【2025年決定版】おすすめガスコンロ3選をプロが徹底解説!

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ガスコンロのメーカー

メーカーシェア:パロマ人気上昇中

まず初めに、ビルトインガスコンロのメーカーシェアを説明しておきます。主なメーカーは、リンナイ、ノーリツ(製造はグループ会社であるハーマン)、パロマの3社です。
3メーカーのうち、約半分をリンナイが占めています。第2位は10年ほど前はノーリツが位置していましたが、最近ではパロマの人気が伸びてきていて、ほとんど差がなくなっているようです。
リフォーム産業新聞社(2013)
リフォーム産業新聞社(2013)

メーカーの特徴

各メーカーのメリット・デメリットをまとめると次の通りです。
信頼と実績のリンナイ、デザインのノーリツ、高コスパのパロマ、と覚えておいてください。
メリットデメリット
リンナイシェア第1位で実績豊富。プレミアムグレードであるデリシアの性能は他社の追随を許さない。有している機能に対して、価格が高め。ハイグレードやミドルグレードにおいて、パロマと比べるとコストパフォーマンスが低い。また、全体的にデザイン性に劣る。
ノーリツハイグレード以上のコンロにおいて、グリル取っ手や天板の縁部がスッキリとして、デザイン性に優れている。天板もグリルも他社に比べてお手入れ性が劣る。尖った商品が多いため万人受けしづらいシリーズも多い。
パロマ人気急上昇中のパロマ。リンナイの高機能を模倣してモノづくりをしており、コストパフォーマンスが非常に高い。ハイグレードのフェイシスグランド・ミドルグレードのブリリオの人気が高い。知名度が低い。近年シェアが増えているメーカーのため、得意としている販売店が少ない。

各メーカーのラインナップ

各メーカーのグレード別の主なラインナップを紹介します。
上の図は、リンナイ、ノーリツ、パロマを並べています。グレードの区分けは各社で差があるのですが、ここでは、最高級グレードをプレミアム、その下のグレードをハイグレード、普及帯をミドルグレード、賃貸や建売に導入されるベーシック、と分けておきます。
画像だけで比較してしまうと、違いが分かりにくいですね。違いを知らないまま選ぼうとすると、ミドルグレードやベーシックを選んでしまいがちです。
10年から15年、長く使用する設備なので、満足できる機種を選ぶのがお勧めです。
以下では、住宅設備機器のプロである私が厳正に評価して選んだ3つのコンロを紹介していきます。

おすすめガスコンロ3選

本記事では、5つの観点、①調理性、②清掃性、③デザイン性、④安全性、⑤価格で評価していきます。
それでは、おすすめ機種TOP 3を紹介していきます。

No.1 リンナイ デリシア

1つ目、リンナイ デリシアです。リンナイ デリシアは、プレミアムグレードのコンロです。
リフォーム産業新聞社が調査した、プロが選ぶビルトインガスコンロランキングにおいて、プレミアムグレードで、デリシアは圧倒的な人気を誇ります。
リフォーム産業新聞社(2024年)
リフォーム産業新聞社(2024年)

