ダイキン うるさらXは2026年11月1日に2027年モデルへ|型番の4文字目が6から7に変わり、増えた機能は3つです
ダイキンのフラッグシップ「うるさらX(Rシリーズ)」が、2026年11月1日に2027年モデルへ切り替わります。2026年9月24日のニュースリリースで、型番と発売時期が公表されました。型番はAN406ARPからAN407ARPのように4文字目の数字が1つ上がるだけで、増えた機能は3つです。この記事では、公表された9機種の型番と適用畳数、旧型から何がどれだけ変わったのか、そして現行モデルとの選び分けをまとめます。
うるさらX(Rシリーズ)の2027年モデルは、2026年11月1日発売です
ダイキン工業は2026年9月24日、ルームエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」の2027年モデルを2026年11月1日に発売すると公表しました。価格はオープン価格です。
同じリリースには「その他の壁掛形ルームエアコンラインアップも順次発売します」とあり、A・F・C・E・SPといった他のシリーズは11月1日より後にずれる可能性があります。11月1日に店頭に並ぶと明記されているのは、うるさらXだけです。
※ この記事の数値と引用は、すべて2026年9月25日にダイキン工業のニュースリリース本文と、同社ルームエアコンの製品ページから取得しました。
公表された型番は9機種、うち4.0kWだけ100Vと200Vの両方があります
リリースの価格表に載っているのは次の9クラスです。
| 適用畳数 | 能力クラス | 単相100V | 単相200V |
|---|---|---|---|
| おもに6畳 | 2.2kW | AN227ARS-W | なし |
| おもに8畳 | 2.5kW | AN257ARS-W | なし |
| おもに10畳 | 2.8kW | AN287ARS-W | なし |
| おもに12畳 | 3.6kW | AN367ARS-W | なし |
| おもに14畳 | 4.0kW | AN407ARS-W | AN407ARP-W |
| おもに18畳 | 5.6kW | なし | AN567ARP-W |
| おもに20畳 | 6.3kW | なし | AN637ARP-W |
| おもに23畳 | 7.1kW | なし | AN717ARP-W |
| おもに26畳 | 8.0kW | なし | AN807ARP-W |
14畳クラスだけが100Vと200Vの両方から選べます。うるさらXは200V専用だと書かれていることがありますが、正しくありません。12畳までは100V、18畳以上は200Vで、境目の14畳に両方が置かれています。
型番の末尾を見比べると、100V機はARS、200V機はARPで終わっています。AN407ARS-WとAN407ARP-Wは同じ4.0kWで、違いは電源だけです。分電盤に200Vの回路が無い部屋で14畳クラスが要るとき、この1文字が判断材料になります。
型番の4文字目が「6」から「7」に変わります
リリースの注記は、暖房の試験条件をこう書いています。
試験機:新機種2027年AN407ARPと従来機種AN406ARPとの比較。
同じ4.0kW・同じ200Vで、違いは4文字目の数字だけです。現行の製品ページで試験機として挙げられている型番もAN406ARPとAN566ARPで、いずれも4文字目が6でした(2026年9月25日確認)。
店頭やネット通販で見分けるとき
AN407ARP-Wのように4文字目が7なら2027年モデル、AN406ARPのように6なら2026年モデルです。カタログ落ちした在庫品は4文字目が5や4になります。
ただしダイキンが「4文字目は年式です」と説明しているページは見つけられませんでした。上は公表されている型番を並べた結果です。
旧型から増えたのは3つで、数字が出ているのは暖房だけです
リリースが挙げている新機能は3つです。このうち効果を数値で示しているのは、2つ目のヒートブースト制御だけです。
| 新機能 | 何をするか | 公表された数値 |
|---|---|---|
| 微風おやすみ運転 | 従来のおやすみ運転に、風速を抑えた気流を加える | 最大運転音35dB以下(2.2kWから2.8kWクラス、冷房・風量自動時) |
| ヒートブースト制御(外気温連動) | 外気温2℃以下を検知すると暖房能力と風量を上げる | 設定温度への到達が従来機比で約20%短縮、床面22℃以上のエリアが約1.2倍 |
| 小能力時高効率型コンプレッサー | 低出力で長く運転する住宅向けに効率を上げる | 数値なし(全能力クラス2.2kWから8.0kWに搭載) |
暖房の「20%短縮」は、外気2℃・室温10℃からの14分と18分の差です
数字の中身はリリースの注記に書かれています。当社環境試験室14畳、外気温2℃、室温10℃、設定温度22℃、風量自動、風向正面吹き、予熱運転なしという条件で、AN407ARPが約14分、AN406ARPが約18分。この4分を割合にしたのが20%です。
床面の比較も同じ条件で、運転開始10分後に床から10cmの高さで22℃以上になっているエリアを測って約1.2倍としています。
いずれも外気温2℃以下でしか作動しません。朝の外気が2℃を下回る日がどれだけあるかは地域で違うので、この機能が働く時間の長さも住んでいる場所で変わります。暖房の立ち上がりを最優先に選ぶなら、寒冷地向けの機種と公表値を並べて比べる価値があります。
静かさの「35dB以下」は6畳から10畳クラスの話です
35dB以下という値は2.2kWから2.8kWクラス(おもに6畳から10畳)の、冷房・風量自動設定時のものです。リリースは「3.6kW以上の機種においても微風おやすみ運転を搭載しています。運転音は異なります」と明記しており、12畳以上の部屋でこの数値が出るとは書かれていません。
