ノーリツの除菌給湯器に使える入浴剤・使えない入浴剤を徹底解説
この記事を読むと分かること
- ノーリツの除菌給湯器で使える入浴剤・使えない入浴剤の具体的な違い
- 入浴剤が原因で給湯器が故障するリスクと、保証が無効になるケース
- パッケージだけで安全な入浴剤を見分ける方法
ノーリツの除菌給湯器とは?仕組みを知ることから始める
ノーリツの除菌給湯器とは、お風呂のお湯を紫外線(UV)の光で除菌するユニットを搭載したプレミアムタイプの給湯器です。通常のお風呂はお湯をそのまま溜めておくため、浴槽内で菌が増殖しやすいという現実があります。ノーリツのUV除菌ユニットは、そのリスクを抑えるための専用オプションです。
UVの光がお湯を通過する際に、水中の細菌のDNAを損傷させて殺菌する仕組みです。ただし、すべての菌に作用するわけではないとノーリツ自身が説明しています。また、汚れを落とす機能はなく、あくまで「除菌」のみを目的としたものです。
ノーリツの除菌給湯器は便利な機能を持つ一方で、入浴剤の使用に一定の制限があります。これを知らずに使用が推奨されない入浴剤を入れ続けると、給湯器の内部が徐々に傷んでいき、最悪の場合は主要部品の交換が必要になります。
ノーリツの除菌給湯器で使える入浴剤の条件
お気に入りの入浴剤が使えるかどうか、簡単に判断する方法があります。入浴剤のパッケージ裏面または側面の記載を確認してください。以下のような文言があれば安心して使えます。
- 「ふろがまや浴槽をいためません」
- 「全自動強制循環式ふろがまにもお使いいただけます」
- 「ふろがまや浴槽をいためるイオウは入っていません」
このいずれかの記載があれば、追い焚き機能付きの給湯器でも安心して使用できます。逆に、上記の記載がない入浴剤は、原則として使用を避ける方が無難です。
追い焚きを使うときに適した入浴剤の条件は、お湯に完全に溶けて浴槽の底が見える程度の透明感があること、そしてパッケージに安心表示があることの2点です。
使えない入浴剤の4種類
給湯器にダメージを与える入浴剤は、大きく4つのタイプに分類できます。
| タイプ | 給湯器への影響 |
|---|---|
| 硫黄(イオウ)を含む入浴剤 | 金属を化学反応で腐食させる(影響が最も大きい) |
| バスソルト(塩系) | 塩化ナトリウムが金属を腐食させる(硫黄よりは緩やか) |
| 乳白色・白濁タイプ | 酸化チタンなどの微粒子が配管・循環ポンプを少しずつ削る |
| 炭酸ガス発生系(発泡) | 循環経路に気泡が入り、異音や循環効率の低下を招く |
① 硫黄(イオウ)を含む入浴剤
硫黄成分は金属を化学反応で腐食させます。給湯器内部の熱交換器や配管に使われる銅やステンレスなどの金属が、少しずつダメージを受けていきます。
具体的な例としては、温泉から採れた「湯の花」系の入浴剤、「草津温泉」「登別温泉」などをうたった入浴剤、黄色みを帯びた入浴剤(硫黄・塩分を含む可能性がある)が挙げられます。
追い焚き機能がないお風呂なら影響は限定的ですが、追い焚きを使うのであれば硫黄系は禁物です。
② バスソルト(塩系)入浴剤
塩化ナトリウムを含むバスソルトは、硫黄と同様に金属を腐食させる作用があります。違いは、バスソルトの方が腐食速度が比較的緩やかな点です。
「ブレンド入浴剤」「リラックス入浴剤」などの名称で、保湿成分入りタイプに含まれているケースがあります。海外製のバスソルトは特に塩分が多い場合があり、注意が必要です。
③ 乳白色・白濁タイプの入浴剤
ミルクバス型や石けん系の入浴剤には、酸化チタンなどの微粒子が含まれていることがあります。これらは金属に対して細かい研磨剤のように作用するため、繰り返し使用することで給湯器内部の配管や循環ポンプが少しずつ削られていきます。
「乳白色の入浴剤が好きでよく使っていた」という方も多いのですが、一度や二度では目立った影響が出なくても、数年単位で循環ポンプの能力が徐々に低下しているケースがあります。
④ 炭酸ガス発生系(発泡タイプ)
泡が出るタイプの入浴剤は、追い焚き機能を使うと炭酸ガスが循環経路に入り込み、配管内に気泡ができます。これにより異音が発生したり、「エア嚙み」と呼ばれる循環効率が低下する現象が起きることがあります。
人気の炭酸ガス入浴剤は、追い焚きを使わなければ問題なく使えることが多いのですが、追い焚き付きの給湯器で使う場合は要注意です。泡が消えてから追い焚きするだけでもリスクは下がります。
マイクロバブル・ウルトラファインバブル搭載機の場合
微細な泡を発生させるマイクロバブル(ウルトラファインバブル)搭載の給湯器や後付けユニットを使っている場合も、入浴剤の制限は同じようにかかります。メーカーは入浴剤の使用を控えるよう案内しています。
確認しておきたい2つの影響
①機器へのダメージ:硫黄・酸・アルカリ・塩分を含む入浴剤は、機器内の配管などが腐食するおそれがあります。これは追い焚き付き給湯器全般と同じ考え方です。
②機能そのものが働かなくなる:こちらがマイクロバブル特有の問題です。泡の出る入浴剤を使うと循環不良になり、マイクロバブル運転ができなくなったり、気泡が十分に出なくなったりすることがあります。
つまりマイクロバブル搭載機では、機器が壊れなくても「お金をかけて付けた機能が使えない」状態になり得るということです。「入浴剤を入れたら泡が出なくなった」という場合、故障ではなくこれが原因のことがあります。
マイクロバブルを目的で導入したのであれば、入浴剤とマイクロバブルは併用しないと割り切るか、使う日はマイクロバブル運転を使わないという使い分けが現実的です。具体的な可否は機種ごとに異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。
入浴剤が原因で給湯器が故障したら保証はどうなる?