調理性 ★★★★★

デリシアの調理性を見ていきましょう。
デリシアには、全てのコンロの中で最も豊富なグリル調理器具が同梱されています。コンロ上、グリル内のどちらでも使えるザ・ココット、直火でグリル調理が可能なココットプレート、ムラなく焼けて、大判なピザも載せられるトースト・ピザプレート。
一部ラインナップを除き、これらが標準搭載されています。
まず、ザ・ココットについて簡単に見ていきます。
ザ・ココットは、リンナイ デリシアでのみ使用可能な器具です。ダッチオーブンとしてグリル内で使用できます。また、コンロ上でも無水鍋として使用可能です。
ザ・ココットは、多彩な調理で使用可能です。
低温調理、無水調理、解凍調理、オーブン調理、蒸し・煮物料理、リベイク、炊飯、パン。このうち、リベイクは2024年のモデルチェンジで初めて追加された機能です。リベイクは、調理済みのパンを焼きたてのような仕上がりに焼き上げる機能です。
次に、ココットプレートです。
ココットプレートには、ワイドタイプと標準タイプがあります。デリシアに付属しているのはワイドタイプです。ワイドタイプはサンマが4尾入るサイズとなっています。
ココットプレートの蓋にはスリットがあり、直火が入る設計になっています。
そして、トースト・ピザプレートです。
2024年のリニューアルで同梱されるようになった器具で、4枚切り、6枚切り、8枚切りと言ったパンの厚みに合わせて焼き加減を調整できます。目玉焼きトースト、フレンチトースト、ピザなどで活躍します。
また、100V電源タイプの場合、視認性が高い液晶画面が天板に付くのもお勧めです。
さらに、専用のプラスアールレシピアプリによるアプリ調理も、完全に使いこなすことができます
そして、調理性の最後の機能として、レンジフード連動機能があります。
レンジフード連動機能は、コンロを着火するとレンジフードが自動的にオンになり、コンロを消火するとレンジフードがオフになる機能です。
レンジフード連動機能を使用するには、連動機能が付いたレンジフードの使用が必要ですのでご注意ください。

清掃性 ★★★★★

続いて、清掃性について説明します。
リンナイデリシアの天板はセランガラストップになっています。セランガラスはドイツのショット社の強化ガラスで、高級品です。傷がつきにくく色落ちもせず、800℃の温度差にも耐えられる高強度なガラスです。
次に、天板の清掃性の機能にヒートオフがあります。ヒートオフとは、天板の裏面に熱伝導性の高いアルミパネルが設置されているものになります。
ヒートオフはイージークリーンと呼ばれる場合もあります。ヒートオフ、イージークリーンは、汚れの焦げ付きを防止します。この機能により、天面の最高温度が69℃低くなるという実験結果も得られています。
次に、ステンレスごとくに対応しています。
ごとくにはステンレスごとくとホーローごとくがあり、それぞれメリット、デメリットがあります。
ステンレスごとくは、熱と汚れに強く、清掃性に優れています。ただし、ステンレスごとくは火を浴びると青黒く変色してしまう欠点もありますのでご注意ください。
デリシアでは、天板の色によって、ステンレスゴトクとホーローゴトクが変わってきますので、購入時確認しましょう。
次に、調理性でも登場したココットプレートは、グリルの清掃性においても優秀です。
ココットプレートを使うことで、グリル内の油汚れが99.9%カットされます。
また、デリシアのグリルにはスモークオフという機能も付いています。
スモークオフとは、グリルの出口付近にアフターバーナーという、ニオイと煙を焼き切るバーナーが付いている機能です。これにより、ニオイは99%、煙は93%カットされます。

デザイン性 ★★★★☆

また、ここからはデザイン性の魅力になります。
デザイン性の一つとして、先ほど述べたセランガラストップの高い強度と美しい縁が挙げられます。縁部は、スムーズにベベルエッジといわれる斜めにカットされている凹凸のないデザインです。
また、デリシアには複数の天板バリエーションが用意されていますが、好みに合わせてブラックモデルを選ぶことができます。ブラックモデルは2024年度のリニューアルで登場。天板、バーナー、前面パネル、点火ボタンなど、すべてブラックで仕上げられたモデルです。
汚れが目立ちにくくおすすめなカラーの一つです。キッチン天板がダークな色味の場合、ブラックモデルを選ぶのもおすすめです。
そして、これはデリシアのデメリットになりますが、グリル排気部のサイズが大きく、厚ぼったさを感じるデザインであることはマイナスポイントです。

