上場グループ企業)が運営する住宅設備交換のオンラインサービスです。給湯器・エコキュート・ガスコンロ・浴室乾燥機などの交換に特化しており、「見積もり後の追加費用なし」という明朗会計をうたっているのが特徴です。
運営会社や親会社が上場していると、財務情報や企業情報が公開されます。非上場の企業と比べて透明性が高く、長期にわたる保証の継続性という観点でも一定の安心感があります。これは「10年保証」を考える際に重要なポイントです。
なお、保証を並べるだけでは実際の負担までは分かりません。給湯器は号数と設置状況で工事費が変わるので、同じ条件で総額を出してみると、保証も含めた差が見えてきます。

交換できるくんの10年保証の内容

商品保証と工事保証の二本立て

交換できるくんでは、全品無料10年保証を標準で提供しています。対象は2022年10月1日以降に見積もりを依頼した商品で、申し込み手続きは要りません。保証の上限はご注文金額で、修理の回数に制限はありません(2026年9月7日・交換できるくん公式「全品無料10年保証」ページ)。なお同ページによれば、1回あたりの平均修理費用は24,687円(2025年4月〜12月の実績、部材費・技術料・出張費を含む総額)です。この保証は以下の2種類で構成されています。
商品保証(製品保証)
取り付けた給湯器本体に自然故障が発生した場合、10年間無料で修理・対応を行う保証です。部品代・出張費を含めて無料で対応されます。
工事保証
施工(工事)に起因するトラブルが発生した場合、10年間無料で対応する保証です。配管の不具合や取り付け部のトラブルなど、工事に関連する問題をカバーします。

保証の裏付けは「大手損害保険会社の保険」です

10年保証の裏付けについて、交換できるくんの公式サイトはこう説明しています。「当社の無料10年保証は、ご注文ごとに大手損害保険会社の保険を付保して運用しています。保証期間内に機器の修理が発生した場合の費用は、保険により補償されますので、将来にわたり修理費用の支払いについても担保されています」(2026年9月7日・交換できるくん公式「全品無料10年保証」ページ)。
注文1件ごとに保険が掛けられている形なので、修理費の原資は施工業者の財布だけに依存していません。長期保証で怖いのは「保証書は残ったが、出すお金が無い」という状態なので、ここが保険で担保されているかどうかは、10年保証を比べるときの実質的な分かれ目になります。
なお、引き受けている損害保険会社の社名は公表されていません。そこまで確かめたい場合は、注文前に問い合わせてください。

修理の受付は9時〜18時。24時間なのはメールだけです

公式の保証比較表では、交換できるくんの修理受付窓口は9時〜18時で、24時間365日受け付けているのはメールフォームです(年末年始は休業)。同じ表の中で電話まで24時間365日としているのはパロマ・パナソニック・LIXILで、交換できるくんはそこには入りません(2026年9月7日・同ページ)。
つまり、深夜にお湯が止まったその場で人と話したい、という使い方には向きません。急ぎの連絡先を最優先するなら、24時間365日の電話受付を掲げている会社と比べてください。

10年保証が適用されないケース

交換できるくんの10年保証も、他社と同様に適用外となるケースが存在します。保証を最大限活用するために、以下の点を事前に理解しておきましょう。

1. 自然故障以外の原因による故障

公式が免責事項としてまとめているのは、消耗品・排水のつまり・過失・移転・改造・業務利用・天災の7つです(2026年9月7日・同ページ)。取扱説明書に従った正常な使用状態で起きた故障は、部品代と出張費を含めて無料とされています。逆に、次のような場合は対象外です。
  • 使用上の誤りや不適切な操作(過失)による故障
  • 取扱説明書や機器のラベルの注意書きに従わなかった場合
  • 家庭用の機器を店舗などで業務利用した場合

2. 無断改造・修理による故障

交換できるくん以外の業者による無断改造や修理を行った後に発生した故障は、保証対象外となる場合があります。

3. 設置場所・利用条件の変更

取り付け場所を無断で変更した場合や、設置条件が変わった場合も保証対象外になる可能性があります。

4. 消耗品の交換

公式が名指ししているのは「電池、電球、浄水器や水栓のカートリッジ等の消耗品類」です。あわせて「トイレや食洗機等の排水のつまり除去作業」も対象外と明記されています(2026年9月7日・同ページ)。

