サンウエーブの食洗機は18型番すべて廃番です|中身を作っていたのは3社で、LIXIL公式の代替品は開き方で変わります
この記事で分かること
- サンウエーブの食洗機は、LIXILの品番検索で調べた18型番がすべて「廃番品」だったこと
- 品番はSWで始まるのに、中身を作っていたのはパナソニック・日立・三菱電機の3社に分かれること
- 同じSW-4511、同じSW-4521という品番が、それぞれ2つ存在すること
- LIXILが示す代替品は、もとの開き方がフロントオープンかトップオープンかで別々になること
- 代替品が1つも登録されていない型番が5つあること
食洗機が動かなくなって扉の内側を見たら、品番の上に「サンウエーブ」と書かれていた。もう無い会社の名前に見えるけれど、どこに連絡すればいいのか。ここで止まる方が多いはずです。
結論から書くと、窓口は今もLIXILにあります。サンウエーブ工業は2011年にトステム・INAX・新日軽・東洋エクステリアと統合してLIXILになり、LIXILのキッチンサポートは「LIXIL、サンウエーブ・INAX・トステムブランドのキッチン製品の修理のお申し込みを承ります」と明記しています(2026年9月25日確認)。
ただし、直せるかどうかは別の話です。当サイトが同じ日にLIXILの品番検索で18型番を調べたところ、18型番すべてに「廃番品」の表示が付いていました。この記事では、その一覧と、公式に決まっている代替品を開き方ごとに並べます。
自分の食洗機の型番は、どこで調べられますか
LIXILが「キッチン機器代替品 品番検索」という無料の検索を公開しています。販売を終了したキッチン機器の代替品を調べるためのもので、食器洗い乾燥機も対象に入っています。
- 扉を開けた内側の縁、または扉の裏に貼られたシールで品番を読む
- LIXILのキッチン機器代替品 品番検索の下段(キッチン用機器)に品番を入れる
- ハイフンは入れても入れなくても引けます。数字だけでも部分一致で出ます
結果の品番の横に、「廃番品」「部品供給不可」という小さなラベルが出ます。この表示は画像で作られているため、ページの文字を検索しても出てきません。目で確かめてください。品番をクリックすると、代替品の欄に現行の品番と価格が表示されます。
サンウエーブの食洗機は、どこのメーカーが作っていたのですか
サンウエーブの食洗機は、パナソニック・日立・三菱電機の3社が作っていました。品番の頭がSWでそろっていても、中身のメーカーは同じではありません。LIXILの検索は、品番ごとにメーカー名を表示します。
まずパナソニック製です。すべてフロントオープン(扉が手前に倒れる前開き)として登録されています。
| 品番 | 販売時期 | 当時の価格(税別) | 表示 |
|---|---|---|---|
| SW-5500 5HZ / 6HZ | 1989年2月〜1990年9月 | 166,000円 | 廃番品 |
| SW-5500 B5HZ | 1990年5月〜1992年2月 | 165,000円 | 廃番品 |
| SW-5500 B6HZ | 1990年5月〜1997年5月 | 165,000円 | 廃番品 |
| SW-5500 C5HZ / C6HZ | 1992年2月〜1997年7月 | 165,000円 | 廃番品・部品供給不可 |
| SW-3000 5HZ / 6HZ | 1991年6月〜2001年9月 | 表示なし | 廃番品 |
| SW-3011 5HZ / 6HZ | 1996年9月〜2002年3月 | 160,000円 | 廃番品 |
| SW-4511(MSW-4511) | 1995年7月〜 | 表示なし | 廃番品 |
| SW-4521(MSW-4521) | 1996年7月〜1997年12月 | 168,000円 | 廃番品 |
| SW-4531(MSW-4531) | 1998年3月〜2001年1月 | 165,000円 | 廃番品 |
※ LIXIL「キッチン機器代替品 品番検索」の表示値。2026年9月25日に当サイトが取得。価格は本体の希望小売価格(税別)で、工事費は含みません。
末尾の5HZ・6HZは電源周波数です。50ヘルツ地域と60ヘルツ地域で別の品番が用意されていました。いまのビルトイン食洗機は多くがどちらでも使えますが、当時は分かれています。引っ越しで持ち出せる機器ではないので実害はありませんが、品番を伝えるときは末尾まで読んでください。
