乾太くんのカタログはリンナイ版とガス会社版で中身が違います|型番・価格・リース料を並べました

この記事を読むと分かること
  • 乾太くんのカタログは1種類ではなく、リンナイ版と各ガス会社版で載っている型番も価格も違うこと
  • 大阪ガスのカタログはリンナイと型番体系そのものが違い、掲載価格も1,100円から37,400円低いこと
  • 東京ガスは自社サイトにラインアップを置いておらず、リンナイの製品ページへ案内していること

乾太くんのカタログはどこで手に入りますか

乾太くんのカタログは、メーカーであるリンナイが出しているものと、各ガス会社が出しているものの2系統があり、載っている型番と価格が一致しません(2026年9月7日に4社の公式サイトで確認)。
リンナイ版はPDFのダウンロード、ブラウザで読むデジタルカタログ、郵送の資料請求の3つの入り口が公式サイトに用意されています。ガス会社版は各社のサイトにPDFやWebページの形で置かれています。
どちらを見るべきかは、誰から買うかで決まります。ガス会社から買うなら、そのガス会社のカタログが正です。リンナイのカタログに載っている希望小売価格が、そのまま契約金額になるとは限りません。

リンナイのカタログに載っていること

リンナイのカタログには全機種の仕様と希望小売価格、それに商品コードが載っています。商品コードは見積書や納品書に書かれる番号なので、手元の書類と突き合わせるときに使えます。
デラックスタイプ(2026年9月7日にリンナイ公式ラインアップで取得)
型番商品コード容量希望小売価格(税込)設置と操作パネル
RDT-9322-44459kg246,400円屋内・下部操作
RDT-93U22-46319kg246,400円屋内・下部操作・ネジ接続
RDT-93T22-47639kg248,600円屋内・上部操作
RDT-93TU22-47719kg248,600円屋内・上部操作・ネジ接続
RDT-93NTU22-81819kg271,700円軒下・ネジ接続
RDT-6322-44536kg211,200円屋内・下部操作
RDT-63U22-46236kg211,200円屋内・下部操作・ネジ接続
RDT-63T22-47476kg213,400円屋内・上部操作
RDT-63TU22-47556kg213,400円屋内・上部操作・ネジ接続
RDT-63NTU22-81736kg235,400円軒下・ネジ接続
スタンダードタイプ(同日取得)
型番商品コード容量希望小売価格(税込)ガス接続
RDT-80(A)22-73638kg198,000円迅速継手付
RDT-80U(A)22-73718kg198,000円ネジ接続
RDT-54S(A)-SV22-73205kg160,600円迅速継手付
RDT-54SU(A)-SV22-73385kg160,600円ネジ接続
RDT-31S(A)22-73043kg123,200円迅速継手付
RDT-31SU(A)22-73123kg123,200円ネジ接続
※ 本体色はスタンダードタイプがすべてピュアホワイトです。税抜価格と税込価格の関係は全16型番とも一致を確認しました。

大阪ガスのカタログは型番体系そのものが違います

ここが一番の落とし穴です。大阪ガスのカタログにはRDTで始まる型番が出てきません。160で始まる大阪ガス独自の型番で載っており、掲載価格もリンナイの希望小売価格より低くなっています。
大阪ガスのリース商品一覧(価格は2026年4月現在・2026年9月7日取得)
大阪ガスの型番容量掲載価格(税込)容量とタイプが対応するリンナイ型番
160-R013型3kg122,100円RDT-31S(A) 123,200円1,100円安い
160-R505型5kg146,300円RDT-54S(A)-SV 160,600円14,300円安い
160-R508型8kg178,200円RDT-80(A) 198,000円19,800円安い
160-R006型6kg198,000円RDT-63 211,200円13,200円安い
160-R106型6kg200,200円RDT-63T 213,400円13,200円安い
160-R009型9kg232,100円RDT-93 246,400円14,300円安い
160-R109型9kg234,300円RDT-93T 248,600円14,300円安い
160-R116型6kg(軒下用)200,200円RDT-63NTU 235,400円35,200円安い
160-R119型9kg(軒下用)234,300円RDT-93NTU 271,700円37,400円安い
右の2列は、容量と設置タイプが対応する機種どうしを並べたものです。大阪ガスの型番とリンナイの型番が同一の製品であるという記載は、どちらの公式サイトにも見当たりませんでした。中身が同じ機械なのかどうかは確認できていません。値段だけを見て「同じものが安い」と判断しないでください。
なお大阪ガスのスタンダードタイプは、一覧表で屋内と軒下の兼用と表記されています。リンナイのスタンダードタイプには軒下設置仕様の表記がなく、軒下用はデラックスタイプのNTU型番だけです。ここも表記が食い違っている箇所です。

