浴室乾燥機はガスと電気どっちがいい?費用・乾燥時間・ランニングコストを徹底比較【2026年最新】
この記事を読むと分かること
- 浴室乾燥機のガス式と電気式の乾燥時間・ランニングコスト・初期費用の違いがわかる
- 都市ガス・LPガス・電気でどれが最もコストを抑えられるかがわかる
- あなたの家庭の使い方に合った乾燥機の選び方とおすすめ業者がわかる
ガス式と電気式、どちらを選ぶべきか迷っているあなたへ
浴室乾燥機の交換や新規設置を検討しているとき、「ガス式と電気式、どちらを選べばいいのか」という疑問を持つ方はとても多いです。メーカーのカタログを読んでも専門用語が多くてよく分からない、インターネットで調べてもサイトによって言っていることが違う、そんな状況で頭を抱えているあなたに向けて、この記事を書きました。
結論から言えば、都市ガスが引かれているご家庭ならガス式(温水式)が長期的にお得です。しかしLPガス(プロパンガス)のご家庭では、ランニングコストの観点から電気式の方が合理的な選択になることもあります。
この記事では、ガス式と電気式の違いを「乾燥時間」「ランニングコスト」「初期費用」「使い勝手」の4軸で徹底比較します。最後まで読めば、あなたのご家庭に最適な浴室乾燥機がきっと分かるはずです。
浴室乾燥機の2種類を正しく理解する(仕組みと特徴)
浴室乾燥機と一口に言っても、熱源によって大きく「ガス式(温水式)」と「電気式」の2種類に分かれます。さらに電気式の中には「電気ヒーター式」と「ヒートポンプ式」という2つのタイプが存在します。まずはそれぞれの仕組みを正しく理解することが、賢い選択の第一歩です。
ガス式(温水式)浴室乾燥機とは
ガス式浴室乾燥機は、給湯暖房用熱源機(ガスふろ給湯器の暖房機能付きタイプ)で温めたお湯を使って、浴室内を暖めて乾燥させる仕組みです。熱源がガスなので、非常に高い熱量を短時間で供給できるのが最大の特徴です。
ガス式には「給湯暖房用熱源機(ガス暖房対応の給湯器)」が自宅に設置されている必要があります。この熱源機がない場合は、浴室乾燥機単体だけでなく熱源機ごと交換・設置するケースもあり、初期費用が高くなる要因のひとつです。主要メーカーはノーリツ・リンナイ・パロマなどで、これらのメーカーは給湯器も製造しているため、浴室乾燥機との互換性・連携性に優れています。
電気式浴室乾燥機とは
電気式浴室乾燥機は、電気を使って浴室内の空気を暖めて乾燥・換気を行うタイプです。給湯暖房用熱源機が不要で、電源さえあれば設置できます。そのため賃貸住宅や、ガス暖房対応の給湯器がないご家庭でも導入しやすいのが特徴です。
電気式には「電気ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があります。電気ヒーター式は電熱線で空気を暖める最もシンプルな方式で、本体価格が安く一般的に普及しています。ただし消費電力が大きく、長時間使用するとランニングコストがかさみます。ヒートポンプ式はエアコンと同じ原理で熱を生み出すため消費電力が約1/3程度に抑えられますが、本体価格が高い傾向にあります。本記事では一般的に多く普及している「電気ヒーター式」をベースに比較していきます。
乾燥時間の比較(ガス式1〜2時間 vs 電気式2〜4時間)
浴室乾燥機を使う目的として最も多いのが「洗濯物の室内干し」です。乾燥時間の差は毎日の生活の快適さに直結します。
ガス式の乾燥時間:約1〜2時間
ガス式(温水式)は熱量が非常に大きいため、洗濯物をしっかり乾かすのに要する時間は約1〜2時間が目安です。梅雨の時期や雨続きの日でも短時間で乾燥が完了するため、洗濯の回転率を上げたい方や共働きのご家庭に向いています。また浴室内の温度が素早く上がるため、冬場のヒートショック対策としての「浴室暖房」用途でも効果的です。
電気式の乾燥時間:約2〜4時間
電気式(電気ヒーター式)はガス式に比べて熱量が小さいため、同量の洗濯物を乾かすのに約2〜4時間かかることが多いです。特に厚手のバスタオルやジーンズなどは4時間以上かかるケースもあります。乾燥が遅いということは電気を使う時間も長くなるため、ランニングコストにも直接影響します。
