ラックリーナにシルバーはある?プラチナブラック1色だけの理由と、ガラストップとの傷・汚れの見え方

この記事を読むと分かること
  • ラックリーナにシルバーは無く、プラチナブラックの1色だけであること
  • アルミ天板特有の傷つきやすさとその対策
  • シルバーの天板が欲しいときの選択肢(ガラストップ)と、傷・汚れの見え方の違い

先に結論:ラックリーナに「シルバー」はありません

ラックリーナはシリーズ名ではなく、株式会社ノーリツのアルミ製トッププレート(天板)の名前です。そして色はプラチナブラックの1色だけです。
たとえばオルシェの商品ラインアップでラックリーナが選べるのは「プラチナブラックアルミトップ/ブラックステンレスフェイス」の型番(75cm N3WU4PWAAFBAEC/60cm N3WU3PWAAFBAEC)で、シルバーの設定はありません(2026年9月時点・ノーリツ公式の製品ページより)。
そもそもラックリーナを選べるシリーズは2つだけです。ノーリツの現行ビルトインコンロ9シリーズのうち、アルミトップ(ラックリーナ)の設定があるのはプログレとオルシェで、残りの7シリーズ(プラスドゥ/ネスト/ミッケ/ファミ/ネロ/メタルトップ/コンパクト)にはありません(ノーリツ公式の製品ページとコンロ性能早見表を2026年9月10日に取得して確認)。
シリーズラックリーナ版の型番(75cm)希望小売価格(税込)
プログレN3S23PWAAFBAEC399,850円
オルシェN3WU4PWAAFBAEC298,650円
同じ「ラックリーナ」でも、シリーズが違えば約10万円差です。天板の名前で機種が決まるわけではないので、見積もりではシリーズ名と型番まで確かめてください。プログレとオルシェで天板以外に何が違うのかは、ノーリツ ラックリーナはどのコンロで選べる?アルミ天板の手入れと寿命、選べる2シリーズで並べています。
また、ノーリツの公式ラインアップに「ダークブラウン」という色名はありません。アルミトップの色名はプラチナブラックの1つだけです。
では「シルバーの天板」を探している方はどうすればよいのか。同じシリーズのガラストップ側に、シルバーミラーガラストップがあります。つまり実際の選択は「ラックリーナ(アルミ・黒)か、ガラストップ(シルバーまたは黒)か」という、色ではなく素材の選択になります。
なお公式の説明では、ラックリーナは「温度が上がりにくいアルミ製トッププレートで、バーナー廻りの焦げつきを低減。テフロン加工は水や油を弾き、汚れが拭きとりやすい」とされています。この「テフロン」はケマーズ社の商標で、ライセンスにより北陸アルミニウム株式会社が使用しているものです(ノーリツ公式の表記より)。
この記事では、その前提で傷と汚れの見え方を比べます。
ガスコンロの交換はこちら

ハーマンの「ピアット」にもラックリーナがあります——そちらもブラック1色です

ラックリーナという天板名は、ノーリツだけのものではありません。ノーリツのグループ会社である株式会社ハーマンのビルトインコンロ「ピアット(piatto)」にも、ラックリーナ(アルミトップ)の設定があります。そしてピアット側もブラックの1色だけで、シルバーはガラストップの「クレールシルバー」という別の天板の色名です(2026年9月13日にハーマン公式のピアット商品ページを取得して確認)。
つまり、ノーリツで探してもハーマンで探しても、アルミトップにシルバーは無いという結論は変わりません。どちらのブランドでも、シルバーを選ぶことはガラストップを選ぶことになります。

ピアットで選べる天板と希望小売価格

天板色型番(75cm)希望小売価格 75cm/60cm(税込)
アルミトップ(ラックリーナ)ブラックDW36U6WAAFBAE355,300円/349,800円
ガラストップクレールシルバーDW36U6WAP2STES330,000円/324,500円
ガラストップクレールシルバーDW36U6WAP2STE319,000円/313,500円
ガラストップクレールブラックDW36U6WAP1STE319,000円/313,500円
ガラストップクレールブラックDW36U6WAP1BAE350,680円/345,180円
(2026年9月13日・ハーマン公式のピアット商品ページより。ラックリーナと、いちばん上のクレールブラックは、フェイスがブラックステンレスの「ノービリスブラックシリーズ」です)
5通りのうち、アルミトップを選べるのは1通りだけで、しかもその1通りがいちばん高い並びになっています。75cmで比べると、ラックリーナ355,300円に対してクレールシルバーは319,000円からで、差は36,300円です。ノーリツ側(プログレとオルシェで約10万円差)とは差の出方が違うので、ブランドをまたいで価格を比べないでください。

