リンナイ・ノーリツの浴室暖房乾燥機は「温水式」|給湯器とセットで考えないと損をします
結論から書きます。
リンナイとノーリツの浴室暖房乾燥機は「温水式」で、マックスや三菱の「電気式」とは仕組みが根本から違います。
温水式は、給湯器(暖房熱源機)から温水をもらって動きます。本体だけでは動きません。
ここを知らないまま交換を進めると、同じ工事を2回やることになります。
先に結論だけ
- リンナイ・ノーリツ=温水式(ガス)。マックス・三菱・高須産業・TOTO=電気式が中心
- 温水式は給湯器が「暖房熱源機」タイプでないと使えません
- 熱源機が壊れれば、浴室暖房も止まります(本体が無事でも)
- 両方とも寿命は10年前後。つまり交換時期が重なります
- → バラバラに直すと、出張・養生・試運転を二重に払うことになります
まず、自宅がどちらかを確かめる
専門知識は要りません。浴室の天井を見上げる前に、外の給湯器を見てください。
| 確かめるところ | 温水式なら | 電気式なら |
|---|---|---|
| 給湯器の配管 | 水・お湯の他に、暖房用の往復配管(2本)が出ている | 水とお湯だけ |
| リモコンの表示 | 給湯器リモコンに「暖房」の表示がある | ない |
| 床暖房の有無 | 床暖房がある家はほぼ温水式 | — |
| 本体のメーカー | リンナイ・ノーリツが多い | マックス・三菱・高須産業・TOTOが多い |
一番確かなのは「暖房用の配管が出ているか」です。温水式は給湯器から浴室までお湯を循環させるので、必ず往復の2本が必要になります。
温水式は、本体だけでは動きません
ここが電気式との決定的な違いです。
電気式は、本体にヒーターが入っていて、コンセントから電気をもらえばそれで完結します。
温水式は違います。本体にあるのは熱交換器とファンだけで、熱を作っているのは外にある給湯器です。
だから給湯器が止まれば、浴室暖房も止まります。浴室の本体が元気でも関係ありません。
「浴室暖房だけ壊れた」と思ったら、給湯器だった
温水式で「暖房が効かない」ときは、原因が2つあります。
・浴室の本体側(ファン・熱交換器)
・給湯器の暖房回路側(三方弁・循環ポンプ・暖房用の水減り)
後者なら、浴室乾燥機を新品にしても直りません。
浴室乾燥機だけを見る業者だと、ここを見逃すことがあります。
交換時期が重なるという問題
温水式を使っている家には、必ずこの問題が来ます。
| 設計上の標準使用期間 | |
|---|---|
| 浴室暖房乾燥機 | 10年 |
| 給湯器(暖房熱源機) | 10年 |
同じ時期に入れて、同じ頃に寿命が来ます。
バラバラに直すと、出張費・養生・試運転・旧機の処分を二重に払うことになります。さらに、暖房配管の接続部を二度触ることになるので、水漏れリスクもその分増えます。
どちらかが10年を超えているなら、見積もりは両方で取ってください
片方だけ直しても、数年でもう一方が来ます。
同時にやれば工事が1回で済み、業者によってはセットの値引きが出ることもあります。
逆に、まだ両方と7年以内なら、急いでまとめる必要はありません。
給湯器側の費用感はこちらにまとめています。暖房熱源機は、普通の風呂給湯器より工事費も本体価格も高くなります。
リンナイとノーリツ、どちらを選ぶか
結論を先に言うと、ここで悩む必要はあまりありません。
理由は、温水式の場合、本体より先に「今の給湯器がどこのメーカーか」が効いてくるからです。暖房配管の接続やリモコンの互換性を考えると、給湯器と同じメーカーで揃えるのが無難です。
| いまの給湯器 | 推奨 |
|---|---|
| リンナイ | リンナイの浴室暖房乾燥機 |
| ノーリツ(ハーマン含む) | ノーリツの浴室暖房乾燥機 |
| 両方とも交換する | どちらでも良い。見積もりの総額で決める |
※ ハーマンはノーリツの100%子会社です。型番を調べて別ブランドが出てきても正常です。
