給湯器のリモコンは2つ必要?台所・浴室リモコンの役割・配線・費用を徹底解説
この記事を読むと分かること
- 台所リモコンと浴室リモコンにはそれぞれ固有の機能があり、2つそろって初めてインターホンや予約運転などすべての機能が使えるようになる
- リモコン単体交換の費用目安は台所が約3万円、浴室が約3.5万円、両方同時なら約5.5万円
- リモコン交換には配線工事が伴うため有資格業者への依頼が必須で、DIY交換はガス機器の安全性を損なうリスクがある
給湯器の調子が悪くなったとき、「本体ではなくリモコンだけが壊れたのかも」と思ったことはありませんか?あるいは、引っ越し先の給湯器にリモコンが1つしかなく、もう1つ必要なのかと悩んでいる方もいるかもしれません。
給湯器のリモコンは、ふろ給湯器であれば台所リモコンと浴室リモコンの2つがセットになっているのが標準です。ところが、「なぜ2つ必要なのか」「それぞれどんな機能の違いがあるのか」を正確に理解している方は意外と少ないものです。
この記事では、給湯器のリモコンが2つある仕組みと理由、台所・浴室それぞれのリモコンの機能の違い、リモコンの配線・工事の仕組み、交換費用の目安、そして業者選びで失敗しないためのポイントまでを詳しく解説します。リモコンの交換を検討している方はもちろん、給湯器についての基礎知識を身につけたい方にもお役立ていただける内容です。
給湯器の種類によってリモコンの台数が違う
給湯器のリモコンが何台必要かは、給湯器の種類によって異なります。まずここを理解しておくことが、リモコン選びや交換の第一歩です。
給湯器は大きく「給湯専用機」と「ふろ給湯器」の2種類に分けられます。給湯専用機はシャワーや洗面台などへのお湯の供給だけを行い、追い焚き機能はありません。この場合、リモコンは台所(キッチン)に1台のみ設置するのが基本です。
一方、追い焚きやお湯はりができる「ふろ給湯器」では、台所リモコンと浴室リモコンの2台がセットで設置されます。ふろ給湯器はキッチンとお風呂の両方から操作できる設計になっており、それぞれの場所に専用のリモコンが必要なのです。
また、床暖房や浴室乾燥機などと組み合わせた「ガス給湯暖房用熱源機」でも、標準で2台のリモコン(床暖房専用リモコンを含む場合は3台以上)が必要になります。
ご自宅の給湯器がどの種類かは、本体に貼られている型番シールや取扱説明書で確認できます。追い焚き機能があるかどうかが、リモコンの台数を判断する最もシンプルな基準です。
台所リモコンと浴室リモコンの機能の違い
ふろ給湯器に付属する2つのリモコンは、見た目こそ似ていますが、それぞれに特有の機能があります。両者の違いを正確に知っておくことで、どちらが故障した場合も適切な対処ができます。
台所リモコンにしかない主な機能
台所リモコンは、給湯器全体の「司令塔」的な役割を担っています。以下の機能は台所リモコンからのみ操作できるものが多く、浴室リモコンだけでは使えない場合があります。
時刻設定・時計表示:現在時刻の設定と表示は台所リモコンで行います。予約機能に連動するため、台所リモコンがないと自動お湯はりの時刻指定ができません。
予約運転(タイマー設定):朝の決まった時間に自動でお湯をはる「お風呂予約」は台所リモコンでのみ設定できます。仕事から帰ったときにすでに湯船が準備できているという便利な機能ですが、台所リモコンなしでは利用できません。
エネルック(ガス・お湯の使用量確認):日々のガス使用量やお湯の使用量を確認できるエコ管理機能も、台所リモコンに搭載されているケースがほとんどです。
給湯温度の設定:シャワーや洗い物に使うお湯の温度(給湯温度)は台所リモコンで設定します。
浴室リモコンにしかない主な機能
浴室リモコンは、入浴中に手が届く位置に設置されているため、お風呂に入りながらの操作に特化しています。
浴室内でのお風呂温度調節・追い焚き操作:湯船に浸かりながら「もう少し熱くしたい」「追い焚きしたい」といった操作を、浴室リモコンから直接行えます。
お湯の追加(差し湯):お湯が減ったときに自動でお湯を足す操作も浴室リモコンから行います。
防水・防湿設計:浴室リモコンは水がかかる環境に対応した防水設計になっています。台所リモコンと似た外見でも、内部構造や耐水性が大きく異なります。
2つそろって使える機能
インターホン機能:台所リモコンと浴室リモコンの両方が設置されていれば、2つのリモコン間で通話できるインターホン機能が使えます。「ご飯できたよ」「もうすぐ上がるよ」と呼び掛けられるので、小さなお子様がいるご家庭や高齢の方が入浴される場合に安心です。この機能はリモコンが1台だけでは利用できません。
音声ガイダンス:お湯はりが完了したときや追い焚きが終わったときの音声アナウンスは、両リモコンで受け取れます。
リモコンが1台しかない場合に起こる不便
「どちらか1台で十分ではないか」と思う方もいるかもしれませんが、実際にはリモコンが1台だけだと以下のような不便が生じます。
