リンクス(RINX)は医療脱毛ではありません|「医師監修」「永久80%保証」が何を指すのか、公式の表記から確かめました

リンクス(RINX)は医療脱毛のクリニックではありません。運営会社の事業内容は「メンズ脱毛専門店RINXの全国運営」で、施術を担当するのは医師や看護師ではなく認定脱毛技能士です。ここでは公式サイトが掲げている「医師監修」「永久80%保証」「追加料金は一切なし」が何を指しているのかを、2026年9月14日時点の記載どおりに確かめます。
リンクスを調べると、まず「医師監修」と「永久80%保証」という2つの言葉が目に入ります。どちらも公式サイトの記載ですが、読んだままの意味ではありません。この記事では、公式が自分で書いている注記まで含めて、契約前に分かることと分からないことを分けて並べます。
※ 効果や痛みの感じ方には個人差があります。料金・プラン・施術内容は変わることがあります。契約前に必ず公式サイトと無料カウンセリングでご確認ください。

リンクス(RINX)は医療脱毛ですか

医療脱毛ではありません。運営は株式会社リンクスホールディングス(大阪市北区中之島)で、会社概要の事業内容は「メンズ脱毛専門店RINXの全国運営」です。医療機関ではないので、医師や看護師による施術ではありません。
公式サイトのよくある質問も、この点をはっきり書いています。
なお、医療従事者とは役割や提供できる施術の範囲が異なりますが、当サロンでは脱毛を専門とした知識と経験をもとに、丁寧な対応を心がけております。
※ リンクス公式「よくある質問(施術の仕様・品質)」より(2026年9月14日確認)。
なぜこの区別が効果に直結するかというと、毛根を壊す行為が医療行為とされているからです。厚生労働省は平成13年11月8日の通知(医政医発第105号)で、機器が医療用かどうかを問わず、レーザー光線等を毛根部分に照射して毛乳頭・皮脂腺開口部等を破壊する行為は医行為であり、無資格者が業として行えば医師法第17条違反にあたるとしています。
つまりサロンの機器は、はじめから毛根を壊さない範囲で設計されています。施術者は、社内の技能研修と試験を通った認定脱毛技能士です。公式によれば在籍は300名(2026年3月現在)、全店全スタッフが正社員雇用で、店舗数は79店です。
エステの光脱毛で何がどこまで変わるのかは、サロン側とクリニック側の公式表記を並べてこちらで整理しました。

「医師監修」は、医師が施術するという意味ではありません

監修されているのは施術ではなく、機器の設計と運用基準です。公式サイトの脱毛機のページは、こう書いています。
施術運用に基づき、出力設計・照射条件・安全基準の策定を専門医師が監修しています。
※施術は、所定の試験に合格した男性の認定脱毛技能士が行います。
※ リンクス公式「RINXの男性専用脱毛機 RiNOVATION」より(2026年9月14日確認)。米印の注記も公式のものです。
「医師監修」と「施術は技能士」は、同じページに並んで書かれています。打ち消されているわけではなく、役割が違うという説明です。会社概要には専属顧問として日本外科学会認定医の川本徹氏の名前が挙がっています。診察・麻酔・薬の処方は、医療機関ではないので行えません。
機器そのものも、医療機器ではなく美容ライト機器として扱われています。公式が挙げている仕様は、最大80J・波長640〜950nm・20段階の出力設定で、経済産業省の定める基準をもとにJEIA(日本エステティック工業会)が定めた美容ライト機器適合審査に合格した機種である、という説明です。
これは品質の優劣の話ではありません
美容ライト機器と医療機器は、満たすべき基準が違う別の枠組みです。「サロンの機械だから弱い」という単純な話ではなく、毛根を壊す出力は制度上そもそも使えないということです。
だから「何回通えば終わるか」の答えが、医療脱毛とは別の形になります。

