「ノーリツ ファミ vs パロマ ブリリオ」徹底比較|エントリーモデル選びの決定版

この記事を読むと分かること
  • ノーリツ「ファミ」とパロマ「ブリリオ」の機能・性能の具体的な違い
  • ラ・クックグラン標準付属など、両モデルの決定的な差別化ポイント
  • エントリーモデルで失敗しないための選び方と業者選びの注意点

まず結論:ファミとブリリオ、どちらを選ぶべきか

「ビルトインガスコンロを費用を抑えて交換したい。ノーリツのファミとパロマのブリリオ、どっちがコスパがいいんだろう?」
エントリーモデルの中で比較されやすいこの2機種。価格帯が近いだけに、どちらを選ぶか迷う方は多いです。
結論から言うと、グリルをよく使う方・掃除の手間を減らしたい方にはパロマ「ブリリオ」が一歩リードしています。最大の理由は、ブリリオにはグリル庫内を汚しにくい調理容器「ラ・クックグラン」が同梱されているためです(パロマ公式の製品ページ・2026年10月確認)。一方、ノーリツ「ファミ」は掃除しやすい設計と安全機能がバランス良く揃った、安心して使えるオールラウンドモデルです。
この記事では、両モデルを5つの観点から徹底比較します。あなたの生活スタイルに合った選択肢を見つけるヒントにしてください。
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ノーリツ「ファミ」とパロマ「ブリリオ」のラインナップ上の位置づけ

ノーリツのラインナップにおける「ファミ」

ノーリツのビルトインガスコンロを希望小売価格(税込)で上から並べると、プログレ375,540円〜、プラスドゥ316,250円、オルシェ274,340円〜、ネスト228,470円〜、ネロ216,590円、ミッケ201,630円〜、ファミ162,250円〜となり、このほかにメタルトップとコンパクトがあります(2026年9月時点・ノーリツ公式サイトより)。ファミは下位グレードにあたります。「エントリーモデル」と聞くと機能が少ないイメージを持つ方もいますが、ファミにも感震停止機能や温度調節機能、自動炊飯機能が搭載されています。
ファミそのものの使い勝手はノーリツ ファミの評判は本当?使い勝手・メリット・デメリットを徹底解説に、同じファミの中にある「スタンダード」と「オート」の分かれ目はノーリツ ファミ スタンダードとオートの違いを徹底比較!どちらを選ぶべきか解説しますにまとめています。ブリリオと比べる前に、ファミのどのタイプと比べるのかを決めておくと、見積もりの型番がぶれません。

パロマのラインナップにおける「ブリリオ」

パロマのラインナップを希望小売価格(税込)で上から並べると、アバンセ405,900円、クレア366,300円〜、フェイシスグランド274,340円〜、ウィズナ232,980円〜、ブリリオ196,460円〜、リプラ173,470円〜、シスト164,450円の7シリーズです(2026年9月時点・パロマ公式サイトより)。ブリリオはウィズナの1つ下、リプラの1つ上で、7シリーズの中では5番目にあたります。
「上から5番目のグレードなのにラ・クックグランが標準付属」という点が、ブリリオの最大の特徴であり、同価格帯の競合に対する差別化ポイントになっています。
ブリリオがパロマのラインナップのどこに位置するのかはパロマ ブリリオ(BRilliO)で後悔しない|希望小売価格196,460円〜の中身と、上位モデルとの差で、希望小売価格の並び順ごと確かめられます。すぐ上のウィズナとの差額が何に対する金額なのかはパロマ ブリリオとウィズナの違いは?機能・デザイン・価格を徹底比較にあります。

ノーリツ「ファミ」の主な特徴

つやめきガラストップ

ファミには「つやめきガラストップ」が採用されています(ノーリツ公式の性能表)。光沢のある見た目で、凹凸が少なく拭き掃除がしやすい天板です。
ふきこぼれも、その場で拭き取れば汚れが焼き付きにくくなります。

感震停止機能搭載

ファミには感震停止機能が搭載されています。地震の揺れを感知すると自動的に火を消してくれる安全機能で、エントリーモデルながらこの機能が標準搭載されているのは安心材料です。
小さな子どもや高齢者がいるご家庭、地震が多い地域にお住まいの方にとって、この機能の有無は選択の大きなポイントになります。

