パロマ グランドシェフのビルトインモデルは?ガステーブルとの違いと選び方
この記事を読むと分かること
- パロマの高級ガステーブル「グランドシェフ」の特徴とガステーブル・ビルトインコンロそれぞれの違い
- グランドシェフのメリット・デメリットと、対応する「ラ・クック」(プレミアムは同梱)を活用した調理の魅力
- ビルトインコンロへの交換を検討する際の業者選びで本当に大切なポイント
「パロマのグランドシェフってビルトインタイプもあるの?」「ガステーブルとビルトインコンロ、どっちを選べばいいの?」——パロマの人気コンロシリーズ「グランドシェフ」について、こんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
グランドシェフはパロマの高級ガステーブルシリーズとして知られていますが、ビルトインコンロとの違い・使い分けについては意外と情報が少なく、迷ってしまいがちです。
この記事では、パロマ グランドシェフの特徴を詳しく解説しながら、ガステーブルとビルトインコンロそれぞれの違い、「ラ・クック」の便利な活用法、メリット・デメリット、そして交換業者の選び方まで網羅的にご説明します。
パロマ グランドシェフとは?シリーズの全容を把握しよう
まず、パロマのグランドシェフシリーズについての基礎知識を整理しましょう。
グランドシェフ(GRAND CHEF)は、パロマが展開する高級ガステーブル(据え置き型コンロ)シリーズです。希望小売価格(税込)はグランドシェフプレミアム129,470円、グランドシェフ115,390円で、パロマのガステーブルの中では上の2機種です(2026年9月27日・パロマ公式)。
グランドシェフシリーズには「グランドシェフ」と「グランドシェフプレミアム」があります。遠赤外線グリル・自動炊飯・温度キープ機能はどちらにも付いています。プレミアムだけにあるのは、テーブルコンロ初をうたうレンジフード連動機能と、ラ・クックの同梱です(2026年9月27日・パロマ公式の仕様表)。
どちらも本体幅約59cm(一般的な60cm幅のガス台向け)の2口で、型番末尾のR/Lで強火力バーナーの左右を選びます。トッププレートにはハイパーガラスコートトップを採用しており、汚れが付きにくく、お手入れがしやすい設計です。
グランドシェフはガステーブルが中心
重要な点として、グランドシェフはパロマの「ガステーブル(据え置き型)」のシリーズです。つまり、賃貸住宅などでよく見られる、キッチンのガス台の上に置いて使うタイプのコンロです。
一方、システムキッチンに組み込まれる「ビルトインコンロ」はパロマでは別シリーズです。公式の現行ラインアップは次の7シリーズです(希望小売価格・税込・2026年9月8日確認)。
- AVANCE(アバンセ)405,900円
- CREA(クレア)366,300円〜
- FACEIS GRAND(フェイシス グランド)274,340円〜
- WITHNA(ウィズナ)232,980円〜
- BRilliO(ブリリオ)196,460円〜
- repla(リプラ)173,470円〜
- Sisto(シスト)164,450円
「フェイシス」単体や「ベリシア(VERICIA)」はこの一覧にはありません。
グランドシェフの名前を聞いてビルトインコンロとの違いが気になった方は、まず自分のキッチンがガステーブル向けなのかビルトインコンロ向けなのかを確認することが大切です。
ガステーブルとビルトインコンロの根本的な違い
ガステーブルとビルトインコンロは、同じガスコンロでもその性質が大きく異なります。
ガステーブル(据え置き型)の特徴
ガステーブルはキッチンのガス栓に接続して使う、置き型のコンロです。ほとんどの賃貸住宅では「ガス台(置き台)」と呼ばれるコンロを置くスペースが設けられており、そこにガステーブルを設置します。
ガステーブルの利点は、設置工事が不要(ガス栓をつなぐだけ)で比較的手軽に交換できること、製品価格が安い傾向があること、引っ越しの際に持ち運べることです。グランドシェフのような高性能モデルでも、ビルトインコンロと比べると交換のハードルが低いです。
ビルトインコンロの特徴
ビルトインコンロはシステムキッチンのキャビネット内に組み込まれ、天板部分だけが露出するタイプのコンロです。キッチン天板とフラットに仕上がるため、見た目の統一感とキッチン全体のすっきりとした印象が魅力です。
ビルトインコンロは専門業者による工事が必要で、設置費用がガステーブルより高くなります。ただし、設置後の使い勝手や清掃性、デザイン性はビルトインコンロの方が優れている面が多く、マイホームや分譲マンションのキッチンリフォームでは多くの場合ビルトインコンロが選ばれます。
グランドシェフの主な特徴と機能
ガステーブルとして見たときのグランドシェフの特徴を詳しく解説します。
ハイパーガラスコートトップ