毎日洗濯する習慣のある家庭では、1回あたり2時間の差が年間730時間にもなります。忙しい朝に「まだ乾いていない」というストレスを感じる回数が、ガス式と電気式では大きく異なります。そうは言っても、使用頻度が週2〜3回程度であれば差は縮まるため、ご自身の生活スタイルに合わせて考えることが大切です。
ランニングコスト(光熱費)の徹底比較
1時間あたりの光熱費
| 方式 | 1時間あたりコスト |
|---|---|
| 電気ヒーター式 | 約39円 |
| 都市ガス式 | 約49円 |
| LPガス式 | 約95円 |
※電気代1kWhあたり30円、都市ガス1㎥あたり117円、LPガス1㎥あたり226円で計算。
一見すると都市ガス式の方が電気式より高いように見えますが、ガス式は乾燥時間が短い(1〜2時間)のに対し電気式は2〜4時間かかるため、1回あたりの実際のコストはガス式の方が安くなります。
1回の乾燥あたりコスト
| 方式 | 所要時間 | 1回あたりコスト |
|---|---|---|
| 電気ヒーター式 | 2〜4時間 | 約78〜156円 |
| 都市ガス式 | 1〜2時間 | 約49〜98円 |
| LPガス式 | 1〜2時間 | 約95〜190円 |
都市ガス式は1回あたり電気式の約6割のコストで済みます。一方、LPガス式は電気式と同等か、むしろ高くなる場合もあります。LPガスのご家庭では「ガス式が安い」という情報は当てはまりません。これはこの比較において最も重要なポイントです。
年間ランニングコスト
毎日1回使用する前提での年間コストの目安です。
| 方式 | 年間コスト(目安) |
|---|---|
| 電気ヒーター式 | 約28,000〜56,000円 |
| 都市ガス式 | 約18,000〜36,000円 |
| LPガス式 | 約35,000〜69,000円 |
都市ガス式と電気ヒーター式の差は年間約10,000〜20,000円。10年間使い続けると10〜20万円のコスト差になります。初期費用が多少高くても、長期的にはガス式の方が経済的というケースが多いことが分かります。
初期費用・設置費用の比較
電気式の初期費用:12〜20万円程度
電気ヒーター式の本体価格は5〜10万円程度、工事費は5〜10万円程度で、合計12〜20万円程度が目安です。電気式は既存の電気配線を使用できる場合が多く、比較的低コストで導入できます。
ガス式の初期費用:15〜30万円程度
ガス式浴室乾燥機の本体価格は8〜15万円程度、ガス・温水配管工事を含む工事費は7〜15万円程度で、合計15〜30万円程度が目安です。
主要メーカーの本体代目安(工事費別):
- ノーリツ:約9〜12万円程度
- リンナイ:約10〜15万円程度
さらに「給湯暖房用熱源機(ガス暖房対応給湯器)」が自宅に設置されていない場合は、熱源機の交換・設置費用(15〜25万円程度)も別途かかります。この場合のトータルコストは30〜50万円を超えることもあります。
10年間のトータル比較
| 方式 | 初期費用 | 10年間ランニング | 10年間トータル |
|---|---|---|---|
| 電気ヒーター式 | 約15万円 | 約28〜56万円 | 約43〜71万円 |
| 都市ガス式 | 約22万円 | 約18〜36万円 | 約40〜58万円 |
| LPガス式 | 約22万円 | 約35〜69万円 | 約57〜91万円 |
都市ガス式は初期費用が高くても、10年間のトータルコストでは電気式とほぼ同等かむしろ安くなる可能性があります。
ガス式・電気式それぞれのメリット・デメリット
ガス式(温水式)のメリット・デメリット
ガス式の最大の強みは乾燥・暖房能力の高さです。洗濯物の乾燥時間が半分以下になるだけでなく、冬場の浴室暖房としても威力を発揮します。立ち上がりが速く浴室全体を短時間で暖められるため、高齢者のいるご家庭でのヒートショック対策にも効果的です。都市ガスをお使いのご家庭であれば長期的なランニングコストも有利です。
