【コンロ】ノーリツ ビルトインガスコンロおすすめ機種3選:プラス・ドゥ、オルシェ、ネスト
ノーリツのビルトインガスコンロは、デザイン性が高く、使いやすい機能が充実していることで知られています。2024年、ノーリツは新商品を発売し、ラインナップを一新しました。本記事では、ノーリツのビルトインガスコンロの中から、特におすすめの3機種をご紹介します。ハイグレードモデルから、コストパフォーマンスに優れた機種まで、それぞれの特長や機能を詳しく解説していきます。コンロ選びにお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
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はじめに
こんにちは、しなちくです。
メーカー別のおすすめビルトインガスコンロを紹介していきます。
今回は、ノーリツ編です。
3口ビルトインガスコンロの中から、ノーリツのおすすめ商品ベスト3をご紹介します。まず、ノーリツのコンロの特徴を簡単に説明します。次に、主なラインナップをご紹介します。そして、3つのおすすめ機種を詳しく解説します。最後に、今回取り上げなかった機種についても触れていきます。
それでは、いってみましょう。
ノーリツのコンロの特徴
ここでは、ノーリツのコンロの特徴に触れておきます。
ハーマンの実績
ノーリツは給湯器メーカーとして有名ですが、コンロはハーマンという会社が製造しています。ハーマンは日本の老舗ガスコンロメーカーです。

1966年に業界初の自動点火方式コンロを開発し、1978年には業界初のビルトインコンロを開発しました。このコンロはグリルのないデザインでした。
さらに1981年には、業界初となる後方排気式グリル付きコンロを開発。それまでのグリル付きコンロは天板中央部に排気口があり、フライパンや鍋が高温になる構造でした。後方排気は今では当たり前の設計ですが、このデザインを生み出したのがハーマンだったのです。

ハーマンは元々、日本第2位のガス会社である大阪ガスのグループ会社でした。給湯器メーカーのノーリツは2001年にハーマンと業務提携を結び、ハーマンはノーリツのグループ会社となりました。
シェアNo.2のコンロメーカー
ノーリツはビルトインガスコンロのシェアで第2位のメーカーです。2013年時点でメーカーシェアは34%を占め、市場の3分の1を保持しています。

近年、パロマの販売台数が急伸しており、ノーリツはパロマと2位の座を競っている状況です。
デザイン性
ノーリツのコンロのデザイン性を詳しく見ていきましょう。
ノーリツのコンロは洗練されたデザインが特長です。ハイグレード以上のモデルでは、グリルの取っ手が前面パネルと一体化し、緩やかなカーブを描いています。この設計により、すっきりとした印象を生み出しています。
一方、リンナイのコンロは握りやすいバー型の取っ手を採用しています。リンナイの技術者によれば、これは実用的な理由があります。ネイルをしている女性ユーザーが多く、ノーリツ型の取っ手ではネイルが傷つく可能性があるためです。

このように、ノーリツはデザイン重視、リンナイは使い勝手重視と、それぞれの特徴が分かれています。
さらに、ノーリツのガラストップ天板はフチに段差のないシームレスな形状です。対してリンナイは、フチのガラス素材と鋼材の接合部に段差があります。

このような細部へのこだわりが、ノーリツコンロの特徴である洗練された外観を作り出しています。
ノーリツのラインナップ

ノーリツの主な3口コンロのラインナップを見ていきましょう。ノーリツは、メーカーの中でも商品バリエーションが豊富です。3口コンロとしては、計8つのモデルが展開されています。
・最高級モデルである「プログレ」
・重厚なデザインが特長の「プラス・ドゥ」
・2023年に新登場したハイグレードの「オルシェ」
・スタイリッシュで機能を抑えた「ネスト」
・2024年に新登場したミドルグレードの「ミッケ」
・2024年にモデルチェンジした「ファミ」
・「メタルトップ」
また、グリルレスの一風変わった「ネロ」も展開しています。
このように、ノーリツはコンロごとに異なる個性を持たせ、ユーザーのライフスタイルや好みに合わせて選べるようになっています。最上位モデルの「プログレ」からエントリーモデルまで、それぞれが独自の特徴を持ち、画一的なラインナップにならないよう工夫されていますね。
ノーリツ コンロ おすすめ3選
ノーリツのコンロは、商品シリーズごとにデザインや機能が異なるため、やや分かりづらいかもしれません。
リンナイのコンロは、上位モデルから下位モデルへと機能が徐々にそぎ落とされていくため分かりやすいのですが、ノーリツは各シリーズで特色が異なります。
今回は、ノーリツのコンロの中から、おすすめコンロ3選として、オルシェ、ネスト、プラス・ドゥを取り上げます。それぞれについて、主な機能とお勧めする理由を紹介します。
No.1 オルシェ

