乾太くんのデラックスとスタンダードの違い|容量は9・6kgと8・5・3kg。分かれ目は糸くずフィルターの位置と軒下設置です

この記事を読むと分かること
  • デラックスとスタンダードで、選べる乾燥容量がそもそも違うこと
  • 毎日さわる「糸くずフィルターの位置」が2タイプで違うこと
  • 屋外(軒下・バルコニー)に置けるのはデラックスだけだということ
  • 全11型番の容量・寸法・希望小売価格の一覧
  • 型番の読み方(数字=容量、T=上部操作、N=軒下、U=ガス接続方式)
  • 2026年9月28日発売と発表された温水式(RDO-60/RDO-90)が、この2タイプのどちらでもない別系統だということ
ガス衣類乾燥機「乾太くん」を調べると、まずデラックスタイプとスタンダードタイプのどちらにするかで迷います。カタログには両方が並んでいますが、違いが機能表の細かい差として書かれているため、結局どちらを選べばいいのか分かりにくいのが実情です。
この記事では、リンナイの公式ラインアップに載っている数値だけを使って、2つのタイプを並べます。
先に結論だけ
  • 選べる容量が違います。デラックスは9kgと6kg、スタンダードは8kg・5kg・3kg
  • 3kgの小型が要るならスタンダード一択。デラックスに小型はありません
  • 糸くずフィルターの位置が違います。デラックスは手前側、スタンダードはドラム内
  • 軒下・バルコニーに置けるのはデラックスだけ(軒下設置仕様)
  • 価格差は9kgデラックス246,400円 と 8kgスタンダード198,000円 で48,400円
  • デラックスとスタンダードは、どちらも直接燃焼式(RDTシリーズ)の中の区分です。2026年9月28日発売の温水式(RDO-60/RDO-90)はその外側にある別系統で、つなぐものが変わります

1. いちばん大きな違いは「選べる容量」

機能の差より先に、そもそも選べるサイズが違います。
タイプ選べる乾燥容量
デラックス9kg / 6kg(2種類)
スタンダード8kg / 5kg / 3kg(3種類)
容量が重ならないので、まず容量から決めるとタイプが自動的に決まります。
  • 9kgか6kgが欲しい → デラックス
  • 8kg・5kg・3kgが欲しい → スタンダード
とくに3kgはスタンダードにしかありません。単身の方や、洗面所のスペースが限られている場合は、この時点でスタンダードに決まります。

2. 全型番の一覧(容量・寸法・価格)

デラックスタイプ

型番容量外形寸法(高×幅×奥)設置希望小売価格
RDT-93 / RDT-93U9kg671×653×674mm屋内・下部操作246,400円
RDT-93T / RDT-93TU9kg671×653×674mm屋内・上部操作248,600円
RDT-93NTU9kg671×653×674mm軒下・上部操作271,700円
RDT-63 / RDT-63U6kg671×653×594mm屋内・下部操作211,200円
RDT-63T / RDT-63TU6kg671×653×594mm屋内・上部操作213,400円
RDT-63NTU6kg671×653×594mm軒下・上部操作235,400円

スタンダードタイプ

型番容量外形寸法(高×幅×奥)希望小売価格
RDT-80(A) / RDT-80U(A)8kg684×650×641mm198,000円
RDT-54S(A)-SV / RDT-54SU(A)-SV5kg684×650×561mm160,600円
RDT-31S(A) / RDT-31SU(A)3kg609×550×506mm123,200円
※ リンナイ公式サイトのラインアップページより(2026年9月3日確認・編集部調べ)。本体色はいずれもピュアホワイト。価格は税込の希望小売価格で、実売価格や工事費は含みません。
型番の読み方が分かると、一覧が表に見えてきます
  • 数字=乾燥容量。93なら9kg、63なら6kg、80なら8kg、54Sなら5kg、31Sなら3kg
  • T=上部操作パネル。本体の上に操作部があるので、床置きに対応します
  • N=軒下設置仕様。屋外に置けるモデルです
  • U=ガス接続方式の違い。スタンダードではUなし=迅速継手付、U付き=ネジ接続と公式に区別されています。乾燥性能は同じで、価格も同額です
つまり RDT-93NTU は「9kg・軒下設置・上部操作・ネジ接続」と読めます。