色名を取り違えないための注意

ピアットのラインアップに「プラチナブラック」「アッシュシルバー」という色名はありません(同じページを取得して0件を確認)。プラチナブラックはノーリツ側のアルミトップの色名です。同じラックリーナでも、ブランドが違えば色の呼び方まで変わります。見積書やカタログを見るときは、ノーリツかハーマンかを先に確かめてください。

アルミトップに1つだけある、ガラストップに無い性質

アルミは割れません。ガラス天板は局所的な衝撃で割れることがありますが、アルミは変形はしても割れない素材です。この記事で繰り返し書いているとおり、細かい傷が入りやすいのはアルミのほうですが、鍋を落としたときの結果は逆になります。傷の見え方を取るか、割れない安心を取るかという分かれ方です。

シルバーを選ぶなら:ガラストップ(シルバーミラー)のメリット・デメリット

シルバーのメリット

キッチン全体を明るく見せる。シルバー系の天板は、ホワイト系・ステンレス・人工大理石など、さまざまなキッチンとも合わせやすく、キッチン全体を明るく爽やかな印象にします。特に白やクリーム系のキッチンとの相性が良く、統一感のある空間を作りやすいです。
汚れが見えやすく掃除のモチベーションになる。シルバーの天板は汚れが目につきやすいため、「汚れている」と気づきやすく、「ここを拭かないと」とやる気になる方には、掃除のモチベーションが結果的に高まるという側面もあります。
傷そのものが入りにくい。シルバーを選ぶということはガラストップを選ぶということなので、素材がアルミからガラスに変わります。ガラスはアルミより硬いため、鍋をこすったときの細かい傷が入りにくくなります。

シルバーのデメリット

焼け目・焦げ付きが目立ちやすい。黒い焼け目や焦げ付きがシルバーの明るい天板に残ると目につきやすく、調理後にぽつんとした汚れが残っていると気になることがあります。
白い水垢が目立つ。硬水地域や、煮こぼれの水分がそのまま乾くと、汚れが乾いたときに白い水垢が残り、シルバー天板では目立ちやすくなります(黒ではさらに目立ちます)。

ラックリーナ(プラチナブラック)のメリット・デメリット

黒のメリット

焼け目・焦げ付きが目立ちにくい。黒系の天板は、煮物の吹きこぼれや焦げ付きといった暗い色の汚れが残っても目立ちにくいのが大きなメリットです。
スタイリッシュな雰囲気を作りやすい。カフェ風・インダストリアル風・ビンテージ風など、ダークトーンでまとめたキッチンに馴染みます。
バーナー周りが焦げつきにくい。公式が挙げているラックリーナの利点はここです。アルミは温度が上がりにくいため、バーナー周辺の焦げつきを低減できるとされています(2026年9月時点・ノーリツ公式より)。
炎が視認しやすい。黒系の天板は炎の動きが見やすく、火力調整を直感的に行いやすいという実用的なメリットもあります。

黒のデメリット

ホコリ・白い乾き汚れが目立ちやすい。黒系の天板の最大のデメリットと言えるのが、白いホコリや乾いた水垢を色のコントラストで目立たせてしまうことです。料理をしない日でも、置いておくだけでホコリが目立つパターンもあります。
ガラストップより傷が入りやすい。アルミはガラスより硬度が低いため、鍋底でこすると細かい傷が入りやすく、黒い天板では光の当たり方でそれが見えやすくなります。置き方とこすり方に気をつけることが、そのまま見た目の寿命に効いてきます。
少し暗いキッチンになる。コンロ面が黒いとキッチン全体が少し暗く見える人もいます。明るいアイランドキッチンにコンロ面だけ黒いと、統一感が出ず浮きやすいと感じる方もいるでしょう。
信頼できる業者でガスコンロ交換を検討している方はこちら