1つ目は、オルシェ(ラックリーナ)です。オルシェは、ノーリツのビルトインガスコンロにおけるハイグレードモデルです。ノーリツらしさがあるコンロで、ノーリツが今、最も推している商品がオルシェです。メーカー希望小売価格で27万円からの商品です。
同じグレードの他メーカーの商品として、リンナイのリッセ、パロマのフェイシスがあります。リフォーム産業新聞が調査している、プロが選ぶガスコンロにおいても、オルシェは第3位にいます。

第3位と聞くと、大したことがないように感じられるかもしれません。リンナイのリッセは、実績が豊富で、古くから根強い人気があります。パロマのフェイシスは、2024年のモデルチェンジを機に、大々的にプロモーションが行われています。そのような中、ノーリツのオルシェは、やや影に隠れがちかもしれません。ですが、オルシェもとても良い商品です。
オルシェには、大きく2種類存在します。ガラストップ天板タイプとアルミ天板タイプです。アルミ天板タイプは、「ラックリーナ」という名前で販売されています。アルミ天板のコンロは珍しく、一般的な商品の中で採用されているのは、リンナイのプレミアムグレードに属する「グリレ」くらいです。私は、この「ラックリーナ」の方をお勧めしています。

ノーリツのハイグレードコンロには、天板の焦げ付きを防止する機能である「ヒートオフ」が存在しません。「ヒートオフ」は、リンナイのハイグレードコンロ以上に搭載されている機能で、天板の裏側にアルミプレートを設置してあります。熱伝導性の高いアルミによって、天板が局所的に高温になりにくく、汚れのこびり付きを抑えます。
その代わりに、ノーリツのハイグレードコンロ以上には、「親水アクアコート」という汚れを浮かしやすくするコーティングが施されています。しかし、これはあくまでコーティングです。通常使用で10年以上耐久するようになっているとのことです。10年を超えて使用している場合、ゴシゴシ擦ってしまう場合には、その機能が落ちてくる可能性があります。

「ラックリーナ」は天板自体をアルミにすることで、リンナイの「スモークオフ」同等の効果を期待できます。また、「ラックリーナ」は、表面にテフロン加工が施されています。焦げ付きを防止するフライパンなどに採用されているものです。

ただし、テフロン加工もコーティングのため、硬いもので擦っていると、徐々に性能が低下してきてしまうことには注意してください。特に、テフロンは、アルカリ性洗剤やクレンザーなどで劣化が進行していきますのでご注意ください。
その他のオルシェの機能を見ていきましょう。ごとくはステンレスとホーローから選べます。付属品として、ロティプレートが付いてきます。ロティプレートには、ワイドタイプの「ロティプレート」と、スリムタイプの「ロティプレートS」があります。オルシェに付属しているのは「ロティプレート」で、サンマが4尾入ります。蓋付きで庫内が汚れにくいため、お手入れの手間が省けます。

オルシェの独自機能は「温度クック機能」です。温度調節機能は、機種によって10℃刻み、20℃刻みといった細かさに違いはありますが、他のコンロにも搭載されている一般的な機能です。オルシェの「温度クック機能」は、フライパンや鍋の現在の温度が何度なのか見えるようになっています。「お母さんが言っていたこの温度」が何度なのか分かるようになったり、「レシピには170℃って書いてあったけど、私は140℃の方が好み」というように、自分好みの温度が分かる、そういう機能です。「調理温度にこだわりたい」、そんな人にお勧めの機能ですね。