一方デメリットとしては、初期費用の高さが挙げられます。本体代+工事費で電気式より5〜10万円以上高くなるのが一般的で、熱源機がない場合はさらに大きな出費になります。またLPガスのご家庭ではランニングコストが電気式を上回ることがあります。
電気式のメリット・デメリット
電気式の強みは初期費用の安さと設置の自由度です。電源さえあれば設置できるため、ガス配管がない場所への設置も可能です。賃貸住宅や、ガス暖房対応の給湯器がないご家庭でも導入しやすく、機器の構造がシンプルなため買い替えも比較的容易です。
デメリットは乾燥・暖房能力がガス式に劣ることです。乾燥時間の長さはそのまま「待ち時間の長さ」につながり、洗濯物の量が多い日や急いで乾かしたい日に不満を感じやすいです。都市ガスをお使いのご家庭では、長期的なランニングコストもガス式より高くなります。
実際の口コミと評判
実際に浴室乾燥機を使用しているユーザーからの声をYahoo!知恵袋より紹介します。
ガス式(温水式)を評価する声
「乾燥や暖房能力考えると温水式の方がいいですね」
— Yahoo!知恵袋より(2020年5月5日)
「ガスが良いです。パワーが違います。」
— Yahoo!知恵袋より(2020年5月5日)
これらの口コミが示す通り、「パワー感」「乾燥・暖房能力」の面でガス式(温水式)を評価する声が多く見られます。実際に使ってみた方が体感としてその差を感じているというのは、カタログスペック以上に信頼できる情報です。
電気式についての冷静な評価
「電気とガスでは初期投資が10倍ある上に、電気でもそれなりに暖まります。洗濯物も乾きます。家電である以上10年ほどでメーカー的には寿命です。買い替えが簡単であることもメリットです。地域によって違うのだと思います。」
— Yahoo!知恵袋より(2020年5月5日)
この口コミは非常に示唆に富んでいます。「電気でもそれなりに暖まる・乾く」「買い替えが簡単」という電気式のメリットを客観的に評価しつつ、「地域によって違う」という重要なポイントを指摘しています。LPガス地域か都市ガス地域かによって最適な選択は変わるという視点は、まさにこの記事の核心です。
どちらを選んでも一定のデメリットは存在します。大切なのは「どのデメリットなら自分は許容できるか」を明確にした上で選ぶことです。
あなたの家庭にはどちらが向いている?選び方ガイド
ガス式(温水式)をおすすめするケース
都市ガスをお使いで長期的なコストパフォーマンスを重視する方には、10年間のトータルコストでガス式が電気式を下回る可能性が高いです。初期費用は高いですが、毎日使う設備だからこそ長期視点で考えることをおすすめします。
乾燥時間を短くしたい方、大量の洗濯物を乾かしたい方には、乾燥時間が短いガス式が断然向いています。子育て世代で洗濯物の量が多いご家庭や、共働きで朝の時間が限られているご家庭は特にメリットを感じやすいです。
冬場の浴室暖房を重視する方・高齢者のいるご家庭では、ヒートショック対策として浴室暖房を頻繁に使う予定なら、立ち上がりが速く暖房能力の高いガス式が最適です。
既に給湯暖房用熱源機が設置されているご家庭では、浴室乾燥機本体と工事費のみで済むため、初期費用の差が縮まります。この場合ガス式を積極的に検討する価値があります。
電気式をおすすめするケース
LPガス(プロパンガス)をお使いのご家庭では、ガス単価が高いためガス式にするとランニングコストが電気式を上回ることがあります。電気式(特にヒートポンプ式)との比較を慎重に行ってください。
初期費用をなるべく抑えたい方、賃貸住宅にお住まいの方では、ガス配管の新規引き込みが難しい環境や資金的な制約がある場合、電気式が現実的な選択肢です。
使用頻度が低い方(週2〜3回程度)では、使用頻度が低ければランニングコストの差も小さくなるため、初期費用が安い電気式が合理的です。
浴室乾燥機の交換・設置で絶対に確認すべきこと
浴室乾燥機の工事には資格や認可が必要なものも多く、無資格業者に依頼すると後々大きなトラブルに発展することがあります。