東邦ガスのカタログは型番も価格もリンナイと同じです

東邦ガスの乾太くんカタログ(2026年4月版・4ページ・2026年9月7日取得)は、リンナイと同じRDT型番を使い、希望小売価格もリンナイと同額でした。RDT-80(A)が198,000円、RDT-31S(A)が123,200円と、上の表と一致します。
つまり「ガス会社のカタログは安い」わけではありません。大阪ガスがそうだっただけで、東邦ガスは同額です。1社の公式だけを見て一般化できない部分です。
そのかわり東邦ガスのカタログには、リンナイのカタログには無いものが載っています。
リンナイのカタログには無くて、東邦ガスのカタログにあるもの
  • 月額リース料金(8年契約と10年契約の2本立て・型番別)
  • 本体と専用台をセットにしたときのリース月額
  • 専用台(中)DS-80MSF 31,900円
  • ランニングコストの試算と、その算出条件
  • 家電リサイクル法の対象商品であるという記載
東邦ガスのらくらくリース月額(税込・2026年4月版カタログ)
型番8年間10年間
RDT-93・RDT-93T3,516円2,986円
RDT-93NTU3,768円3,198円
RDT-63・RDT-63T2,959円2,517円
RDT-63NTU3,284円2,791円
RDT-80(A)2,816円2,396円
RDT-54S(A)-SV2,248円1,918円
RDT-31S(A)1,754円1,502円
リース月額を会社間で並べて比べないでください
東邦ガスの月額には標準取付費が含まれ、契約期間中の修理費もかからないとカタログに明記されています。いっぽう大阪ガスの一覧表には、月額に何が含まれるかの記載が見当たりませんでした(2026年9月7日時点)。
含まれるものが違う数字を並べても、安いほうが得だという結論は出ません。
東邦ガスの契約条件のうち、カタログに明記されていて見落としやすいものを挙げます。都市ガスの使用契約があること、既築の持ち家であること、賃貸住宅に住んでいる人は契約できないこと(オーナーが契約する場合を除く)、事前審査があること、76歳以上の場合は75歳以下の連帯保証人が必要なことです。

東京ガスは自社サイトにラインアップを置いていません

東京ガスの乾太くんのページには、型番も容量も価格も載っていませんでした(2026年9月7日確認)。ラインアップの欄はリンナイのホームページへのリンクだけになっており、価格を知る導線は無料の見積もり相談と取扱店の検索、ショールームの3つです。
検索結果には東京ガスの旧ページの価格が残っていることがありますが、そのURLは現在のページへ転送されます。古い価格をそのまま参考にしないでください。
「乾太くん」はもともと東京ガスの登録商標で、製品を作っているのはリンナイです。この関係が、東京ガスのページがリンナイへ案内している理由です。

カタログの数値には必ず条件が付いています

東邦ガスのカタログには、5kgの洗濯物を約52分で乾燥し、電気ヒートポンプ式の約146分と比べて約90分短いと書かれています。この数値の条件は、実用衣類5kg(綿50パーセント・化繊50パーセント)、脱水率70パーセント、機種はRDT-54S(A)-SV、電気式は定格消費電力1.19kWのドラム式洗濯乾燥機、というものです。
ランニングコストの1回あたりの金額も同じカタログに載っていますが、こちらは条件がさらに細かく、東邦ガスの供給約款と中部電力ミライズの従量電灯Bを前提にしたうえで、基本料金を加算せず、政府の負担軽減支援による値引きも反映しない試算だと注記されています。
この金額は、あなたの家の金額にはなりません
ガス料金も電気料金も契約プランと単価で動きます。カタログの試算は前提を固定した一例で、地域も会社も違えば数字は変わります。
カタログの数値を見るときは、金額そのものではなく、どの機種でどの条件で測ったのかを先に読んでください。