安全性 ★★★★★

最後に、安全性の評価をしていきます。
デリシアは、万全の安全性を備えていると言えます。
安全機能有無機能説明
調理油の過熱防止機能温度センサーが鍋底の温度を見張って、調理油が危険温度になる前に自動消火し、油の発火を防ぎます。
立ち消え安全装置機能煮こぼれや風などで、万一火が消えても自動でガスを止めます。
コンロの消し忘れ消火機能うっかり火を消し忘れても、 約2時間で自動消火します。
高温自動温度調整機能鍋底が約250℃(炒めものなどに必要な温度)になっても消火せず、温度が上がり過ぎないように自動で火力を調節します。
グリルの消し忘れ消火機能火を消し忘れてもおよそ15分で自動消火します。グリルの中の温度が異常に上がった場合も、安全のために自動消火します。
焦げ付き消火機能煮物などで焦げついた場合、鍋を傷める前に自動消火します。
鍋なし検知機能鍋を置いていない状態では点火せず、調理中に鍋を持ち上げると弱火になります。1分間、鍋がのっていないと自動消火。消し忘れを防止します。
感震停止機能機器本体が震度約4以上の揺れを感知すると自動消火します。
中火点火機能強火力バーナー点火時に、安全のため自動的に中火位置で点火する機能です。

価格 ★★☆☆☆

最後に、価格です。
リンナイデリシアの工事費込みの価格は約25万円程度が相場です。どのお店で購入するかによって価格は変わってきますが、割引率が40%だとして商品の価格は23万円、工事費込みで25万円程度となるでしょう。
ネットでの購入であれば、21万円から22万円での購入が可能です。工事を伴うので信頼できるお店を選んでくださいね。
「東京ガスの機器交換」での価格は約21万円~(2025年7月時点)
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デリシアの選ぶときのポイント

ここまでご覧いただいて、デリシアがいいなと思っていただいた皆さんに、選ぶときのポイントをご紹介します。
デリシアを選ぶとき、(1) 操作性(2) 付属品について考える必要があります。操作性について、液晶タイプとシンプルタイプを選べます。付属品について、ザ・ココットとザ・ココットラウンドを選べます。
それぞれ、どちらを選ぶべきか案内しますね。
(1) 操作性について、液晶タイプを選ぶかシンプルタイプを選ぶかです。デリシアの操作性のタイプは、主に3タイプあります。
100Vの電源を供給するタイプは、天板に大型の液晶画面がついています。その代わり、操作部には液晶が無く、天板の液晶を見ながら操作するものになります。操作性はとても高いのですが、100V電源がキッチンに備わっていないお家も多いでしょう。
その場合、3V乾電池で、液晶タイプかシンプルタイプのどちらかを選ぶ必要があります。液晶タイプは、操作部に比較的大きな画面がついていて、それを見ながら操作するタイプです。
シンプルタイプは、液晶がなく、ボタンで繰り返し押して選択するタイプです。
売れ筋でいうと、液晶タイプが人気ですので、迷ったら液晶タイプを選ぶことをお勧めします。
(2)次に、付属品についても紹介します。
デリシアは、2024年のリニューアルにおいて、ザ・ココット、ザ・ココットラウンドのいずれかを選べるようになりました。
どちらが人気かというと、ザ・ココットが圧倒的に人気があります
ザ・ココットは、天板上とグリル内のどちらでも使うことができ、オート調理の幅が多いためです。迷ったらザ・ココットを選んでください。
ザ・ココットラウンドは、天板上でのみ使える大型の鍋になっています。ザ・ココットラウンドが後から欲しくなったら、リンナイのECショップで単品購入も可能です。

デリシアのまとめ

1つ目のおすすめコンロ、リンナイデリシアの解説は以上です。
価格は20万円を超えてしまうので高い設備ですが、10年以上と長く使うことを考えて機能を妥協したくないなら、デリシア一択です。
調理性★★★★★
清掃性★★★★★
デザイン性★★★★☆
安全性★★★★★
価格★★☆☆☆
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No.2 パロマ フェイシスグランド

2つ目のオススメ機種として、パロマのフェイシスグランドを紹介します。パロマ フェイシスグランドはハイグレードコンロです。 デリシアと同じように、調理性、清掃性、デザイン性、安全性、価格の順に紹介していきます。