ダブル高火力&ダブルとろ火

ファミはエントリーモデルながら、左右両方のバーナーが高火力と極弱火(とろ火)に対応しています。強火で一気に炒めたいとき、弱火でじっくり煮込みたいとき、どちらのバーナーでも対応できる使い勝手の良さがあります。

充実した自動調理機能

エントリーモデルとは思えないほど、ファミには自動調理機能が充実しています。
  • 温度調節機能:揚げ物の油温を自動で一定に保つ機能。低温・中温・高温の設定が可能です
  • 炊飯機能:コンロでご飯を炊く際の火加減を自動コントロール
  • 高温炒めモード:中華料理などに適した高温設定モード
  • 無水両面焼グリル:グリルに水を入れずに両面焼きができる機能

お手入れを助ける設計

ファミにはお手入れを楽にする設計が随所に施されています。
ラックリングゴトク:取り外して洗う部品の数を減らしたごとくです(ノーリツ公式の性能表)。部品数が少ないほど掃除の手間が省けます。
排気口落下物ガード:グリルの排気口にゴミや食材が落ちるのを防ぐカバーが標準装備。排気口の奥に汚れが蓄積するのを防ぎます。
洗えるサイドカバー:グリル庫内のサイドカバーが取り外して洗えます。グリルを使うたびに庫内の汚れを丁寧に掃除するのは大変ですが、この機能があれば清潔を保ちやすくなります。

ファミのデメリット

  • ラ・クックグランに対応していないため、グリルを使うたびに庫内の油汚れが生じる
  • 上位モデルの親水アクアコートは非搭載
ファミ側の不満点をもう少し細かく知りたい方はノーリツ ファミのデメリットとは?実際の口コミとメリットを正直に解説を、天板をガラストップにするかメタルトップにするかで迷っている方は「ノーリツ ファミ vs メタルトップ」天板の違いと選び方|価格・寿命・お手入れを徹底比較をあわせてご覧ください。

パロマ「ブリリオ」の主な特徴

ラ・クックグランが標準付属(最大の特徴)

ブリリオの最大の特徴は、「ラ・クックグラン」が標準付属していることです。ラ・クックグランとは、上面に穴のないふた付き深皿調理プレートで、グリル庫内に油や食材の汁が飛び散らない設計になっています。
通常のグリルで魚を焼くと、油と煙でグリル庫内がかなり汚れます。毎回の清掃が面倒で、グリルを使わなくなる人もいます。ラ・クックグランはふたのある容器の中で焼くので、脂や汁が容器の中にとどまり、グリル庫内はほとんど汚れません。
グリルを使った後の掃除の手間が劇的に減るこのアイテムが、ベーシックグレードのブリリオに標準付属しているのは、同価格帯の中でかなりコスパが高いと言えます。

感震停止機能搭載

ブリリオにも感震停止機能が搭載されています。地震時の安全確保という点では、ファミと同様のレベルで対応しています。

すっきりクリーンゴトク&グリル排気口周囲カバー

ブリリオには「すっきりクリーンゴトク」が採用されています。パロマ公式は「洗いやすさと拭きやすさに配慮した形状」「取り付け位置が分かりやすい3点止め」と説明しています。
また、グリル排気口の周囲にカバー(固定式+着脱式のチリ受け左右2個)があり、野菜くずなどが排気口へ落ち込むのを防ぎます。

ハイパーガラスコートトップ

ブリリオの天板は「クリアガラストップ」または「ハイパーガラスコートトップ」で、型番によって分かれます(パロマ公式の仕様表)。表面が滑らかで、汚れを拭き取りやすい天板です。

2024年のモデルチェンジとカラー

ブリリオは2024年7月のモデルチェンジで、操作部を左右に分けた「カンガルーポケット」形状にし、フェイス部の素材を樹脂から鋼板に変えました(パロマ公式リリース 2024年5月31日)。フェイスの色はシャインシルバーとグラファイトブラックです。
また、黒いコンロの「Black Line」(マッティーブラック)もラインアップにあります(2026年10月確認・パロマ公式)。

レンジフード連動機能

ブリリオはレンジフード連動機能に対応しており、連動に対応したレンジフードと組み合わせると、コンロの使用に合わせてレンジフードが動きます(対応するレンジフードが別途必要)。パロマの2024年5月31日のリリースでは、レンジフードの自動風量調整は出荷時OFFで、カスタマイズ機能でONにする仕様です。