「永久80%保証」は、永久脱毛の保証ではありません

保証されているのは料金です。リンクスには「アフター保証プラン」があり、7回以上のコースを契約した人は、コースを終えたあとも同じ部位を通常1回価格の80%引きで受けられます。料金表ではこれが「永久80%保証価格」と書かれています。
部位通常1回永久80%保証価格
鼻下・あご・あご下/首・口下・両ほほ・両もみあげ(各1部位)4,950円990円
乳輪周り・両わき・へそ周り(各1部位)9,900円1,980円
胸元全体・Oライン・おしり(各1部位)16,500円3,300円
※ リンクス公式「脱毛プラン・料金」の単部位料金より(2026年9月14日確認・税込)。アフター保証プランは7回以上のコースが対象と同ページに記載されています。
「永久」が掛かっているのは値段のほうで、毛が生えてこないことを保証するものではありません。永久脱毛という言葉が実際に何を指すのかは、定義から整理しています。

料金はいくらですか

公式サイトに全プランが載っており、入会金・年会費・事務手数料はかからないと明記されています。主なコースは次のとおりです。
プラン3回コース6回コース
顔ヒゲ全体6部位42,000円84,000円
全身セレクト8部位133,000円266,000円
ALL全身脱毛14部位178,000円356,000円
VIOスッキリセレクト4部位78,000円156,000円
ヒゲ+ALL全身脱毛セレクト14部位設定なし398,000円
※ リンクス公式「脱毛プラン・料金」より(2026年9月14日確認・税込)。
6回コースの金額は、どのプランも3回コースのちょうど2倍です。42,000円と84,000円、133,000円と266,000円、178,000円と356,000円、78,000円と156,000円。回数を増やしても1回あたりの単価は下がりません。顔ヒゲ全体6部位なら、3回でも6回でも1回あたり14,000円です。
初回限定のプランは別の値段で出ています。顔ヒゲから選べる3部位×3回が8,100円、全身から選べる2部位×3回が49,000円、VIOから選べる1部位×1回が8,250円です。顔ヒゲ3部位で計算すると、初回限定は1回あたり2,700円、通常の6回コース(48,000円)は1回あたり8,000円で、およそ3倍の開きがあります。
全身プランに入っていない部位が3つあります
公式は、ALL全身脱毛14部位とヒゲ+全身のセットについて、硬毛化部位(肩・ひじ上・背中)はオプションで選択可能と注記しています。
「全身」という名前でも、この3部位は自動では含まれません。見積もりを取るときは、肩・ひじ上・背中を入れた金額なのかを先に確かめてください。
支払い方法は現金、クレジットカード(一括・分割・リボ)、モバイル決済、Paidy(3回・6回・12回)、月定額の5つです。月定額は信販会社を通した3〜36回の分割で、18歳以上で収入があること、脱毛総額3万円以上、月々1,000円以上が条件と公式に書かれています。

契約前にウェブで読める条件と、読めない条件

公式サイトは「当サロンの脱毛プラン(料金)は、サイト内に全て記載しています。追加料金は一切なし」としています。料金についてはそのとおりで、単部位まで含めた価格表が公開されています。
一方で、特定商取引法に基づく表記のページは、公式サイト内に見つけられませんでした。公式が配信しているサイトマップ(18ページ)、フッターのリンク、サイトマップページに並ぶ110本のリンク、表記ページによく使われる9通りのURLを直接開く、の4通りで探した結果です(2026年9月14日時点)。
これは法令違反という話ではありません。エステの契約は店舗で結ぶものなので、通信販売のように「ウェブサイト上に表記を掲げる」義務が生じる取引とは別の類型です。代わりに、特定商取引法は書面を渡すことを事業者に義務づけています。
書面渡されるタイミング記載が義務づけられている主な事項
概要書面契約の締結前役務の内容/金銭の概算額と支払時期・方法/提供期間/クーリング・オフ/中途解約/前受金の保全
契約書面契約の締結後、遅滞なく上記に加えて、前受金の保全措置の有無とその内容/担当者名/契約年月日
※ 消費者庁「特定商取引法ガイド」特定継続的役務提供(法第42条)より(2026年9月14日確認)。書面の字は8ポイント以上、注意事項とクーリング・オフの事項は赤枠の中に赤字で記載することも定められています。
つまり、解約条件を初めて文字で読むのはカウンセリングの席になります。その場で契約せず、概要書面を持ち帰って読む時間を取ってください。