5. 自然災害・事故による故障

火災・地震・水害・落雷などの自然災害や、交通事故などの外部要因による故障は保証対象外です。

6. 経年劣化による故障(場合により)

公式は「経年劣化による変色や素材の反り等」を免責と明記しています。つまり見た目の劣化は対象外で、保証が見ているのは「お湯が出ない」「追い焚きができない」のような機能の不具合です(2026年9月7日・同ページの「保証対象となる不具合例」)。
免責の項目が公式のどこに書かれているか、工事に対応している地域はどこまでかは、交換できるくんの評判を公式の数字で確かめた|工事対応は8エリア限定、10年保証の対象外は約款に書いてありますで公式の記載に沿って確かめています。

他社の有料延長保証と、条件を並べて比べる

口コミは投稿者も日付もたどれないことが多く、保証の判断材料にはなりません。公式が出している比較表を見るほうが確実なので、要点だけ抜きます(2026年9月7日・交換できるくん公式「全品無料10年保証」ページ)。
  • 費用:交換できるくんは無料。メーカーの有料10年延長保証は、リンナイ ワランティVが11,000〜44,000円、ノーリツ 安心プランSが27,940〜41,140円、パロマ HOT安心システムが17,160〜19,800円(いずれも税込・同社調べ)
  • 上限:交換できるくんはご注文金額が上限。メーカー各社も商品購入金額が上限で、ここは横並びです
  • 修理部品が無くて直せないとき:交換できるくんは代替品に交換して保証を継続。リンナイ・ノーリツ・パロマ・TOTOは交換不可
  • 申し込み:交換できるくんは手続き不要。メーカーの延長保証は販売店またはメーカーへの申し込みが要ります
比べるときは「無料かどうか」だけでなく、上限額・部品欠品時の扱い・受付時間の3点をそろえて見てください。
同じ「10年保証」を掲げる他社と1社ずつ比べた記事もあります。正直屋との違いは交換できるくんと正直屋を比べる|同じ「10年保証」でも中身が違う理由、キンライサー側の保証の中身はキンライサーの10年保証は本当に安心?保証内容の実態と注意点を徹底解説にまとめています。

上場グループ企業としての安心感

株式会社交換できるくんは上場企業のグループ会社であり、以下の点で非上場の業者とは異なる信頼性が期待できます。

財務情報の透明性

上場企業は定期的に財務諸表の開示が義務づけられており、経営状況が外部から確認できます。これは、10年という長期にわたる保証を考えた際の「企業存続性」という観点で重要な要素です。

コーポレートガバナンスの整備

上場企業には内部統制報告書の提出などが求められ、経営の仕組みを外部からチェックされる立場にあります。ただし、それで経営の健全性そのものが保証されるわけではありません。

ただし上場 = 倒産しないわけではない

上場企業であっても経営破綻するリスクはゼロではありません。交換できるくんの場合は、注文ごとに大手損害保険会社の保険を付保して10年保証を運用しているため、修理費の原資が会社の財布だけに依存していない点が重要です(2026年9月7日・同社公式)。なお同社は2020年12月に東証マザーズ(現在のグロース市場)へ上場し、2026年10月1日からは持株会社「リフォームテクノロジー株式会社」(上場を維持)の完全子会社「株式会社交換できるくん」がサービスを引き継ぐ予定です(2026年5月28日付・同社IRリリースより)。
業者とは別の財団が保証を引き継ぐ仕組みとしては、ベターリビングの給湯器保証があります。対象の部位と年数はベターリビング(BL)の給湯器保証は熱交換器3年・タンク5年です|業者が倒産しても財団が引き継ぎますで解説しています。

交換できるくんと他社の保証比較

東京ガスの機器交換(東証プライム上場)

東京ガス株式会社(東証プライム上場)の給湯器交換は、申し込みから工事まで一社で完結します。保証の年数と条件は東京ガスの規定によるので、商品ページで確認してください。対応エリアは市区町村単位で決まっていて、関東の全域ではありません。東京都は23区と多摩地域の21市、群馬県は前橋市・高崎市、栃木県は宇都宮市だけです(2026年9月17日時点・東京ガス公式の給湯器交換「ご利用条件」より)。住所が対象に入っていれば、最初に見積もりを取る候補になります。