次に日立製です。こちらもフロントオープンです。
| 品番 | 販売時期 | 当時の価格(税別) | 表示 |
|---|---|---|---|
| SW-4551(HSW-4551) | 1997年9月〜2002年3月 | 196,000円 | 廃番品 |
| SW-4561(HSW-4561) | 1997年6月〜2001年10月 | 145,000円 | 廃番品 |
| SW-6021 | 1997年9月〜2001年5月 | 266,000円 | 廃番品 |
※ 同じ検索の表示値(2026年9月25日取得・税別・本体のみ)。メーカー欄は「日立グローバルライフソリューションズ(旧社名 日立アプライアンス)」と表示されます。
最後に三菱電機製です。この2型番だけがトップオープン(天面が開いて、上から食器を入れる形)です。
| 品番 | 販売時期 | 当時の価格(税別) | 表示 |
|---|---|---|---|
| SW-4511(MISW-4511) | 1997年12月〜2005年2月 | 130,000円 | 廃番品 |
| SW-4521(MISW-4521) | 2000年6月〜2005年10月 | 130,000円 | 廃番品 |
※ 同じ検索の表示値(2026年9月25日取得・税別・本体のみ)。
同じ「SW-4511」「SW-4521」が2つあります
上の3つの表を見比べると、SW-4511とSW-4521が二度ずつ出てきます。これは書き間違いではありません。
| 品番 | メーカー | 開き方 | 販売時期 |
|---|---|---|---|
| SW-4511 | パナソニック | フロントオープン | 1995年7月〜 |
| SW-4511 | 三菱電機 | トップオープン | 1997年12月〜2005年2月 |
| SW-4521 | パナソニック | フロントオープン | 1996年7月〜1997年12月 |
| SW-4521 | 三菱電機 | トップオープン | 2000年6月〜2005年10月 |
※ 同じ検索で、同一の品番に2件のレコードが返ります(2026年9月25日取得)。
同じ4桁でも、メーカーも開き方も販売時期も違います。そして後で見るとおり、代替品として案内される機種も別々です。
電話や見積もり依頼で「SW-4511です」とだけ伝えると、相手は取り違えます。開き方(前に倒れるか、上に開くか)を必ず添えてください。それだけで一意に決まります。
LIXIL公式の代替品は、開き方で分かれます
品番をクリックすると代替品が2つ表示されます。もとの開き方によって、示される機種が入れ替わります。
| もとの開き方 | 代替品1 | 代替品2 |
|---|---|---|
| フロントオープン(パナソニック製・日立製) | RSW-F403CASV-JG(リンナイ製・フロントオープン 奥行65cm用)232,000円 | NP-45CD1SJG(パナソニック製・プルオープン深型)212,000円 |
| トップオープン(三菱電機製) | NP-45RS9SJG(パナソニック製・プルオープン浅型 奥行65cm・センターキッチン用)168,000円 | RKW-405ASV-JG(リンナイ製・プルオープン浅型 奥行65cm・センターキッチン用)174,000円 |
※ 同じ検索の表示値(2026年9月25日取得)。価格はいずれも希望小売価格(税別・本体のみ)で、工事費・処分費は含みません。RSW-F403CASV-JGは2025年4月1日から、NP-45CD1SJGは2026年5月1日からの販売として登録されています。
作っている会社は、もとのメーカーとは関係なく割り当てられています。日立製のSW-4551にもリンナイ製とパナソニック製が示され、三菱電機製のSW-4511にもパナソニック製とリンナイ製が示されます。「元と同じメーカーのものに替える」という考え方は、この一覧には入っていません。
トップオープンは、いまの製品にありません
代替品の表で入れ替わっているのは、金額よりも開き方です。
- フロントオープン(前開き)は、いまも同じ形が作られています。だから代替品1が前開きのままです
