サンウエーブの換気扇は部品供給が終わっています|LIXIL公式の代替品は富士工業と渡辺製作所の2社に分かれます

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この記事で分かること
  • サンウエーブ時代のレンジフード・換気扇は、LIXILの検索でほぼ「廃番品」「部品供給不可」と表示されること
  • 公式の代替品は決まっていて、シロッコファン型は富士工業、プロペラファン型は渡辺製作所と、作っている会社が分かれること
  • 金属の換気扇そのもの(V-25L1)は、1995年から現行品のまま買えること
  • 代替品として案内される品番が、すでに廃番になっていることがあること
キッチンの換気扇が動かなくなって品番を調べたら、本体のシールに「サンウエーブ」と書かれていた。修理を頼めるのか、もう部品が無いのか。ここで手が止まる方が多いはずです。
結論から書くと、窓口は今もあります。サンウエーブ工業は2011年にトステム・INAX・新日軽・東洋エクステリアとともに統合してLIXILになり、LIXILのキッチンサポートは「LIXIL、サンウエーブ・INAX・トステムブランドのキッチン製品の修理のお申し込みを承ります」と明記しています(2026年9月25日確認)。
ただし、修理できるかどうかは別の話です。当サイトが同じ日にLIXILの品番検索で15型番を調べたところ、サンウエーブ時代のレンジフードは、調べた範囲すべてに「廃番品」「部品供給不可」の表示が付いていました。この記事では、その調べ方と、公式に決まっている代替品を型番ごとに並べます。

自分の型番の状態を調べる手順

LIXILが「キッチン機器代替品 品番検索」という無料の検索を公開しています。販売終了したキッチン機器の代替品の品番を調べるためのもので、レンジフード・ガスコンロ・IHヒーター・食器洗い乾燥機が対象です。
  • 本体に貼られた銘板か、フィルターを外した内側のシールで品番を読む
  • ハイフンを入れても入れなくても引けます。数字だけ、記号だけでも部分一致で出ます
結果の品番の横に、「廃番品」「部品供給不可」という小さなラベルが出ます。この2つが付いていたら、部品を取り寄せての修理は成り立ちません。そのまま画面の品番をクリックすると、代替品の欄に現行の品番と価格が表示されます。

