【キッチン】メーカー別 天板の特徴とメリット・デメリット完全ガイド

キッチンの天板選びは、毎日の料理をより快適にする重要なポイントです。今回は、人気メーカー別の天板の特徴や、材質ごとのメリット・デメリットを徹底的に解説いたします。耐久性やお手入れの方法まで、天板選びに必要な情報を詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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ホーローが魅力のタカラスタンダード。タカラスタンダードは、システムキッチンのシェアNo.1、ユニットバスのシェアNo.3の人気住宅設備メーカーです。
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そのため、消費者は工事品質の高さに注意して業者選びをするだけで、割高に購入するトラブルに巻き込まれないのです。また、工事業者もタカラスタンダードのネットワークから紹介してもらえますので、ショールームで相談してみましょう。

はじめに:キッチン天板の重要性

キッチンの天板は、毎日の調理作業の基盤となる重要な要素です。耐久性、衛生面、そして見た目の美しさまで、私たちの生活に大きな影響を与えます。適切な天板の選択は、長期的な使用満足度とメンテナンス性を左右する重要な決定となります。

人気キッチンメーカーの天板材質比較

各メーカーが提供する天板には、それぞれ特徴的な材質や加工技術が用いられています。以下では、主要な5つのキッチンメーカーが提供する天板の特徴と、その独自性について詳しく解説していきます。耐久性、デザイン、価格帯など、メーカーごとの特徴を比較しながら見ていきましょう。

クリナップ

クリナップのキッチン天板は、ステンレス、セラミック、コーリアンの3種類の素材から選べます。それぞれの特徴をご紹介します。
【ステンレス】
  • 錆びにくく、耐熱性と強度に優れている
  • 優れた耐水性と耐久性を備えている
  • カビや臭いの付着を防ぐ
  • シンクとの「シームレス接合」で継ぎ目がない
  • 美コート加工により、油汚れが水拭きで簡単に落とせる
【セラミック】
  • 高密度構造で汚れが染み込みにくい
  • 高圧成形・高温焼成により、色あせしにくい
【コーリアン】
  • 優れた耐熱性と耐衝撃性を持つ
  • 均質なソリッド材で調味料や洗剤が染み込みにくい
  • 熱による変色・変質が極めて少ない
さらに、クリナップは特殊エンボス加工を施した天板も提供しています。表面の凹凸により鍋や食器との接地面が減少し、傷つきを軽減します。

LIXIL

LIXILのキッチン天板は、主にセラミックとエンボストップが特徴的です。
【セラミック天板】
  • 高温成型により、熱・傷・汚れに強い素材です
  • 高温の調理器具を直接置いても変色しにくい特性があります
  • 表面が硬く傷つきにくく、吸水性がないため汚れにくいです
  • 焼き物ならではの繊細な質感が特徴です
【エンボストップ天板】
  • 特殊な構造により傷つきにくく、お手入れが簡単です
  • 表面の大きなドットが傷を集中させ、傷つく範囲を最小限に抑えます
  • 大小のドット模様を最適な配置で施すことで、汚れが拭き取りやすい設計になっています
特殊コーティングにより高い撥油・撥水性能を実現し、空拭きでも汚れが落ちます。
このほか、ステンレスや人工大理石などの素材も選べます。

タカラスタンダード

タカラスタンダードのキッチン天板は、主にホーローとクォーツストーンを採用しており、耐久性に優れているのが特徴です。
【ホーロー】
  • 優れた耐久性で汚れや傷がつきにくい
  • ホルムアルデヒドの放散量が極めて少ない
  • 高温に強く、焦げや変色の心配がない
  • 油汚れが付きにくく、レンジフードやコンロまわりのお手入れが簡単
  • 普段のお手入れは水拭きだけでOK

トクラス(ヤマハリビングテック)

トクラスのキッチン天板は、以下のような優れた特徴を備えています。
  • 汚れに強い:調味料、カレー、紅茶などが染み込みにくく、水拭きで簡単にお手入れできます
  • 衝撃に強い:吊り戸棚から物が落ちても割れにくい、十分な厚みと耐久性を備えています
  • 熱に強い:350℃まで空焼きしたフライパンを10分間置いても、割れや変色の心配がありません
  • 傷に強い:傷がつきにくく、万が一ついても目立ちにくい設計です
  • シームレス接合:隙間や段差がないため、汚れが溜まりにくい構造です
  • 使いやすい設計:シンクのフチに丸みを持たせ、お手入れがしやすい形状です
  • 高級感のある仕上げ:人造大理石と特殊塗装技術により、趣のある陰影と上質な手触りを実現しています
  • 洗練されたデザイン:透明感のある美しい仕上がりと、なめらかな質感のワークトップです
トクラスは、1976年に日本初の人造大理石カウンターのシステムキッチンを発売。素材の研究・開発から成形まで、一貫して自社で手がけています。