ガス工事を伴う場合は「簡易内管施工士」の資格(ガス配管の延長・変更がある場合)や所轄ガス会社の認定が必要です。また水道工事を伴う場合は施工業者が自治体の指定給水装置工事事業者に登録されていることが必要です。電気式の場合は電気工事士の資格が必要です。
インターネット上の一括見積もりサービスには必要な資格を持っていない業者が混在していることがあり、また個人情報が複数業者に流れるリスクもあります。工事後10年以上使い続ける設備だからこそ、施工の品質と業者の信頼性は費用と同じくらい重要です。
「10年保証」を大々的にアピールする業者も見かけますが、その実態には注意が必要です。浴室乾燥機の寿命は10〜15年程度で、「10年保証」の保証期間が終わる頃に寿命を迎えることも少なくありません。工事施工の問題は設置後数週間〜数ヶ月以内に発覚することが一般的で、10年後に施工不良を証明することはほぼ不可能です。小規模業者が10年後も存続しているかどうかは誰にも保証できないため、「10年保証」はマーケティング上のアピールとして受け取り、業者選びの本質的な判断基準にしないことをおすすめします。
長期的な安心を求めるなら、東京ガスのような東証プライム上場の大手インフラ企業が運営するサービスを選ぶことが最も確実です。10年後・20年後も存続し続ける可能性が高い企業に依頼することこそ、本物の安心を手に入れる方法です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 浴室乾燥機の交換費用の相場はいくらですか?
A. 電気式なら12〜20万円程度、ガス式(給湯暖房用熱源機が既にある場合)なら15〜30万円程度が目安です。ガス暖房対応の熱源機から交換が必要な場合はトータルで30〜50万円を超えることもあります。費用だけで判断せず施工資格・会社の信頼性も確認してください。
Q2. ガス式と電気式、どちらが長持ちしますか?
A. 一般的に浴室乾燥機の耐用年数は10〜15年と言われています。ガス式・電気式で大きな差はありませんが、ガス式は給湯暖房用熱源機との連動が必要なため、熱源機の故障タイミングによっては同時交換が必要になることがあります。
Q3. 浴室乾燥機は毎日使っても大丈夫ですか?
A. 設計上は毎日の使用を想定して作られています。ただし換気フィルターの定期清掃を怠ると効率低下や故障の原因になります。1〜2ヶ月に1回程度のフィルター清掃をお忘れなく。
Q4. 電気式からガス式への交換はできますか?
A. 技術的には可能ですが、給湯暖房用熱源機(ガス暖房対応給湯器)の設置・配管工事が新たに必要になるため工事費が大きくかかります。集合住宅の場合は管理組合への確認も必要です。専門業者への相談が必須です。
Q5. LPガス地域ですが浴室乾燥機はどちらがおすすめですか?
A. LPガスは都市ガスと比べて単価が約2倍のため、ガス式を選ぶとランニングコストが電気式を上回ることがあります。電気式(特にヒートポンプ式)との詳細な費用比較を行った上で判断することをおすすめします。
まとめ
浴室乾燥機のガス式と電気式の違いを4軸で比較してきました。最後に重要ポイントを整理します。
都市ガスをお使いのご家庭には、ガス式(温水式)がおすすめです。 乾燥時間が電気式の約半分で、長期的なランニングコストも有利です。10年単位のトータルコストでは電気式と大差なく、むしろ安くなるケースも多いです。
LPガスのご家庭は要注意です。 LPガスはガス単価が高いため、ガス式にするとランニングコストが電気式を上回ることがあります。電気式との慎重な比較が必要です。
電気式は初期費用の安さと設置の自由度が魅力です。 賃貸住宅や初期コストを抑えたいご家庭、または使用頻度が低い場合は電気式も十分合理的な選択です。
そして何より大切なのは、信頼できる施工業者に依頼することです。適切な資格を持つ業者に工事を任せることで、安心して長く使い続けることができます。10年後も確実に存続している大手業者を選ぶことが、長期的な安心につながります。
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