【コンロ】デリシアグリレが10年ぶりにアップデート。デリシアとの比較10選も紹介します

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リンナイのビルトインコンロ「デリシアグリレ」が10年ぶりにモデルチェンジし、新たに「グリレ」として登場します。主な変更点は、ゴトクのデザイン、ボタンデザイン、自動調理アプリとの連携、高火力時の火炎形状の改善、グリル調理器具の変更、汚れが溜まりにくい構造などです。デリシアとの比較では、100Vタイプがない、ガラストップ天板がない、60cm幅がないなどの違いがあります。一方で、1.25倍の強火力や高い耐久性が特徴です。グリレは、家で料理を楽しみたい方、特に中華料理など鍋を振る料理を楽しみたい方におすすめの商品となっています。

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はじめに

こんにちは、しなちくです。2024年12月16日、リンナイのビルトインコンロ、デリシアグリレが10年ぶりにモデルチェンジします。製品名も、デリシアグリレから、グリレとシンプルに変わりました。
今回の内容は以下の通りです。まず、グリレの開発コンセプトに触れ、次に6つのモデルチェンジ内容を紹介します。そして、2024年8月にモデルチェンジしたデリシアと比較して見える違いを10個紹介し、最後にグリレをお勧めする人にも触れますよ。それでは、いってみましょう!
新しくなった新グリレ
新しくなった新グリレ

デリシアグリレのコンセプト

デリシアグリレは、リンナイと東京ガスの共同開発によって2007年に誕生したビルトインコンロです。「料理することを存分に楽しむ」というコンセプトのもと開発され、家庭用コンロとして最高火力のバーナーを有しています。高火力を使って加熱する際に大きく鍋振りしても安定するように重量のあるゴトクが採用されており、ふいにフライパンを天板にぶつけてしまっても安全な金属製の天板であるのも特長です。
デリシアグリレはリンナイと東京ガスの共同開発
デリシアグリレはリンナイと東京ガスの共同開発
デリシアグリレが生まれる前の2006年にはノーリツのプラスドゥという製品も誕生しています。プラスドゥも高火力とゴツイゴトク、金属製の天板が特徴的で、こちらもノーリツと東京ガスの共同開発で生まれたビルトインコンロです。プラスドゥはデリシアグリレを凌ぐ唯一無二のゴツゴツさで、こちらも長く固定ファンを獲得している人気製品です。こうして見ると、15年ほど前まではガス会社と連携して、とても魅力的な製品開発が多かったと思います。
ノーリツ プラス・ドゥはノーリツと東京ガスの共同開発
ノーリツ プラス・ドゥはノーリツと東京ガスの共同開発

グリレのモデルチェンジ 6選

新しくなったグリレの6つのモデルチェンジ内容を見ていきます。

1. 鋳物のゴトク

グリレの最大の特長の1つが重厚感のある鋳物のゴトクです。黒い色をしていますが、一般的なホーローゴトクではなく、ステンレス製の鋳物のゴトクです。
従来は曲線的なデザインのゴトクでしたが、今回のモデルチェンジで角ばったデザインに変更となり、上から見ると一体感のある構造です。また、奥側のゴトクはサイズも大きくなり、横方向に伸びて安定感が増しています。
グリレの新ゴトクは直線的なデザイン
グリレの新ゴトクは直線的なデザイン
グリレの奥側のゴトクが大きくなっている
グリレの奥側のゴトクが大きくなっている

2. 点火つまみのデザイン改善

点火ボタンはツルっとしたデザインから、凹みがあり重厚なデザインに変更されました。目線を下に降ろさなくても、指の触覚でボタンの位置を捉えられる構造ですね。
グリレのボタンデザインはノッチ(凹み)がある
グリレのボタンデザインはノッチ(凹み)がある

3. 超火力バーナーの火炎形状改善

グリレの最大火力は通常のコンロの1.25倍の5.25kWもあります。従来のバーナーでは最大火力時に火炎が横に広がってしまい、小さめの鍋を使用した場合に効率的に熱が伝わりにくい問題がありました。
今回、バーナー形状が改善され、火炎のあふれ具合が改善しています。小さい鍋を使っても効率的に高火力を活用できそうです。
最大火力の炎形状がコンパクトにまとまり、効率よく加熱できるようになった
最大火力の炎形状がコンパクトにまとまり、効率よく加熱できるようになった

