パロマ エブリシェフはビルトインではありません|据置きのガステーブルコンロで、ビルトインならブリリオ・リプラです

この記事を読むと分かること
  • パロマ「エブリシェフ」は据置きのガステーブルコンロだということ(機能・価格・グリル性能の実態)
  • リンナイ・ノーリツとの具体的な違いと考え方
  • ガスコンロ交換時に業者選びで失敗しないための施工資格・保証の見極め方

パロマ エブリシェフとは?ブランドの特徴

先に、いちばん間違えやすいところを書きます。エブリシェフはビルトインコンロではありません(重要)。パロマ公式の製品情報で、ビルトインコンロのラインアップに並んでいるのはクレア/フェイシス/ウィズナ/ブリリオ/リプラの5シリーズで、エブリシェフは1件も出てきません。エブリシェフが載っているのは「ガステーブルコンロ」のページで、グランドシェフと並んでいます(2026年9月11日時点・編集部調べ)。
つまり、天板をキッチンに埋め込むタイプを探しているなら、パロマではブリリオかリプラになります。エブリシェフはガス栓につないで台の上に置く据置型です。同じ「パロマのコンロ」でも、設置の仕方も工事も別物なので、ここを取り違えたまま見積もりを取ると話が噛み合いません。
そのうえで、エブリシェフ自体がどういうコンロなのかを見ていきます。
エブリシェフは、パロマ公式が「まいにち使いやすい。おしゃれで頼りになるコンロ」と紹介しているシリーズで、充実した調理機能とシンプルなデザインを両立しています(2026年9月24日時点・パロマ公式より)。ここからは、メーカーとしてのパロマの成り立ちと、エブリシェフの実力を順に見ていきます。

株式会社パロマの概要

株式会社パロマは1911年(明治44年)創業、100年以上の歴史を持つガス機器メーカーです。リンナイ・ノーリツ・パロマの3社は国内ガス調理器具市場を代表するトップメーカーで、その中でもパロマは安全技術の開発に先駆的なメーカーとして知られています。

エブリシェフ(ガステーブルコンロ)の主な機能・スペック

エブリシェフの現行ラインアップは PA-380WA-R/L(ブラックプラチナ)と PA-380WHA-R/L(ナチュラルホワイト)の2機種で、どちらも幅59cm・希望小売価格86,350円(税抜78,500円)です(2026年9月24日時点・パロマ公式より)。この2機種を中心に、機能を確認します。

調理機能

コンロ側には「高温炒め機能」を搭載しており、火加減調整が必要な炒め物などの調理にも対応しやすい設計です。また、調理をサポートする機能として、温度キープ機能(160〜200度、強火力側)が搭載されています。温度管理が必要な揚げ物などでも便利です。
また、コンロ調理タイマー(1〜99分)が搭載されており、設定時間がたつと自動消火してくれます。煮込み料理や照り焼きなど、つきっきりになりやすい調理も、タイマーで負担を減らせます。

グリル機能

水なし両面焼きグリルを標準搭載。魚を裏返さなくても両面がムラなく焼けるので、日常の魚調理が格段に楽になります。オプションのグリルアクセサリ「ラ・クックグラン」に対応しており、グリル庫内の汚れを抑えやすい点も魅力です。

安全機能

パロマのエブリシェフには多層の安全装置が準備されています。調理油過熱防止装置、立消え安全装置、焦げつき消火機能、消し忘れ消火機能、そしてパロマ独自のフレームトラップ機能が強みです。フレームトラップは、グリル内の魚などに引火した場合でも排気口から炎が出ることを抑制する独自の安全機構です。

エブリシェフを選ぶ前に、確かめておきたいこと

口コミを集めるより、仕様で決まってしまう部分を先に押さえたほうが確実です。エブリシェフで実際に効いてくるのは次の3点です。
1. 掃除のしやすさは、天板の素材と五徳の形で決まります。焼き網ではなく受け皿を外して洗える構造か、五徳が一体か分割かで、片づけの手数が変わります。カタログの仕様表で、天板の素材名と五徳の点数を見てください。
2. 水なし両面焼きグリルは、裏返す手間が消える代わりに、庫内の掃除が残ります。魚を返さなくていいのは上下にバーナーがあるからで、その分だけ庫内の上面にも脂が飛びます。専用のグリルプレートを使うと庫内の汚れは減りますが、プレート自体を洗う手間に置き換わるという関係です。
3. グリル用アクセサリの品揃えは、メーカーで差が出ます。リンナイのココットプレートのような「庫内を汚さずに調理する器」を前提に選びたい場合、パロマ側の対応品はラ・クックグランになります。使いたい器が決まっているなら、その型番が対応表に載っているかを購入前に確認してください。
操作の複雑さは、機能の数に比例します。ボタンや設定が多い機種ほど、最初の数日は取扱説明書を開くことになります。使う機能が2つか3つに決まっているなら、上位機種を選ぶ必要はありません。

