リンナイ RS31M5H2SBW(メタルトップ)は安いけど何を諦める?後継機と上位グレードの違い

この記事を読むと分かること
  • RS31M5H2SBW がどのシリーズで、後継機は何か
  • 最安グレードで「省かれているもの」の中身
  • 総額で比べたとき、上位グレードとの差が実際いくらになるか
型番で調べてこられた方に、まず要点をお伝えします。
先に結論だけ
  • RS31M5H2SBW はリンナイの「メタルトップシリーズ」。60cm幅の最安グレード
  • 後継品は RS31M5H2SABW
  • 安全機能は一通り揃っています。ただしグリルが片面焼きで、天板はホーロー
  • 本体の実売は5万円前後ですが、工事費を含めた総額で比べると上位グレードとの差は思ったより縮まります
  • 10万円前後の価格帯(マイトーン・ブリリオ)まで見てから決めることをおすすめします

RS31M5H2SBW とは

リンナイのビルトインコンロ メタルトップシリーズ の60cm幅モデルです。リンナイのラインナップでは最も価格を抑えたグレードにあたります。
項目内容
シリーズメタルトップ
後継品RS31M5H2SABW
60cm(天板593mm)
グリル水無し片面焼き
バーナー左右強火力
希望小売価格89,650円(税込)
本体実売の目安4万円台〜5万円前後
外形寸法幅596×高さ269×奥行508mm/13.0kg
※ 販売店の公開情報をもとに作成(2026年8月時点・編集部調べ)。実売価格は変動します。

安全機能は不足ありません

最安グレードですが、現行の安全基準は満たしています
  • コンロ消し忘れ消火機能(全口)
  • 調理油過熱防止装置(全口)
  • 焦げつき消火機能
  • グリル過熱防止機能
  • 高温自動温度調節機能
「安いから危ない」ということはありません。ここは安心してください。

★注意:「メタルトップ」ですが天板はホーローです

まず誤解しやすい点から。
シリーズ名は「メタルトップ」ですが、天板の素材はホーローです。金属製の天板という意味であって、上位グレードのガラストップとは別物です。
リンナイの天板グレードは、おおまかにこの順です。
グレード天板お手入れ
メタルトップホーロー吹きこぼれがこびりつきやすい
ガラスコートガラスコート中間
ガラストップ(マイトーン以上)ガラストップ拭き取るだけで落ちやすい
この差は毎日効いてきます。吹きこぼれや油はねを「サッと拭けば済む」のか「こすらないと落ちない」のかは、10年使えば相当な回数の差になります。

最安グレードで省かれているもの

価格が抑えられている以上、どこかは削られています。判断に必要なのは、それが自分にとって重要かどうかです。

① グリルが片面焼き

RS31M5H2SBW は水無し片面焼きです。上位グレードは両面焼きが標準になります。
片面焼きは途中でひっくり返す必要があります。魚を焼くときに一度取り出して裏返す、という手間です。グリルをほとんど使わないなら問題になりませんが、週に何度か使うなら差を感じます

② 天板がホーロー

前述のとおりです。お手入れの手間が変わります。

③ 自動調理・アプリ連携がない

温度調節や炊飯といった基本機能はありますが、メニューを選ぶだけの自動調理スマホ連携はありません。
ただしこれは必ずしもデメリットではありません。アプリ調理を使わない方にとっては、あってもなくても同じです。ここを理由に上位機種を選ぶ必要はありません。