TOTO

TOTOのキッチン天板は、クリスタルカウンター、メラミン、ステンレス、人工大理石など、多様な選択肢を提供しています。
【クリスタルカウンターの特徴】
  • 耐熱性に優れ、熱い鍋を直接置いても安心です
  • エポキシ樹脂を使用した堅牢な素材で、割れにくい構造です
  • 擦り傷は磨いて除去できるため、長期的な美観を維持できます
  • 薄型設計で透明感のある美しい仕上がりです
【メラミン/ステンレス/人工大理石カウンターの特徴】 それぞれの素材特性を活かした優れた機能性を備えています。
【TOTOのキッチン天板の搭載モデル】
  • ザ・クラッソ:クリスタルカウンターを採用した、洗練されたデザインと機能性を兼ね備えたキッチンです
  • ミッテ:すべり台シンクやセンターラインキャビネットなど、充実したオプション設備を搭載しています
【TOTOのキッチン天板のメンテナンス】
  • クリスタルカウンターは擦り傷を磨いて除去でき、美しさを長く保てます
  • シンク底面・網かご・排水口には傾斜を設け、水やごみが流れやすく、汚れが溜まりにくい設計です

パナソニック

パナソニックのキッチン天板には、スゴピカ素材やグラリオカウンターなどの特徴があります。
【スゴピカ素材】
  • 鉛筆硬度9Hと高い表面硬度で、傷に強い
  • はっ水・はつ油成分を配合しており、汚れが落としやすい
  • 水アカが固着しにくいので、水回りに適している
  • アクリル系樹脂(有機ガラス系)の素材で、割れやヒビ、傷などにも強い
【グラリオカウンター】
  • 天然雲母を配合しており、独特な光沢と高級感のある仕上がり
  • 天然石の「きらめき感」と「積層感」を再現したデザイン
  • 鉛筆硬度9Hと非常に硬いスゴピカ素材を使用している
  • 撥水・撥油成分を練り込んでいるので、汚れを落としやすく、撥水コーティングよりも効果が長続きする
パナソニックのキッチン天板は、傷に強いだけでなく、汚れが落としやすいという機能性と意匠性を兼ね備えています。

天板材質別の特徴

キッチン天板の材質は、使い勝手や耐久性、メンテナンス性に大きく影響します。以下では、主要な天板材質の特徴と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。天板選びの参考にしていただければ幸いです。

ステンレス

ステンレスは、耐久性と実用性に優れた天板材質として人気があります。錆びにくく熱に強い特性を持ち、プロの厨房でも多く使用されています。一方で、傷つきやすく水垢が目立ちやすいというデメリットもあります。
  • 耐久性に優れ、長期間使用できる
  • 熱に強く、高温の鍋やフライパンを直接置ける
  • 衛生的で細菌の繁殖を防ぎやすい
  • 水や油による腐食に強い
  • メンテナンスが比較的容易
デメリット:
  • 傷がつきやすく、経年使用で艶が失われる
  • 水垢や指紋が目立ちやすい
  • 金属音が響きやすい

人工大理石

人工大理石は、高級感のある見た目と実用性を兼ね備えた人気の天板材質です。アクリル樹脂を主成分とし、天然石の風合いを持ちながら、より扱いやすい特徴があります。
  • 傷がついても補修が可能で、長期間美しさを保てる
  • 熱に比較的強く、日常的な使用に適している
  • シームレスな接合が可能で、継ぎ目に汚れが溜まりにくい
  • デザインや色のバリエーションが豊富
デメリット:
  • 非常に高温の鍋を直接置くと変色の可能性がある
  • 強い衝撃で割れることがある
  • 経年での黄ばみが気になる場合がある

天然石

天然石は、高級感と耐久性を兼ね備えた最高級の天板材質です。大理石やみかげ石などが使用され、独特の風合いと美しい模様が特徴です。ただし、価格が高く、メンテナンスにも注意が必要な素材となっています。
  • 自然素材ならではの美しい模様と高級感がある
  • 傷や熱に強く、耐久性に優れている
  • 経年変化による味わいが楽しめる
デメリット:
  • 酸性の調味料による腐食に弱い
  • 重量があり、設置には構造的な配慮が必要
  • 価格が比較的高価
  • 定期的なメンテナンスや再コーティングが必要

セラミック

セラミックは、最新の天板材質として注目を集めています。耐熱性、耐傷性に非常に優れており、高級キッチンで採用が増えています。酸やアルカリにも強く、メンテナンス性も高いのが特徴です。
  • 耐熱性が極めて高く、熱い鍋を直接置いても問題ない
  • 硬度が高く、傷がつきにくい
  • 耐薬品性に優れ、酸やアルカリによる腐食の心配が少ない
  • 非吸水性で、シミや汚れが染み込みにくい
デメリット:
  • 価格帯が比較的高い
  • 重量があり、設置工事に専門性が必要
  • 強い衝撃で割れる可能性がある

