【ガス乾燥機】乾太くんの特長、最適サイズ、組み合わせに最適な洗濯機を徹底解説
ガス衣類乾燥機「乾太くん」は、時短性能と経済性を兼ね備えた画期的な住宅設備です。5kgの洗濯物を52分で乾燥できる高速性能と、都市ガスで月額1,200円程度という低ランニングコストが特長です。また、衣類をふわふわに仕上げる品質の高さと、花粉・黄砂・ダニ対策としても効果を発揮します。本記事では、乾太くんの特長や、3kg・5kg・8kgの各サイズの選び方、そして設置に最適な洗濯機との組み合わせまで、詳しく解説していきます。
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はじめに
今年も梅雨が始まりましたね。毎日雨続きで部屋干ししても生乾き、洗濯物の処理に困りますよね。
我が家にはガス衣類乾燥機の乾太くんがあり、毎日ふわっとパリッと乾燥しています。もう2年以上外干しをしていません。花粉症持ちなのですが花粉の除去もできてとっても快適です。
本日はそんなリンナイ株式会社のガス衣類乾燥機『乾太くん』について、サイズや設置するのに必要な脱衣室の高さ、あまり教えてくれない乾太くんの下に置くとぴったりな洗濯機を解説します。
乾太くんの概要
乾太くんはリンナイ株式会社から1976年に発売されたガス燃焼式の衣類乾燥機です。乾太くんという名称は1992年に名付けられ、2022年で30周年になる歴史のある設備ですね。最近の乾太くんは丸いドアの見た目がかわいい商品です。

乾太くんの販売台数は年々増加しており、2019年には6万台を超えており、これまでに65万台を超える販売台数を誇っています。
最近ではRoom Clipなどの口コミサイトを活用するなどしてデジタルマーケティングにも力を入れており、忙しい主婦層の間では家を持ったら付けたい住宅設備の一つになっています。利用者の満足度は驚異の95%ともいわれ、一度使ったらもう手放せない、その快適さは、しなちくも実感しています。

次に乾太くんの特長を紹介していきます。
乾太くんの特徴1:時短性能
乾太くん一つ目の特長は、その乾燥時間の短さです。
乾太くんの乾燥時間は5kgタイプで52分です。ヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機の乾燥時間は162分です。ドラム式洗濯乾燥機の乾燥時間の3分の1の時間で乾燥できます。
ここで、放っておけば良いのだから、時間かかっても良いじゃない?という声もあるかもしれません。
実際に生活してみると意外と乾燥時間は重要です。しなちくの家族では、朝晩と2回の洗濯・乾燥がおこなわれます。
朝は、パジャマや下着だけなので、全部洗濯・乾燥して家を出ても大丈夫です。数時間は家に戻らないので乾燥時間の長短は関係ありません。
晩は、外着、下着、タオルと洗濯物の量が多くなり、乾燥できないデリケートな衣類も含まれます。そのため、洗濯・乾燥は別々に行う必要があります。19時から洗濯を始めたとしても、ドラム式洗濯乾燥機だと22時を過ぎてしまいます。乾太くんの場合であれば洗濯も含めて1時間半あれば終わります。20時半には家事を終えてゆっくりできるのです。
この乾燥時間の短さは、休日にお布団のシーツなども含めて何度も洗濯したい時などにも重宝します。また、電気式ではなかなか乾かないような靴なんかも簡単に乾かせるのでとても便利です。

乾太くんの特長2:低コスト
ガスを使う乾太くんのランニングコストは高いと思われがちですが意外と安いのが良いところです。
乾太くんの1回あたりのランニングコストは、都市ガスの場合、ガス代+電気代で約40円で、1ヶ月毎日使ったとしても約1,200円/月です。プロパンガスの場合、1回60円とすると月々1,800円と安く、大変魅力的なランニングコストになっています。※電気・ガスの単価によって変わりますのでご注意を!
後の章で説明しますが、乾太くんにはサイズが3kg、5kg、8kgが存在します。ご家族の人数や使用頻度に合わせて選択していただけるとより経済的です。8kgサイズの乾太くんは1回で乾燥できる量が多いですが、庫内が大きい分ランニングコストはかかります。8kgと5kgで比べると、8kgタイプは1回102円、5kgタイプは1回63円と言われています。