解約すると、何が引かれますか

やめられます。ただし、いくら引かれるのかは公式サイトの記載だけでは分かりません。同じよくある質問のページに、次の2つが並んでいるためです。
公式の記載内容
料金について入会金や年会費・事務手数料といった追加料金は一切発生いたしませんので安心ください
解約について後日、事務手数料を差し引いた残金をお振込みいたします
※ リンクス公式「よくある質問(料金・支払い方法)」より(2026年9月14日確認)。どちらも同じページに掲載されています。事務手数料の金額は、確認した範囲の公開ページには記載がありませんでした。
契約中にかからない費用と、解約時の精算で引かれる費用は別の話だと読めます。ただし金額が示されていない以上、戻る額を事前に自分で計算することはできません。法律の側には上限が決まっています。
法律が定める上限(エステティック)
クーリング・オフ契約書面を受け取った日から起算して8日間(法第48条)
役務提供開始前の解約事業者が請求できるのは2万円まで
役務提供開始後の解約提供済みの役務の対価+(2万円または契約残額の10%のいずれか低い額)まで
※ 消費者庁「特定商取引法ガイド」特定継続的役務提供(法第48条・第49条)より(2026年9月14日確認)。エステティックは契約期間が1か月を超え、かつ金額が5万円を超えるものが対象です。契約残額とは、役務の対価の総額から既に提供された役務の対価を差し引いた額です。
リンクスの6回コースはいずれも5万円を超えるので、この上限がそのまま効きます。事務手数料という名目であっても、この枠を超えて請求することはできません。
解約手続きについては、店舗に連絡したうえで、契約時に使った印鑑・支払いに使っているクレジットカードや通帳・身分証明書・契約書を持参して来店するよう公式が案内しています。
なお、予約当日のキャンセルにキャンセル料はかかりませんが、予約していた部位は1回分の消化になると公式のよくある質問に書かれています。
クーリング・オフそのものの期間と数え方は、制度の側からこちらで整理しています。

白髪の扱いは、公式の2ページで違います

白髪が混じっている人は、カウンセリングで直接確かめてください。公式サイトの2か所で、書かれていることが違います。
ページ白髪についての記載
よくある質問(脱毛が受けられない条件)色素の抜けた白髪には反応しないが、問題なく光を照射することが可能
脱毛施術の注意点施術を原則お断りする対象に「まぶたやその周辺、耳鼻、頭髪、粘膜部位、白髪及び金髪への施術」を挙げている
※ いずれもリンクス公式サイトの記載(2026年9月14日確認)。当編集部ではどちらが運用上の扱いなのかを確認できませんでした。
どちらの記載も「白髪そのものは減らせない」という点では一致しています。光もレーザーも黒い色素に反応するので、色の抜けた毛には効きません。公式も、白髪になる前(40代・50代)に始めるのが理想と案内しています。すでに白髪が混じっている場合に何が残るのかは、こちらで比べました。

先に払ったお金は、どう守られますか

契約前に閲覧を請求できる書類があります。特定商取引法は、前払方式で5万円を超える特定継続的役務提供を行う事業者に対して、業務や財産の状況を記載した書類(貸借対照表、損益計算書など)を用意しておくことと、消費者の求めに応じて閲覧できるようにしておくことを義務づけています(法第45条)。
リンクスの6回コースはこの金額を超えます。つまり、契約前に「財務の書類を見せてください」と言う権利が読者の側にあります。
会社概要によれば、株式会社リンクスホールディングスの株主はエンデバー・ユナイテッド株式会社で、同社からの非常勤取締役2名が役員に名を連ねています。
前受金の保全措置についての記載は、確認した範囲の公開ページには見つけられませんでした。前述のとおり、これは概要書面と契約書面の法定記載事項なので、書面のその欄を必ず読んでください。
脱毛サロンの倒産で実際に何が起きるのか、契約前に確認すべきことはこちらにまとめています。