ラックリーナの傷はどうして生まれる?アルミ天板の傷特性を解説

ラックリーナを検討している方から「傷がつきやすいと聞いたが本当?」という疑問をよく耳にします。
結論から言うと、ラックリーナのアルミ天板はガラストップより傷がつきやすい素材です。ガラスの硬度と比べるとアルミは柔らかいため、鍋などでこすると細かい傷が入りやすいのです。
なお、ノーリツはラックリーナのコーティングが何年もつかを公表していません。「何年で効果が薄れる」と書いている記事もありますが、出所のある数字ではありません。言えるのは素材の性質までで、フッ素樹脂系のコーティングは金属やガラスより硬度が低い、ということです。
天板を傷から守るためにできることは、製品側の工夫ではなく使い方のほうにあります。重い鍋やボウルを天板の上に直接置かない、ゴトクを外したときに天板へ横倒しに置かない、研磨スポンジや乾いた布でこすらない。この3つで、日常的につく傷の大半は避けられます。
選ぶときの分かれ目はここです。傷が入りにくいほうを取るならガラストップ(シルバーまたは黒)、バーナー周辺の焦げつきにくさを取るならラックリーナ(黒)。同じ色の中での選択ではなく、素材の選択だと考えてください。アルミ天板を選んだあとに出てくる不満の中身は、ノーリツ ラックリーナのデメリットは?アルミ天板の実態と後悔しない選び方で項目ごとに扱っています。

見え方の違いは、色そのものより「何が付くか」で決まります

出所の確かめられない口コミを並べる代わりに、汚れの種類ごとに整理します。天板に付くものは大きく3つで、それぞれ目立つ側が違います。
焦げ・焼け目(濃い色の汚れ)は、明るいシルバーの天板で目立ちます。黒い天板では同化して見えにくくなります。
ホコリ・乾いた水垢(白い汚れ)は逆で、黒い天板で目立ちます。料理をしない日でも積もるので、見え方としてはこちらのほうが日常的です。
細かい傷は素材で決まります。アルミのラックリーナはガラストップより傷が入りやすく、しかも黒なので光の角度で見えやすくなります。
つまり「どちらが汚れにくいか」ではなく、どの汚れなら自分が気にならないかで決まります。焦げが気になる人は黒、ホコリが気になる人はシルバー。そして傷を最優先するならガラストップ、というのがいちばん外さない選び方です。

カタログの写真と実物が違って見えるのは、撮影条件のせいです

コンロの天板は、ガラスもアルミも光を反射する面です。カタログやサイトの写真は商品がもっともきれいに写る照明を当てて撮影されているため、天井照明が1つしかない台所に据えると、同じシルバーでも灰色寄りに沈んで見えます。黒も同じで、撮影されたプラチナブラックは艶が強く出ますが、実際の見え方は上からの光の量で変わります。
写真の色を基準にしないほうが確実です。メーカーにサンプルを請求するか、ショールームで、できれば自宅と近い明るさの場所で見てください。色の印象は、この記事で挙げた「どの汚れが目立つか」より先に毎日目に入る部分です。

キッチン別おすすめカラー診断

キッチンのデザイン色によって、合わせやすい天板の色が異なります。ラックリーナ自体はプラチナブラックの1色なので、シルバーを選ぶ場合はガラストップになります。自分のキッチンがどのタイプか確認してみましょう。

シルバー(ガラストップ)が向いているキッチン

ホワイト・アイボリー系キッチン。ホワイトやクリームカラーのキッチンには、天板色も明るめのシルバーが統一感を出しやすいです。
ステンレス系キッチン。ステンレストップのキッチンには、長くシルバー系の天板が合わせられてきました。素材の質感が近いぶん、まとまりを作りやすい組み合わせです。
人工大理石(白・クリーム系)キッチン。人工大理石の明るい色みにシルバー天板は相性が良いです。

黒(ラックリーナ/黒ガラストップ)が向いているキッチン

黒・グレー系キッチン。ダークトーンのキッチンに黒天板は非常にマッチします。インテリア全体をシックにまとめたい方にとって理想的です。
ウッド系・ビンテージ系キッチン。木目のウォームなインテリアに黒天板はアクセントとして映え、おしゃれなキッチンを作りやすいです。
インダストリアル系キッチン。カフェ風のインテリアとブラックの天板は相性が良く、コンロ面が空間のアクセントになります。