3. 毎日さわる部分が違う:糸くずフィルターの位置

カタログを読み比べて、いちばん生活に効く差だと感じたのがここです。
デラックススタンダード
糸くずフィルター手前側に配置。ボックス型でワンタッチオープンドラム内
操作部ダイヤル式ボタン式
庫内のライトドアを開けると自動点灯記載なし
糸くずフィルターは毎回掃除する部品です。ドラム内にあると、洗濯物を出したあとに手を入れて外す動作になります。デラックスは手前側にあり、ボックス型をワンタッチで開ける設計に変わりました。
カタログでも「取り出しやすく、お手入れしやすい新設計」として、デラックスの改良点の筆頭に挙げられています。

4. 屋外に置けるのはデラックスだけ

デラックスタイプにだけ「軒下設置仕様」があります(RDT-93NTU / RDT-63NTU)。カタログでは「ついに新登場」と紹介されている、比較的新しい選択肢です。
  • 想定される設置場所は軒下・バルコニー・ウッドデッキ・ガレージ
  • 防水・防塵対策を強化したうえで、デザインと機能は屋内モデルと同じ
  • 排湿トップと本体保護カバーが付属します
軒下設置でも「雨がかかる場所」は不可です
カタログに「機器に直接雨がかからない場所へ設置してください」と明記されています。
軒下設置仕様=雨ざらしでよい、ではありません。屋根や庇の下であることが前提です。
また、軒下設置仕様はスマートフォンアプリに対応していません。屋内モデルは「リンナイアプリ」で残時間の確認や完了通知を受け取れますが、軒下仕様は対象外です(なお屋内モデルでもアプリから本体を操作することはできません)。

5. 床置きにしたいなら「上部操作パネル」を選ぶ

デラックスには上部操作パネル仕様(型番にT)があります。操作部が本体の上面にあるので、床に直接置いても操作できるのが利点です。
専用の台に載せるか、床に置くかで型番が変わります。下部操作のモデルを床置きすると、操作部が足元に来て使いにくくなります。設置場所を先に決めてから型番を選んでください。
価格差は9kgで2,200円、6kgでも2,200円と小さいので、迷ったら設置の自由度で選んで構いません。

6. 設置には3つ必要です

タイプ選び以前の前提として、カタログに明記されています。
設置には排湿管、ガス栓、電源コンセントが必要になります。
この3つが揃わない場所には置けません。とくに見落とされやすいのが排湿管です。乾燥で出た湿気を屋外へ出す管で、壁に穴を開ける工事が必要になることがあります。
ガス衣類乾燥機は電気式と違い、ガス栓が要ります。洗面所にガス栓が無い場合は、ガス配管の工事が別途発生します。見積もりの前に、この3点が現状あるかどうかを確認しておくと話が早くなります。

2026年9月28日発売と発表された、つなぐものが違う「温水式」

ここまでに並べた11型番は、すべてガスを機器の中で燃やして温風を作る直接燃焼式(RDTシリーズ)です。リンナイは2026年9月14日に、ガス給湯暖房機(熱源機)の温水を温風に変える温水式乾太くん(RDO-60/RDO-90)を、2026年9月28日に発売すると発表しました。
この温水式は、デラックスでもスタンダードでもありません。リリースにその2つの区分は出てこず、デラックス相当・スタンダード相当という書き方もされていません。この記事が並べている2タイプの比較は、直接燃焼式の中の話です。
型式乾燥容量外形寸法(高さ・幅・奥行)質量希望小売価格
RDO-606kg710(温水接続口含む)×650×567mm33kg税込184,800円
RDO-909kg710(温水接続口含む)×650×647mm35kg税込222,200円
※ リンナイ株式会社のニュースリリース(2026年9月14日発表)より、2026年9月15日に確認。運転コースは標準・タイマー・Eco・厚物・デリケート・シーツ/毛布の6つ、タイマー運転はRDO-60が10〜120分、RDO-90が10〜150分です。
乾燥容量の6kgと9kgは、デラックスと同じ組み合わせです。ただし置き換えて選べるわけではありません。温水式は熱源機の温水を使うので、ガス給湯暖房機(熱源機)が無い住まいでは、給湯器側の入れ替えが先に来ます。
つなぐものも変わります。リリースは「導入には、衣類乾燥時の湿気を屋外へ排出する排湿管と、熱源機との間で温水を循環する温水配管を接続します」と書いています。この章で挙げた3点のうち、ガス栓については、つなぐという記述がありません。要らないとも書かれていないので、ここは確認できていないこととして残します。
希望小売価格どうしで並べると、6kgはRDO-60が184,800円で、同じ6kgで最も安いRDT-63の211,200円より26,400円低く、9kgはRDO-90が222,200円で、RDT-93の246,400円より24,200円低い位置にあります。ただし本体価格だけの比較です。熱源機が前提で、温水配管の工事も別に要ります。本体が安いぶん総額も安くなる、とは読めません。
もう1つ、この記事の11型番には無い数字が公表されています。厚手の衣類に適した「厚物コース」で、生乾き臭の原因菌を99.6%除去するというものです。
※ 試験機関=一般財団法人北里環境科学センター微生物部、試験対象=モラクセラ・オスロエンシス、試験品=ガス温水衣類乾燥機RDO-60。リンナイ株式会社のニュースリリース(2026年9月14日発表)より。試験品が温水式なので、直接燃焼式で公表されている除菌の数値とは、機種も試験機関も違います。同じ数字として扱わないでください。
※ 2026年9月15日時点では発売前の機種でした(発売日は2026年9月28日と発表)。編集部で実機を確認したものではありません。