型番の読み方が分かるとカタログが早く読めます

リンナイの型番は規則的です。数字が乾燥容量で、93なら9kg、63なら6kg、80なら8kg、54Sなら5kg、31Sなら3kgです。Tが付くと上部操作パネル、Nが付くと軒下設置仕様、Uが付くとガス接続がネジ接続になります。
この規則で読むと、RDT-93NTU は「9kg・軒下設置・上部操作・ネジ接続」だと分かります。Uが付くかどうかで性能も価格も変わりません。変わるのはガス接続の方式だけです。
型番ごとの違いをもっと詳しく見たい場合は、乾太くんのデラックスとスタンダードの違いにまとめています。糸くずフィルターの位置と軒下設置の可否が分かれ目です。

カタログに載っていない費用があります

カタログに出ているのは本体と別売部品の価格です。実際に置くには工事が要ります。
設置に必要なものは排湿管とガス栓と電源コンセントの3つで、これはリンナイのカタログにも明記されています。ガス栓が無ければ増設が要り、排湿管を通す壁の工事も要ります。この費用はカタログには載りません。
専用台の価格はカタログに載っています。東邦ガスのカタログに出ている4種類は、専用台(高)DS-80HSFが33,000円、同じく高のDS-54HSFが29,700円、専用台(中)DS-80MSFが31,900円、専用台(低)DS-80LSFが19,800円です(いずれも税込・2026年4月版)。床に直接置く場合は台そのものが不要です。
設置できる場所と必要なすきまについては乾太くんの設置に要るものは3つだけに、台の高さの選び方は乾太くんの台は4種類あって高さを選べますに分けて書いています。

よくある質問

乾太くんのカタログはPDFでもらえますか
リンナイの公式サイトにカタログダウンロードのページがあり、PDFのほか、ブラウザで読むデジタルカタログと郵送の資料請求が用意されています(2026年9月7日確認)。ガス会社のカタログは各社のサイトにあります。
カタログの希望小売価格で買えますか
希望小売価格は定価にあたるもので、契約金額とは別です。大阪ガスのように、ガス会社側の掲載価格がリンナイの希望小売価格より低い例もあります。実際にいくらになるかは見積もりで確かめてください。
リンナイのカタログとガス会社のカタログ、どちらを見ればいいですか
買う相手のカタログを見てください。ガス会社から買うならそのガス会社のカタログが契約の前提になります。リンナイのカタログは、全機種の仕様と商品コードを一覧で確かめたいときに使うと早いです。
大阪ガスの160で始まる型番は、リンナイのどの機種ですか
対応関係を書いた記載は、大阪ガスとリンナイのどちらの公式サイトにも見当たりませんでした(2026年9月7日確認)。容量と設置タイプは対応しますが、同一機種だとは確認できていません。見積もりの際に品番を確かめてください。
古いカタログの価格を見ても大丈夫ですか
おすすめしません。大阪ガスの一覧表は2026年4月現在、東邦ガスのカタログは2026年4月版と、いずれも時点が明記されています。東京ガスのように、旧ページごと転送されて価格が消えている例もあります。
乾太くんを捨てるときはどうなりますか
家庭用ガス衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象商品で、再商品化料金と収集運搬料金がかかると東邦ガスのカタログに明記されています。買い替えのときは、この費用も見積もりに含まれているか確かめてください。

まとめ

  • 乾太くんのカタログはリンナイ版とガス会社版があり、載っている型番も価格も一致しません
  • 大阪ガスは160で始まる独自型番で、掲載価格はリンナイより1,100円から37,400円低いです。ただし同一機種かは確認できていません
  • 東邦ガスはリンナイと同じ型番・同額で、そのかわりリース月額とランニングコスト試算が載っています
  • 東京ガスは自社サイトにラインアップを置かず、リンナイの製品ページへ案内しています
  • リース月額は含まれるものが会社ごとに違うので、月額だけで比べても結論は出ません
  • カタログの数値には必ず条件が付いています。金額より先に、どの機種でどう測ったのかを読んでください
ガス栓の増設や排湿管の工事まで含めて相談したい場合は、ガス会社の窓口が話が早いです。関東圏にお住まいなら、東京ガスのサービスサイトから相談できます。
※ 東京ガスのオンライン専用サービス「機器交換」の商品ラインアップに、ガス衣類乾燥機は含まれていません。乾太くんの相談は見積もりの窓口が入り口になります。