- トップオープン(上開き)は、現行品に1機種も見当たりません。代替品はどちらも引き出し式(プルオープン)の浅型です
トップオープンは天板を開けて上から食器を入れる形なので、引き出し式に替えると、食器の入れ方も、開けたときに必要な前面のスペースも変わります。買い替えというより、使い方が変わる乗り換えだと考えてください。
代替品が1つも出てこない型番が5つあります
18型番のうち、代替品の欄そのものが用意されていないものが5つありました。
- SW-3000 5HZ / SW-3000 6HZ(パナソニック製)
- SW-3011 5HZ / SW-3011 6HZ(パナソニック製)
- SW-6021(日立製)
これは「替えられない」という意味ではありません。LIXILの検索に代替品が登録されていないというだけです。いずれもフロントオープンなので、同じ開き方の他型番に示されている代替品が実際の候補になります。
ただし、登録が無い以上、寸法が合う保証も公式には示されていません。この5型番に当たった場合は、現地を見てもらってから機種を決めるほうが確実です。サイズ違いで工事当日に追加請求になる流れは食洗機の見積もりで下見が必須な理由の記事で扱っています。
修理を頼む前に、品番を調べたほうがよい理由
LIXILの「修理費用の目安」には、キッチンの項目として扉・引出し・シンク・水栓金具の4つしか載っていません(2025年6月時点の表示)。食洗機の項目はありませんでした。
同じページには、こう書かれています。
製品が古く交換部品がないため、やむなく修理をお断りする場合には、リフォームについてのご案内をさせていただいております。
さらに、訪問して故障診断を行ったあとにキャンセルした場合などは、修理作業をしなくても「出張料」「技術料(点検診断料)」として7,920円が発生すると明記されています。
先に品番検索で状態が分かっていれば、この費用を払ってから同じ結論を聞く流れを避けられます。なお部品そのものは、LIXILの公式通販サイトが「LIXILや、INAX、TOSTEM、サンウエーブのメンテナンス部品が買える」と案内しています。在庫は品番ごとに違うので、廃番の表示だけで全部を諦めないでください。
同じ「廃番になったブランドの食洗機」という状況は、ほかのメーカーでも起きています。ノーリツグループのハーマンについてはハーマンの食洗機に後継機がない件をまとめた記事、松下電器時代のナショナルについてはナショナルNP-P45からの買い替えをまとめた記事があります。
交換を相談するなら
部品が出ない以上、直せる見込みは高くありません。本体の価格に加えて、取り付け費・既存品の処分費・扉の面材(キッチンと色をそろえる板)の費用が乗ります。どこまで含んだ金額なのかを、見積もりの段階で1社ずつそろえて比べてください。
東京ガスの機器交換
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスの審査を通った認定施工会社が担当します。
よくある質問
サンウエーブの食洗機は、もう修理してもらえませんか。
修理の受付窓口はLIXILにあります。ただし当サイトが2026年9月25日に18型番を調べた範囲では、すべてに「廃番品」の表示が付いていました。うちSW-5500 C5HZとSW-5500 C6HZの2型番には「部品供給不可」の表示も付いています。在庫は品番ごとに違うので、まず品番検索で確認してください。
品番はどこに書いてありますか。
扉を開けた内側の縁か、扉の裏のシールです。読めないときは、LIXILのサポートが品番・製造番号の確認方法を製品カテゴリーごとに案内しています。
代替品の価格が、そのまま交換費用になりますか。
なりません。表示されているのは本体の希望小売価格(税別)です。取り付け費・既存品の処分費・面材の費用は別に必要です。
代替品なら必ず入りますか。
確認できていません。LIXILの検索は代替品の品番を示すだけで、設置できるかどうかまでは示していません。幅が同じでも、奥行き・高さ・給排水と電源の位置で変わります。現地を見てもらってから決めてください。
サンウエーブのブランドはいつ無くなりましたか。
サンウエーブ工業は2011年にトステム・INAX・新日軽・東洋エクステリアと統合し、LIXILになりました。ブランド名としては残っていませんが、修理の受付も部品の販売も、いまはLIXILが窓口です。