4. オート調理アプリ対応

従来品は、デリシアやリッセに対応しているプラスアールレシピに対応していませんでした。今回のモデルチェンジでプラスアールレシピにも対応したのも大きな変更点です。
グリレと同じコンセプトである、ノーリツのプラスドゥは依然アプリ非対応ですので、グリレが先に進んだ印象です。
+R RECIPEはスマホ接続して自動調理できる
+R RECIPEはスマホ接続して自動調理できる

5. 付属品の変更

従来品の付属品は、ココットダッチオーブンとクッキングプレートでした。ココットダッチオーブンはザ・ココットのモデルチェンジ前の器具です。また、クッキングプレートも2024年8月にトースト・ピザプレートとしてモデルチェンジしたので古い器具でした。
今回、付属品が、ザ・ココット、ココットプレート、トースト・ピザプレートに変更になりました。デリシアと全く同じ付属品になったのです。ザ・ココットは万能鍋として高い人気があり、ココットプレートもグリル庫内を汚さないグリル調理器具として優秀です。トースト・ピザプレートは、クッキングプレートの隙間がなくなって使いやすくなった器具です。従来の付属品がアップグレードされたので、とても良いと思います。
グリレは付属品が一新された。ココットダッチオーブンとクッキングプレートから、ザ・ココット、ココットプレート、トースト・ピザプレートの3点セットになった
グリレは付属品が一新された。ココットダッチオーブンとクッキングプレートから、ザ・ココット、ココットプレート、トースト・ピザプレートの3点セットになった

6. バーナーリングの改善

とても細かい機能ですが、従来品は10年前の商品ということもあり、バーナーリング周辺に隙間が残る構造でした。今回のモデルチェンジでパッキンが外側まで封する構造になったことで内側に汚れが入ってこびり付いてしまうことが防げるようになりました。
以上6点が主なモデルチェンジ内容です。さすがに10年ぶりのモデルチェンジということで全体的に嬉しい改善ポイントではないでしょうか。
バーナーリング周りは吹きこぼれや油、食べ物カスが入り込みやすい部分だ
バーナーリング周りは吹きこぼれや油、食べ物カスが入り込みやすい部分だ

デリシアとの違い 10選

ここでは、グリレとデリシアの違いを10個挙げていきたいと思います。

1. 100Vタイプがない

デリシアには乾電池3VタイプとAC電源100Vタイプが存在します。 100Vタイプは天板に液晶があり、ビルトインコンロの中でも最も視認性・操作性が良い製品だと思います。 グリレには3Vタイプしかありません。
グリレには100V電源タイプがない
グリレには100V電源タイプがない
デリシアの100V電源タイプの天板液晶は大画面で操作しやすい
デリシアの100V電源タイプの天板液晶は大画面で操作しやすい

2. ガラストップ天板がない

グリレの火力・ゴトクと並んで特徴的な機能が天板素材だと思います。
デリシアの天板はガラストップですが、グリレの天板はアルミ製です。 金属製ですから言わずもがな耐久性に優れています。 また、熱伝導性が高いため、局所的な高温部が生じにくく汚れのこびり付きも抑えます。
グリレはアルミ天板、デリシアはガラストップ天板
グリレはアルミ天板、デリシアはガラストップ天板

3. 75cm幅しか存在しない

グリレはその大きなゴトクとのバランスの兼ね合いで、天板幅は75cmのみのラインナップです。 60cm幅を希望する場合はグリレを選択することができません。
デリシアは一般的なコンロの規格サイズである、60cm幅と75cm幅の両方が存在します。 消防基準より、レンジフード幅が75cm未満の場合もコンロ幅は60cmが推奨されています。 レンジフード幅が60cmの場合、グリレを導入するのはやめておいた方が良いでしょう。
グリレは75cm幅のみ、デリシアは60cm幅と75cm幅がある
グリレは75cm幅のみ、デリシアは60cm幅と75cm幅がある

4. ピュアステンレスゴトクがない

グリレのゴトクは、先述の通り、ステンレスの鋳物のゴトクです。 デリシアのゴトクは、光沢感のあるピュアステンレスゴトクかホーローゴトクから選べます。 グリレでは、ピュアステンレスゴトクを選ぶことができません。
グリレはステンレス鋳物ゴトク
グリレはステンレス鋳物ゴトク