キンライサー(非上場)

株式会社キンライサーは非上場ですが、商品保証と工事保証の両方で10年無料保証を提供しています。受付は年中無休で、Webからの見積り依頼は24時間、電話(0120-250-910)は8時から21時です(2026年9月24日時点・キンライサー公式より)。ただし非上場であるため、財務状況の透明性という観点では上場企業と異なる点があります。

ミズテック(非上場)

株式会社ミズテックは非上場です。保証は商品10年・工事10年の無料ダブル保証を掲げていて、年数では交換できるくんと差がありません(2026年9月9日時点・ミズテック公式より)。違いが出るのは上限額や受付の仕組みなので、見積もりの際に確認してください。

チカラもち(非上場)

給湯器・エコキュート交換の専門店として全国展開しています。保証の年数と条件は、見積もりの際に書面で確認してください。

交換できるくんの10年保証を活用するためのチェックリスト

交換できるくんで給湯器を交換する場合、10年保証を最大限活用するために以下の点を確認・実施してください。
  • 保証規約書を書面で受け取り、全ての条件を確認する
  • 見積もりの依頼が2022年10月1日以降か(それ以前の注文は対象外です)
  • 保証対象外となるケースを事前に理解する
  • 保証書の原本とデジタルコピーを安全に保管する
  • 保証を受けるための連絡先と手続きを事前に確認する
  • 注文する機器の仕様(都市ガス用/プロパン用)を必ず確認する
給湯器本体の所有者登録をしておくかどうかも、交換のタイミングで決めておくと手間が省けます。必要かどうかと登録の方法は給湯器の所有者登録は必要?メリット・登録方法・保証期間を徹底解説にまとめています。

まとめ:交換できるくんの10年保証は信頼できる

交換できるくんの10年保証は、以下の理由から業界の中でも信頼性の高い保証と評価できます。
  1. 商品保証と工事保証の二本立てで幅広いトラブルをカバー
  1. 注文ごとに大手損害保険会社の保険を付保しており、修理費の原資が会社の財布だけに依存しない
  1. 上場グループ企業として財務の透明性と企業継続性の期待値が高い
  1. 修理費の自己負担ゼロ・回数制限なし(ただし受付窓口は9時〜18時。24時間365日はメールフォームのみ)
ただし、保証対象外となるケースも存在するため、保証規約の詳細を書面で確認することが重要です。
東京ガスの給湯器交換の対応エリア(東京23区と多摩21市、神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・栃木の一部の市町)にお住まいなら、まず東京ガスの機器交換を見てください。エリア外の場合は、交換できるくんの工事対応エリアに入っているかを先に確かめます。同社の工事対応は札幌・仙台・関東・東海・関西・中国・愛媛・福岡の8地区で、全国ではありません。入っていない地域では、全国に対応するキンライサーが現実的な候補になります。
東京ガスと交換できるくんのどちらにするかで迷っている場合は、【2026年最新】「交換できるくん」と「東京ガス」徹底比較|給湯器交換はどちらがお得?で両社を並べています。

給湯器交換おすすめサービス一覧

東京ガスの機器交換

首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。
ガス給湯器の交換はこちら

交換できるくん

上場グループ企業が運営する、住宅設備交換のネットサービスです。見積もり後の追加費用なしをうたう「明朗会計」が特徴で、商品・工事ともに無料10年保証が付きます。工事の対応エリアは札幌・仙台・関東・東海・関西・中国・愛媛・福岡の8地区です。
ガス給湯器の交換はこちら

キンライサー

年中無休で、Webからの見積り依頼は24時間、電話(0120-250-910)は8時から21時に受け付けています(2026年9月24日時点・キンライサー公式より)。商品・工事ともに「10年間の無料保証」が標準で付きます。
ガス給湯器の交換はこちら
エコキュートの交換はこちら

ミズテック

メーカーからの直接仕入れで中間マージンを抑えている、と説明しているネット業者です。商品10年・工事10年の無料ダブル保証を掲げています(2026年9月9日時点・ミズテック公式より)。
ガス給湯器の交換はこちら

チカラもち

給湯器およびエコキュート交換の専門店として、全国にネットワークを展開しています。対応エリアと保証の条件は、見積もりの際に確認してください。
ガス給湯器の交換はこちら