ビルトインガスコンロのリフォーム費用相場と工事の流れ|業者選びで失敗しないポイント
この記事を読むと分かること
- ビルトインガスコンロリフォームの費用相場と、実際に選ばれている価格帯
- 標準工事と追加費用が発生するケースの一覧
- 信頼できる業者の見極め方と、東京ガスが第一候補になる理由
ビルトインガスコンロのリフォームで何ができる?
「コンロのリフォームってどんなことができるの?」と思ったことはありませんか。ビルトインガスコンロのリフォームには大きく分けて三つの選択肢があります。
- 同グレード交換:現在と同じ幅・タイプのコンロに交換。最もシンプルなリフォームで、工事費を含めたコストを抑えやすい
- アップグレード交換:上位機種(高火力・多機能)にグレードアップ。料理幅が広がり、安全機能も充実する
- ガス→IHクッキングヒーターへの切り替え:200Vの電源工事やガス栓の処理が必要になる大規模リフォーム
本記事ではガスコンロのままアップグレード・交換するリフォームに焦点を当てて解説します。
リフォーム費用相場:グレード別の目安
ビルトインガスコンロのリフォーム費用は、基本的に「本体価格 + 工事費」の合計で考えます。
東京ガスの機器交換で実際に売れた価格帯(本体+工事費・2026年1月〜6月の販売実績)
- 工事費込み15万円以下:80.2%(15万円以下ではパロマのブリリオが特に人気と東京ガスが公表)
- 15万〜20万円:9.3%
- 20万円以上:10.5%
工事費は、東京ガスの機器交換の場合「コンロのみ交換」の基本工事費が29,700円(税込)で、既存機器の取り外しと処分費が含まれます。同社の販売実績では約90%が追加工事費なしの基本工事費のみで完了しています(2026年1月〜6月・東京ガス公式/2026年9月29日確認)。
リフォームの工事内容と流れ
標準工事の流れは以下の通りです。
- 既存コンロの取外し:ガス管との接続を外し、現在のビルトインコンロを取り出す
- 新規コンロの設置:新しいコンロをキッチンの開口部にはめ込む
- ガスの接続:資格の範囲内で接続作業をおこなう(資格は下の章で解説)
- 動作テスト:全口点火確認、ガス漏れ検査
ガス栓の位置を動かさない一般的な交換なら、工事は既存機器の取り外し・新しいコンロの設置・接続・点検で完了します。東京ガスの機器交換では、設置状況が写真で判断できれば現場調査は不要で、立ち会いは工事当日のみです(東京ガス公式)。
追加費用が発生するケース
リフォーム見積もり時に確認しておくべき追加費用が発生するケースをご紹介します(金額は東京ガスの機器交換の公表額・税込/2026年9月29日確認)。
- 金属フレキ管の新品交換:6,600円(部材費込)。金属フレキ管は再利用するとガス漏れを起こすため、コンロ交換時に新品へ交換が必要
- フィラー(化粧板)の取り付け:取り付け費は基本工事費に含まれ、追加工事費はかからない(フィラー本体の費用は別途)。新旧コンロの高さの違いでできる隙間を埋める
- レンジフード同時交換:コンロとレンジフードの組み合わせなら、特別セット割引として工事費から11,000円を割引(同一の施工パートナーが同日に工事できる場合)
- 特定メーカーの旧機種からの交換:5,500円(部材費別途)。旧サンウェーブ工業(現LIXIL)の一部シリーズ、パナソニックの芯ずれ・幅広コンロ、TOTOのフラットコンロ・スーパーコンロからの交換では専用部材が必要
- 法令適合ガス栓(ULガス栓)への交換:16,500円(部材費込)。プロパンガスで、ガス栓とコンロの間に接続具(ニップルなど)を使っている場合に必要
事前に「全工程込みの総額はいくらか」と「追加費用が出るのはどんな場合か」を明示してくれる業者を選びましょう。工事が始まってから追加の請求をされないよう、見積もりの段階で確認しておくことが大切です。
設置場所や天板の幅によって工事費がどう変わるかは、次の記事で場所別にまとめています。→ ビルトインコンロの工事費込み相場を場所別に解説!安く抑える業者の選び方
ガスコンロからIHへの切り替えリフォーム
「IHに変えたい」とお考えの方もいるかと思います。ガスコンロからIHへの切り替えは、単なる交換よりもはるかに大規模な工事になります。
- 200Vの電源工事が必要:IHは200Vの専用回路を使うため、分電盤や電気の引き込みの状況によっては電気工事や電力会社との契約変更が別途必要
- ガス栓の処理:使わなくなるコンロ用のガス栓を閉じる作業が必要
