リンナイ スモークオフのデメリットとは?搭載シリーズと他社の同等機能を比較

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この記事を読むと分かること
  • リンナイ スモークオフの仕組み・効果・実際の限界
  • スモークオフ搭載モデル(デリシア・リッセ)と他社同機能の違い
  • スモークオフ搭載コンロを選ぶ際のポイントと注意点

リンナイ スモークオフとは?その実態と効果を正確に知る

「スモークオフ」とは、リンナイのガスコンロ(デリシア・リッセ)に搭載されたグリル内の脱煙・脱臭機能です。グリル庫内の後方に搭載された専用バーナーが、魚や肉を焼く際に発生する煙やニオイを高温で焼き切り、排気口から出る煙・臭いを大幅に削減する仕組みです。
リンナイが公式サイトで説明しているのは「グリル調理のニオイや煙を専用バーナーで焼き切る」というところまでで、削減率の数値は公表されていません(リンナイ公式 デリシア商品ページ・2026年9月17日確認)。数値の裏づけがあるわけではありませんが、リビングと一体化したキッチンや、気密性が高くて煙がこもりやすいマンションで魚を焼くときの負担を減らす機能として位置づけられています。
「スモークオフって本当に効くの?」と考える方も多いと思います。仕組みとしては、グリル庫内の後方にある専用バーナーが煙とニオイの成分を高温で焼き切ってから排気するので、排気口から外へ出る量が減ります。庫内で発生する煙そのものが消えるわけではありません。
一方で、煙やニオイが完全に無くなるわけではありません。この記事ではスモークオフの限界と対策も正直に解説します。
なお、スモークオフが要らないと判断した場合、その機能を積んでいない機種に落とすぶん本体価格は下がります。ただし工事費は機種が変わっても大きくは動きません。関東圏にお住まいなら、申し込みから工事まで一社で完結する「東京ガスの機器交換」で両方の見積もりを取ると、下げ幅の実額が分かります。

スモークオフのデメリットと注意点

高い脱煙・脱臭効果を持つスモークオフですが、実際の使用者からはいくつかの課題も報告されています。

常時使用時のガス消費増加

スモークオフは専用バーナーを動作させるため、通常のグリルと比べてガス消費量が増える場合があります。毎日グリルを頻繁に使う方にとっては、年間のガス代への影響も考慮した方がよいでしょう。

ココットプレートへのにおい移り問題

スモークオフ搭載モデルではココットプレート(フッ素コーティングのグリル専用プレート)を使用しますが、魚を焼いた後にトーストを焼くと魚のにおいが移るのを気にする方がいます。
対策としては、ココットプレートを重曹洗いすることでにおい移りを大幅に減らせます。また、調理のあとに庫内とココットプレートを拭き取っておくと、残ったにおいが次の調理に移りにくくなります。なお「グリルクリーン」という機能名は、リンナイ公式のデリシア商品ページには見当たりません(2026年9月17日確認)。

庫内の掃除の手間は残る

スモークオフで排気口から出る煙とニオイは減りますが、庫内に付いた油汚れが無くなるわけではありません。ココットプレートや庫内の掃除は、これまでどおり定期的に必要です。
ノーリツのオルシェが備える「グリルクリーンモード」は、庫内に残ったニオイを98%脱臭する機能です(ペンタナール 3.3volppb → 0.07volppb以下/2024年9月 株式会社KRI調べ・ノーリツ公式)。脱臭のしかたは違っても、庫内を拭く手間はどちらのメーカーでも残ります。

初期設定ではオンになっている

スモークオフは標準でON設定になっているため、意識せずとも常に専用バーナーが点火します。普段、魚だけを焼く方には、ガス消費が気になる場合があるかもしれません。ただし、スモークオフは設定でOFFに切り替えることも可能です。

スモークオフはどのモデルに搭載されているか

スモークオフ機能はリンナイの全モデルに搭載されているわけではなく、デリシア・リッセ・グリレの3シリーズに搭載されています(リンナイ公式のラインアップ表示・2026年9月17日確認)。同じシリーズでも型番によって仕様が違うことがあるので、最後は型番の機能一覧で確かめてください。
デリシア(DELICIA)はリンナイの最上位シリーズで、スモークオフのほかに天面液晶表示・フレームレス天板・レンジフード連動を備えます。スマホと連携するアプリの名前は「+R RECIPE(プラスアールレシピ)」で、デリシア・リッセ・グリレの3シリーズが対応します(リンナイ公式 デリシア商品ページ・2026年9月17日確認)。
リッセ(LiSSe)はシンプルデザインで操作性の良さを重視したモデルです。スモークオフを搭載しつつ、コストを抑えたい方に向いています。デリシアと比べて機能は少ないものの、必要十分な性能を備えながら価格を抑えられるモデルです。
一方、リンナイのスタンダードモデル(マイトーンなど)にはスモークオフが搭載されていないため、たとえリンナイのコンロを選んでも全モデルにスモークオフがあるわけではない点に注意が必要です。