浴室リモコンのみの場合、時刻設定や予約運転ができないため、朝の自動お湯はりが使えなくなります。また、キッチンからお風呂の状態を確認したり操作したりできないため、入浴準備の手間が増えます。
台所リモコンのみの場合、入浴中に温度調節や追い焚きをするたびに、一度浴室を出てキッチンまで移動する必要があります。特に冬場は体が冷えてしまい、健康面でも望ましくありません。また、インターホン機能も使えません。
Yahoo!知恵袋には、リモコンが1台しかない状況に関するこんな投稿がありました。
「台所リモコンを外した状態で使っていますが、予約機能が使えなくなって不便です。時刻も合わせられないし、はやく直したいです。」
— Yahoo!知恵袋より
2つのリモコンがそろっていることで、給湯器の機能を最大限に活かせます。どちらか一方が故障した場合は、早めに交換を検討することをおすすめします。
給湯器リモコンの配線・工事の仕組み
リモコンを交換する際に「配線はどうなっているの?」と気になる方も多いでしょう。給湯器リモコンの配線の仕組みを知っておくと、交換のイメージが湧きやすくなります。
給湯器のリモコンは、給湯器本体から電源を供給する設計になっています。一般的な配線の流れは次の通りです。
給湯器本体から2芯線(白と黒の2本の電線が1本にまとまったケーブル)が壁の中を通り、台所と浴室のそれぞれのリモコン取付位置まで引き込まれています。リモコンの裏側にある端子にこのケーブルを接続することで、リモコンが動作します。
台所リモコンはY型端子(ネジ止め式)で接続されていることが多く、浴室リモコンはコネクタ接続の場合もあります。いずれにしても、壁の中を通っている配線を操作する必要があるため、専門的な知識と技術が必要です。
また、浴室リモコンは防水性を確保するために、取付部分の周囲にコーキング(防水シーリング材)を打つ作業が必要です。これが、浴室リモコンの交換費用が台所リモコンよりも高めになる主な理由です。
新築や給湯器交換時にリモコンを後付けする場合は、壁の中に新たに配線を通す工事が必要になるため、費用や工期がさらに増えることがあります。事前に見積もりを取ってから依頼するようにしましょう。
リモコンだけを交換するときの費用の目安
給湯器本体が正常でも、リモコンだけが故障することは珍しくありません。リモコン単体交換の費用の目安をご紹介します。
台所リモコンの交換費用
台所リモコンの交換費用の目安は、リモコン本体代+工事費用を合わせて約30,000円前後です。作業内容としては、古いリモコンの取り外し、新しいリモコンへの配線接続、動作確認などが含まれます。
浴室リモコンの交換費用
浴室リモコンの交換費用の目安は約35,000円前後です。台所リモコンより高めになるのは、防水コーキング作業が追加で必要になるためです。コーキングはリモコンと壁の隙間から水が入り込まないようにする重要な処置で、これを省略すると壁内部が腐食する原因になります。
台所・浴室両方を同時に交換する場合
2台同時に交換すると、1台ずつ個別に依頼するよりも割安になります。両方同時交換の費用の目安は約55,000円前後です。どちらか一方が故障していても、もう一方も経年劣化が進んでいれば、一緒に交換しておくと後から再び工事費がかかる手間が省けます。
リモコン後付けの場合(新規設置)
すでに配線が通っている場合のリモコン後付け費用は、15,000円〜40,000円程度が目安です。ただし、配線が通っていない場合は壁内配線工事が別途必要になり、費用はさらに高くなります。
なお、これらはあくまで目安です。使用する機器のメーカーや機種、設置環境、業者によって費用は変わります。複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格を判断しやすくなります。
リモコン交換が必要なサインと交換タイミング
給湯器のリモコンは、本体よりも先に不具合が出ることがあります。以下のようなサインが現れたら、交換のタイミングかもしれません。
表示が消える・文字が薄くなる:液晶画面の劣化により、表示が見づらくなったり点灯しなくなったりします。バックライトの寿命が原因のことが多く、修理より交換が現実的です。
ボタンが反応しない・押しづらい:長年の使用でボタンの接点が劣化すると、押しても反応しなくなります。特定のボタンだけ反応しない場合は、基板の故障が疑われます。
エラーコードが頻繁に表示される:「88」「888」などのリモコン関連のエラーコードが繰り返し表示される場合は、リモコン自体の故障が原因のことがあります。給湯器メーカーのカスタマーサービスに問い合わせると、エラーコードの意味と対処法を教えてもらえます。
音声が出なくなる・おかしくなる:「お風呂が沸きました」などのアナウンス音が出なくなったり、異音がするようになったりした場合もリモコンの劣化サインです。