サンウエーブ時代のレンジフードと、公式の代替品

まずシロッコファンのタイプです。NSVは「レンジフードブーツタイプ」、BBHは「レンジフードシロッコ」という品名で登録されています。どちらもLIXILの検索はメーカーを富士工業と表示します。
旧品番販売時期当時の価格(税別)代替品代替品の価格(税別)
NSV-611K / 611T / 611W1991年11月〜1996年9月54,300円LER-631SIL180,000円
NSV-711K / 711T1991年11月〜1996年9月61,800円LER-731SIL198,000円
NSV-911K / 911T1991年11月〜1996年9月83,800円LER-931SIL215,000円
NSV-631T / 641T / 642K1991年11月〜1996年9月57,800〜61,000円NBH-638K / NBH-6387K81,000円 / 87,000円
NSV-731T / 741T1991年11月〜1996年9月72,300〜75,300円NBH-738K / NBH-7387K93,000円 / 100,000円
NSV-931T / 941T1991年11月〜1996年9月94,300〜97,500円NBH-938K / NBH-9387K111,000円 / 119,000円
BBH-631B / 731B / 931B1987年5月〜1995年3月59,800〜96,300円NBH-638K / 738K / 938K81,000〜111,000円
BBH-635K / 735K / 935K1995年8月〜1998年4月50,000〜70,000円NBH-6387K / 7387K / 9387K87,000〜119,000円
※ LIXILの「キッチン機器代替品 品番検索」の表示値。2026年9月25日に当サイトが取得。価格はいずれも本体の希望小売価格(税別)で、工事費は含みません。
同じNSVでも、末尾が「11」の型番だけ代替品がLERになり、金額が2倍以上ちがいます。LER-631SILは180,000円、NBH-638Kは81,000円です。末尾が「31」「41」の型番はNBHに割り当てられています。この振り分けはLIXILの検索がそう表示するというだけで、理由は公表されていません。見積もりで高いほうを出されたときは、型番を伝えて根拠を聞いてください。
次に、プロペラファン(金属換気扇)を組み込むタイプです。こちらは代替品のメーカーが渡辺製作所に変わります。
旧品番品名当時の価格(税別)代替品代替品の価格(税別)
BBH-615Kレンジフード換気扇タイプ40,000円WEP-603AK / WEP-6037AK95,000円 / 105,000円
BBH-715Kレンジフード換気扇タイプ45,000円WEP-753AK / WEP-7537AK106,000円 / 117,500円
BBH-915Kレンジフード換気扇タイプ60,000円WEP-903AK / WEP-9037AK117,000円 / 130,000円
BBH-605Kフードのみ(キッチンフード)15,500円WBB-601K38,000円
BBH-705Kフードのみ(キッチンフード)18,000円WBB-751K48,000円
BBH-905K / 9051Kフードのみ(キッチンフード)29,000円WBB-901K58,000円
※ 同じ検索の表示値(2026年9月25日取得・税別・本体のみ)。WEPシリーズとWBBシリーズは、どちらも2025年2月5日からの販売です。
WEPとWBBは、LIXILが公開しているレンジフードの「交換提案システム」の資料には1件も載っていません。当サイトが同資料(2026年4月改訂版・全63ページ)を全文検索したところ、WEPもWBBも0件でした。資料の冒頭には「本システムに掲載されている商品は、(株)LIXILで取り扱いがある全ての商品が登録されてはおりません」と書かれています。提案システムだけを見て「もう同じ形は無い」と判断しないでください。

プロペラファンの金属換気扇は、いまも単体で買えます

フードは無事で、中の羽根が回らないだけなら、フードごと替えなくて済むことがあります。
V-25L1「有圧ロック機能付換気扇(金属製)」は、1995年12月13日発売のまま現行品として登録されていて、廃番の表示が付いていません。価格は24,000円(税別)です。同じ検索で確認した2026年9月25日時点の表示です。
一方、その一世代前のV-25S1(1986年7月〜1997年3月・20,300円)は「廃番品」「部品供給不可」でした。
フード全体を替えるか、羽根だけ替えるかは、外から見た形で決まります。判断のしかたはレンジフードのプロペラファンからシロッコファンへの交換費用の記事にまとめています。

代替品として出てきた品番が、すでに廃番のことがあります

検索結果を鵜呑みにできない場面が1つあります。
V-25S1の代替品として表示されるVH-25B1は、それ自体が「廃番品」で、販売期間が2025年8月30日で終わっています。さらにその先の代替品は表示されません。つまり、案内された品番をそのまま注文しようとしても手に入りません。
代替品の品番が出てきたら、その品番でもう一度検索してください。現行品なら廃番のラベルは付きません。ひと手間ですが、発注前に気づけます。

ブーツ型から薄型に替えるときは、壁のタイルに注意してください

上の表のNSV-611系は、ブーツ型から薄型(LER)への交換になります。ここでLIXILが自社の資料で注意を促しています。
壁面取付型でブーツ型からスリムタイプに変更する場合や、横壁取付型でサイドマントルフードの機種を変更する場合、タイル・クロス等が後張りされていないかご注意ください。
資料には「タイルが後張りされており、スリム型に変更したことで、貼られていない部分が露出してしまった事例」と書かれています。古いフードは本体が大きいぶん、その裏の壁が仕上げられていないことがあるという話です。
幕板でどこまで隠せるかを含めた費用は、ブーツ型からスリム型へのレンジフード交換費用と幕板の選び方の記事で扱っています。

