1口のビルトインガスコンロは3社にあります|パロマPD-100H・ノーリツN1C04KSA・リンナイRD311の大きさと価格
この記事を読むと分かること
- ガスコンロの1口ビルトインが実際に存在するのか、実態と対応機種
- 1口ビルトインを実際に設置する際の注意点と勘所
- 1口コンロが向いている方と、向いていない方への代替案
1口のビルトインガスコンロはありますか
1口のビルトインガスコンロは、2026年9月27日時点でパロマ・ノーリツ・リンナイの3社がいずれも現行品として公式サイトに載せています。3機種ともグリルは付いていません。
※ この記事は以前「リンナイとノーリツの現行ラインアップに1口はない」と書いていましたが、誤りでした。ノーリツは「コンパクトタイプ」の中に、リンナイは「ドミノ式コンロ」の中に1口の機種があります。2026年9月27日に訂正しました。
| メーカー | 型番 | 口数・グリル | 本体の大きさ(高さ×幅×奥行) | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| パロマ | PD-100H/PD-100H-B | 1口・グリルなし | 150×318×364mm | オープン価格 |
| ノーリツ | N1C04KSA | 1口・グリルなし | 146.5×324×347mm | 57,420円 |
| リンナイ | RD311G10S3A | 1口・グリルなし(強火力バーナー) | 天板の幅30cm | 214,500円 |
※ パロマは公式サイトの商品ページ、ノーリツは公式サイトのコンパクトタイプの価格表示と取扱説明書(型式名C1C04KS)、リンナイは公式サイトのドミノ式コンロの機能・仕様ガイドより(いずれも2026年9月27日取得・編集部調べ)。リンナイの本体寸法は、この一覧には載っていませんでした。
パロマ PD-100H:ミニキッチン向けの1口
パロマのPD-100Hは、ミニキッチンへの設置を想定した1口・グリルなしのビルトインコンロで、希望小売価格はオープン価格です。
- ガス消費量:都市ガス(13A)2.65kW/LPガス 2.60kW
- 電源:乾電池(単2形×2本)。コンセントは要りません
- ガス接続:R1/2(オネジ)
- 安全機能:調理油過熱防止装置・立消え安全装置・焦げつき消火機能・コンロ消し忘れ消火機能(120分)
- 天板:ホーロートップ。バーナー周りのすき間を抑えた「シールドトップ」で、汁受け皿がありません
ノーリツ N1C04KSA:2014年9月発売の1口
ノーリツのN1C04KSAは、コンパクトタイプの中で唯一の1口・グリルなしの機種で、希望小売価格は57,420円(税込)です。ノーリツ公式の一覧にある「コンパクトタイプ 57,420円から」の最安値は、この1口の機種の価格です。
ノーリツの製品データサービスでは「2014年9月発売」と出ており、10年以上売られ続けている機種です。取扱説明書に載っている仕様は次のとおりです。
- 本体の大きさ:高さ146.5mm×幅324mm×奥行き347mm、質量4.0kg
- 点火方式:連続スパーク点火
- 安全機能:立消え安全装置・焦げつき自動消火機能・天ぷら油過熱防止機能・コンロ消し忘れ消火機能
- 付属品:アルカリ乾電池(単2形×2個)
リンナイ RD311G10S3A:ドミノ式の「強火力1口」
リンナイのRD311G10S3Aは、ガスとIHのユニットを組み合わせて並べる「ドミノ式コンロ」の1口タイプで、希望小売価格は214,500円(税込)です。
公式サイトは、1口・2口のガスコンロと2口のIHクッキングヒーターを「キッチンスペースや調理スタイルに合わせて自由に組み合わせて設置できます」と説明しています。天板はドイツ・ショット社製の耐熱セラミックガラスで、前面に操作パネルがありません。
小さなキッチンの取り替え用というより、新築やリフォームでキッチンを設計するときの選択肢です。公式サイトも「現在グリル付きコンロをお使いの場合は、キッチンのリフォームや新築時に導入できます」としています。
幅が30cmしかなくても、2口が入ることがあります
幅30cm前後のビルトインコンロには1口だけでなく2口の機種もあり、パロマの場合、1口と2口を分けているのは幅ではなく奥行きです。
パロマのPKD-230B/Hは幅315mmの2口で、1口のPD-100H(幅318mm)とほぼ同じ幅です。違うのは奥行きで、PD-100Hが364mm、PKD-230B/Hが521.5mmと、約16cm深くなります。
| 天板の幅 | メーカー・型番 | 口数・グリル | 奥行 | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 約30cm | パロマ PKD-230B/H | 2口・グリルなし | 521.5mm | オープン価格 |
| 30cm | リンナイ RD322STSA | 2口・グリルなし | 記載なし | 110,000円 |
| 30cm | ノーリツ N2C20KSK | 2口・グリルなし | 記載なし | 110,330円 |
| 45cm | パロマ PD-202H/B | 2口・グリルなし | 509mm | オープン価格 |
| 45cm | パロマ PD-N202HG/BG | 2口・水なし片面焼きグリル | 559mm | オープン価格 |
| 45cm | ノーリツ N2C25KS | 2口・グリルなし | 記載なし | 94,710円 |
| 45cm | ノーリツ N2G23KSQ1 | 2口・無水片面焼きグリル | 記載なし | 123,200円 |