ブリリオのデメリット

  • ラ・クックグランは容器なので、使ったあとはラ・クックグラン本体を洗う手間がある
  • ラ・クックグランなしで通常グリルを使った場合、庫内の汚れは発生する

5項目で徹底比較

① 感震停止機能

モデル感震停止機能
ノーリツ ファミあり
パロマ ブリリオあり
両モデルとも感震停止機能が搭載されており、この点での差はありません。どちらを選んでも地震時の安全機能は確保されています。

② グリル機能・掃除のしやすさ

モデルグリル特徴
ノーリツ ファミ無水両面焼グリル(洗えるサイドカバー付き)
パロマ ブリリオ水なし両面焼きグリル+ラ・クックグラン同梱
グリルの使いやすさと庫内の清潔さという観点では、ラ・クックグラン付属のブリリオが大きく優位です。グリルをよく使う家庭、または「グリルを使いたいけど掃除が面倒」という方は、ブリリオが向いています。

③ お手入れ性能

モデルお手入れの特徴
ノーリツ ファミラックリングごとく・排気口落下物ガード・洗えるサイドカバー
パロマ ブリリオすっきりクリーンゴトク・グリル排気口周囲カバー・ラ・クックグラン
どちらもお手入れを意識した設計ですが、ラ・クックグランによるグリル庫内汚れ防止という点でブリリオが一歩上回ります。天板のお手入れしやすさはほぼ互角です。

④ デザイン・カラー展開

モデルデザインの特徴
ノーリツ ファミシンプルで清潔感があり、キッチンに馴染みやすい
パロマ ブリリオ鏡面のように輝くシャインシルバーの操作部、黒いBlack Lineも選べる
デザインの好みは個人差がありますが、「交換してキッチンをスタイリッシュにしたい」という方にはブリリオの方が変化を楽しめます。シンプルさを好む方にはファミが向いています。

⑤ 価格帯

東京ガスの機器交換の販売価格(本体+コンロ基本工事費・税込)では、ノーリツ ファミ N3WV6RWTP1 が99,660円(2026年10月25日確認)、パロマ ブリリオが60cmで108,284〜121,423円、75cmで110,748〜124,245円です(2026年8月確認)。ブリリオのほうがやや高めです。価格は時期や交換業者によって異なります。
ここでの金額は交換工事を含めた販売価格で、メーカーの希望小売価格とは別物です。ブリリオの希望小売価格そのものと、上のグレードまで見たときの価格差はパロマ ブリリオ vs アバンセ 徹底比較!グレード差と選び方を正直に解説で型番単位に並べています。

使い始めてから差が出るところ

パロマ「ブリリオ」:グリルの後片づけ

ラ・クックグランはふたのある深皿の容器で、食材を入れてふたをしたままグリルで焼きます。脂や汁が容器の中にとどまるので、グリル庫内に飛び散りにくい仕組みです。
そのぶん、使ったあとはラ・クックグラン本体を洗います。グリル庫内の焼網と受け皿を洗う手間と、容器1つを洗う手間のどちらが楽かで考えると判断しやすくなります。
ブリリオはコンロ調理タイマー(1〜99分・3口同時に使える)と、コンロ30分消火あんしんモードを備えています(パロマ公式の仕様表)。消し忘れを防ぎたい家庭には安心材料です。
温度キープ機能(140〜200℃・7段階・左右コンロ)を使うと、揚げ物の油の温度を一定に保てます(パロマ公式の仕様表)。
2024年7月のモデルチェンジで、操作部は左右に分かれた形(カンガルーポケット)に変わりました。前の機種から替える場合は、ボタンの位置が変わることを知っておくと戸惑いません。

ノーリツ「ファミ」:天板とごとくの手入れ

ファミの天板は「つやめきガラストップ」です。ガラスの天板は凹凸が少ないので、ふきこぼれをその場で拭き取りやすい素材です。
ごとくは「ラックリングゴトク」で、取り外して洗う部品の数を減らした形です(ノーリツ公式の性能表)。
一方でファミにはラ・クックグランのような同梱の容器が無く、グリルで魚を焼けば焼網と受け皿を洗う必要があります。グリルをよく使うかどうかが、ブリリオとの分かれ目です。

