ほくろの上から脱毛はできる?大きい・濃い・盛り上がっているものは避けるのが基本で、決めるのは医師です
ほくろがあってもヒゲ脱毛そのものは受けられますが、ほくろの上に照射できるかは別の話です。大きい・色が濃い・盛り上がっているものは避けるかシールで隠すのが基本で、可否を判断するのは医師です。2社の公式回答と、国の通知・皮膚科学会の情報で整理します。
顔にほくろがある人ほど、カウンセリングに行く前に「そもそも受けられるのか」を知っておきたいはずです。ここは記事によって書いてあることが違い、同じクリニックの公式サイトでもページごとに書き方が変わります。
※ 肌の状態や反応には個人差があります。実際に照射できるかどうかは、必ず医師の診察でご確認ください。この記事は特定の医療機関を推奨するものではありません。
結論:ほくろの上は「大きさ・色・盛り上がり」で扱いが変わります
ヒゲ脱毛の施術そのものは、ほくろがあっても受けられます。照射できないことがあるのは、ほくろの部分だけです。
2社の公式サイトに書かれている内容を並べると、判断の軸がはっきりします。
| 公式サイトに書かれている対応 | |
|---|---|
| メンズリゼ | 大きなほくろには照射できかねる。避けるか、テープ等でカバーしての照射。小さいほくろ・色の薄いほくろは照射可能な場合がある |
| ゴリラクリニック | 大きさや隆起の程度などホクロの状態に合わせて照射の可否を診断し、対応方法を相談する |
※ 両社公式サイトの記載より(2026年9月7日確認・編集部調べ)。
共通しているのは「大きい・濃い・盛り上がっているものは避ける」という点です。分かれているのは小さいほくろの扱いで、そこは実物を見なければ決まりません。
なぜほくろに当ててはいけないのですか
医療レーザー脱毛は、毛に含まれる黒いメラニン色素に反応する仕組みだからです。ほくろも黒い色素の塊なので、毛と同じようにレーザーが反応してしまいます。
ゴリラクリニックは公式サイトで、ほくろにレーザーや光を照射した場合に起こりうるトラブルとして次の3つを挙げています。
- やけどになる
- ほくろの色が濃くなったり薄くなったりする
- 腫れなどを引き起こす
メンズリゼも、大きなほくろへの照射は火傷のリスクが高くなるとしています。
※ 両社公式サイトの記載より(2026年9月7日確認)。
盛り上がっているほくろが特に注意されるのは、皮膚の表面から高い位置に色素があるためです。ゴリラクリニックは、サイズが大きい場合・色味が濃い場合・隆起している場合は熱傷などのリスクが他の部分より高いとして、照射できるかの判断を仰ぐよう案内しています。
ほくろへの対応は3通りです
| 対応 | どうなるか |
|---|---|
| シールなどで隠して照射する | ほくろは守られる。その部分の毛は残る |
| ほくろの周辺を避けて照射する | 同上。避ける範囲はほくろより少し広くなる |
| 小さい・色が薄いものは照射する | 毛も処理できる。ほくろの色が薄くなることがある |
※ 両社公式サイトの記載をもとに整理(2026年9月7日確認・編集部調べ)。
どれになるかは、ほくろ1つずつで変わります。顔に10個あれば、隠すもの・避けるもの・照射するものが混ざるということです。
残したいほくろがあるなら、先に伝えてください
メンズリゼは、レーザーを照射したことでほくろの色が薄くなる場合があるとしたうえで、チャームポイントとして残したい希望があればカウンセリング時に申し出るよう案内しています。施術の際にも確認するとしていますが、申告しておくほうが確実です。
同じ公式サイトでも、ページによって書き方が違います
メンズリゼの公式サイトには、ほくろに関する質問が2つ別々に載っています。答えの粒度が違うので、片方だけを読むと結論が反対に見えます。
| ページ | 書かれていること |
|---|---|
| 「大きいホクロがあるのですが、レーザー照射は可能ですか。」 | 冒頭は「ほくろへの照射は行っておりません」。続けて、大きいホクロは火傷のリスクが非常に高いので照射できないが、小さいホクロや色の薄いホクロは照射可能と書かれている |
