【値上げ】主要6社(リクシル・TOTO・パナソニック・クリナップ・トクラス・タカラスタンダード)の2023年価格改定・値上げ幅を解説
主要な水回り住宅設備メーカー6社(リクシル・TOTO・パナソニック・クリナップ・トクラス・タカラスタンダード)の2023年の価格改定についての解説です。主なポイントは:
- 2019年と比較して、キッチンで14~40%、ユニットバスで10~55%、トイレで15~44%、洗面化粧台で10~49%の値上げ
- LIXILは年3回の値上げを実施するなど、最も積極的な価格改定を実施
- TOTOとパナソニックは価格改定の頻度は少なく、まとめて実施する傾向
- クリナップ、タカラスタンダードは比較的値上げ幅が小さい
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はじめに
2022年に引き続き2023年も住宅設備の値上げが止まりません。
前回はリンナイ株式会社、株式会社ノーリツ、株式会社パロマの値上げについて特集しました。
今回は水回りの住宅設備の主要メーカー、リクシル(LIXIL)、トートー(TOTO)、パナソニック(Panasonic)、クリナップ(Cleanup)、トクラス(Toclas)、タカラスタンダード(Takarastandard)の値上げ情報を解説していきます。キッチン、ユニットバス、トイレ、脱衣室のリフォームを考えている方はご参考ください!
値上げの概要
2022年はほぼすべての住宅設備メーカーが値上げを実施しました。材料を輸入しておりエネルギー価格も高騰しているので仕方ないでしょう。
これまで価格は据え置きにされてきたので、この値上げは一度上がったら下がらないと思った方がよいと思います。
値上げは水回りの住宅設備でも同じです。主要6社の2019年以降の価格改定(値上げ)の動きをまとめてみました。
メーカー | 値上げ |
リクシル(LIXIL) | 2020年4月1日 ・ユニットバス:約1~5% ・トイレ:約1~5% 2021年4月1日 ・キッチン:約2~13% ・ユニットバス:約1~3% ・トイレ:約5~15% 2021年12月1日 ・ユニットバス:約2~27% 2022年4月1日 ・キッチン:約1~11% ・ユニットバス:約4~39% ・水栓:約1~110% ・トイレ:約2~33% ・洗面化粧台:約2~7% 2022年10月3日 ・キッチン:約5~10% ・ユニットバス:約5~24% ・水栓:約4~19% ・トイレ:約2~14% ・洗面化粧台:約3~25% 2023年4月3日 ・キッチン:約5~10% ・トイレ:約1~17% ・洗面化粧台:約3~25% ・水栓:約3~27% 2023年10月2日 ・キッチン:約6~15% ・洗面化粧台:約14~18% |
トートー(TOTO) | 2019年10月1日 ・ユニットバス:約5~7% ・トイレ:約6~7% ・洗面化粧台:約4~6% ・水栓:約5~6% 2022年10月1日 ・キッチン:約3~13% ・ユニットバス:約2~4% ・トイレ:約3~5% ・洗面化粧台:約4~8% ・水栓:約4~5% 2023年8月1日 ・キッチン:約3~13% ・ユニットバス:約2~13% ・トイレ:約3~5% ・洗面化粧台:約4~8% ・水栓:約4~5% |
パナソニック(Panasonic) | 2019年10月1日 ・キッチン:約6~9% ・ユニットバス:約6~9% ・トイレ:約6~9% ・洗面化粧台:約6~9% 2022年8月1日 ・キッチン:約9% ・ユニットバス:約11% ・トイレ:約6~12% ・洗面化粧台:約6~9% 2023年4月1日 ・キッチン:約6~11% ・ユニットバス:約8~16% ・トイレ:約5~12% ・洗面化粧台:約8~13% |
クリナップ(Cleanup) | 2022年9月5日 ・キッチン:約10% ・ユニットバス:約10% 2023年6月5日 ・キッチン:約7% |
トクラス(Toclas) | 2020年4月30日 ・キッチン:約8% ・ユニットバス:約10% ・洗面化粧台:約10% 2022年2月15日 ・キッチン:約7% 2023年5月11日 ・キッチン:約14% 2023年6月1日 ・ユニットバス:約10% |
タカラスタンダード(Takarastandard) | 2022年4月25日 ・キッチン:約2~4% ・洗面化粧台:約3~7% 2023年4月3日 ・キッチン:約7~14% ・洗面化粧台:約7~16% 2023年8月28日 ・ユニットバス:約14% |
太字は執筆時点で将来予定されている価格改定です。
まず、LIXILの値上げの多さがあります。多い時で1年に3度の値上げを実施しています。LIXILの瀬戸社長は「円安や資材高騰をタイムリーに反映していける体制を整備できた」という発言をしたことがあります。
しかし、バラバラと値上げが実施されると現場(お客さまや施工店)では混乱が起きており、これは悩みの種です。
TOTOやPanasonicはLIXILと同じくらい商品を取り扱っていますが、価格改定の頻度は少なく、まとめて価格改定をしてくれるのでとても分かりやすいです。
クリナップやタカラスタンダードは値上げをあまり行わない姿勢が見て取れます。
次の章では、各部位について2019年以降どの程度価格が上昇してきたかを見てみます。
メーカー毎の各設備の値上げ推移
ここでは、前章でまとめた各メーカー・各設備の値上げ幅の平均値を使って、2019年以降、各設備の価格がどの程度上昇してきたかを見ていきます。
キッチンの価格上昇推移