天板の掃除のコツ:シルバー(ガラストップ)と黒(ラックリーナ)で分けて解説

シルバーと黒、それぞれの色の掃除ポイントを解説します。

シルバー天板(ガラストップ)の掃除コツ

焼け目はふやかしてから落とす。シルバーの天板で目立ちやすい焼け目は、濡らした布巾をしばらく置いて汚れをふやかしてから、なでるように拭くと落としやすくなります。研磨剤で削らないほうが、表面の状態を長く保てます。ノーリツのガラストップには親水アクアコートが採用されており(一部機種を除く)、汚れを水で浸して浮き上がらせてから拭き取る手順が公式に案内されています。ラックリーナのテフロン加工とは向きが逆で、あちらは「はじいたものを拭き取る」側です。素材が変わると掃除の手順ごと変わる、というのはここに出ます。
白い水垢は乾かす前に拭く。煮こぼれた水分がそのまま乾くと白く残ります。乾いてから落とすより、粗熱が取れた時点で拭くほうが確実です。
拭く向きは一方向に統一すると、細かい拭きすじが目立ちにくくなります。

黒天板の掃除コツ

ホコリはマイクロファイバーの布巾で除去するとファイバーがホコリを吸着してくれるため、押し付けるだけでホコリを除去できます。黒天板でのホコリ対策におすすめ。拭く回数そのものを減らしたい場合は、ラックリーナの黒天板に汚れ・ホコリが目立つ!排気口カバーとシリコンマットで解決する対策ガイドで排気口カバーとシリコンマットの使い方を解説しています。
乾拭きの後は白い拭き跡に注意。黒天板を濡れた布巾で拭くと小さな毛羽が残ることがあります。最後は毛羽のない乾いた布巾で仕上げ拭きするときれいに仕上がります。
コンロ周りのパネルも同時に拭く。黒天板はコンロ周辺パネルも黒が多いケースが多く、周辺まで含めた清潔感がインテリアの格を上げます。
洗剤は中性洗剤にします。落ちにくい汚れには薄めた中性洗剤を使ってください。メーカーが用途を指定していない薬剤を天板に使うのは避けたほうが安全です。

アルミ天板を傷から守る日常の習慣

ラックリーナのアルミ天板を長くきれいに保つために実践できる日常的な習慣を紹介します。

天板の上に余分な物を置かない

アルミ天板でいちばん傷の原因になるのは、天板に物を置いて押しつける動作です。重い鍋・フライパン・ボウルなどを天板の上に直接置くのは避けましょう。

ゴトクを天板の上に横倒しにしない

ゴトクを外したときは、天板の上に横倒しに置かず、シンクや受け皿など決まった置き場所に移すようにしましょう。ゴトクの重さと角が、アルミの表面に傷を入れる原因になります。

乾いた布巾や研磨スポンジでこすらない

アルミ天板はガラスより柔らかく、乾いた布巾や研磨スポンジでこすると細かい傷が入ります。濡れた布巾やマイクロファイバークロスを使いましょう。

調理後はコーティングの効きを活かす

粗熱が取れたらすぐに、濡れた布巾で天板を拭くようにしましょう。汚れをはじくコーティングの効果を活かすには、汚れが乾いて固まる前に拭くことが大切です。

まとめ:ラックリーナに迷ったら、まず「色ではなく素材の選択」だと知ること

この記事の要点をまとめます。
  • ラックリーナはプラチナブラックの1色です。シリーズ名ではなく、ノーリツのアルミ製トッププレートの名前です
  • シルバーが欲しいならガラストップになります。つまり選択は色ではなく素材です
  • 焦げ・焼け目は黒で目立たず、ホコリ・水垢は黒で目立ちます。どちらが汚れにくいかではなく、どの汚れなら気にならないかで決まります
  • 傷はアルミのほうが入りやすいので、傷を最優先するならガラストップです
  • コーティングの寿命は公表されていません。年数を断定している情報は出所を確かめてください
ガスコンロ交換を検討される際は、天板選びと同時に工事を誰が担当するかも確認しておきましょう。ビルトインコンロの交換で必要な資格は工事の中身とガスの種類で変わるため、ひとつの資格名で言い切れるものではありません。見積もりの段階で「今回の工事に必要な資格は何で、誰が持っているか」を聞いておくのが確実です。
ガスコンロの交換はこちら

ガスコンロ交換おすすめサービス一覧

東京ガスの機器交換

首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。対応エリアは商品ごとに決まっているため、申し込み前に住所で確認してください。
ガスコンロの交換はこちら