ホーロー

ホーローは、鉄板にガラス質の釉薬を高温で焼き付けた素材で、タカラスタンダードの代名詞とも言える天板材質です。耐久性と衛生面で優れた特性を持ち、キッチンの天板材質として人気があります。
  • 熱や薬品に強く、変色や腐食の心配が少ない
  • 表面が滑らかで、汚れが落としやすい
  • 抗菌性に優れ、衛生的な調理環境を維持できる
  • 傷がつきにくく、長期間美しさを保てる
デメリット:
  • 強い衝撃で割れやすい面がある
  • 重い物を落とすとチッピング(欠け)が発生する可能性がある
  • 他の素材と比べて色やデザインのバリエーションが限られる

天板選びで考慮すべきポイント

キッチン天板を選ぶ際には、以下の重要なポイントを総合的に検討する必要があります。毎日の使用に耐える実用性と、インテリアとしての美しさの両立が理想的です。それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

耐久性・メンテナンス性

キッチン天板の耐久性とメンテナンス性は、長期間使用する上で非常に重要な要素です。毎日の調理や掃除に耐えられる丈夫さはもちろん、汚れや傷がつきにくく、日常的なお手入れが簡単であることが理想的です。特に、食材のシミや熱による変色、経年劣化への耐性は、天板の価値を大きく左右する要素となります。

コストパフォーマンス

キッチン天板の価格は材質によって大きく異なります。ステンレスや人工大理石は比較的手頃な価格帯で、コストパフォーマンスに優れています。一方、天然石やセラミックは高価ですが、耐久性や高級感など、価格に見合った価値を提供します。

デザイン性

キッチン天板のデザイン性は、キッチン全体の印象を左右する重要な要素です。色やテクスチャ、光沢感などが、インテリアの雰囲気づくりに大きく影響します。素材それぞれに特徴的な質感があり、例えばステンレスはモダンな印象、天然石は高級感、ホーローは清潔感のある仕上がりとなります。

使い勝手

キッチン天板の使い勝手を考える際には、調理時の作業効率や快適性が重要なポイントとなります。例えば、熱い鍋を直接置けるか、包丁での作業がしやすいか、食材の汚れが落ちやすいかなどが、日々の調理に大きく影響します。また、作業音の程度や、水はねの処理のしやすさなども、実際の使用感を左右する要素として考慮が必要です。

天板材質別のお手入れ方法

各天板材質に適したお手入れ方法を知ることは、長期間美しさを保つために重要です。日常的なメンテナンスから、定期的なケアまで、それぞれの素材に合わせた適切なお手入れ方法を詳しく解説していきます。

ステンレス天板のお手入れ

ステンレス天板は比較的お手入れが簡単な素材ですが、水垢や指紋が目立ちやすい特徴があります。日常的なお手入れには、柔らかい布で水拭きした後、乾いた布で水気を拭き取るのが基本です。落ちにくい汚れには、中性洗剤を使用し、必ず洗剤が残らないようにしっかりと拭き取りましょう。

人工大理石のお手入れ

人工大理石の天板は、日常的には柔らかいスポンジと中性洗剤で優しく洗い流すことで十分です。傷や汚れが気になる場合は、専用のクリーナーやコンパウンドを使用することで、美しい状態を保つことができます。

よくある質問(FAQ)

キッチンの天板に関して、よくいただく質問とその回答をまとめました。
Q. 天板の傷は補修できますか?
A. 材質によって補修方法が異なります。人工大理石は専用のコンパウンドで研磨が可能です。ステンレスは目立たない傷なら磨き剤で改善できますが、深い傷は専門家による修理が必要です。ホーローの場合は、専用の補修材で対応可能ですが、大きな傷や欠けは交換を検討する必要があります。
Q. 熱い鍋を直接置いても大丈夫ですか?
A. セラミックやホーローは耐熱性が高く、直接置いても問題ありません。一方、人工大理石やステンレスは、変色や変形の可能性があるため、必ず鍋敷きを使用することをお勧めします。
Q. 天板のメンテナンス頻度はどのくらいですか?
A. 日常的な清掃は毎日行うことをお勧めします。定期的なワックスがけや研磨などの特別なケアは、素材によって半年から1年に1回程度が目安です。使用頻度や状態に応じて調整してください。

まとめ:あなたに合った天板の選び方

本記事では、キッチンの天板選びに関する重要なポイントを詳しく解説いたしました。まず、タカラスタンダードのホーロー天板について、耐久性や衛生面での優れた特性を紹介し、熱や薬品への強さ、お手入れのしやすさなどのメリットをご説明いたしました。
天板選びで考慮すべきポイントとして、耐久性・メンテナンス性、コストパフォーマンス、デザイン性、使い勝手の4つの観点から詳しく解説いたしました。それぞれの天板材質には特徴があり、ステンレスはモダンな印象、天然石は高級感、ホーローは清潔感のある仕上がりとなることをお伝えいたしました。
また、材質別のお手入れ方法についても具体的に解説し、日常的なメンテナンスから定期的なケアまでの重要性をご説明いたしました。さらに、よくある質問についても、傷の補修方法や熱い鍋の使用、メンテナンス頻度などの実用的な情報をお答えいたしました。
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