ここで、他の乾燥方式と比較してみましょう。
ドラム式洗濯乾燥機のランニングコストは、1回あたりの電気料金が約50円、1ヶ月あたりは約1,500円です。年間で約18,000円です。ただし、メーカー・型式によって異なるため、取扱説明書を確認してください。
また、電気式浴室乾燥機のランニングコストは、1日あたりの電気料金が約110円で、1ヶ月あたりは約3,300円です。年間で約39,600円です。ガス式(温水式)浴室乾燥機のランニングコストは、1日あたりの電気料金が約80円で、1ヶ月あたりは約2,400円です。年間で約28,800円です。
毎日1回使用した場合のコストについてまとめると次のような表になります。
種類 | 1回のコスト | 月間コスト | 年間コスト | 評価 |
---|---|---|---|---|
乾太くん(都市ガス) | 約40円 | 1,200 円/月 | 14,400 円/年 | ◎ |
乾太くん(プロパンガス) | 約60円 | 1,800 円/月 | 21,600 円/年 | ○ |
ヒートポンプ式全自動洗濯乾燥機 | 約50円 | 1,500 円/月 | 18,000 円/年 | ◎ |
電気式浴室乾燥機 | 約110円 | 3,300 円/月 | 39,600 円/年 | × |
ガス式(温水式)浴室乾燥機 | 約80円 | 2,400 円/月 | 28,800 円/年 | △ |
乾燥コストの比較
乾太くんの特長3:仕上がりの良さ
乾太くんの特長3つ目は、仕上がりの良さです。ふわふわとした仕上がりは他の乾燥方法では実現できません。約60℃の温風を勢いよくかき回し、燃焼ガスには水蒸気が含まれているから過剰な乾燥状態にならずにパリパリにならずに済みます。
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥の仕上がりとの違いは、ネット上に口コミで見ることができます。乾太くんの方が仕上がりが良いという意見が多いです。しなちくも乾太くんの導入前はドラム式洗濯乾燥機を使用していましたが、仕上がりのふわっと感は乾太くんの方が上ですね。
梅雨の時期は室内干しをする方も多いと思います。室内干しの場合、風通しが悪いため、湿気がこもりやすくなります。そのため、洗濯物が乾きにくく、洗剤の成分も残留しやすくなるため、洗濯物がパリパリになることがあります。

乾太くんを導入するお勧めな時期
乾太くんは通年活躍しますが特に次の時期には大活躍します。
花粉(1~3月)
スギ花粉は20%以上が有症していると言います。
花粉症の季節に洗濯物を外干しすると、花粉が洗濯物に付着しますよね。花粉が衣類に付着すると、室内に入ると花粉が浮遊する原因になり花粉症の症状が悪化しやすいです。
洗濯物はできるだけ外に干さず、部屋干しすることがおすすめです。外干しをした場合には洗濯物を取り込む前に花粉を払い落とすことが推奨されていますよね。
黄砂(3~4月)
黄砂は春に発生する現象です。黄砂は洗濯物に悪影響を与えることで知られています。黄砂は、汚れや黄ばみの原因となり、繊維を傷め、匂いを付けることがあります。
黄砂が降る日は、洗濯物は部屋干しを行うか、洗濯物をすぐに干すことが推奨されますよね。乾太くんを導入していればそんな悩みはありません。
梅雨(5~7月)
まずは梅雨の時期ですね。梅雨の時期は外干しもなかなかできないため、乾燥機がないと部屋干しが増えます。
梅雨の時期に部屋干しすると、湿気が多くなり、乾きにくくなるため、雑菌などの繁殖が進み、臭いが発生することがあります。また、洗剤の残留が起こりやすいため乾燥した衣類の仕上がりもパリパリになります。
ダニ(6~8月)
ダニは夏場に最も繁殖が活発化します。
布団にダニがいると、ダニのフンや死骸が布団に付着し、アレルギー症状を引き起こすことがあります。また、ダニは人間の皮膚や毛髪をエサにして生きているため、ダニに刺されることもあります。
ダニによるアレルギー症状は、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどがあります。ダニの被害を防ぐためには、定期的な掃除や布団の洗濯・乾燥が必要です。
ダニは50℃以上の温度で20分間加熱すると死滅すると言われています。乾太くんは、衣類の温度を50℃以上にすることができるため、ダニを殺すことができるわけです。
乾太くんのサイズ選び
乾太くんのサイズは3kg、5kg、8kgの3種類あります。設置スペースや洗濯量によって異なるため、お勧めのサイズは一概には言えませんが、スタンダードの5kgと8kgでは奥行きが8cmしか違いがないため、スペースに余裕がある場合は8kgをお勧めされています。
目安としては、以下のような感じだと思います。
- 3kg:3人家族まで。洗い物は1日1回。オシャレ着もあって全て乾燥しない。
- 5kg:4~5人の親子。洗い物は1日1回か、朝晩2回。ほぼすべての衣類を乾燥しちゃう。
- 8kg:5人以上の3世代での住まいやスポーツをよくして洗い物が多い家族。まとめて一気に洗濯・乾燥したい家族。

