【給湯器】ガス給湯器のメーカーはパロマでいい【リンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパス】

【給湯器】ガス給湯器のメーカーはパロマでいい【リンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパス】 リフォーム

ガス給湯器のシェアは主要メーカー4社(リンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパス)で構成されています。給湯器の規格はメーカー共通となっており大体どのメーカーも取り付けられます。基本的な給湯性能も差がありません。その中でどのメーカーを選べばいいのか、どのような観点でメーカーを選ぶべきかを解説します。

はじめに

お湯はキッチン、洗面、お風呂と、毎日いつでも使えるのが当たり前ですよね。だからこそ、いざ給湯器が壊れると大変困ってしまいます。購入頻度も少ないし、金額も高い、見た目もほとんど変わらないから、迷ってしまいます。

そこで、今回は選ぶべき給湯器メーカーを紹介します。

主要な給湯器メーカーはリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスがあります。その中で、しなちくがお勧めする給湯器メーカーはパロマです。

今回はその理由を分かりやすく解説します。

  • 注文住宅で給湯器を選ぶ人
  • 持ち家に住んでいて給湯器の交換を考えている人

は、ぜひ参考にしてみてくださいね。それでは行ってみましょう。

注意点

給湯器にはいくつか種類があります。
①蛇口から湯を出すことができる「給湯専用機」
②自動での湯張りや追い炊きができる「ふろ給湯器」
③さらに床暖房や浴室暖房ができる「熱源機」
などが代表的な例です。

多くのお家では、「ふろ給湯器」が採用されていますので、今回は「ふろ給湯器」を対象にお話しします。「給湯専用機」ではパロマが優位でないケースもあり、「熱源機」についてはパロマ製品がありません。

また、稀にパロマの給湯器では設置できないケースがあります。設置場所が特殊であったり、既存の給湯器の配管接続位置が特殊な場合です。このような場合にはパロマを諦めて、既存メーカーの互換品を入れるしかないでしょう。

給湯器メーカーの紹介

パロマの給湯器をお勧めする理由をお伝えする前に、各メーカーの紹介をしましょう。主要な給湯器メーカーはリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスです。

各メーカーのシェアを見ていくと、2014年時点のデータですが、リンナイ41%、ノーリツ36%、パロマ11%、パーパス7%となっています。

第1位のリンナイは「技術のリンナイ」と呼ばれ、新しい技術をいち早く取り入れてきた企業です。最近、テレビCMでも見かけるウルトラファインバブル給湯器やスマホで給湯器を遠隔操作できるIoTリモコンを最初に取り入れたのもリンナイです。

第2位のノーリツは、「お風呂が沸きました」でお馴染みのボイスリモコンを初めて開発したメーカーです。最近ではUV除菌機能付き給湯器など、他社にない機能を有した商品開発もおこなっています。

第3位のパロマは「営業のパロマ」と呼ばれ、古くはリンナイを凌ぐ企業でした。1980年代に起こしてしまった一酸化炭素中毒事故を契機に日本でシェアが下がってしまいました。一般にはあまり知られていませんが、アメリカでの給湯器シェアは50%を誇ります。2010年頃から日本でも再び普及し始めて、徐々にシェアが伸ばしています。

第4位のパーパスは、今や多くのお家で使われている高効率タイプの給湯器「エコジョーズ」を初めて作った企業です。ビルや工場などでの業務用での採用が多いメーカーです。

直近の売上高で見比べると、海外でも活躍するパロマがダントツの1位で、リンナイ、ノーリツ、パーパスと続きます。こうみるとパロマは大きい企業だとわかりますね。

メーカー売上高
リンナイ4,252億円
ノーリツ2,300億円
パロマ9,074億円
パーパス255億円
直近の決算の売上高(2024年2月時点)

パロマの給湯器をお勧めする理由

ここからが本題です。しなちくがパロマの給湯器をお勧めする理由を3点紹介します。
①基本性能に差がない
②メーカー保証が最も長い
③価格が安い
この3点です。

①基本性能に差がない

まずは、給湯器はメーカー毎に基本性能に差がほとんどないことが挙げられます。ここで挙げる基本性能とは、お湯が出ること・自動で湯張りができること・追い炊きができることを指します。そして、このような基本性能を、長く、安く使えることが給湯器には求められます