これは非常に重要なポイントです。メーカーの保証規定には、使用が認められていない入浴剤を使用したことが原因で発生した故障は保証対象外となる規定があります。
問題は「入浴剤が原因だったのかどうかの判定」です。内部を分解して調べるのは修理業者の判断に委ねられますが、「入浴剤を使っていたことが判明した」となれば保証が実質的に無効になる可能性があります。
「追い焚き付き給湯器に入浴剤を入れていて、専門業者に修理を依頼したら『入浴剤の使用が確認されたので保証対象外です』と言われた」 — Yahoo!知恵袋より
硫黄入浴剤を年中使い続けた後、数年後に熱交換器の故障・交換となった場合、メーカー保証を適用するのが困難なケースがあります。メーカー経由で修理を依頼した場合でも、入浴剤による損傷と判断されれば修理費は自己負担になることがあります。
熱交換器の交換は高額になりやすく、場合によっては本体を交換した方が安いこともあります。「入浴剤ぐらいで」と思わず、パッケージ確認を習慣にしておくことが結局一番の節約になります。
入浴剤を安全に選ぶ方法:パッケージで判断する
「入浴剤のことを考えるのが面倒になってきた」と思ってしまう方もいるかもしれません。そこで、スーパーやドラッグストアで簡単に判断できる方法をお伝えします。
ステップ1:パッケージの裏面を必ず見る——入浴剤のパッケージにはメーカーが「ふろがまや浴槽をいためません」などの安全表示を記載しています。購入時に確認する習慣をつけることで、失敗を事前に防げます。
ステップ2:色を見る——乳白色・白濁する入浴剤は、原則として追い焚きでの使用を避ける方が無難です。透明感がある入浴剤の方が比較的安全です。
ステップ3:「温泉成分」に注意——「温泉」の文字が入った入浴剤は要注意です。硫黄・塩分を含むものが多く、安心表示がなければ追い焚きでの使用は避けましょう。
給湯器交換を検討中の方へ
この記事を読んでいる方の中には、入浴剤によるダメージも含めて、そろそろ給湯器の交換を検討している方もいるかもしれません。
関東圏にお住まいであれば、東京ガスの機器交換が最もバランスの良い選択肢です。東証プライム上場の大手インフラ企業が運営しており、認定施工会社による丁寧な施工と、機器の使い方(入浴剤の注意事項を含む)の説明を受けられます。
小規模の給湯器専門店の中にも「10年保証」を掲げる業者は多くありますが、業者側の廃業などで保証が実質的に機能しないリスクはゼロではありません。東京ガスは長期的に存続する可能性が高い事業者であり、保証が機能する可能性もそれだけ高いと言えます。
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まとめ:入浴剤選びのコツを知り、長く安心してお風呂を楽しもう
ノーリツの除菌給湯器は、お風呂を清潔に保つ高機能な製品です。しかし、入浴剤の使い方を誤ると、その便利な機能自体が故障の原因になる可能性があります。
- 使えない入浴剤は、硫黄系・バスソルト系・乳白色(白濁)系・炭酸ガス発生系の4つ
- パッケージに「ふろがまや浴槽をいためません」等の安心表示があるものを選ぶのが最もシンプルな判断基準
- 使用が認められない入浴剤が原因の故障は、保証対象外になる可能性がある
- 追い焚きを使わないのであれば、制限はもう少し緩やかになる
お気に入りの入浴剤をあきらめる必要はありません。パッケージの一行を確認するだけで、給湯器を守りながら入浴を楽しめます。
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