いまのLIXILのレンジフードは、全機種が富士工業製です

交換提案システムの資料に載っている6タイプは、6つとも機種ページに「(富士工業製)」と書かれています。サンウエーブ時代のNSV・BBHも富士工業製だったので、この部分は30年変わっていません。
タイプ取付・形状間口価格(税込・本体のみ)加熱機器連動
CLS壁面・薄型900 / 750253,000円〜あり(照明連動あり)
LER壁面・薄型900 / 750 / 600198,000円〜あり(照明連動あり)
ASR壁面・薄型900 / 750 / 600121,000円〜なし
NBH壁面・ブーツ型900 / 750 / 600100,100円〜なし
SMCLS横壁・薄型900356,400円〜あり(照明連動あり)
SMHVR横壁・薄型900214,500円あり(照明連動なし)
※ LIXIL「キッチン用機器 交換提案システム」2026年4月改訂版の全商品一覧(2026年9月25日取得)。同資料は「本システムの価格は製品代のみの価格です。取付費などは、取付業者様へご相談下さい」「掲載されている商品は、2026年4月時点の商品となります」と明記しています。
ブーツ型のまま替えるNBHがいちばん安く、薄型に変えると金額が上がります。連動機能が要らないなら、ASRとNBHの2つが候補になります。

修理を頼む前に型番を調べたほうがよい理由

LIXILの「修理費用の目安」には、キッチンの項目として扉・引出し・シンク・水栓金具の4つしか載っていません(2025年6月時点の表示)。レンジフードの項目はありませんでした。
同じページには、こう書かれています。
製品が古く交換部品がないため、やむなく修理をお断りする場合には、リフォームについてのご案内をさせていただいております。
さらに、訪問して故障診断を行ったあとにキャンセルした場合などは、修理作業をしなくても「出張料」「技術料(点検診断料)」として7,920円が発生すると明記されています。
先に品番検索で「部品供給不可」と分かっていれば、この費用を払ってから同じ結論を聞く流れを避けられます。音の種類から原因を切り分ける方法は換気扇・レンジフードの異音の記事にまとめています。

交換を相談するなら

部品が出ない以上、直せる見込みは高くありません。本体の価格に加えて、取り付け費・既存品の処分費・電源やダクトの手直しが乗ります。どこまで含んだ金額なのかを、見積もりの段階で1社ずつそろえて比べてください。
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東京ガスの機器交換
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスの審査を通った認定施工会社が担当します。

よくある質問

サンウエーブの換気扇は、もう修理してもらえませんか。
修理の受付窓口はLIXILにあります。ただし当サイトが2026年9月25日に15型番を調べた範囲では、すべてに「部品供給不可」の表示が付いていました。部品の在庫状況は品番ごとに違うので、まず品番検索で確認してください。
品番はどこに書いてありますか。
本体の銘板か、フィルターを外した内側のシールです。読めないときは、LIXILのサポートが品番・製造番号の確認方法を製品カテゴリーごとに案内しています。
代替品の価格がそのまま交換費用になりますか。
なりません。LIXILの資料は「本システムの価格は製品代のみの価格です。取付費などは、取付業者様へご相談下さい」と明記しています。工事費・処分費は別に必要です。
代替品なら必ず付きますか。
確認できていません。同じ資料に「実際にお客様のご自宅のキッチンに設置できるかは現地調査の上でのご判断となります」と書かれています。間口が同じでも、吊戸棚やダクトの位置で変わります。
サンウエーブのブランドはいつ無くなりましたか。
サンウエーブ工業は2011年にトステム・INAX・新日軽・東洋エクステリアと統合し、LIXILになりました。当時のパートナー向けサイトの図面ダウンロードは、現在はLIXILの「外観図(キッチン)」検索へ転送されます。NSV-611Kは図番3A3-0755A、V-25L1は図番3A3-2910として、いまも図面が引けます(2026年9月25日確認)。