給湯器の付加機能としては次のようなものがあります。給湯効率が高いエコジョーズは全てのメーカー共通です。パロマのエコジョーズも他メーカーと同じように95~96%の効率があります

フルオートは、湯船の湯温を一定に保てる、湯船の湯が減ったら自動で湯を入れてくれる機能ですが、これも全メーカー共通です。

他にも、浴室と台所で会話ができるインターホン機能、最近では、マイクロバブル機能・除菌機能・スマホ操作機能など、多様な機能がありますが、ほとんどの方には不要な機能だと思います。機能が増えれば増えるほど長く使っていった際に故障しやすくなりますしね。

新しいものが大好きで最新の設備を使うのが趣味、と言う人でなければ基本性能だけを見ておけば十分なのが給湯器です。メーカー毎に差がないからこそ、次の2点がとても重要です。

②メーカー保証が最も長い

給湯器は長く使いたいものです。給湯器の耐用年数はどのメーカーも10年と設定していて、10年間は使えることが多いですが、運が悪いと10年未満で故障してしまいます。

バスタブ曲線という言葉をご存じでしょうか。多くの工業製品は、製造から最初の2年間くらいが故障しやすく、その後安定して使えて、標準耐用期間である10年を迎えます。耐用年数を超えると急激に壊れやすくなります。

給湯器を購入する際には初期故障による突発的な支出を抑えるのが重要です。せっかく10万円以上の支出をしたのにまた数万円の修理費用が掛かったら大変ですからね。

給湯器は通常のメーカー保証期間は1年間です。ですが、一部の商品は、型番に「BL」が付いています。この商品はベターリビング認定品と言い2年保証となっています。

そして、リンナイの場合、独自の保証制度を展開していて3年保証が付いてきます。

パロマのブライツというシリーズであれば、何と5年長期保証が付いています。様々な販売店も長期保証を展開していますが、保証条件に制限があったり、市況が変わっていったら改悪されてしまうかもしれません。また、小規模の業者の場合、長期で生き残っているかもわからないでしょう。そういった販売店独自の長期保証ではなく、メーカーの保証制度であることもポイントです。

パロマのブライツシリーズを選択すれば、故障しやすい初期故障期間を安心して経過できます。その後、運悪く故障してしまった場合、10年経過していない場合には、交換ではなく数万円で修理するのも手ですね。2回目の修理、または10年を経過している場合には、次に別の部位が壊れてしまう可能性も高いですから交換してしまった方が良いでしょう。

③価格が安い

最後に価格の安さです。パロマの給湯器は2大メーカーのリンナイ・ノーリツに比べて安く売られていることが多いです。

パロマ >> リンナイ > ノーリツ という印象です。

給湯器専門業者のキンライサーで見ても、2.5万円ほど安く設定されています。パロマは日本でのシェアを伸ばそうとしていますから、この低価格での攻勢はしばらく続くと思います。

まとめ

今回は、お勧めの給湯器メーカーとしてパロマを紹介しました。

①基本性能に差がない:他のメーカーが様々な新機能を打ち出していますが、多くの方には不要な機能です。基本機能はどのメーカーも差がありません。

②メーカー保証が最も長い:パロマは、ブライツと言うシリーズを選択することで、独自のメーカー保証として、無料で5年保証が適用できます。故障が比較的多くなってしまう初期故障期間も安心です。

③価格が安い:他のメーカーよりも販売されることが多いです。キンライサーでは、他メーカーに比べて約2.5万円安く販売されています。他の販売業者でも同じように割安に売られていることが多いです。

給湯器選びで迷っている方、既にパロマの給湯器の方がいたら、良かった点・悪かった点をコメントで教えてください!

給湯器専門業者キンライサー

給湯器交換を得意としているキンライサー(旧:近畿ライフサービス)もお勧めです。

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