また、専用の「つなぐレシピ」にも対応します。献立を考えたり、データを送信して自動調理したり、調理の記録を取ることもできます。

グリルにはニオイを軽減する、グリルクリーンモードもあります。リンナイやパロマのグリルでは、ニオイや煙を焼き切る機能です。ノーリツの機能は、ニオイを抑制するというものです。また、コンロを着火すると自動的にレンジフードの電源が入る、レンジフード連動機能ももちろん付いています。

このように、オルシェは色々な機能を備えています。特に、特徴的なのは、アルミ天板の「ラックリーナ」と温度が見える「温度クック機能」です。これらの機能に惹かれた人にはお勧めです。
定価で27万円からのオルシェは、割引・工事費込みで約15万円で購入できます。オルシェを購入する際は、リンナイのリッセ、パロマのフェイシスとの比較をしたうえで選びましょう。
No.2 ネスト

2つ目は、ネストです。ネストも、ノーリツのビルトインガスコンロにおけるハイグレードモデルです。オルシェの下位モデルになります。ネストは、メーカー希望小売価格で23万円からの商品です。
同じグレードの他メーカーの商品として、リンナイのベイズ、パロマのウィズナがあります。
ネストは、一言で言うと、多くの機能は不要だけど、ノーリツの優れたデザインが好きな人に合う商品です。
オルシェと比較すると、ネストには機能面でいくつかの違いがあります。まず、天板の選択肢はガラストップ天板のみとなっており、オルシェで選べたアルミ天板のラックリーナは選択できません。また、ごとくの材質もホーローのみのラインナップとなっています。
付属品や機能面でも、オルシェとの差別化が図られています。ロティプレートは付属せず、オルシェの特長であった「温度クック機能」も搭載されていません。さらに、オルシェ専用アプリ「つなぐレシピ」への対応や、グリルのニオイを軽減するグリルクリーンモードも省かれています。
ただし、コンロを着火すると自動的にレンジフードの電源が入る、レンジフード連動機能は備えています。このように、オルシェに比べて機能は制限されていますが、デザイン面ではオルシェと同等の質の高さを保っています。
価格面では、定価で23万円からとオルシェに比べてお手頃です。安い販売店であれば、割引・工事費込みで約12万円で購入できると思います。オルシェと比べると約3万円の価格差があります。
ネストは、多くの機能よりもデザイン性を重視しつつ、予算を抑えたい方におすすめな商品です。
No.3 プラス・ドゥ

3つ目は、プラス・ドゥです。プラス・ドゥは、ノーリツのビルトインガスコンロにおけるプレミアムグレードコンロです。メーカー希望小売価格で約34万円の商品です。
同じプレミアムグレードには、プログレが存在しています。プログレは万人受けする商品ですが、プラス・ドゥはかなり個性的な商品です。プラス・ドゥは、2006年、東京ガスとノーリツの共同開発で誕生しました。
天板を覆うように設置された重厚なごとく、天板と前面は頑丈なステンレスと、見た目は他のコンロと一線を画すデザインです。プラス・ドゥの最大の特長は、何と言ってもこのデザインです。

鋳物製の全面ごとくとステンレス天板は、いずれも頑丈で、手荒な使用にも耐えます。豪快に鍋振りしたり、鍋を横にずらしたり、細かいことを気にすることなく自由に調理可能です。
2つ目の特長は、超高火力です。プラス・ドゥの最大火力は、一般的なコンロの1.25倍を誇ります。本格的な中華料理などを楽しみたい人にお勧めですね。ちなみに、4,510キロカロリーという高火力にできるのは、都市ガスのみ、左バーナー使用時のみです。プロパンガスの場合は、若干火力が落ちます。

3つ目は、独自のダッチオーブンが付属することです。ノーリツのプログレには、キャセロールLが付いています。キャセロールLは、奥行きと幅は大きいのですが、深さがありません。深さがないため、メニューの幅が狭くなりがちです。