| 「ほくろの上からでも脱毛できますか?」 | 「大きなほくろの場合は照射できかねます」。避けるかテープ等でカバーしての照射になる。小さいほくろは照射によって一時的に濃くなり、その後薄くなる場合がある |
※ メンズリゼ公式サイトのよくある質問より(2026年9月7日確認・編集部調べ)。
2つは矛盾していません。どちらも「大きいものは不可」で一致していて、違うのは主語です。前者は大きいホクロの質問に答えたもの、後者はほくろ全般への対応を説明したものです。
ただ、検索して最初に出てきた1文だけを読むと「ほくろの上は一切ダメ」と思い込みます。そして実際には、小さいものは照射できることがあります。自分のほくろがどちらに当たるかは、文章では決まりません。
ほくろの上の毛はどうなりますか
避けた・隠した場合、その部分の毛は残ります。照射していないので当然です。
数が少なければ気にならないこともありますが、鼻の下や顎の目立つ位置だと、そこだけ毛が残っているのが分かります。この残りを処理する方法がニードル脱毛(針脱毛)です。
ニードル脱毛は毛穴に針を挿して電気を流す方法で、毛や肌の色に左右されません。そのため、レーザーでは照射できないほくろの上の毛にも施術できます。
ただし料金は本数で決まります。メンズリゼは20本 10,000円(税込)からで、針代が別途1本 4,000円(税込)です。公式サイトは20本で14,000円(針代1本込み)という例を示しています。ゴリラクリニックは1〜25本 25,000円(税込・針代込み)です。
※ 両社公式サイトの公表料金(2026年9月7日確認・税込)。ゴリラクリニックには銀座ANNEX院対応の別料金表もあります。
ほくろの上の数本だけを拾う使い方なら、金額は現実的な範囲に収まります。ゴリラクリニックも、ほくろ部分だけニードル脱毛を行うのは一つの方法だとしたうえで、範囲が広がると料金も時間もかかるため、ほくろのある一部分に留めるのがおすすめとしています。
施術の内容・期間・リスク(自由診療の情報として)
- 治療内容 … 毛穴に絶縁針を挿入し、微弱な電流で発毛組織を破壊する。1本ずつ処理する
- 標準的な費用 … 上記のとおり。自由診療のため全額自己負担
- 期間・回数 … 1回で処理できるのは20〜25本前後が目安。表面に出ていない休止期の毛には施術できないため、複数回に分かれる
- 主なリスク・副作用 … メンズリゼは炎症性浮腫・発赤・熱感・圧痛・掻痒感が生じる可能性があり、1〜2週間ほど続くことがあるとしている
※ メンズリゼ公式サイトの記載より(2026年9月7日確認)。
脱毛でほくろは増えますか、濃くなりますか
増えることも大きくなることもない、というのが公式の説明です。
ゴリラクリニックは、レーザーや光をほくろに照射してもほくろが大きくなったり増えたりすることはないとしています。脱毛後にほくろができたように見える場合は、施術による肌へのダメージで毛穴が炎症を起こして赤黒くなっていたり、肌の奥のメラニンが浮き上がって見えていたりするだけのことがほとんどで、時間の経過で治まると説明しています。
膨らんで見えることについても同じで、炎症が原因の一時的なものだとしています。
一方、色の変化は起こります。メンズリゼは、小さいほくろは照射によって一時的に濃くなり、その後薄くなる場合があるとしています。
※ 両社公式サイトの記載より(2026年9月7日確認)。
ゴリラクリニックはほくろが増える原因として紫外線・摩擦などの刺激・ホルモンバランスの乱れを挙げています。脱毛後は肌が敏感になるので日焼け止めを使う人が多く、その時期に増えたように感じても、原因は別にあることが多いということです。
「ほくろだと思っていたもの」が別のものであることがあります
ここは脱毛の話から少し離れますが、照射の可否より先に確認したほうがよい内容です。
日本皮膚科学会は、一見ほくろやしみに見える色素斑が実際はメラノーマ(悪性黒色腫)である可能性があるとして、次の4点のうち2つ以上あてはまる場合は皮膚科専門医の受診を勧めています。
- ほくろ・しみの形が左右対称性でない
- ほくろ・しみの境界がギザギザしている