調理性 ★★★★☆

まず調理性の1つ目として、グリル調理器具であるラクックグランが付属しています。
パロマのラクックグランは、リンナイと違い、容器本体に加えて取っ手がついていることが特徴です。火傷しないで容器を出し入れすることができます。
ラクックグランのサイズは、横幅はややココットプレートより小さいのですが、サンマ4尾入るサイズです。また、奥行き方向も十分大きいので、身を切らずに丸ごと入れることができます。
ひねもすキッチンさん
ひねもすキッチンさん
ラクックグランは調理の幅が広いという特徴があります。
先ほど示した焼き魚以外にも、ローストチキン、餃子なども作ることができますし、グラタン、プリン、ケーキといった水気を含んだ調理にも適しています
また、フェイシスグランドはラクックグランポットというオーブン調理器具にも対応しています。
リンナイデリシアと違い、別売りではあるのですが、必要になったらラクックグランポットを購入することで、さらに深さのある調理を作ることができます。
例えば、コンロ上で白米、おこわ、燻製チーズなど作ることができますし、グリルの中ではロールキャベツ、ビーフシチュー、ローストビーフ、冷凍餃子、ちぎりパン、もやしなど多彩な調理をすることができます。
おまかせシェフというアプリにも対応しています。ただし、アプリ調理にこだわりがある方は、実績のあるリンナイのコンロをおすすめです。
また、フェイシスグランドの特徴として、調理中のグリルの中が明るく、中の焼き加減が見やすいという特徴も持っています。これは、グリルの中の奥にアフターバーナーが付いているためです。
そして、リンナイデリシアにも付いていたレンジフード連動も備わっています。

清掃性 ★★★★★

次に、清掃性について見ていきます。 これはデザイン性のメリットでもありますが、フェイシスグランドはクリアガラストップとハイパーガラスコートトップの2種類から選ぶことができます。ハイパーガラスコートトップは、ガラスコーティングされた金属製天板で耐久性が高いです。クリアガラストップは強化ガラスで凹凸も少なく、清掃性・美観性に優れています。
フェイシスグランドは、デザインも優れているコンロのため、迷ったらクリアガラストップを選ぶことをお勧めします。
また、清掃性としてヒートカットが付いています。これはリンナイのヒートオフと同等の機能です。
天板の裏面にアルミパネルが付いており、ヒートカットがないものに比べて汚れの焦げ付きを防止することができます。
また、ラクックグランを使うことでグリル内を汚しにくいです。 これもリンナイのココットプレートと同じような機能ですね。 フェイシスグランドに同梱されているラクックグランを使うことで、煙を99%カットできます。
また、フェイシスグランドには、スモークカット触媒フィルターもついています。
スモークカットは、リンナイデリシアにもついていたスモークオフと同等の機能で、アフターバーナーがついて、ニオイ、煙を焼き切るものになっています。
さらに、フェイシスにはデリシアにもついていなかった触媒フィルターがついており、アフターバーナーでは取り切れなかったニオイ、煙を取り除くことができます。

デザイン性 ★★★★★

続いて、デザイン性について見ていきます。
フェンシスグラウンドのデザインは、非常にシンプルで高級感があります。
また、オーブン接続不可タイプというものがあります。
ガスオーブンの排気ガスはコンロのグリル排気口から出てくる仕組みです。近年、コンロ下に設置するガスオーブンを利用する方がどんどん減っています。ガスオーブンを接続できない代わりに、天板の排気部がすっきりとしたデザインが存在しています。
フェンシスグランドを購入される場合には、オーブン接続不可タイプを選ぶのがおすすめです。