両方を同時に交換するなら、メーカーは自由に選べます。その場合は、ブランドではなく工事込みの総額で比べてください。
電気式に替えられないのか
よくある質問です。「温水式は面倒そうだから、電気式にしたい」という相談です。
結論:できますが、工事が大きくなります。
電気式にするには、浴室まで電源を引く必要があります。温水式の家にはその配線が無いことが多く、分電盤からの回路増設が必要になります。パワーのある機種なら200Vになるので、なおさらです。
さらに、床暖房がある家は注意が要ります。床暖房も同じ暖房熱源機から温水をもらっているので、熱源機はどうせ残ります。浴室だけ電気式にしても、ガス側の設備は減らせません。
温水式のままでいいケースのほうが多いです
・床暖房がある → 温水式一択。熱源機はどうせ必要
・浴室のみ → 電気式も可能。ただし電源工事の追加費用を見積もりで確認する
・マンション → 方式変更は規約の確認が必要になることがある
方式ごとのランニングコストの違いはこちらで整理しています。
見積もりを取るときに伝えること
温水式は、伝える情報が不足すると見積もりが大きくずれます。次の4つを控えてから連絡してください。
- 浴室本体の型番(本体の銘板シールを写真で)
- 給湯器の型番と設置年(こちらも銘板シール)
- 換気の室数(1室/2室/3室。洗面所やトイレにも換気口があるなら複数室)
- 床暖房の有無
特に2番を伝えるかどうかで、提案の中身が変わります。給湯器が同じくらい古ければ、良い業者なら同時交換の選択肢を先に出してきます。
業者選び:温水式は「両方見られるか」が分かれ目
電気式なら電気工事士がいれば成立しますが、温水式はガス側と浴室側の両方を見れる相手でないと、問題の切り分けができません。
先に書いたとおり、「暖房が効かない」の原因は浴室側とお湯側の両方にあり得ます。片方しか見ない業者に頼むと、新品にしたのに直らないということが起きます。
確認すべきはこの3点です。
- ガスの有資格者がいるか(簡易内管施工士、ガス可とう管接続工事監督者)
- 電気工事士がいるか(リモコン配線や電源が絡む場合)
- 熱源機ごとの見積もりを出せるか
関東圏なら東京ガスの機器交換
温水式はガス機器です。浴室乾燥機だけを扱う業者よりも、給湯器を日常的に扱っているところのほうが、この構造を理解しています。
東京ガスの機器交換は、東証プライム上場のインフラ企業が運営し、工事は認定を受けた施工会社が担当します。給湯器も浴室暖房乾燥機も同じ窓口で依頼できるので、同時交換の相談がしやすいのが利点です。
まとめ
- リンナイ・ノーリツの浴室暖房乾燥機は温水式。マックス・三菱・高須産業・TOTOの電気式とは仕組みが違う
- 本体だけでは動かない。給湯器(暖房熱源機)から温水をもらっている
- だから熱源機が壊れれば浴室暖房も止まるし、「暖房が効かない」の原因がお湯側にあることもある
- 寿命はどちらも10年前後で重なる。どちらかが10年超なら両方で見積もりを取る
- メーカーは給湯器に合わせるのが無難。同時交換なら総額で選ぶ
- 電気式への変更は可能だが電源工事が必要。床暖房があるなら温水式一択
- 業者はガス側と浴室側の両方を見られるかで選ぶ
※ 本記事はアフィリエイト広告を利用しています。設計上の標準使用期間はメーカーが定める目安で、使用環境によって変わります。具体的な適合可否・金額は、必ず現地を見た上での見積もりでご確認ください。
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温水式か電気式かで迷っている方は、ランニングコストの比較から。
電気式に替える場合、シェアNo.1のマックスが第一候補になります。
TOTO三乾王をお使いの方は、替える前にリモコンを確認してください。
熱源機の交換費用を先に知りたい方はこちら。
交換おすすめサービス一覧
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