- ほくろ・しみの色調が均一でなく、濃淡が混じっている
- ほくろ・しみの直径が6mm以上ある
※ 公益社団法人日本皮膚科学会「皮膚科Q&A メラノーマ(ほくろのがん)」より(2026年9月7日確認)。
同学会は、後天性の色素性母斑(いわゆる普通のほくろ)は数mm以下の小型のものが多いとし、6mmを超えてどんどん大きくなる傾向があるものは注意が必要としています。また、頻繁にいじる、自分でむしって取ろうとするなど過度の外的刺激を加えることは控えたほうがよいとも書かれています。
当てはまるなら、脱毛の予約より皮膚科が先です
美容クリニックの脱毛カウンセリングは、ほくろの良性・悪性を診断する場ではありません。気になるものがあるなら、先に皮膚科専門医に診てもらってから脱毛の予定を立ててください。順番を逆にする理由がありません。
照射するかどうかを決めるのは医師です
「ほくろの上に当てていいか」は医学的な判断なので、決められるのは医師だけです。これは各クリニックの方針ではなく、法令上の整理です。
厚生労働省は2001年(平成13年)の通知で、用いる機器が医療用であるかを問わず、レーザー光線等を毛根部分に照射して毛乳頭・皮脂腺開口部等を破壊する行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反するとしています。
※ 厚生労働省医政局医事課長通知「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(平成13年11月8日 医政医発第105号)より。
さらに2025年(令和7年)8月15日の医政局長通知では、美容医療について踏み込んだ整理が示されました。
| 通知が違法としている例 | 中身 |
|---|---|
| 無資格者による医学的判断の伝達 | 患者の主訴や希望を聞き取ったうえで、具体的な治療方法を選択して提案・決定するなど、個別の状況に応じて医学的な判断を行い伝える行為は医行為。無資格のカウンセラーが業として行えば医師法第17条違反 |
| 看護師等のみによる施術・診察 | 看護師等が医師の指示なく脱毛行為等を行うこと、医学的判断を伴う診察を行うこと、治療方法を選択して提案・決定することは医師法第17条・保健師助産師看護師法第37条に違反 |
※ 厚生労働省医政局長通知「美容医療に関する取扱いについて」(令和7年8月15日 医政発0815第21号)より。
つまり「カウンセラーの人が大丈夫と言ったから」は、照射してよい根拠になりません。ほくろの大きさや隆起の程度を見て可否を決めるのは、医学的な判断そのものです。
カウンセリングで確認すべきなのは、当日ほくろを見るのが医師かどうかです。ここを聞いておけば、当日に「やっぱり無理でした」となる可能性を減らせます。
サロンの光脱毛との違い
エステサロンの光脱毛でも、ほくろを避ける・隠すという対応自体は行われています。ただし制度上の位置づけが違います。
上の通知のとおり、発毛組織を破壊する行為は医行為です。医療機関以外では、その場に医師がいません。ほくろの状態を見て照射の可否を医学的に判断すること自体が、医療機関でなければできない行為にあたります。
これは「エステが劣る」という話ではありません。できることと、判断できる人が違うというだけです。ただしほくろが多い人・大きいほくろがある人にとっては、この差がそのまま受けられる範囲の差になります。
予約の前と当日に、やっておくこと
- ほくろの数と位置を数えておく。鏡で見て、鼻の下・顎・頬に何個あるかを把握する
- 6mm以上のもの、形が左右非対称なものがあれば、先に皮膚科へ
- 残したいほくろがあるなら、カウンセリングで申し出る
- ほくろの可否を誰が判断するかを聞く(医師の診察があるか)
- 避けた部分の毛をどうするかまで聞いておく(ニードル脱毛の取り扱いがあるか、対応院はどこか)
よくある質問
ほくろがあるとヒゲ脱毛の契約自体を断られますか
断られません。ほくろがあっても脱毛の施術そのものは受けられます。制限がかかるのはほくろの上とその周辺だけで、それ以外の範囲は通常どおり照射されます。