安全性 ★★★★☆

そして、安全性についても見ていきます。
安全性は、リンナイデリシアに付いていた鍋無し検知機能が付いていませんが、それ以外は付いています。鍋無し検知機能というのは、鍋が設置されていないと火がつかない、火が消える、安全機能です。
概ね十分な安全機能を持っていると思います。
安全機能有無機能説明
調理油の過熱防止機能温度センサーが鍋底の温度を見張って、調理油が危険温度になる前に自動消火し、油の発火を防ぎます。
立ち消え安全装置機能煮こぼれや風などで、万一火が消えても自動でガスを止めます。
コンロの消し忘れ消火機能うっかり火を消し忘れても、 約2時間で自動消火します。
高温自動温度調整機能鍋底が約250℃(炒めものなどに必要な温度)になっても消火せず、温度が上がり過ぎないように自動で火力を調節します。
グリルの消し忘れ消火機能火を消し忘れてもおよそ15分で自動消火します。グリルの中の温度が異常に上がった場合も、安全のために自動消火します。
焦げ付き消火機能煮物などで焦げついた場合、鍋を傷める前に自動消火します。
鍋なし検知機能×鍋を置いていない状態では点火せず、調理中に鍋を持ち上げると弱火になります。1分間、鍋がのっていないと自動消火。消し忘れを防止します。
感震停止機能機器本体が震度約4以上の揺れを感知すると自動消火します。
中火点火機能強火力バーナー点火時に、安全のため自動的に中火位置で点火する機能です。

価格 ★★★★☆

最後に価格ですが、フェンシスグランドは工事引込で約16万円程度が相場です。割引率50%だとして商品価格は14万円、工事引込で16万円程度が相場です。
ネットの購入であれば15万円以内で購入することもできます
「東京ガスの機器交換」での価格は約14万円~(2025年7月時点)
「東京ガスの機器交換」での価格は約14万円~(2025年7月時点)

他メーカーの同グレードコンロと比較

ここで、他メーカー・同グレードコンロとの比較を、見てみましょう。リンナイ リッセ、パロマ フェイシスグランド、ノーリツ オルシェが同グレード帯です。
リンナイにはココットプレート、ノーリツにはロティープレート、パロマにはラクックグランが付属しています。
この表では高さと深さを記載していますが、リンナイとノーリツは1・2cmの深さなのに対して、パロマのラクックグランは4cmと深いことがわかります。これにより、リンナイとノーリツのプレートでは作ることができない、グラタン・お好み焼き・ケーキ・プリンといった調理がパロマのラクックグランのみ可能なのです。
さらに、清掃性についても、他のメーカー同グレードと比較していきましょう。
先ほどのグリルの煙やニオイ防止に関して、リンナイリッセにはスモークオフ、フェイシスグランドにはスモークカットがついていますが、ノーリツのオルシェではグリルクリーンという抑制する機能しかついていません。
天板焦げ付き防止の機能に関しても、リンナイリッセにはヒートオフ、パロマフェイシスグランドにはヒートカットに対して、ノーリツオルシェは表面コーティングのみとなっています。
天板に関して、リッセは全てガラストップなのに対して、フェイシスグランドはガラストップとハイパーガラスコートトップの2つから選ぶことができます。

メーカーの7年保証付きフェイシスが特におすすめ

最後に、ここまでご覧になって、フェイシスグランドがいいな、と思った方におすすめの商品を紹介します。
2025年6月から東京ガス限定品が発売されました。これは、市販の商品と全く同じ性能にも関わらず、メーカーの商品保証期間が通常1年間のところ、なんと7年間と長いのが特長です。
販売業者の独自保証は色々とありますが、保証してくれるかは販売業者によってしまうため、メーカー保証が最も安心です。
市販の商品と同じ仕様で、しかも同じ価格で販売されていますので、フェイシスグランドを検討している人は概要欄をご確認くださいね。

フェイシスグランドのまとめ

パロマのフェイシスグランドは、ラ・クックグランポットが別売のため調理性はさすがにデリシアより一歩及ばずですが、清掃性・デザイン性はデリシアと同等以上の性能を有しています。また、安全性も十分な性能と言えるでしょう。
それでいて、約16万円で購入可能なフェイシスグランドは、パロマならではの高いコストパフォーマンスを実感できるコンロだと言えます。
調理性★★★★☆
清掃性★★★★★
デザイン性★★★★★
安全性★★★★☆
価格★★★★☆
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2つ目のおすすめコンロ、パロマフェイシスグランドの解説は以上です。