注意した方が良いのが、設置後のサイズ感です。リンナイのWebサイトやRoom Clipの事例では、オシャレな大き目なお家が参考として載っていますが、そのようなお家ばかりではないでしょう。
8kgサイズは8cm『しか』違いがないとされていますが、脱衣室が広くない場合には結構違いを感じると思います。また、5kgサイズでもプラズマクラスター機能を持ったデラックスタイプは扉が大きいため、こちらも思いのほか窮屈に感じます。
一般的な2坪サイズの脱衣室をイメージした設置図を示しますのでご参考ください。

乾太くんにピッタリな洗濯機
乾太くんを設置するには専用の置き場がない場合、洗濯機の上に配置することになります。乾太くんの上面と左右にはそれぞれ4.5cm以上を確保するように定められています。そのため、特に脱衣室の高さには気を配る必要があります。
ちなみに、しなちく家では、建築基準法上の最低高さ2,100mmの高さしかないのですが、ちゃんと乾太くんを設置できていますのでご安心ください。
乾太くんの専用架台の基本設定高さは1,330mm(133cm)です。洗濯物を取り出すために20cm程度の隙間があった方が使いやすいです。そうなると、洗濯機自体はなるべく背の低いものを選んだ方がいいでしょう。
最近の洗濯機は、取り出し口の扉の跳ね上がり高さが高いものが多いです。パナソニックや日立などはこのような構造を取られています。そのため、乾太くんの下に設置する洗濯機としては不向きです。

最近の縦型洗濯機は扉の跳ね上げ部分の背が高い
そこで、乾太くんと合わせて使うのにお勧めの洗濯機を2種類お伝えします。
シャープ(SHARP):ES-GVシリーズ
1つ目はシャープの縦型洗濯機です。こちらはしなちくも愛用中です。
取り出し口の扉を開けた時の高さは床から1,064mmとかなり低いです。他メーカー品と比べると10cm以上コンパクトに作られています。洗濯物も10kgまで入れられるので普段使っていて不満は発生しないと思います。

アクア(AQUA):ドラム式洗濯機
もし日本製にこだわりがなければ、中国メーカーのアクアのドラム式洗濯機もお勧めです。アクアは乾燥機能を持たないドラム式洗濯機を販売していますので乾太くんとの相性はばっちりです。
乾太くんとの組み合わせとして、ドラム式洗濯機を選ぶ欠点としては、①縦型洗濯機に比べて洗浄力が落ちること、②かがんで重い濡れた洗濯物を取り出して持ち上げないといけなくなることです。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機を比べると、縦型洗濯機の方が構造上洗浄力が高いことで知られています。全自動洗濯乾燥機を選ぶには乾燥力が高くなるドラム式を選ばざるを得ないのですが、せっかく乾太くんを採用するならば、洗濯機は洗浄力も高く割安な縦型洗濯機を選ぶのがおすすめです。
また、低い位置から高い位置に濡れた洗濯物を持ち上げないといけないので毎日の作業はやや大変かもしれません。
逆に良い点もあります。見た目は、乾太くんとお揃いで丸窓になるので、脱衣室内がかわいくなるでしょう。
アクアの洗濯機は最新機種が8kgサイズ、型落ちですが7.5kgサイズも手に入るかもしれません。
まとめ
ガス衣類乾燥機「乾太くん」は、時短性能と経済性を両立した画期的な住宅設備です。52分という短時間で乾燥が完了し、ランニングコストも電気式と比べて約3分の1と経済的です。衣類の仕上がりもふわふわで、花粉やダニ対策としても効果を発揮します。
サイズは3kg・5kg・8kgの3種類があり、家族構成や洗濯の頻度に応じて選択できます。設置の際は、特に脱衣室の高さに注意が必要です。乾太くんと組み合わせる洗濯機は、シャープのES-GVシリーズやアクアのドラム式洗濯機がおすすめです。シャープは取り出し口の高さが低く、アクアは見た目の統一感が魅力です。
乾太くんの導入を検討されている方は、設置スペースの確認と、洗濯機との相性を十分に確認することをおすすめします。次のセクションでは、機器の購入や設置に関する信頼できるサービスをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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