- マンション・賃貸では制限あり:管理組合や貸主の許可が必要な場合が多い
- 総費用:IH本体に電気工事とガス栓の処理が加わるため、コンロ同士の交換より高くなる。電気工事の範囲は住まいごとに違うので、必ず現地で見積もりを取る
エネルギーコストや安全性を目的とした切り替えなら検討の価値はありますが、費用と手間を考えるとガスコンロのままアップグレード交換する方が現実的なケースが多いです。
IHへの切り替えにかかる費用と工事の中身は、次の記事で詳しく解説しています。→ ガスコンロIH変更の費用・工事を徹底解説!相場・メリデメ・注意点まで
リフォーム業者を選ぶ際の注意点と資格確認
ガスコンロの交換工事では、工事の範囲に応じた資格が必要です。一般財団法人日本ガス機器検査協会(JIA)の「設置・接続工事に関する資格の範囲」では、都市ガスの場合、次のように分かれています(2026年9月29日確認)。
- ガス栓を増設・移設する工事:簡易内管施工士の範囲(フレキ管によるガス栓増設等の工事。16m3/h以下のマイコンメーターの下流側からガス栓までの露出部分に限る)
- 同じ位置のガス栓につなぎ替える接続工事:ガス機器設置スペシャリスト、ガス可とう管接続工事監督者、簡易内管施工士のいずれの範囲にも入る
プロパンガス(LPガス)では資格の範囲が異なります。見積もりの段階で「今回の工事でガス栓を動かすか」「担当者がどの資格を持っているか」を確認しておくと安心です。資格の範囲外の工事は、ガス漏れや一酸化炭素中毒の危険につながります。
ガス管の接続工事の費用と、工事の範囲ごとに必要な資格は、次の記事で詳しく解説しています。→ ビルトインコンロのガス管接続工事費用の相場と注意点|資格・工事の流れを徹底解説
業者選びのチェックリスト
- 資格保有を確認できるか?
- 工事費込み総額が見積もり段階で明示されるか?
- 追加費用が発生する可能性がある場合に事前説明があるか?
- 保証の窓口がはっきりしているか?(保証書の発行元と、修理を頼むときの連絡先)
見積もりは、工事費込みの総額と追加費用の条件を書面で出してくれる会社に直接依頼すると、比べやすくなります。
10年保証の落とし穴:リフォーム後の保証に騙されないために
ビルトインコンロのリフォーム業者の多くが「10年保証」を謳い文句としていますが、中身は業者によって違います。年数だけでなく、次の点を確かめましょう。
- 保証の対象:メーカー保証(本体)と工事保証(施工部分)は別物。延長保証がどちらをどこまで対象にしているかを見積もり時に確認する
- 部品の保有期間:リンナイはビルトイン式ガスこんろの整備用部品を製造打ち切り後10年、ノーリツは補修用性能部品を製造打ち切り後5年保有としている(各社公式)。保証が残っていても、部品がなければ修理できない
- 設計上の標準使用期間:ノーリツはビルトインコンロの設計上の標準使用期間を「製造から10年」としている。10年を過ぎたら修理より交換を検討する目安になる
今のコンロを修理で延ばすか交換するかの見極め方は、次の記事で詳しく解説しています。→ ビルトインガスコンロの寿命は何年?交換時期のサインと正しい業者選び
「10年保証」の年数だけで選ばず、保証の対象と、見積もり・施工の体制を確かめられる業者を選ぶことが大切です。東京ガスの機器交換は、東京ガスが委託する施工パートナーが工事を担当し、委託にあたって技術・資格だけでなくマナーやお客さまへの対応品質にも基準を設けていると公表しています。
まとめ:コンロリフォームは東京ガスへ最初に相談を
ビルトインガスコンロのリフォーム費用は「本体価格+工事費」で決まり、東京ガスの機器交換の販売実績(2026年1月〜6月)では80.2%が工事費込み15万円以下でした。大切なのは、工事前に追加費用の発生可能性を含む全工程込みの総額を明示してくれる業者を選ぶこと、そして工事の範囲に合った資格を持つ業者に依頼することです。
特に対応エリア(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・茨城県の一部)にお住まいの方には、東京ガスの機器交換への相談をおすすめします。写真を送れば見積もりが出て(設置状況が写真で判断できれば現場調査は不要)、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当し、支払いは工事完了後のクレジットカード決済です。
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