加湿と換気については、今回の発表に記載がありません
うるさらXを選ぶ人の多くが見ているのは無給水加湿です。今回のリリースに、加湿量や換気風量の変更は1行も書かれていません。
現行モデルの公表値は、加湿量が能力クラスごとに1時間あたり600mlから1,030ml、給気換気時の給気風量が35立方メートル毎時(AN566ARP、JIS B 8330準拠)です。外気温がマイナス10℃未満または外気の相対湿度が20%以下では加湿運転ができない、加湿ホースが2m延びるごとに加湿量が約12%落ちるといった条件も公表されています。
これらが2027年モデルで変わるのかどうかは、発表からは分かりません。加湿を目的に買うなら、発売後にスペック表が出てから確かめてください。現行モデルの数値と、効かなくなる条件はダイキン うるさら7・うるさらXの加湿と価格に、設置前に詰めておく点はうるるとさらら デメリットにまとめています。
現行にある9.0kWクラスが、今回の一覧に入っていません
公表された9機種は2.2kWから8.0kWまでです。一方、現行モデルの加湿量表には9.0kWの行があり、寸法の注記にも「8.0・9.0kWは72mm」という記載が残っています(2026年9月25日確認)。
9.0kWクラスが2027年モデルで無くなるのか、後から発売されるのかは、リリースに書かれていません。26畳を超える広いリビングに入れる予定なら、この点だけは販売店に確認してから決めたほうが安全です。
11月まで待つか、現行モデルを買うか
値引きが進んだ現行モデルは魅力的に見えます。ただし判断材料は値札だけではありません。
補修用性能部品の保有期間は、買った日からではなく、その機種の製造を打ち切った日から数えます。ダイキンはエアコンの保有期間を10年と公表し、「保有期間の始期は、その製品の製造を打ち切った時です」と明記しています(2026年9月25日にダイキンのよくあるご質問ページで確認)。
つまりモデルチェンジの直前に旧型を買うと、10年の持ち時計が先に動き始めていることになります。しかも製造打ち切り日は公表されていないため、あと何年ぶんの部品が残っているかを買う側で確かめる方法がありません。
- 上の3機能が要らないなら、同じ年式のまま1段下のシリーズを選ぶほうが、値引き以上に下がることがあります
- 今の機器が動いているなら、11月以降の在庫入れ替えを待つ選択もあります
- 今すぐ必要なら、年式より工事の質と保証で選ぶほうが金額に効きます
うるさらX以外は「大きくなる機種」と「小さい機種」に分かれます
リリースは2027年モデルのラインアップ全体について、「新たな省エネ基準への対応により機器の大型化が進む中」という書き方をしています。メーカー自身が大型化を認めている一文です。
そのうえでF・C・Eシリーズの2.2kWから2.8kWクラスに、室内機の高さ250mmのコンパクトモデルを用意し、「設置スペースが限られる窓上や、同サイズのエアコンからの更新にも対応します」としています。冷暖房ができる家庭用エアコンとして業界最薄の室内機をうたうrisora(SPシリーズ)も、2027年モデルのラインアップに入っているとしています。
買い替えで「今と同じ場所に入るか」を気にしている人は、シリーズを下げるほうが収まるという話です。上位機を選ぶほど室外機も室内機も大きくなります。
工事も含めて一社に任せたいとき
申し込みから工事まで一社で受け、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します。対応エリアは商品ごとに決まっているため、申し込み前に郵便番号で確認してください。
よくある質問
2027年モデルなのに、なぜ2026年に発売するのですか
エアコンの年式は発売年ではなく、メーカーが区切っているモデルイヤーです。ダイキンはこのリリースを「壁掛形ルームエアコン2027年度モデルラインアップ」と呼び、発売日を2026年11月1日としています。秋に翌年モデルが出るのは、暖房シーズンの入り口に合わせているためです。
価格はいくらになりますか
オープン価格です。メーカーが希望小売価格を決めていないため、発売前に金額は分かりません。実売価格は発売後の店頭と通販で決まります。
今持っているうるさらXは修理できなくなりますか
なりません。ダイキンはエアコンの補修用性能部品の保有期間を10年としており、起算日はその機種の製造を打ち切った時です。モデルチェンジの日が起算日ではありません。
微風おやすみ運転は、どのクラスにも付きますか
搭載自体は3.6kW以上のクラスにもあります。ただし運転音35dB以下という数値は2.2kWから2.8kWクラスのもので、リリースは「運転音は異なります」と書いています。
寒い地域なら、うるさらXよりスゴ暖のほうがよいですか
今回のリリースは寒冷地向け機種との比較をしていません。ヒートブースト制御(外気温連動)が作動するのは外気温2℃以下なので、その気温が長く続く地域では、寒冷地向けの機種と暖房能力の公表値を並べて比べてください。この記事では優劣を判断していません。
2027年度省エネ基準を満たしていない機種は買えなくなりますか
リリースは「2027年モデルのラインアップ全てにおいて2027年度省エネ基準を達成しています」と述べているだけで、他社製品や在庫品について書いていません。制度の中身と、買い替えで何が変わって何が変わらないのかはエアコンの買い替え時期は「効率と部品」で決めるにまとめています。
※ 出典:ダイキン工業株式会社「ルームエアコン『うるさらX(Rシリーズ)』新発売」2026年9月24日付ニュースリリース/同社ルームエアコンRシリーズの製品ページ・仕様ページ・冬の機能ページ/ダイキン よくあるご質問「部品保有期間について」。いずれも2026年9月25日取得。dBは音圧レベル、kWは冷房能力の表記に従っています。