ナショナルの浴室乾燥機の後継は、パナソニックの品番置き換え検索で引けます|旧28品番が現行8品番にまとまり、部品の保有期間は10年でした
この記事で分かること
- ナショナル銘の浴室乾燥機は、2008年10月のブランド統一より前の製品だということ
- パナソニックには旧品番を入れると現行品番が出る公式ページがあり、バス換気乾燥機は28品番が登録されていること
- 旧28品番は、現行の8品番にまとまること
- 補修用性能部品の保有期間は、電気式バス換気乾燥機だけ10年で、浴室用換気扇は6年だということ
- 品番の頭の数字で100Vか200Vかが分かること
- 2021年8月に、電気ヒーター式バス換気乾燥機が特定保守製品から外れたこと
浴室の天井の乾燥機を見上げたら「National」と書いてあった。まだ部品は出るのか、今のパナソニックのどれになるのか。ここで手が止まります。
結論から書くと、旧品番を入れれば現行品番が出るページが、パナソニックの公式サイトにあります。バス換気乾燥機は旧28品番が登録されていて、行き先は8品番です。
ただし補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後10年です。ナショナル銘なら18年以上前の製品なので、この10年はすでに過ぎています。
この記事では、パナソニックの公式サイトで2026年9月25日に取得した記載と数値だけを並べます。取得元は各章に書きます。
ナショナルの浴室乾燥機は、いつまでの製品ですか
ナショナル銘の浴室乾燥機は、2008年10月1日のブランド統一より前に作られた製品です。
この切り替えの経緯は、キッチン側を調べたナショナルのレンジフード・換気扇の現行品は、パナソニックのFYで始まる9機種ですにまとめています。社史には「順次」切り替えたと書かれているので、「2008年10月以降はすべてPanasonic銘」とは読めません。確かなのは、Nationalと書いてあるなら2008年より前のものだ、という一方向だけです。
浴室の場合、銘板は本体の点検口の中や、ルーバー(吹き出し口のパネル)を外した内側にあります。通電したまま手を入れないでください。分電盤のブレーカーを落としてから確認します。
ナショナルの品番を入れると、現行品が出てきますか
出てきます。パナソニックの「換気送風機器 品番置き換え検索」というページで、品番を1つ入れると、パナソニックの現行品番が表示されます。
このページ自身が、結果の読み方について次の断りを置いています(2026年9月25日取得)。
「検索品番」と「パナソニック現行品番」は、すべての条件において互換性がある訳ではありません。実際にご採用・ご発注される際には、お客様ご自身で、「消費電力」「風量」「騒音値」も含め、「外形寸法」「埋込寸法」「接続ダクト径」「色」等を、現状設置品や仕様図面等で必ずご確認お願い致します。
「同じ後継品が出る」ではなく「近いものを探す手がかりが出る」と読んでください。
当サイトが2026年9月25日に、バス換気乾燥機の品番を頭から当てた結果、登録されていたのは28品番でした。行き先は8品番です。
| 登録されている旧品番 | 出てくる現行品番 | 本体希望小売価格(税抜) |
|---|---|---|
| FY-13UG1 / FY-13UG1BL / FY-13UG1V / FY-13UG3 / FY-13UG3V | FY-13UG6V | 139,000円 |
| FY-13UG6E | FY-13UG7E | 219,000円 |
| FY-13UGP1 / FY-13UGP1D / FY-13UGP2D / FY-13UGP3D | FY-13UGP4D(2室換気用) | 200,000円 |
| FY-13UGPS1 / FY-13UGPS1D / FY-13UGPS2D / FY-13UGPS3D | FY-13UGPS4D(2室換気用) | 201,000円 |
| FY-13UGT1 / FY-13UGT1D / FY-13UGT2D / FY-13UGT3D | FY-13UGT4D(3室換気用) | 202,000円 |
| FY-13UGTS1 / FY-13UGTS1D / FY-13UGTS2D / FY-13UGTS3D | FY-13UGTS4D(3室換気用) | 203,000円 |
| FY-22UG1 / FY-22UG1BL / FY-22UG1V / FY-22UG3 / FY-22UG3V | FY-22UG6V | 215,000円 |
