ノーリツ ラックリーナはどのコンロで選べる?アルミ天板の手入れと寿命、選べる3シリーズ

この記事を読むと分かること
  • ラックリーナを選べるコンロ3シリーズの型番と希望小売価格
  • アルミ天板が向く家・向かない家を、素材の性質から判断する方法
  • プログレ・オルシェ・ピアットのどれを選ぶかの決め手

ノーリツ ラックリーナとは?

ラックリーナは、ノーリツのビルトインガスコンロで選べるアルミ製トッププレートの名前です。機種名でもシリーズ名でもなく、天板の選択肢のひとつです。選べるのはノーリツのプログレとオルシェ、そしてノーリツのグループ会社である株式会社ハーマンのピアットの3シリーズです(各社公式のシリーズ別ページとノーリツのコンロ性能早見表・2026年9月13日確認)。「ガラストップは避けたい」「金属の天板を気にせず拭きたい」という方が選ぶ天板です。

ラックリーナの主な特徴

  • アルミ製トップ(テフロン™加工):公式の説明は「温度が上がりにくいアルミ製トッププレートで、バーナー廻りの焦げつきを低減。テフロン™加工は水や油をはじき、汚れが拭きとりやすい」です
  • 選べるのは3シリーズ:ノーリツのプログレ(マルチグリル)とオルシェ(焼網グリル・無水両面焼)、ハーマンのピアット(焼網グリル・無水両面焼)です。ノーリツのプラスドゥ・ネスト・ミッケ・ファミ・ネロ・メタルトップ・コンパクトには設定がありません
  • 希望小売価格:ラックリーナを選んだプログレは75cmが399,850円、60cmが393,800円、オルシェは75cmが298,650円、60cmが292,600円です(税込・2026年9月13日にノーリツ公式で確認)。実際の販売価格は工事店ごとに異なります
  • コーティングの寿命は非公表:ノーリツはラックリーナの加工が何年もつかを公表していません

向き・不向きは、素材の性質で決まります

口コミの数を集めても、向いているかどうかは決まりません。アルミとガラスでは壊れ方も汚れ方も違うので、次の3点で判断できます。
1. 割れないかわりに凹みます。重い鍋を落としたとき、ガラストップは割れ、アルミトップは凹みます。割れないのは安心材料ですが、凹みは元に戻りません。
2. 表面はフッ素樹脂です。テフロン™加工はフッ素樹脂の被膜で、金属やガラスより硬度が低いため、研磨剤や硬いたわしで削れます。拭くだけで落ちる代わりに、こすって落とす掃除には向きません。
3. 天板の温度は上がりにくい設計です。公式が挙げている利点は「温度が上がりにくくバーナー廻りの焦げつきを低減する」ことで、調理中に天板が熱くならないという意味ではありません。加熱中の五徳まわりは高温になります。

ラックリーナを選べるコンロは3シリーズ|型番と希望小売価格の一覧

ラックリーナを選べるビルトインコンロは、2026年9月13日時点で3シリーズです。ノーリツの「プログレ」「オルシェ」と、ハーマンの「ピアット」で、いずれも各社公式の商品ラインアップにアルミトップの型番が載っています。
シリーズ(メーカー)グリル型番(75cm/60cm)希望小売価格・税込(75cm/60cm)
プログレ(ノーリツ)マルチグリルN3S23PWAAFBAEC/N3S22PWAAFBAEC399,850円/393,800円
オルシェ(ノーリツ)焼網グリル(無水両面焼)N3WU4PWAAFBAEC/N3WU3PWAAFBAEC298,650円/292,600円
ピアット ノービリスブラック(ハーマン)焼網グリル(無水両面焼)DW36U6WAAFBAE/DW36U5WAAFBAE355,300円/349,800円
ピアット ブラックステンレスフェイス(ハーマン)焼網グリル(無水両面焼)DW36U6WAP2STES/DW36U5WAP2STES330,000円/324,500円
※ 各社公式サイトに掲載されている希望小売価格(2026年9月13日確認)。実際の販売価格と工事費は販売店ごとに異なります。

プログレとオルシェの差は約10万円。分かれ目はグリルです

同じ75cmで比べると、プログレとオルシェの希望小売価格には101,200円の開きがあります(399,850円と298,650円・税込・2026年9月13日確認)。この差の中身はグリルです。プログレは専用容器を使うマルチグリルで、オートメニュー14メニューと調理モード12モードを持ちます。オルシェは焼網グリルの無水両面焼で、裏返す手間がないのが持ち味です。専用のグリル容器「ロティプレート」にも対応します。
天板そのものは、どちらもプラチナブラックのアルミトップで同じラックリーナです。つまり10万円は天板ではなくグリルに払う金額で、グリルで手の込んだ調理をしないなら、オルシェを選んでもラックリーナの使い勝手は変わりません。

ハーマンのピアットも同じラックリーナです

ピアットは株式会社ハーマンのビルトインコンロで、ハーマン公式サイトはノーリツをグループ会社と記載しています。天板の区分はガラストップ(クレールシルバー/クレールブラック)とアルミトップのラックリーナの2つで、ノーリツ側と同じ「温度が上がりにくいアルミ製で焦げつきを低減。テフロン™加工は水や油をはじきお手入れが簡単です」という説明が載っています(2026年9月13日確認)。グリルは焼網グリルの無水両面焼で、オルシェと同じ系統です。