キッチンの価格はメーカーによっても異なりますが、2019年から比べて14~40%の値上げであることがわかります。水回りの住宅設備は家に必須な設備ですから、この値上がりは家計へ与える影響が大きいですね。
値上げ率が大きい順にメーカーを並べると、LIXIL>トクラス>パナソニック>クリナップ>TOTO>タカラスタンダードということがわかりました。
ただし、LIXILは高頻度に価格改定を実施していますが、常にすべての商品を値上げしていないため、このグラフは精緻な情報ではありません。あくまでイメージとしてとらえてください。
ユニットバスの価格上昇推移

次に、ユニットバスの価格はメーカーによっても異なりますが、2019年から比べて10~55%の値上げであることがわかります。ユニットバスも家に必須な設備ですから、この値上がりは家計へ与える影響が大きいですね。
値上げ率が大きい順にメーカーを並べると、LIXIL>パナソニック>トクラス>TOTO>タカラスタンダード>クリナップということがわかりました。
トイレの価格上昇推移

そして、トイレの価格はメーカーによっても異なりますが、2019年から比べて15~44%の値上げであることがわかります。トイレも家に必須な設備ですから、この値上がりは家計へ与える影響が大きいですね。
そして、トイレは一家に数台設置されているケースも多く、リフォームの頻度も多いでしょうから値上げを感じやすいかもしれませんね。
値上げ率が大きい順にメーカーを並べると、LIXIL>パナソニック>TOTOということがわかりました。
洗面化粧台の価格上昇推移

最後に、洗面化粧台の価格はメーカーによっても異なりますが、2019年から比べて10~49%の値上げであることがわかります。洗面化粧台も家に必須な設備ですし、最近では一家に2台設置されるケースも増えているため、影響が大きいですね。
値上げ率が大きい順にメーカーを並べると、LIXIL>パナソニック>TOTO=タカラスタンダード>トクラスということがわかりました。
値上げ幅が大きいメーカーと小さいメーカー
住宅設備毎に値上げ幅が大きいメーカーを並べると、このようになります。
住宅設備 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
キッチン | LIXIL | トクラス | パナソニック | クリナップ | TOTO | タカラスタンダード |
ユニットバス | LIXIL | パナソニック | トクラス | TOTO | タカラスタンダード | クリナップ |
トイレ | LIXIL | パナソニック | TOTO | ー | ー | |
洗面化粧台 | LIXIL | パナソニック | TOTO | タカラスタンダード | トクラス |
こうしてみると、値上げ幅が大きいメーカーと小さいメーカーは次のようになります。
値上げ幅が大きいメーカー:LIXIL
値上げ幅が中程度のメーカー:パナソニック、トクラス
値上げ幅が小さいメーカー:TOTO、クリナップ、タカラスタンダード
LIXILは値上げの頻度が高いこともあり、全体的な値上げ幅も大きいようです。
まとめ
本記事では、2023年の主要な水回り住宅設備メーカー6社(リクシル・TOTO・パナソニック・クリナップ・トクラス・タカラスタンダード)の価格改定について解説しました。
各メーカーの値上げ推移を見ると、LIXILは年に3回もの値上げを実施するなど、最も積極的な価格改定を行っていました。一方、TOTOやパナソニックは価格改定の頻度は少なく、まとめて実施する傾向が見られました。
2019年と比較した価格上昇率は、キッチンで14~40%、ユニットバスで10~55%、トイレで15~44%、洗面化粧台で10~49%となっていました。全体的な傾向として、LIXILが最も値上げ幅が大きく、TOTOやクリナップ、タカラスタンダードは比較的値上げ幅が小さいことがわかりました。
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