プラス・ドゥのダッチオーブンは高さが7.5cmあります。キャセロールLは約5cmの深さしかないため、プラス・ドゥのダッチオーブンの方が使いやすいかもしれません。
プラス・ドゥには、プレミアムグレードながら、付いていない機能も多いです。スマホと連動させたアプリ調理には対応していません。オルシェには付いていた、「グリルクリーンモード」も付いていません。コンロを着火すると自動的にレンジフードの電源が入る、レンジフード連動機能は付いています。
このように、自らの手で調理する人向けのコンロと言えます。定価が約34万円のプラス・ドゥは、割引・工事費込みで約20万円で購入できます。多くの最新機能よりも、この武骨で唯一無二のデザインに惚れた人には買いの一本です。
取り上げなかった機種
最後に、ここまでご紹介しなかった商品たちについて、それぞれ簡単にご説明したいと思います。
プログレ

プログレは、プレミアムグレードのコンロです。ノーリツの最高級コンロという位置づけです。
プログレは、リンナイのデリシアと比較すると、見劣りする点が多く、個人的には選択肢になりづらい商品だと思います。検討する際には、デリシアとよく比較して決めていただくのがいいと思います。
おそらく、2025年か2026年にはモデルチェンジされるんじゃないかな、と想像しています。
ミッケ

ミッケは、ミドルグレードのコンロです。ネストの1つ下位に位置するコンロです。
ネスト以上の商品では、ノーリツらしいスタイリッシュなデザインが特徴でしたが、ミッケ以下ではそれがありません。
ノーリツのミドルグレードコンロは、他メーカーと比較してもほとんど優位な点が存在しません。メーカーにこだわりがなければ、ミッケと同グレードに位置する、パロマのブリリオの方が機能に優れています。
さらに、ブリリオの方が低価格で販売されていることが多いため、機能で選ぶ場合には選択肢になりづらい商品です。
ファミ

ファミは、ミドルグレードのコンロです。ミッケよりも1つ下位に位置するコンロです。
ファミについても、他メーカーと比べて優れている点がほとんどありません。メーカーにこだわりがなければ、ファミと同グレードに位置する、リンナイのセンスの方がお手頃に買えるでしょう。
もしくは、1つ上位のミッケと同グレードに位置する、パロマのブリリオの方が、ファミよりも低価格で販売されていることもあります。そのため、ファミは選択肢になりづらい商品です。
メタルトップ

メタルトップは、スタンダードコンロです。賃貸住宅や建売住宅でよく採用されているコンロです。
多機能が特長であるビルトインコンロでありながら、ほとんどの機能を有していません。調理性とお手入れ性のどちらを考えても、持ち家にお住まいの人にとって選択肢になりづらい商品です。
ネロ

最後に、ネロは、ビルトインガスコンロでありながら、グリル部が存在しない珍しいコンロです。デザインにこだわった、ノーリツらしい商品とも言えます。
現状、グリルを持っているコンロを使用している場合、交換時に選択することは避けるべきです。グリル部の蓋部品もありますが、正直格好よくありません。
新築時に採用するかというと、それも可能性は低いです。リクシル、クリナップ、タカラスタンダードといったキッチンメーカーのコンロ用の穴はグリル部の穴も開いているためです。
デザイン重視でDIYなどで造作キッチンを作る場合には、採用可能性があるでしょう。ただし注意すべきは、ネロが販売停止になった場合、互換性を持つ商品が他にないことです。
そのため、個人的には、規格品ではないネロを選択するのは慎重になるべきだと思います。
まとめ
本記事では、ノーリツのビルトインガスコンロの中から、プラス・ドゥ、オルシェ、ネストの3機種をお勧めしました。
プラス・ドゥは、アナログな操作性と超高火力が特長で、手動での調理を好む方に向いているコンロです。オルシェは、スマート調理機能とグリルクリーンモードを搭載し、自動調理機能が充実したコンロです。ネストは、スタイリッシュなデザインと使いやすさを両立し、コストパフォーマンスに優れたコンロです。
また、プログレ、ミッケ、ファミ、メタルトップ、ネロについても触れ、それぞれのコンロの特徴と選ばなかった理由を解説しました。プログレはデリシアと比べて見劣りする点が多く、ミッケとファミは他メーカーの同グレード商品と比べて優位性が低く、メタルトップは機能が少なすぎ、ネロはグリルがない特殊な規格ですので、それぞれ注意してくださいね。
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