リンナイ給湯器のリモコン・無線LANアプリを徹底解説|スマホ操作の実態と対応リモコンの選び方
この記事を読むと分かること
- 給湯器をスマホで操作するために必要なもの
- 無線LANに対応しているリモコンと、していないリモコン
- 旧「どこでもリンナイアプリ」のサービス終了と、新アプリへの切り替え
- アプリで実際にできることと、必要かどうかの判断
「給湯器をスマホで操作できるらしいけれど、うちでも使えるの?」と調べてこのページにたどり着いた方が多いと思います。
結論から言うと、スマホ操作は「対応リモコンが付いているか」で決まります。アプリを入れれば使えるというものではなく、ここを誤解していると話がかみ合いません。
まず前提:スマホ操作に必要な4つ
リンナイのアプリで給湯器を操作するには、次の4つがそろっている必要があります。
- 無線LANに対応したリモコン(これが最大の関門)
- 無線LANルーター
- インターネット回線
- スマートフォン(iOS 14以降またはAndroid 8以降)
つまり、すでに使っている給湯器のリモコンが非対応なら、アプリを入れても使えません。ここが最初の分かれ目です。
アプリは「どこでもリンナイアプリ」から「リンナイアプリ」へ
検索すると古い情報と新しい情報が混在していてわかりにくいので、経緯を整理しておきます。
- 2017年10月:「どこでもリンナイアプリ」サービス開始。外出先からの給湯・暖房リモコン操作が可能に
- 2022年10月:全面リニューアルした後継アプリ「リンナイアプリ」をリリース
- 2026年3月31日:「どこでもリンナイアプリ」がサービス終了
つまり旧アプリはすでに使えません。現行は「リンナイアプリ」だけですので、まだ旧アプリを入れたままの方は、アプリストアから新アプリをインストールし直す必要があります。リンナイのアプリ専用サイト(rinnai.jp)でも移行の案内が出されています。
「突然アプリが使えなくなった」「ログインできない」という場合、故障ではなくこのサービス終了が原因のことがあります。まずアプリの名前を確認してみてください。なお、古い解説記事には旧名称のまま書かれているものが残っているため、検索するときは注意してください。
なお、東京ガス経由で導入した場合には、東京ガス版のおふろアプリが案内されることがあります。どのアプリを使うべきかは、購入先や契約先に確認するのが確実です。
無線LANに対応しているリモコン・していないリモコン
| リモコン | 無線LAN | 備考 |
|---|---|---|
| MBC-262VC/MBC-262V | 対応 | 2019年10月にユニバーサルデザイン設計でモデルチェンジされたシリーズ |
| MBC-240VC/MBC-240V | 非対応 | 上と同時期の設計で、無線LAN機能を省いた標準モデル |
| MBC-302VC(A) | 対応(モジュール内蔵) | 給湯暖房用熱源機・ふろ給湯器用 |
| MBC-301VC(A) | 対応(モジュール内蔵) | ECO ONE用 |
見分けのポイントは、型番の数字が「262」か「240」かです。見た目が似ていても、この2つは遠隔操作の可否が違います。ご自宅の型番は台所リモコンの本体や取扱説明書で確認できます。
アプリで実際にできること
- お湯はり・追いだきなどの遠隔操作:帰宅前にお風呂を準備できる
- 床暖房・パネルヒーターの操作:安全のため24時間で自動停止する仕様になっています
- みまもり:使用状況の履歴を最大1年分確認できます
- プッシュ通知:お湯はり完了などをスマホに知らせます
この中で見落とされがちなのがみまもりです。離れて暮らす家族の給湯器の使用状況を把握できるため、遠隔操作よりこちらが目的で導入する方もいます。
つながらないときに確認すること
リンナイの公式FAQには「給湯リモコンと無線LANルーターが接続できない」という項目が独立して設けられています。つまり、初期設定でつまずく例がそれなりにあるということです。
つながらないときは、リモコンとルーターの距離、ルーターの再起動、リモコン側の設定のやり直しといった基本を順に確認したうえで、解決しなければ公式FAQの該当項目を参照するのが近道です。台所リモコンの設置場所は後から変えられないので、ルーターから遠いキッチンでは電波が届かない可能性を先に見積もっておくと安心です。
正直なところ、スマホ操作は必要か
給湯器で毎日使うのは、実際には温度設定とお湯はりくらいです。しかもその大半は、家にいるときにリモコンを押せば済みます。
その上で、次のような方には導入する価値があります。
- 帰宅時間が読みにくく、外出先からお湯はりを始めたい
- 離れて暮らす家族の様子を知りたい(みまもり)
- 床暖房を使っており、帰宅前に入れておきたい
逆に、帰宅時間がほぼ一定で家族全員が同居しているなら、無線LAN対応のためだけに上位リモコンを選ぶ必要は必ずしもありません。機能の多さと日々の使いやすさは別物です。
リモコンだけ後から対応にできる?
「いまの給湯器のまま、リモコンだけ無線LAN対応にしたい」という相談は多いのですが、ここには制約があります。
給湯器リモコンは本体の型番ごとに対応するリモコンが決まっています。同じリンナイでも世代が違えば接続できない、あるいは接続できても一部の機能が動かないことがあります。本体が古い場合、最新の無線LAN対応リモコンは対応表に載っていないことがほとんどです。
つまり、スマホ連携を確実に実現できるのは給湯器本体を交換するタイミングです。見積もりを依頼する段階で「スマホで操作したい」と伝えておけば、対応する組み合わせで提案してもらえます。
まとめ
- スマホ操作には対応リモコン・無線LANルーター・ネット回線・スマホの4つが必要
- 「どこでもリンナイアプリ」は2026年3月31日でサービス終了。現行は後継の「リンナイアプリ」だけなので、旧アプリのままの方は入れ直しが必要
- リモコンは262が無線LAN対応、240は非対応。型番の数字で見分ける
- 遠隔操作よりもみまもり(最大1年の履歴)が目的になるケースも多い
- リモコン単体の後付けは型番互換の制約が大きい。確実なのは本体交換のタイミングで希望を伝えること
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