総額で比べると差はどれくらいか

ここが最も重要なところです。
本体価格だけを見ると差は大きく見えます。メタルトップの実売は5万円前後、上位グレードは10万円前後です。倍近い開きに見えます。
ところがビルトインコンロは工事費が必ずかかります。本体だけ安く買っても、そこに交換工事費が乗ります。
参考までに、東京ガスの機器交換におけるパロマ ブリリオ(上位グレード)の価格はこうです。
型番幅・色価格(税込・基本工事費込
PD7WS-60CV7TGW60cm ティアラシルバー108,284円
PD-743WS-60CK60cm クリアパールブラック108,284円
※ 東京ガスの機器交換の公開価格(2026年8月時点・編集部調べ)。基本工事費込みの総額です。
メタルトップを本体5万円で買っても、工事費を足すと総額は8万円前後になります。そこに対してブリリオが工事費込み10万8千円です。
差は倍ではなく、3万円前後というのが実際のところです。
その3万円で何が変わるか
  • グリルが片面焼き → 両面焼き(裏返す手間がなくなる)
  • 天板がホーロー → ガラストップ(拭き取りやすさが変わる)
  • ラ・クックグランが付属(グリル調理の後片付けが減る)
  • レンジフード連動・感震停止が付く
  • しかも東京ガスのオンライン限定品ならメーカー保証が7年(通常1年)
コンロは10年前後使う設備です。3万円を10年で割ると年3,000円。毎日の手間と安全機能を考えると、判断は変わってくるはずです。

それでもメタルトップが合うケース

上位を勧めて終わりでは不誠実なので、最安グレードが正解になる場合も挙げます。
  • 賃貸物件のオーナーとして入れる(設備は最低限で十分、費用対効果を優先)
  • 使用頻度が低い(セカンドハウス、単身で自炊が少ない)
  • グリルをまったく使わない(片面焼きでも困らない)
  • とにかく初期費用を抑えたい事情がある
このいずれかに当てはまるなら、メタルトップは合理的な選択です。安全機能は現行基準を満たしているので、そこを心配する必要はありません。

交換前に確認すること

① 開口幅(60cmか75cmか)

型番の3〜4桁目が31なら60cm、71なら75cmです。RS31M5H2SBW は60cmです。開口幅は変えられません。

② ガス種(都市ガスかプロパンか)

機種は同じでもガス種で品番が変わります。都市ガス用をプロパンで使うことはできません。

③ 総額で比べる

本体価格だけの比較では判断を誤ります。必ず工事費込みの総額で並べてください。
東京ガスの機器交換は、商品ページに工事費込みの総額が表示され、注文後に要望以外の追加費用が発生しない設計です。見積もりは無料です。

よくある質問

Q. RS31M5H2SBW の後継機は?
RS31M5H2SABW です。仕様はほぼ同等で、60cm幅・水無し片面焼きグリルの構成です。
Q. メタルトップの天板は金属ですか?
ホーロー(金属にガラス質を焼き付けたもの)です。シリーズ名から金属むき出しを想像しやすいのですが、上位のガラストップとは別物で、お手入れのしやすさに差があります
Q. 安いグレードは安全性が低いですか?
いいえ。消し忘れ消火・調理油過熱防止・焦げつき消火など、現行の安全基準は満たしています。省かれているのはグリルの両面焼きや天板の素材といった利便性の部分です。
Q. アプリ調理は必要ですか?
使わないなら不要です。アプリ連携はリッセ・デリシア・フェイシス以上の機能で、そのぶん価格も上がります。お手入れ性と両面焼きグリルだけで十分なら、10万円前後の価格帯(マイトーン・ブリリオ)で足ります。

まとめ

  • RS31M5H2SBW はリンナイ「メタルトップ」の60cmモデル。後継は RS31M5H2SABW
  • 安全機能は現行基準を満たしており、安いから危険ということはない
  • 省かれているのはグリルの両面焼き天板の素材。どちらも毎日の手間に効く
  • 本体価格では倍近い差に見えるが、工事費込みの総額では3万円前後
  • アプリ調理が不要なら10万円前後の価格帯が費用対効果のバランス点
  • 賃貸物件・使用頻度が低いといった条件なら、メタルトップが正解になることもある
最安グレードを選ぶこと自体は間違いではありません。ただし「本体が安い」と「総額が安い」は違います。工事費まで含めて並べてから判断してください。

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