| FY-22UG6E | FY-22UG7E | 294,000円 |
※ パナソニック「換気送風機器 品番置き換え検索」の結果。価格は同ページに「2026年4月1日時点の価格です」と注記されたもの。2026年9月25日に当サイトが取得。
読み取れることが3つあります。
- 末尾の記号が違っても、行き先は同じです。FY-13UG1もFY-13UG3Vも、出てくるのはFY-13UG6Vの1つだけです
- 2室換気用・3室換気用は、そのまま2室用・3室用に移ります。浴室・洗面所・トイレのどこまでを1台で換気しているかが、そのまま引き継がれます
- BL認定品には注意書きが付きます。FY-13UG1BLとFY-22UG1BLの備考には「BL認定品→BL認定なし」とあります。現行品はBL認定を持っていません
検索に出てこない品番もあります
同じ日に当てたところ、旧松下設備システムの品番(Tで始まるもの)は0件でした。登録されているのはFYで始まる品番だけです。
また、現行品番そのものを入れても0件です。このページは旧品番から引く道具で、逆引きはできません。
部品は何年まで用意されますか
電気式バス換気乾燥機は、製造打ち切り後10年です。買った日からでも、製造年からでもありません。
パナソニック ハウジングソリューションズが公開している補修用性能部品の保有期間の表から、浴室まわりだけを抜き出します。
| 品目 | 性能部品保有期間 |
|---|---|
| 電気式バス換気乾燥機 | 10年 |
| システムバス電気機能商品 | 8年 |
| システムバス本体 | 7年 |
| 浴室用換気扇 | 6年 |
※ パナソニック ハウジングソリューションズ「補修用性能部品の保有期間」。同ページは「製造打ち切り後の補修用性能部品の保有期間は下記の通りです」と定義しています。2026年9月25日取得。
同じ浴室の天井についているものでも、3つに分かれます。暖房や乾燥の機能がない単なる換気扇なら6年、ユニットバスに組み込まれた電気機能商品なら8年、電気式バス換気乾燥機なら10年です。
自分の機械がどれなのかは、品番と、暖房・乾燥の運転ができるかどうかで分かります。「浴室の換気扇だから6年」と丸めないでください。
なお、部品の保有期間が過ぎていても、窓口そのものは残っています。在庫の有無は品番ごとに違うので、銘板の品番を控えて問い合わせる形になります。
現行の電気ヒーター式バス換気乾燥機は何機種ですか
パナソニックの換気扇サイトの「電気ヒーター式 バス換気乾燥機」に載っているおすすめ商品は、2026年9月25日時点で4機種です。
| 品番 | 対応する浴室 | 本体希望小売価格(税抜) |
|---|---|---|
| FY-13UG7E | ユニットバス専用・1.25坪(内寸1.6m×2.1m)まで | 219,000円 |
| FY-13UG5V | ユニットバス専用・1.25坪(内寸1.6m×2.1m)まで | 164,000円 |
| FY-24UW5 | 在来工法・ユニットバス用・1.5坪(内寸1.6m×2.4m)まで | 207,000円 |
| FY-24UWL5 | 在来工法・ユニットバス用・1.5坪まで。別途換気扇が必要 | 193,000円 |
※ 品番と対応浴室はパナソニックの換気扇サイト「電気ヒーター式 バス換気乾燥機」のおすすめ商品欄、価格は同社のWEBカタログの商品ページ。いずれも2026年9月25日取得。工事費は含みません。
この4機種と、前の章の8品番は一致しません。品番置き換え検索が返すFY-13UG6VやFY-13UGT4Dは、おすすめ商品欄には出てきません。どちらもパナソニックが同じ日に出している情報で、どちらか一方が古いのか、載せる基準が違うだけなのかは、当サイトでは確認できませんでした。
実際に選ぶときは、置き換え検索で当たりを付けてから、施工店にその品番で在庫と価格を確認する形になります。
浴室に取り付けられない機種もあります。脱衣所暖房衣類乾燥機(FY-13SW5・FY-13SWL5)は、商品ページに「浴室には取付できません」と明記されています。名前が似ているので、型番だけを見て注文しないでください。
100Vか200Vかは、品番の数字で分かります
FY-13で始まるものは100V、FY-22で始まるものは200Vです。WEBカタログの商品説明に、それぞれ次のように書かれています(2026年9月25日取得)。
- FY-13UG6Vは「100V高出力(1.3kW UB1.25坪対応)」