7. どちらを選ぶか

こういう方向いているのは
9kg・6kgの大容量が欲しいデラックス(この容量はデラックスのみ)
3kgの小型でいい/設置スペースが狭いスタンダード(3kgはスタンダードのみ・123,200円)
軒下・バルコニーに置きたいデラックスの軒下設置仕様(NTU)
床に直接置きたい上部操作パネル仕様(型番にT)
フィルター掃除の手間を減らしたいデラックス(フィルターが手前側)
価格を抑えたいスタンダード(8kgで198,000円)
8kgと9kgで迷う場合は、容量差より「フィルターの位置」と「軒下に置けるか」で決めるほうが後悔が少ないと考えています。1kgの差は洗濯物の量でいえばバスタオル数枚分ですが、フィルター掃除は毎回発生します。
この表は、直接燃焼式(RDTシリーズ)の中での選び方です。熱源機(ガス給湯暖房機)がすでにある住まいや、専用の排湿管を新しく設けにくい住まいでは、第6章で触れた温水式(RDO-60/RDO-90)も選択肢に入ります。

8. 「乾太くん」は東京ガスの登録商標です

意外に知られていませんが、製品を作っているのはリンナイ、「乾太くん」という名前は東京ガスの登録商標です。カタログにもそう明記されています。
「乾太くん」は東京ガス株式会社の登録商標です。
そのため、東京ガスでも乾太くんの相談ができます。ガス栓の増設や排湿管の工事まで含めて相談できるかは、窓口で確認してください。
※ 東京ガスのオンライン専用サービス「機器交換」の商品ラインアップにガス衣類乾燥機は含まれていません。相談はサービスサイトの窓口からになります。

まとめ

  • 選べる容量が違う。デラックス=9kg・6kg/スタンダード=8kg・5kg・3kg。容量から決めればタイプは自動的に決まります
  • 3kgの小型はスタンダードだけ(123,200円)
  • 糸くずフィルターはデラックスが手前側、スタンダードがドラム内。毎回さわる部分です
  • 軒下・バルコニーに置けるのはデラックスの軒下設置仕様だけ。ただし直接雨がかかる場所は不可
  • 床置きなら上部操作パネル仕様(T)。価格差は2,200円
  • 設置には排湿管・ガス栓・電源コンセントの3点が必要
  • 2026年9月28日発売と発表された、直接燃焼式とは別系統の温水式(RDO-60/RDO-90)があります。デラックス/スタンダードの区分の外側で、つなぐのは排湿管と温水配管、熱源機が前提です

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※ 本記事の型番・容量・寸法・希望小売価格は、2026年9月3日にリンナイ公式サイトのラインアップページで確認したものです。仕様・価格は改定されることがあるため、購入前に必ず公式サイトと販売店でご確認ください。
※ 温水式(RDO-60/RDO-90)の発売日・型式・価格・寸法・質量は、リンナイ株式会社のニュースリリース(2026年9月14日発表)を2026年9月15日に確認したものです。