リンクスと医療脱毛、どちらを選べばいいですか

通い終えたあとの使い方まで含めて考えると、リンクスの位置づけがはっきりします。
リンクスの強みは、7回以上のコースを終えた人が1部位990円から受け続けられるという点にあります。「完全になくす」ではなく「薄い状態を安く維持する」設計です。剃る回数が減れば十分で、長く付き合うつもりがあるなら噛み合います。
逆に、青ヒゲをなくしたい・やめても戻らない状態にしたいなら、毛根を壊せる医療機関でなければ届きません。白髪が混じっている場合も、光では色素に反応しないため、医療のニードル脱毛が選択肢になります。
値段だけを並べて比べないでください。同じ結果を買っているわけではありません。同じ「医療脱毛ではない」入口でも、サロンごとに公開している情報の量は違います。途中解約の精算式まで公式に出しているサロンとの比較はこちらです。

よくある質問

リンクス(RINX)は医療脱毛ですか

違います。運営する株式会社リンクスホールディングスの事業内容は「メンズ脱毛専門店RINXの全国運営」で、医療機関ではありません。公式のよくある質問にも「医療従事者とは役割や提供できる施術の範囲が異なります」と書かれています。施術を担当するのは認定脱毛技能士です。

「医師監修」なら医師が施術してくれますか

しません。公式が医師の監修範囲として挙げているのは、脱毛機の出力設計・照射条件・安全基準の策定です。同じページに「施術は、所定の試験に合格した男性の認定脱毛技能士が行います」という注記があります。

「永久80%保証」は永久脱毛ですか

違います。7回以上のコースを終えた人が、その後も同じ部位を通常1回価格の80%引きで受けられるという料金の保証です。ヒゲ1部位なら通常4,950円が990円になります。毛が生えてこないことを保証するものではありません。

6回コースにすると割安になりますか

1回あたりの金額は変わりません。公式の料金表では、どのプランも6回コースが3回コースのちょうど2倍です。顔ヒゲ全体6部位なら3回42,000円・6回84,000円で、どちらも1回あたり14,000円になります。

途中でやめたらお金は戻りますか

戻ります。クーリング・オフ期間(契約書面を受け取った日から8日)を過ぎていても中途解約ができます。ただし公式は「事務手数料を差し引いた残金を振り込む」としか書いておらず、金額の記載がありません。法律上は、開始後の解約で請求できるのは提供済みの対価に加えて2万円または契約残額の10%の低いほうまでです。

まとめ

  • リンクス(RINX)は医療脱毛ではありません。運営会社の事業内容は「メンズ脱毛専門店RINXの全国運営」で、施術者は認定脱毛技能士です
  • 「医師監修」の対象は施術ではなく、脱毛機の出力設計・照射条件・安全基準。公式も同じページで「施術は認定脱毛技能士が行う」と注記しています
  • 「永久80%保証」は料金の保証。7回以上のコース修了者が通常1回価格の80%引きで受けられる制度です
  • 6回コースは3回コースのちょうど2倍で、回数を増やしても1回あたりの単価は下がりません。ALL全身14部位でも、肩・ひじ上・背中はオプション扱いです
  • 特定商取引法に基づく表記のページは公式サイトに見つけられませんでした。契約条件は概要書面と契約書面で読むことになります
  • 解約時の事務手数料は金額が公開されていません。ただし法律の上限(開始後は提供済み対価+2万円または残額10%の低いほう)を超える請求はできません
※ この記事の金額・引用は2026年9月14日にリンクス(RINX)公式サイトおよび消費者庁のサイトで確認したものです。料金・プラン・制度は変わることがあります。

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