- FY-13UG7Eは「100V高出力(1.3kW UB1.25坪対応)」
- FY-22UG6Vは「200V高出力(2.2kW UB1.5坪対応)」
- FY-22UG7Eは「200V高出力(UB1.5坪対応)」
つまりFY-22系の旧品番が付いている家は、すでに200Vの配線が来ています。同じ系統に替えるなら電気工事は軽く済みますが、100Vから200Vに上げるなら分電盤からの配線工事が加わります。
2021年8月に、特定保守製品から外れました
電気ヒーター式バス換気乾燥機には、以前「長期使用製品安全点検制度」の対象としての所有者登録と点検通知の仕組みがかかっていました。これは2021年8月に終わっています。
パナソニックの商品ページに、次の記載があります(2026年9月25日取得)。
消費生活用製品安全法施行令が改正され、電気ヒーター式バス換気乾燥機は特定保守製品から除外となりました。(2021年8月)
読者に関係するのは、メーカーから点検時期の通知が来なくなったという点です。現行機種には「点検時期お知らせ機能」が残っていて、時期が来ると本体の受信部に表示が出ます。表示が出たからといって、法律上の点検義務があるわけではありません。逆に、通知が来ないからといって、劣化が止まるわけでもありません。
交換を相談するなら
部品の保有期間を10年としても、ナショナル銘であればとうに過ぎています。直して使い続けられる見込みは高くありません。
本体の価格に加えて、取り付け費・既存品の処分費・電源やリモコン配線の手直しが乗ります。どこまで含んだ金額なのかを、見積もりの段階で1社ずつそろえて比べてください。上の表の希望小売価格は本体だけの金額で、工事費は入っていません。
東京ガスの機器交換
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスの審査を通った認定施工会社が担当します。
※ 対応エリアは商品ごとに異なります。申し込み前に、公式サイトの商品ページでお住まいの住所が対象かを確認してください。
よくある質問
ナショナルの浴室乾燥機は、もう修理してもらえませんか。
受付窓口はパナソニックにあります。ただし補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後10年で、ナショナル銘ならその年数は過ぎています。在庫は品番ごとに違うので、銘板の品番を控えて問い合わせてください。
品番置き換え検索で0件でした。廃番ということですか。
そうとは限りません。このページに登録されているのはFYで始まる品番だけで、旧松下設備システムのTで始まる品番は0件でした。現行品番を入れても0件です。0件は「登録されていない」であって、「該当する商品がない」ではありません。
FY-13UG1とFY-13UG3Vで、行き先が同じなのはなぜですか。
品番置き換え検索が、どちらにもFY-13UG6Vを返すためです。ただし同ページは、消費電力・風量・騒音値・外形寸法・埋込寸法・接続ダクト径・色を自分で確認するように求めています。行き先が同じでも、そのまま付くとは書かれていません。
2室換気用を1室用に替えられますか。
洗面所やトイレの換気をその1台でまかなっている場合、1室用に替えると、そちらの換気が止まります。ダクトの本数と行き先を現地で確認する作業が先に必要です。
BL認定がなくなると、何が変わりますか。
BL認定は優良住宅部品としての認定で、保険や公的融資の要件に関わることがあります。現行のFY-13UG6V・FY-22UG6Vは、備考に「BL認定品→BL認定なし」と書かれています。マンションの管理組合を通す交換では、この点を先に確認してください。
まとめ
- National銘なら2008年より前の製品です。ブランド統一は2008年10月1日で、住宅設備は順次切り替えられました
- パナソニックには品番置き換え検索があり、バス換気乾燥機は旧28品番が登録されています。行き先は8品番です
- 出てくるのは「互換品」ではありません。同ページ自身が、寸法・風量・ダクト径を自分で確認するよう求めています
- 保有期間は電気式バス換気乾燥機だけ10年で、浴室用換気扇は6年、システムバス電気機能商品は8年です
- FY-13は100V、FY-22は200Vです。系統をまたぐと電気工事が増えます
- 2021年8月に特定保守製品から外れました。点検通知は来ませんが、劣化が止まるわけではありません
まずブレーカーを落として、銘板の品番を読んでください。その品番を置き換え検索に入れるところまでが、自分でできる範囲です。