小さいほくろなら必ず照射してもらえますか
必ずではありません。メンズリゼは小さいホクロや色の薄いホクロは照射可能としていますが、判断は実際に見てからになります。同じ大きさでも色の濃さや隆起の程度で扱いが変わるため、自己判断で「これは小さいから大丈夫」と決めないでください。
照射でほくろが薄くなったら、そのまま消えますか
脱毛の光やレーザーは、ほくろの除去を目的としたものではありません。ゴリラクリニックは、薄くなったり、焦げてかさぶた状になったりすることはあるとしたうえで、除去したい場合はほくろ除去の施術を行っているクリニックへと案内しています。脱毛で消そうとしないでください。
ほくろの上の毛だけを脱毛できますか
ニードル脱毛ならできます。針を毛穴に挿して電気を流す方法なので、肌や毛の色に左右されません。料金は本数で決まり、メンズリゼは20本10,000円(税込・針代別)、ゴリラクリニックは1〜25本25,000円(税込・針代込み)です。数本だけ拾う使い方が現実的です。
脱毛した後にほくろが増えた気がします
脱毛が原因とは考えにくい、というのが公式の説明です。ゴリラクリニックは、脱毛後の肌は毛穴が炎症を起こして赤黒く見えることがあり、時間の経過で治まるとしています。ほくろが増える原因としては紫外線・摩擦などの刺激・ホルモンバランスの乱れが挙げられています。気になる場合は皮膚科で診てもらってください。
日焼けしている場合も同じですか
同じ理屈です。レーザーは黒い色素に反応するので、日焼けした肌も反応の対象になります。ほくろと同様に、当日の肌の状態を見て判断されます。
まとめ
- ほくろがあってもヒゲ脱毛は受けられる。制限がかかるのはほくろの上とその周辺だけ
- 大きい・色が濃い・盛り上がっているほくろは避けるかシールで隠すのが基本。小さい・色の薄いものは照射できることがある
- 対応は隠す・避ける・照射するの3通りで、ほくろ1つずつ変わる
- 避けた部分の毛は残る。拾うならニードル脱毛(メンズリゼ20本10,000円・針代別/ゴリラクリニック1〜25本25,000円・針代込み)
- 脱毛でほくろが増えたり大きくなったりすることはないとされる。ただし色が一時的に濃くなり、その後薄くなる場合がある
- 6mm以上・左右非対称など4項目のうち2つ以上あてはまるものは、脱毛より先に皮膚科専門医へ
- 可否を決めるのは医師。無資格者が個別の状況に応じて医学的判断を伝えることは医師法第17条違反にあたる
あわせて読みたい
避けた部分の毛を拾う方法は、こちらで詳しく書いています。
レーザーで残るのはほくろの上の毛だけではありません。白髪も残ります。
ニードル脱毛を受けられる院は限られます。院の一覧はこちらです。
そもそも何回で終わるのか、実際に20回受けた記録はこちらです。
痛みと麻酔の判断はこちらにまとめました。
お勧めサービス
ほくろの可否は、実物を見てもらわなければ決まりません。どちらも無料カウンセリングがあります。
メンズリゼ(ヒゲ脱毛・ニードル脱毛)
メンズリゼは男性専門の医療脱毛クリニックです。公式サイトでほくろへの対応(大きなものは避けるかテープ等でカバーする、小さいものは照射できる場合がある)を明記しており、残したいほくろがあれば申し出るよう案内しています。ニードル脱毛の対応院が17院あるため、避けた部分の毛を同じ院で拾える点も、ほくろが多い人には効いてきます。
※ 2026年9月時点の公表内容(編集部調べ)。対応院・料金・適用条件は必ず公式サイトと無料カウンセリングでご確認ください。
ゴリラクリニック(ヒゲ脱毛・全身脱毛)
ゴリラクリニックは男性専門の医療脱毛クリニックで、私がヒゲ脱毛・全身脱毛・VIO脱毛を実際に受けたクリニックです。4年で20回通いました。
ホクロ上の照射については、大きさや隆起の程度などホクロの状態に合わせて照射の可否を診断し、対応方法を相談すると公式サイトに書かれています。蓄熱式とヤグレーザーの脱毛機を使い分けており、肌の状態に合わせた施術ができるとしています。
※ 2026年9月時点の公表内容(編集部調べ)。取り扱い院・料金・適用条件は必ず公式サイトと無料カウンセリングでご確認ください。