No.3 パロマ ブリリオ

3つ目のオススメ商品として、パロマ ブリリオを紹介します。パロマのブリリオはミドルグレードになります。
これまでと同様に、調理性、清掃性、デザイン性、安全性、価格という順に見ていきます。

調理性 ★★★☆☆

調理性として、フェイシスにもついていたラクックグランが同じく付属しています。先ほども述べた通り、サンマが4尾入る大きさです。
ラクックグランが使えることで、焼き魚、ローストチキン、餃子を作ることができますし、グラタン、プリン、ケーキというものも当然に作ることができます。
ただし、別売品のラクックグランポットは非対応です。なので、オーブン調理までやりたいという人には、ブリリオはお勧めできません。
また、おまかせシェフアプリを使ったオート調理にも対応していません
さらに、フェイシスグランドにおいてグリル内が明るく中が見やすい機構についても、ブリリオはそのような機能がついていません。
ですが、レンジフード連動機能はついています。このミドルグレードの価格帯で、レンジフード連動機能が標準装備されているのは、パロマのブリリオのみです。他メーカーの同グレードであるリンナイのマイトーン、ノーリッツのミッケには標準ではついておりません。

清掃性 ★★★★☆

次に、清掃性を見ていきます。
ブリリオには、ブリリオとブリリオアルファという大きく2種類のグレードがあります。ブリリオはハイパーガラスコートトップ、ブリリオアルファはクリアガラストップの仕様となっています。
それぞれの特徴は先ほどフェイシスグランドの時に述べた通りで、ハイパーガラスコートトップは耐久性に優れているという一方で、クリアガラストップはデザイン性に優れています。クリアガラストップを選ぶことで、天板の縁の部分がスッキリとした仕上がりになります。
ただし、ブリリオがミドルグレードと言うこともあり、デザイン性は全体的にや劣りますので、デザインにもこだわりたい人はフェイシスグランドがおすすめです。お手入れしやすさと耐久性を重視していて、値段を抑えたい人には、ハイパーガラスコートトップをお勧めします。
清掃性の2つ目として、ハイパーガラスコートトップのみ、ヒートカットも付いてきます。クリアガラストップを選ぶと付いてきませんのでご注意を。
この点からも、ブリリオを選ぶのであれば、ハイパーガラスコートトップの型番を選ぶと良いでしょう。
また、ラクックグランがついていますので、ラクックグランを使って煙を99%カットすることが可能です。
ただし、スモークカットや触媒フィルターの機能はありません。ラクックグランを使わないと煙、ニオイが部屋に出やすい機構になっています。

デザイン性 ★★☆☆☆

デザイン性の一つとして、フェイシスグランドと大きく違うのは、ごく一般的なシンプルな押しボタン式であることです。火力も横のレバーで操作するタイプになっています。
デザイン面と清掃面で劣ってしまうポイントですね。
また、フェイシスグランドにはグリル排気部がスッキリとしたオーブン接続不可タイプがありましたが、ブリリオにはオーブン接続可能なタイプしか存在していません。そのため、グリル排気部は凹凸が多くて清掃性も劣ります。