他社同機能との比較:ノーリツ・パロマはスモークオフと何が違うか

リンナイのスモークオフに相当する機能は、他メーカーにも存在します。

ノーリツ ピアットのロティプレート

ノーリツのピアットで「油はね99.9%カット」と公表されているのは、別売品のロティプレートを使ったときの数値です(さんま4尾をオートグリルで調理し、グリル庫内への飛び散り量を5回測定した平均値。株式会社ハーマン調べ)。付属品ではなく、クックボックスの数値でもありません。スモークオフが「排気口から出る煙とニオイ」を減らすのに対し、ロティプレートは「庫内に油を飛ばさない」ことで掃除の手間を減らす考え方です。

パロマのスモークカットグリル

パロマの上位モデル(フェイシス グランド)に載るのは「スモークカットグリル」で、グリルの奥に置いた仕組みで調理中の煙を抑えます。考え方はリンナイのスモークオフに近いものです(パロマ公式・2026年9月17日確認)。
どのメーカーのグリルが優れているかは一概には言えませんが、「排気口から出る煙とニオイ」を減らしたいならリンナイのスモークオフ、「庫内の掃除の手間を減らしたい」ならノーリツのロティプレートのような別売プレートが向いています。

スモークオフ搭載モデルを選ぶべき人

スモークオフ搭載のリンナイコンロ(デリシアまたはリッセ)が向いているのは、以下のような方です。
  • リビングと一体化したオープンキッチンの方:魚を焼く際の煙や臭いがリビングまで広がりやすい間取りの方には特におすすめです
  • 高層マンションまたは気密性の高い住宅の方:煙やニオイがこもりやすい住宅でこそ、スモークオフの効果を実感しやすくなります
  • 魚料理を増やしたい方:臭いが気にならなければ、魚調理の頻度を上げやすくなります
  • グリル機能をぜひ使いたいが今まで躊躇っていた方:スモークオフがあることでグリル利用の心理的ハードルが下がります
一方、毎日の魚料理の頻度が低く、コストを抑えたい方には、スモークオフ非搭載のスタンダードモデルを選択し、換気に気を使いながら使うという選択肢もあります。

スモークオフ搭載コンロで失敗しないための業者選び

スモークオフ機能が非常に魅力的でも、施工業者選びを誤ると後から大きなトラブルになりかねません。ガス配管に関わる工事には、都市ガスなら「ガス可とう管接続工事監督者」、プロパンガス(LPガス)なら「液化石油ガス設備士」など、必要な資格を満たした体制が求められます(配管加工の有無で追加資格が必要になる場合もあります)。ガスは小さな不具合でも、放置すれば大きな事故につながります。だからこそ見積もりの段階で、どの資格を持った人がどこまでの工事を担当するのかを確かめておいてください。
また、「10年保証」を売りにする業者は少なくありませんが、保証は会社が続いていて初めて意味を持ちます。あわせて見ておきたいのが補修用部品の保有期間で、これは買った日ではなく製造が打ち切られた日から数えます。リンナイのビルトイン式ガスこんろは製造打ち切り後10年です。

リンナイ スモークオフ搭載コンロへの交換を検討しているなら

スモークオフの実際の効果と限界を知った上で導入を検討することが大切です。スモークオフは「排気口から出る煙とニオイ」を大幅に減らす機能で、気密性の高い住宅やオープンキッチンで効果を実感しやすくなります。一方、庫内の掃除やココットプレートのにおい移りには注意点があるので、実際の使い方に合わせて判断してください。
関東圏の方には、東京ガス株式会社(東証プライム上場)が運営する「東京ガスの機器交換」が候補になります。どの会社が10年後に残っているかは規模の大小にかかわらず誰にも分かりませんが、同社は上場しているので決算は自分で読んで確かめられます。工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(公式サイトの表記・2026年9月17日確認)。

まとめ:リンナイ スモークオフは「煙・臭いを大幅削減」する機能

リンナイのスモークオフは、魚料理時の煙・臭い問題を大幅に解消する信頼性の高い機能です。その一方、ココットプレートへのにおい移りやガス消費の増加など、注意点も存在します。なお、スモークオフはデリシアとリッセにのみ搭載されており、全モデル共通の機能ではないため、購入前に必ずスペックを確認してください。
ガスコンロ交換を検討する際には、機能面だけでなく施工業者の資格・実績・保証体制も並行して確認し、安心して任せられる業者を選んでください。

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