グランドシェフのトッププレートには「ハイパーガラスコート」が採用されています。公式の説明は「ホーロー用鋼板にガラスコートを施し、美しい光沢と衝撃への強さ、お手入れのしやすさを備えます」です(2026年9月8日確認)。「2層コーティング」という記載は公式にはありません。
フラットな天板はガステーブルの清掃の最大のネックであった「バーナー周辺の汚れ」を大幅に軽減し、毎日のお手入れを楽にします。
ラ・クック(La Cook)対応(プレミアムは同梱)
グランドシェフの特徴の一つが、ふた付きのグリル調理器「ラ・クック」に対応していることです。ふたをしたまま焼くので、グリル庫内に油が飛び散りにくくなります。ただし付属するのはグランドシェフプレミアムだけで、グランドシェフ(PA-A97WCH)の仕様表では付属品のラ・クック欄が空欄です(2026年9月27日・パロマ公式)。無印を選ぶなら、ラ・クックは別に買う前提で見積もってください。
ラ・クックを使うと、これまで掃除が大変でためらいがちだったグリル調理が格段に楽になります。魚はもちろん、肉・野菜・お菓子まで幅広い料理に対応できます。
グランドシェフプレミアムの仕様表は「ラ・クック、ラ・クックグラン対応、ラ・クック同梱」です(2026年9月8日確認)。同梱されるのはラ・クックのほうで、より大きいラ・クックグランは「対応」=別売で買えば使えるという意味です。製品ページの特長欄には「ラ・クックグランが同梱」という書き方もありますが、仕様表の付属品欄とオプション品欄(ラ・クックグラン PGDL-50BM)はこの読み方で揃っています(2026年9月27日再確認)。購入前に販売店で付属品を確かめてください。サンマを丸ごと焼きたいなら、ラ・クックグランを買い足す前提で見積もってください。
豊富な便利機能
グランドシェフには調理をサポートする多彩な機能が搭載されています。
温度キープ機能は揚げ物調理の際に便利で、温度センサーが鍋底の温度を検知し、設定温度に合わせて火力を自動調節します。グランドシェフプレミアムの仕様表では140〜200℃(強火力側)となっています(2026年9月8日確認)。揚げ物で「温度が下がりすぎて衣がベタッとなる」「温度が上がりすぎて焦げる」という失敗が防ぎやすくなります。
湯沸かし機能は、やかんでお湯を沸かす際に沸騰を検知して自動消火します。沸かしっぱなしのうっかりミスを防ぐ安全機能です。
自動炊飯機能(グランドシェフ・プレミアムとも)は、別売の炊飯鍋(PRN-52は1〜5合、PRN-32は1〜3合)を使ってガスでご飯を炊く際に火加減を自動でコントロールします。ガス炊飯ならではの美味しさを手軽に楽しめます。
煮込み・煮もの機能は設定した時間になると自動消火するタイマー機能で、じっくり煮込む料理でもコンロのそばを離れられます。
グランドシェフのメリット・デメリット
グランドシェフを選ぶにあたってのメリットとデメリットを公平にまとめます。
メリット① 掃除がしやすい
ハイパーガラスコートトップのフラット天板により、日々のお手入れが非常に楽です。ラ・クックを使えばグリル庫内の汚れもほぼ防げます。「掃除が面倒でグリルを使わない」という悩みを根本的に解消してくれます。
メリット② 豊富な調理機能
温度キープ・タイマー・自動炊飯・湯沸かしなど、料理の失敗を防ぐための機能が充実しています。料理の腕前に関係なく、誰でも使いやすいコンロです。
メリット③ ラ・クック対応でグリル活用の幅が広がる
ラ・クックがあることで、グリルで作れる料理の幅が大幅に広がります。魚焼きだけでなく、グラタン・ピザ・焼き菓子など、グリルを多目的に活用できます。
デメリット① ガステーブルとしては価格が高め
グランドシェフはガステーブルの中では高価格帯です。希望小売価格(税込)はグランドシェフ115,390円、グランドシェフプレミアム129,470円です(2026年9月8日確認)。ただしビルトインコンロの希望小売価格は最も安いSistoでも164,450円なので、定価で見る限りグランドシェフのほうが安くなります。高いと感じるのは、同じガステーブルの中で比べたときです。
デメリット② ビルトインコンロほどのキッチンとの一体感はない
いくら高性能でも、ガステーブルはキッチン天板の上に「置いている」状態です。ビルトインコンロのようなフラットな一体感や高級感は、どうしても出しにくいのが実情です。
デメリット③ グリル頻繁使用時はお手入れが必要
ラ・クックで庫内の汚れは大幅に軽減されますが、ラ・クック自体のお手入れは必要です。また、グリルを頻繁に使う場合は焼き網や庫内の定期的な清掃が必要になります。
口コミではなく、仕様表で確かめられること
口コミは媒体名しか分からないものが多く、投稿者も日付もたどれないため、この記事では引用しません。代わりに、パロマ公式の仕様表で確かめられる項目を並べます(グランドシェフプレミアム・2026年9月8日確認)。
- グリルは水なし両面焼。遠赤外線グリルあり。グリル調理タイマーは1〜15分