どちらを選ぶべきか?タイプ別診断

ここまでの比較を踏まえ、あなたがどちらのモデルに向いているかを整理します。

パロマ「ブリリオ」が向いている人

グリルをよく使う人・グリル掃除を楽にしたい人
ラ・クックグランの恩恵が最も大きいのはこのタイプの方です。「グリルで魚を焼きたいけれど掃除が大変で使っていない」という方ほど、容器ごと焼いて容器だけ洗う使い方の差が出ます。
キッチンのデザインを刷新したい人
鏡面のように輝くシャインシルバーの操作部や、黒いBlack Lineなど、見た目でキッチンの印象を変えたい方には、ブリリオの選択肢が合います。
連動に対応したレンジフードを使っている・替える予定がある人
ブリリオはレンジフード連動機能に対応しています。連動に対応したレンジフードと組み合わせると、コンロの使用に合わせてレンジフードが動きます。

ノーリツ「ファミ」が向いている人

シンプルで使いやすいコンロを求めている人
ノーリツのファミは操作が直感的でシンプル。余分な機能は要らないから、安心して使えるコンロを求めている方、特に高齢の方がいるご家庭に向いています。
グリルは月に数回程度、掃除の負担を許容できる人
グリルを頻繁に使わない方、または使うたびに庫内を掃除することをあまり苦に感じない方であれば、ラ・クックグランの有無は大きな差にはなりません。
コンロとしての基本性能を重視する人
ダブル高火力&ダブルとろ火、温度調節機能、炊飯機能など、基本的な調理機能はファミで十分揃っています。

ガスコンロ交換で後悔しないための業者選びポイント

良いコンロを選んでも、取り付けを依頼する業者によって仕上がりと安全性が大きく変わります。

施工資格は必ず確認する

ビルトインガスコンロの取り付けはガス管への接続を伴うため、工事の内容に応じた資格が要ります。都市ガスでガス可とう管を接続するなら「ガス可とう管接続工事監督者」、配管を加工するなら「簡易内管施工士」などです。「ガス機器設置スペシャリスト」は施工技術を認定する民間資格で、これとは別ものです。「安いから」という理由だけで業者を選ぶのは危険です。資格を組織として担保している業者を選ぶことが、安全な工事の基本です。

「10年保証」に過信は禁物

多くの業者が「10年保証」を打ち出していますが、実態はどうでしょうか。メーカーが公表しているのは「設計上の標準使用期間」と、補修用性能部品の保有期間です。故障が増え始める年数を公表しているメーカーは見当たりません。
そして保有期間は、買った日ではなく、その機種の製造が打ち切られた日から数えます。年数もメーカーで違い、リンナイはビルトイン式ガスこんろの整備用部品を製造打ち切り後10年、ノーリツは補修用性能部品を製造打ち切り後5年としています。つまり購入した時点で、すでに何年か過ぎていることがあります。10年後に業者が存続しているかどうかも保証されません。「10年保証」という言葉より、業者の長期的な信頼性と存続可能性を重視するほうが、本質的な安心につながります。

一括見積もりサービスは個人情報に注意

一括見積もりサービスに申込むと、個人情報が複数業者に共有されます。大量の電話・メール営業に悩まされることを許容できない場合は、信頼できる業者に直接問い合わせる方が安心です。

関東エリア外にお住まいの方へ

この記事で案内している東京ガスの機器交換は、対応エリアの市区にお住まいなら、東京ガスとのガス契約がなくても申し込めます(都市ガス・プロパンとも)。対応エリア外にお住まいの場合は、全国対応のネット専業店にファミまたはブリリオの型番を指定して見積もりを依頼する方法があります。全国対応のコンロ交換の窓口について、当サイトは案内リンクを持っていませんので、各社の公式サイトからお問い合わせください。

まとめ:ファミとブリリオ、最終的な選び方

改めてポイントを整理します。
ブリリオが優位な点:
  • ラ・クックグランが標準付属でグリル庫内がほぼ汚れない
  • 鏡面のように輝くシャインシルバーの操作部
  • 黒いBlack Line(マッティーブラック)も選べる
  • レンジフード連動機能に対応
ファミが優位な点:
  • シンプルで直感的な操作性
  • ラックリングごとく・排気口落下物ガードなど掃除設計が充実
  • ダブル高火力&ダブルとろ火で基本調理性能が高い
  • すっきりしたシンプルデザイン
選択の分岐点は「グリルの使い頻度」と「デザインへのこだわり」です。
グリルを週に数回使う方、またはキッチンのデザイン刷新を期待している方はブリリオ。シンプルで使いやすいコンロを求めていて、グリルは月に数回程度という方はファミが向いています。
どちらを選ぶにしても、施工資格がしっかり担保された信頼できる業者に取り付けてもらうことが、長期的な安心と安全につながります。
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