リモコンの使用年数が10年を超えている:給湯器本体の寿命は一般的に10〜15年とされていますが、リモコンも同様の年数で劣化します。10年以上使用しているリモコンは、目立った不具合がなくても予防的な交換を検討する価値があります。
DIY交換は危険?プロに任せるべき理由
「リモコンの配線は電気工事士の資格がなくてもできるのでは?」と思う方もいるかもしれません。確かにリモコン自体の接続作業は比較的シンプルに見えます。しかし、給湯器のリモコン交換をDIYで行うことには、いくつかの重大なリスクがあります。
誤配線による給湯器本体の故障:配線を誤って接続すると、給湯器本体の制御基板が壊れることがあります。リモコン1万円程度の節約のために、10万円以上する給湯器本体を壊してしまうリスクは高すぎます。
感電リスク:給湯器本体の電源を切らずに作業すると感電の危険があります。正しい手順を知らずに行うと、思わぬ事故につながります。
防水処理の不備による腐食:浴室リモコンのコーキング処理を適切に行わないと、壁内部に水が浸入して腐食が進みます。後から壁の補修が必要になれば、かえって費用が大きくかさみます。
保証の無効化:自分でリモコンを交換した場合、給湯器本体のメーカー保証や業者の施工保証が無効になることがあります。
リモコン交換は電気工事士の資格がなくても法律上は可能な範囲の作業とされていますが、給湯器という燃焼機器に関わる作業であることを考えると、専門の有資格業者に依頼するのが安全です。
Yahoo!知恵袋には、DIY交換を試みた方からこういった投稿もありました。
「自分でリモコンを交換しようとしたら配線の接続方法が分からず、給湯器が全く動かなくなってしまいました。結局業者に来てもらって余計に費用がかかりました。」
— Yahoo!知恵袋より
少し余分な費用がかかっても、最初からプロに依頼する方が、結果的に安くなることが多いです。
リモコン交換業者選びの注意点と「10年保証」の実態
リモコン交換を業者に依頼する際、「安さだけで選ぶ」のは危険です。業者選びで失敗しないために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
資格と認定の確認が最優先
給湯器関連の工事には、以下の資格が必要です。
簡易内管施工士:ガスの配管工事を行うために必要な資格です。この資格がない業者がガス配管に関わる工事を行うことは違法です。
指定給水装置工事事業者:水道に関わる工事を行うために、各自治体の指定を受ける必要があります。
リモコン交換だけであれば必ずしもガス配管工事は伴いませんが、同時に給湯器本体の点検や配管の確認が必要になる場合もあります。資格を持つ業者に依頼することで、工事全体の品質が担保されます。
見積もりの透明性を確認する
工事前の見積もりに追加費用が発生しやすい業者には注意が必要です。「来てみたら追加工事が必要だった」と言って見積もり以上の請求をしてくる業者もいます。見積書に作業内容と費用の内訳が明記されているか、追加費用が発生する条件が事前に説明されているかを確認しましょう。
「10年保証」の言葉に惑わされない
リモコン交換や給湯器交換を検討していると、「10年保証」を売りにする業者によく出会います。しかし、この「10年保証」には注意が必要です。
給湯器本体のメーカー部品供給期間は製造終了から約10年です。つまり、10年保証の期間が終わる頃には、そもそも部品が入手できなくなる可能性があります。「保証期間内でも修理できない」という事態も現実に起こりえます。
また、小規模な業者が10年後も同じ体制でサービスを提供し続けているとは限りません。会社が廃業・縮小してしまえば、保証も実質的に消えてしまいます。10年保証を強調している業者ほど、10年後の存続が不透明なケースもあります。
長期的に安心できる業者を選ぶためには、企業の規模や財務基盤、実績の透明性を重視することが大切です。
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まとめ
給湯器のリモコンが2つある理由と、それぞれの役割についてご理解いただけましたでしょうか。
ふろ給湯器には台所リモコンと浴室リモコンの2台が必要で、それぞれに固有の機能があります。2台そろってこそインターホン機能や予約運転などの便利な機能が使えます。リモコンの交換費用は台所が約3万円、浴室が約3.5万円、両方同時なら約5.5万円が目安です。
リモコン交換は配線工事を伴うため、DIYではなく有資格業者に依頼することが安全です。業者選びでは「10年保証」の言葉に惑わされず、企業の安定性と資格の有無を重視しましょう。関東圏なら東京ガスの機器交換が安心・安全な選択肢としておすすめです。
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