安全性 ★★★★☆

そして、安全性です。
安全性はフェイシスグランドと同等で、鍋なし検知機能のみ入っていませんが、それ以外の機能はしっかりとついています。
安全機能有無機能説明
調理油の過熱防止機能温度センサーが鍋底の温度を見張って、調理油が危険温度になる前に自動消火し、油の発火を防ぎます。
立ち消え安全装置機能煮こぼれや風などで、万一火が消えても自動でガスを止めます。
コンロの消し忘れ消火機能うっかり火を消し忘れても、 約2時間で自動消火します。
高温自動温度調整機能鍋底が約250℃(炒めものなどに必要な温度)になっても消火せず、温度が上がり過ぎないように自動で火力を調節します。
グリルの消し忘れ消火機能火を消し忘れてもおよそ15分で自動消火します。グリルの中の温度が異常に上がった場合も、安全のために自動消火します。
焦げ付き消火機能煮物などで焦げついた場合、鍋を傷める前に自動消火します。
鍋なし検知機能鍋を置いていない状態では点火せず、調理中に鍋を持ち上げると弱火になります。1分間、鍋がのっていないと自動消火。消し忘れを防止します。
感震停止機能機器本体が震度約4以上の揺れを感知すると自動消火します。
中火点火機能強火力バーナー点火時に、安全のため自動的に中火位置で点火する機能です。

価格 ★★★★★

最後に価格ですが、工事費込みで約10万円程度が相場です。割引率60%程度で商品の価格は8万円、工事込みで10万円程度になると思います。
ネットの購入であれば9万円台から購入することも可能です。フェイシスグランドと比較すると劣って見えてしまうブリリオですが、9万円台から購入可能であるミドルグレードとしては高い性能を誇っています。
「東京ガスの機器交換」での価格は約9円~(2025年7月時点)
「東京ガスの機器交換」での価格は約9円~(2025年7月時点)

メーカーの7年保証付きブリリオが特におすすめ

予算と相談してブリリオがいいな、と思った方に朗報です。
フェイシスグランドと同じく、6月に東京ガスの限定品が発売されています。耐久性のあるハイパーガラスコートトップ仕様、市販品と同じ機能、しかも同じ販売価格で、この商品だけメーカー保証が7年ついています。ブリリオを検討していて、メーカーの長期保証が7年ついていることに魅力を感じる方は、この商品を選ぶと間違いありません。

ブリリオのまとめ

ブリリオは、先の2機種(デリシア、フェイシスグランド)に比べると劣ってしまいますが、基本機能はしっかりと有しているミドルグレードコンロです。
他メーカーの同グレード帯のコンロと比べて、通常付いていない機能がしっかりと付いているのがブリリオの魅力です。予算を10万円以内に抑えたい人にとっては最有力の選択肢です。
ただ、デザイン性に関しては優れていませんので、デザインにも一定こだわりたい人は、フェイシスグランドを選んでおくと後悔しないでしょう。
調理性★★★☆☆
清掃性★★★★☆
デザイン性★★☆☆☆
安全性★★★★☆
価格★★★★★
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3つ目のおすすめコンロ、パロマ ブリリオの解説は以上です。

まとめ

最後に、まとめです。
今回は、おすすめビルドインガスコンロ3選ということで、リンナイ デリシア、パロマ フェイシスグランド、パロマ ブリリオを紹介しました。
各項目を5点満点としてダイアグラムで表すとこのような評価になると思います。
デリシアは、調理性、清掃性、安全性が満点です。デザイン性は、一部、グリル排気部などの欠点があるので、4点としています。価格は、さすが最高峰のガスコンロということもあり、20万円以上しますので2点としました。
パロマのフェイシスグランドは、調理性はさすがにデリシアより一歩及ばずで4点。清掃性はデリシアと同等の性能を有しています。デザイン性はスッキリとしたグリル背景のデザインも含めて、デリシアよりも優れていると感じる人もいるでしょう。安全性はデリシアに一歩及ばずで4点としています。
ブリリオは、先の2機種に比べると劣ってしまいますが、基本機能はしっかりと有しているミドルグレードコンロです。ただ、デザイン性に関しては優れていませんので、デザインにも一定こだわりたい人は、フェイシスグランドを選んでおくと後悔しないでしょう。
最後、簡単に予算で考えるビルドインガスコンロを示して終わりにします。
予算20万以上出してもいいよという方であれば、リンナイデリシア。予算15万以内に抑えたいという方であれば、パロマのフェイシスグランド。10万以内に何とか収めたいという方であれば、パロマブリリオがお勧め、ということになります。

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