色はブラック1色。シルバーはガラストップ側の色名です

3シリーズとも、ラックリーナの色はブラック1色です(ノーリツはプラチナブラックアルミトップ、ハーマンはアルミトップ ブラックと表記)。シルバーはガラストップ側にある色名で、アルミトップには設定がありません。色の選択肢についてはラックリーナにシルバーはある?プラチナブラック1色だけの理由で詳しく扱っています。

耐久性はどうか|アルミ天板の弱点と寿命の目安

長く使っていくときに知っておきたいのは、アルミ天板はガラストップとは弱点の出方が違うということです。

傷には強いが「凹み」には弱い

ガラストップは重い鍋を落とすと割れますが、アルミ天板は凹みます。割れないのは安心材料ですが、一度できた凹みは元に戻りません。ゴムハンマーで叩いたり吸盤で引っ張ったりすると、むしろ周囲のコーティングまで傷めることが多いので、気になる場合は天板の部品交換を相談するのが現実的です。叩く・引っ張るがなぜ効かないのかと、交換に進むかどうかの判断は、ラックリーナのアルミ部分に凹みができたときの対処法|修理・交換の判断基準も解説で扱っています。

コーティングは消耗品と考える

表面のコーティングは、本体より先に寿命が来ます。ノーリツが公表しているのは、設計上の標準使用期間は製造から10年補修用性能部品の保有期限はコンロで製造打ち切り後5年の2つだけです(ノーリツ公式FAQ・2026年9月10日確認)。どちらも買った日からの年数ではありません。コーティングの見た目はそれより早く変わるので、「壊れていないのに見た目が悪い」という落差が生まれます。
劇的に寿命を短くするのは、焼け付いた汚れを力で落とす行為です。硬いたわしや研磨剤入りのクレンザーを使うと、その場はきれいになってもコーティングを削ってしまい、次から汚れがつきやすくなります。
⚠️
重曹はアルミには向きません。掃除で何にでも使われがちですが、重曹は弱アルカリ性で、アルミはアルカリに侵されて黒く変色する性質があります。焼け付きには、まず温めたお湯でふやかしてから中性洗剤で落とすのが基本です。

白い汚れは「落ちていない」のではないことも

黒天板に白っぽいものが浮くことがありますが、これは汚れではなくアルミの変色やコーティングの劣化のことがあります。この場合はこすっても戻らないので、こすり続けると悪化させるだけになります。

長持ちさせるコツ

  • 使った日のうちに、天板が冷めてから中性洗剤と柔らかいスポンジで拭く
  • 吹きこぼれたら放置せずに拭く(焼き付く前が勝負)
  • 研磨剤・硬いたわし・重曹は使わない
  • 空焚きをさせない(高温はコーティングの劣化を早めます)

ガラストップ(親水アクアコート)との選び方

ノーリツのプログレとオルシェは、ラックリーナ(アルミトップ)親水アクアコート(ガラストップ)のどちらかを選びます。重い鍋を使うなら割れないアルミ、見た目を長く保ちたいなら変色の少ないガラス、という分かれ方です。
なお「ピアット」そのものは販売終了ではありません。ピアットは株式会社ハーマンの現行シリーズで、上の表のとおりラックリーナを選べます(ハーマン公式・2026年9月13日確認)。販売終了になったのは「ピアット ワイドグリル」「ピアット マルチグリル」という旧モデルのほうです。
天板をラックリーナに決めた時点で、本体はプログレ・オルシェ・ピアットの3シリーズに絞られます。希望小売価格は上の表のとおりですが、実際の販売価格と工事費は工事店ごとに違うので、見積もりで確かめてください。
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よくある質問

ラックリーナはどのメーカーの天板ですか

ノーリツのアルミ製トッププレートの名前で、同社のコンロ性能早見表に「親水アクアコート(ガラストップ)」と並んで「ラックリーナ(アルミトップ)」と記載されています。ノーリツのグループ会社である株式会社ハーマンのピアットでも、同じ名前で選べます。機種名でもシリーズ名でもありません。

ラックリーナとガラストップでは、どちらが高いですか

同じプログレの75cmで比べると、乾電池タイプのガラストップが381,590円〜391,270円、ラックリーナが399,850円です(希望小売価格・税込・2026年9月13日にノーリツ公式で確認)。同じ電源方式どうしならラックリーナのほうが高くなりますが、100V電源タイプのガラストップ(393,250円〜402,930円)まで含めると価格帯は重なります。

ラックリーナのコーティングは何年もちますか

ノーリツは公表していません。公表されているのは、設計上の標準使用期間が製造から10年、補修用性能部品の保有期限がコンロで製造打ち切り後5年の2つだけです(ノーリツ公式FAQ・2026年9月10日確認)。どちらも買った日からの年数ではありません。

ラックリーナに重曹やクレンザーを使ってもよいですか

向きません。重曹は弱アルカリ性で、アルミはアルカリに侵されて黒く変色します。研磨剤入りのクレンザーや硬いたわしは、フッ素樹脂の被膜を削ります。焼き付いた汚れは、温めたお湯でふやかしてから中性洗剤で落としてください。

60cmと75cmで、選べる天板は変わりますか

変わりません。プログレ・オルシェ・ピアットとも、ラックリーナは75cmと60cmの両方に型番が用意されています。価格差は同じシリーズ内で6,050円(ノーリツ)から5,500円(ハーマン)ほどです(希望小売価格・税込・2026年9月13日確認)。

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