リンナイ・ノーリツとの比較:3社の選び方

ガスコンロの3大メーカーを簡潔に整理します。
リンナイ — 国内ガス機器の大手メーカー。デリシアシリーズのココットプレートやスマホ連携機能など、イノベーション面で先駆的なメーカーです。調理が好きな方やコンロをフル活用したい方向き。
ノーリツ — ノーリツは給湯器メーカーとしての実績が幅広いメーカー。天板のラインナップが豊富で、住宅のインテリアに合わせた選択がしやすい点が強み。
パロマ — 安全技術の先駆メーカー。フレームトラップをはじめ、多層の安全機能を標準搭載している点が特徴。製品価格はリンナイ・ノーリツとほぼ同等ですが、コストパフォーマンス重視で選ばれることもあります。

どのメーカーを選ぶべきか

3社はスペック上の性能差が大きくないため、最後は「自分の料理スタイルと何を重視するか」で選ぶのが賢明です。
グリルの便利アクセサリを活用したい方はリンナイのデリシア、天板デザインを重視する方はノーリツのオルシェが向いている、という考え方です。
ただし、この3つを横に並べて選べるのはビルトインの話です。デリシアもオルシェもビルトインで、エブリシェフは据置型なので、同じ土俵には乗りません。パロマのビルトインで安全機能を軸に選ぶなら、比較する相手はブリリオ・リプラのほうです。
そもそも据置型とビルトインのどちらにするかを決めていない方は、テーブルコンロとビルトインコンロの違いを徹底比較!どちらがいい?費用・選び方・注意点まで解説で工事と費用の違いを先に確かめてください。

こんな方にエブリシェフがおすすめ

以下のいずれかに当てはまる方には、エブリシェフは特に安心しておすすめできます。
まず、揚げ物など温度管理が必要な調理をよくする方。温度キープ機能が役立ちます。
次に、安全面を重視して家族に安心して使ってほしい方。フレームトラップをはじめとする安全機能が充実しています。
さらに、リンナイ・ノーリツと同等クラスの製品で、コストパフォーマンス重視で選びたい方にも向きます。
なお、パロマの据置型にはエブリシェフの上にグランドシェフがあります。どちらにするかで迷っている方は、パロマ「グランドシェフ」の機種間の違い|プレミアム・エブリシェフとの比較と選び方を徹底解説で機能の差を並べています。

ガスコンロ交換時に業者選びで失敗しないための注意点

メーカーや機種を決めたら、次に大事なのが「誰に工事を依頼するか」です。

施工資格の確認が必須

据置きのガステーブルコンロは、既にあるガス栓とコンロをガスホースでつなぐだけなので、ガス管そのものを動かす工事は通常は起きません。ただしガス栓の位置を変える、古いガス管を取り替えるといった作業が入るときは、有資格者でなければ手をつけられません。無資格のまま配管に手を入れると、ガス漏れ・不完全燃焼のリスクが上がります。
「安くて評判良さそう」な業者にさえ、資格確認を徹底することが大切です。
業者の選び方そのものを比べたい方は、ガスコンロ交換業者おすすめ3選|料金・口コミで選ぶ失敗しない選び方もあわせてご覧ください。

10年保証の代わりに「10年後も存続する会社」で選ぶ

10年保証を売り文句にする業者は多いですが、メーカーが公表しているのは「設計上の標準使用期間」と「補修用部品の保有期間」で、どちらも製造が打ち切られた日から数えます(ノーリツはコンロの補修用部品が製造打ち切り後5年、リンナイはビルトイン式ガスこんろの整備用部品が製造打ち切り後10年)。買った日から10年ではありません。加えて、小規模業者が10年後も同じ会社で営業を続けている保証もありません。保証が意味をなさなくなる前に、「10年後も存続していそうな会社か」を判断基準にすることをおすすめします。

ガスコンロ交換は東京ガスに依頼するのが最善手

東京ガスの機器交換の対応エリア(ガスの供給エリアとは別で、商品ごとに市区町村単位で決まります)にお住まいの方は、ガスコンロ交換を東京ガスの機器交換に依頼することを強くおすすめします。
理由は複数あります。東京ガスは東証プライム上場インフラ企業であり、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月24日時点・東京ガス公式より)。また上場企業としての個人情報管理の体制が整っています。販売はWeb専用に絞られており、その分だけ価格が抑えられています。

まとめ

パロマのエブリシェフシリーズは、安全機能の充実と実用的な調理機能が両立しており、初心者から上級者まで幅広く選ばれるコンロです。フレームトラップ機能をはじめとする安全設計の手厚さも魅力です。一方で、グリル用便利アクセサリの豊富さやスマホ連携などの最先端機能にこだわる方には、リンナイのデリシアも選択肢になります。
まずは自分の料理スタイルと重視ポイントを整理し、比較しながら自分に合ったメーカーを絞り込んでいきましょう。そして、どのメーカーを選んだとしても、工事依頼先には施工体制や会社の信頼性を確認してください。

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東証プライム上場のインフラ企業が運営しており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月24日時点・東京ガス公式より)。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えているのも特徴です。対応エリアは商品によって異なり、市区町村単位で決まります。
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