| 45cm | リンナイ コンパクト | 2口・水無し片面焼グリルまたはグリルなし | 記載なし | 91,300円から |
※ 各社公式サイトの商品ページ・一覧ページより(2026年9月27日取得・編集部調べ)。「記載なし」は、見た公式ページに奥行きの数字が載っていなかったものです。リンナイのコンパクトは「すべて幅45cmの省スペース設計で、2口のコンロを搭載」と公式サイトが説明しています。
今の1口コンロの奥に余裕があるなら、2口に替えられるかを業者に聞く価値があります。逆に、奥行きも詰まっているなら、1口の3機種から選ぶことになります。
1口に替える前に確かめること
取り替えで確かめることは、今のコンロの型番・本体の大きさ・ガスの種類の3つです。
- 今のコンロの型番:天板か前面に貼ってある銘板に書いてあります。型番が分かると、同じ大きさの機種を探しやすくなります
- 本体の大きさ:同じ1口でも、パロマのPD-100Hは幅318mm×奥行364mm、ノーリツのN1C04KSAは幅324mm×奥行347mmで、数ミリから十数ミリ違います
- ガスの種類:都市ガス用とLPガス用で機種が分かれます。ノーリツの取扱説明書は、ガスの種類が違う地域へ転居する場合は部品の交換や調整が必要で、その費用は保証期間中でも有料になると書いています
パロマの1口(PD-100H)のガス接続はR1/2(オネジ)で、同じパロマの2口(PD-202H/B・PD-N202HG/BG)はRc1/2(メネジ)です。同じメーカーでも接続の形が違うので、口数を変えるときは施工する業者に配管の手直しが要るかを見積もりの段階で聞いてください。
※ 天板を切り欠く寸法(カウンターの開口寸法)は機種ごとの工事説明書で決まっていますが、この記事では確認できていません。
東京ガスの機器交換で頼むといくらか
東京ガスの機器交換は、1口のパロマ PD-100Hを65,982円から、ノーリツ N1C04KSAを63,003円から(いずれも税込・基本工事費込み)で販売しています(2026年9月27日取得)。
| 商品 | 型番 | 商品価格 | 販売価格(税込・基本工事費込み) |
|---|---|---|---|
| パロマ ミニ(1口) | PD-100H | 36,282円 | 65,982円から |
| ノーリツ コンパクト(1口) | N1C04KSA | 33,303円 | 63,003円から |
| パロマ コンパクト(2口) | PD-202B | 55,308円 | 85,008円から |
| リンナイ コンパクト(2口) | RD421H3SA | 58,432円 | 88,132円から |
※ 東京ガスの機器交換「ビルトインガスコンロ交換」のページより(2026年9月27日取得・編集部調べ)。販売価格は同じシリーズの中で最も安い価格です。商品のみの販売はしておらず、追加工事費がかかる場合があると書かれています。
4機種とも、販売価格と商品価格の差は29,700円です。1口にするか2口にするかで変わるのは本体の価格で、パロマ同士(PD-100HとPD-202B)なら商品価格の差は19,026円です。
東京ガスの機器交換のサービスサイトは2026年9月29日にリニューアルし、URLが変わると告知されています。価格も含めて、見積もりの時点の表示で確かめてください。
1口で足りる人、2口にしたほうがいい人
1口のビルトインコンロが向くのは、使うのがお湯を沸かす程度で、キッチンの奥行きにも余裕がない人です。
- 1口で足りる:単身でお湯を沸かす程度しか使わない/ワンルームのミニキッチンで、奥行きも詰まっている/セカンドキッチンなど用途が限られている
- 2口を検討したい:日常的に自炊する/煮物と汁物を同時に火にかけたい/今のキッチンの奥に余裕がある
3社の1口機はどれもグリルが付いていないので、魚を焼くならフライパンか、グリル付きの2口(パロマ PD-N202HG/BG、ノーリツ N2G23KSQ1など)を選ぶことになります。
よくある質問
1口のビルトインコンロにグリルは付いていますか
付いていません。パロマのPD-100H、ノーリツのN1C04KSA、リンナイのRD311G10S3Aは、いずれもグリルなしの機種です。グリルが必要なら、幅45cmのグリル付き2口が最も小さい選択肢です。
電気の工事やコンセントは必要ですか
ガスの1口機は乾電池で動くので、コンセントは要りません。パロマのPD-100Hは単2形2本、ノーリツのN1C04KSAも単2形2個を使います。
1口のビルトインコンロにも安全装置は付いていますか
付いています。パロマのPD-100Hは調理油過熱防止装置・立消え安全装置・焦げつき消火機能・コンロ消し忘れ消火機能(120分)を、ノーリツのN1C04KSAは立消え安全装置・焦げつき自動消火機能・天ぷら油過熱防止機能・コンロ消し忘れ消火機能を備えています。
ビルトインではなく、卓上のコンロにするのはどうですか
費用や置き場所の考え方が変わります。卓上とビルトインの違いは別の記事にまとめています。
1口のビルトインコンロの価格はいくらですか
希望小売価格は、ノーリツのN1C04KSAが57,420円、リンナイのRD311G10S3Aが214,500円(いずれも税込)で、パロマのPD-100Hはオープン価格です。東京ガスの機器交換では、PD-100Hが基本工事費込みで65,982円から、N1C04KSAが63,003円からでした(2026年9月27日取得)。
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