5. オールブラックシリーズがない

グリレにはアルミ天板のラインナップしかありません。 色味もアルミの素材そのものの色となっています。
デリシアには天板・ゴトク・前面・ボタンのすべてがブラックの、オールブラックモデルが存在します。 グリレでは同様の選択ができません。
グリレにはオールブラックモデルがない
グリレにはオールブラックモデルがない

6. カラーバリエーションがない

グリレにはアルミ天板しかないとお伝えした通り、天板のカラーバリエーションはありません。 デリシアには、シルバー、ブラック、ホワイト、グレー、ゴールドと多彩なカラーバリエーションがあります。
グリレはアルミ天板のみなので、カラーバリエーションがない
グリレはアルミ天板のみなので、カラーバリエーションがない

7. 洗い物が大変

グリレは、特にゴトクの巨大さゆえ、従来品から変わらずお手入れの手間がかかるのがデメリットです。
ただし、天板はアルミ素材のため、比較的粗雑に扱っても傷はつきにくく扱いやすいでしょう。 また、グリル調理器具もお手入れしやすいものに変更されたため、従来品に比べるとお手入れが簡単になっていると思います。
ゴトクが大きいグリレは洗い物が大変だ
ゴトクが大きいグリレは洗い物が大変だ

8. 1.25倍の強火力

グリレの最大の魅力は最大5.25kWもある強火力バーナーです。 デリシアなどの一般的なコンロに比べて1.25倍の火力を誇ります。
グリレの最大の魅力は1.25倍の高火力
グリレの最大の魅力は1.25倍の高火力

9. 圧倒的な耐久性

グリレは、元々中華料理など鍋を振る料理を楽しめるように設計されていることもあり、ステンレス製のゴトクもアルミ製の天板も耐久性が高いです。
デリシアの場合、思い切り固いものをぶつけてしまうと、ガラス製の天板が割れてしまう可能性があります。 グリレであれば、傷や凹みが付く可能性がありますが、そうそう壊れないでしょう。
グリレはゴトクも天板も金属で耐久性に優れる
グリレはゴトクも天板も金属で耐久性に優れる

10. 約3万円も高い

グリレは、デリシアに比べて価格が高いです。 メーカー希望小売価格で約3万円高く設定されています。
また、人気が高いデリシアに比べて、ややニッチな商品のため、販売店によってはデリシアほど割引されていないことも多いです。
シリーズ仕様メーカー希望小売価格(税込)
デリシアプラチナミラー・3V乾電池・75cm402,490円
デリシアグリレ-435,050円

グリレをお勧めする人

グリレをお勧めする人はとても分かりやすいです。
とにかく家で料理を楽しみたい人、特に中華料理など、鉄鍋を思い切り振るって料理を楽しみたい人にお勧めです。
逆に、そのような願望がない人にとってはマッチしないと思います。 見た目は格好いいのですが、細かな機能性やお手入れ性・価格面でデリシアが勝るためです。
グリレの高火力はロマンを感じますが、実際、一般的な調理シーンでは1.25倍の高火力が欲しくなることは少ないかと思います。
グリレに合う料理はやっぱり中華料理だろう
グリレに合う料理はやっぱり中華料理だろう

まとめ

10年ぶりのモデルチェンジで、グリレはさらに使いやすく進化しました。角ばったデザインの鋳物ゴトク、使いやすい点火つまみ、改善された火炎形状、アプリ連携対応、新しい付属品など、料理をより楽しくする機能が満載です。
特に、通常の1.25倍という圧倒的な火力と、耐久性の高い金属天板は、本格的な料理を楽しみたい方には大きな魅力となるでしょう。中華料理のような鍋を振る調理や、高温での調理を頻繁にする方には、まさに理想的な選択肢です。
デリシアと比べると、ガラストップ天板や100Vタイプはありませんが、その分、耐久性と火力に特化した製品となっています。料理を楽しむことを第一に考える方には、この新しいグリレを自信を持っておすすめできる製品です。
グリレファンの人は買いの商品だと思います。
ぜひ得意な料理を振るってくださいね。

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