- コンロ調理タイマーは1〜99分(左右選択式)
- 温度キープ機能140〜200℃(強火力側)、高温炒め機能あり
- ごはんとおかゆの自動炊飯は標準火力側と強火力側の両方、煮込みは標準火力側、湯沸しは強火力側
- 30分消火あんしんモードあり
- 焼き網・受け皿はフッ素コーティング
焼き網の消耗のしかたは使い方で変わるので、交換部品の価格を購入前に見ておくと安心です。
ビルトインコンロへの交換を検討しているなら
現在ガステーブルを使用していて「次はビルトインコンロにリフォームしたい」という方に向けて、業者選びの重要ポイントをお伝えします。
ビルトインコンロへの交換は工事を伴うため、業者選びが非常に重要です。多くの業者が「10年保証」を売り文句にしていますが、その実態を理解しておくことが大切です。
コンロの寿命を「何年」と一つに決めた公表値はありません。メーカーが示しているのは設計上の標準使用期間(ノーリツは製造から10年)と、補修用部品の保有期間(買った日ではなく、製造打ち切り後から数えます)です。「10年保証」が切れる頃には、本体も標準使用期間を過ぎていることになります。施工不良による問題は設置後数週間〜数ヶ月以内に発覚するもので、10年後に「施工不良だった」と証明することはほぼ不可能です。
保証は年数だけで比べず、何が対象か(本体の故障か、工事の不具合か)、誰が保証するのか(メーカーか、販売店か、保証会社か)、部品が無いときにどう扱われるかを、申し込む前に書面で確かめてください。
見積もりで聞くのは、資格の名前ではなく「ガス栓を動かすのか」「誰のどの資格で施工するのか」の2つです。簡易内管施工士はガス栓の増設や位置替えを伴うときに必要になる資格で、いまあるガス栓に同じ位置でつなぎ替えるだけなら要りません(国家資格ではなく、講習で取得する資格です)。
東京ガスの機器交換がおすすめな理由
首都圏でビルトインコンロへの交換を検討している方には、東京ガスの機器交換を最初の選択肢としておすすめします。コンロ交換の対応エリアは商品ごとに決まっていて、千葉県・群馬県・栃木県・茨城県は一部の市町村に限られます(2026年9月7日時点・東京ガス公式より)。お住まいが対象かは公式の商品ページで確かめてください。
東京ガスは首都圏に都市ガスを供給する東証プライム上場企業で、申し込みから工事までの窓口になります。基本工事費はコンロのみの交換で29,700円(税込)です(2026年10月15日時点・東京ガス公式より)。
工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。申し込みから工事まで一社で完結するので、一括見積もりサービスのように複数の業者から連絡が来ることはありません。
価格はWeb専用のオンライン販売に絞って抑えています。取り扱うビルトインコンロはパロマ・リンナイ・ノーリツの3社なので(2026年9月27日・東京ガス公式)、パロマの中でのグレード選びから相談できます。
グランドシェフとパロマのビルトインコンロの比較
最後に、グランドシェフ(ガステーブル)とパロマのビルトインコンロの主な違いを整理します。
グランドシェフは「設置工事不要・持ち運び可能・ガステーブルの中では高め(ただしビルトインの定価よりは安い)」という据え置き型ならではの特性を持ちます。一方、パロマのビルトインコンロ(FACEIS GRANDやWITHNAなど)は「工事が必要・キッチンとの一体感」という特性があります。
賃貸住宅に住んでいる方や、引っ越しの可能性がある方にはガステーブルのグランドシェフが向いています。マイホームや長期居住のマンションで、本格的なキッチンリフォームを考えている方にはビルトインコンロへの交換が適しています。
どちらを選ぶ場合も、定価はパロマ公式の一覧で確かめられます(ガステーブルはグランドシェフ115,390円・プレミアム129,470円、ビルトインは164,450円から。2026年9月時点)。自分のライフスタイルと住環境に合わせて選んでください。
まとめ:グランドシェフとビルトインコンロ、最適な選択をするために
パロマのグランドシェフはハイパーガラスコートトップとラ・クック対応(プレミアムは同梱)による掃除のしやすさ、豊富な調理機能を備えた、パロマのガステーブルの上位2機種です。ガステーブルとして見れば機能・品質ともに非常に優れた選択肢ですが、ビルトインコンロとは根本的に異なる設置タイプであることを理解した上で選ぶことが大切です。
ビルトインコンロへの交換を検討していて、東京ガスの機器交換の対応エリアにお住まいの方は、相談してみてください。工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当し、対応エリアは公式の商品ページで確かめられます。
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