リンナイ RUF-A1615SAW は(C)まで4世代です|RUF-A1605との違いは接続口径で、公式の現行ラインアップにRUF-Aは載っていません

給湯器の本体に「RUF-A1615SAW」と書いてあって、リンナイの商品ページを探しても出てこない、という方に向けた記事です。結論から書くと、この型式はリンナイの16号・自動湯はり(オート)タイプのガスふろ給湯器で、取扱説明書のダウンロードサービスでは(C)まで4つの世代が引けます。一方で、リンナイの商品情報サイトの「ふろ給湯器(RUFシリーズ)」には、RUF-Aで始まる型式が1つも載っていません。2026年9月21日に取扱説明書と公式サイトを実際に取得して確かめた内容だけをまとめます。

RUF-A1615SAWは、16号のガスふろ給湯器です

RUF-A1615SAWは、リンナイの「自動湯はり(オート)タイプ」のガスふろ給湯器で、給湯能力は16号(水温プラス25℃で毎分16.0リットル)です。
取扱説明書の「主な仕様・能力表」には次のように書かれています(リンナイ 取扱説明書ダウンロードサービスで取得したRUF-A1615SAW(C)の取扱説明書27ページ・2026年9月21日確認)。
項目RUF-A1615SAW(C)の値
品名自動湯はり(オート)タイプ
外形寸法幅470×奥行240×高さ600mm
質量22.5kg
ガス消費量(13A・最大同時使用時)45.6kW(39,200kcal/h)
ガス消費量(13A・給湯)34.0kW(29,200kcal/h)
ガス消費量(13A・ふろ)11.6kW(10,000kcal/h)
出湯能力(25℃上昇)毎分16.0リットル
出湯能力(40℃上昇)毎分10.0リットル
電源AC100V(待機時0.8W・同時使用100W)
凍結予防ヒータ152W
※ 号数は「水温にプラス25℃したお湯を1分間に何リットル出せるか」を表す数字です。16号は毎分16リットルで、同じ表に載っている20号・24号より小さい区分です。
同じ表の12Aの行は、給湯31.7kW・出湯能力は25℃上昇で毎分14.9リットルと、13Aより小さい値になっています。使っている都市ガスの種類によって、同じ型式でも出せるお湯の量が変わります。
品名の欄にある「自動湯はり(オート)タイプ」は、末尾がSAWだからです。同じページの上段には全自動(フルオート)タイプのRUF-A1615AW(C)が並んでいます。2つの違いは給湯器のオートとフルオートの違い|下げるといくら安くなるのかを実額で見るにまとめています。

リンナイの現行ラインアップに、RUF-Aで始まる型式は載っていません

リンナイの商品情報サイトにある「ふろ給湯器(RUFシリーズ)」のページを2026年9月21日に取得したところ、掲載されていたのは次の3つのグループでした。
グループ説明(公式ページの表記)
RUF-ME、UE、UMEシリーズふろ給湯器とエアバブルテクノロジー付
RUF-Eシリーズふろ給湯器
RUF-UTE、RUF-TEシリーズ既築集合住宅取り替え用ガスふろ給湯器
3つとも型式に「E」が入っていて、ページ自体がエコジョーズの階層に置かれています。このページの本文に、RUF-Aで始まる型式は1つも出てきません。
一方で、リンナイの取扱説明書ダウンロードサービスで「RUF-A1615SAW」を型式検索すると、次の4件が出ます(2026年9月21日確認)。
型式位置づけ
RUF-A1615SAW初代(括弧なし)
RUF-A1615SAW(A)第2世代
RUF-A1615SAW(B)第3世代
RUF-A1615SAW(C)4件のうちいちばん新しいもの
つまり、取扱説明書は今も引けるのに、商品情報サイトの現行ラインアップからは外れている状態です。後継機を1対1で示した対応表は、この2つの経路のどちらにもありませんでした。
※ 確かめたのは、商品情報サイトの「ふろ給湯器(RUFシリーズ)」のページと、取扱説明書ダウンロードサービスの型式検索の2つです。紙のカタログ、販売店向けの資料、リンナイのQ&Aの全文検索は見ていません。「存在しない」ではなく「この2つの経路では見つからなかった」という意味で読んでください。
同じRUF-Aシリーズの20号・24号についても、同じ見方でまとめています。20号はリンナイ RUF-A2005SAW の現行品は(C)|(A)(B)との違いと、工事費込みの交換費用、24号はリンナイ RUF-A2405SAW の現行品は(C)|(A)(B)・RUF-A2400SAWとの違いと交換費用をご覧ください。

末尾のアルファベットは、設置のしかたを表しています

RUF-A1615には、末尾が違う6つの型式があります。数字が同じなら出湯能力は同じで、変わるのは設置方式と排気の向きです。取扱説明書25ページの「設置方式」の行には、次のように書かれています。
末尾設置方式(取扱説明書25ページ)
SAW屋外壁掛設置、またはパイプシャフト設置
SAA屋外壁掛設置、またはパイプシャフトアルコーブ設置
SAT-L屋外壁掛設置、またはパイプシャフト(扉内)設置/前方排気型
SAU屋外壁掛設置、またはパイプシャフト(扉内)設置/上方排気型
SABパイプシャフト設置、またはパイプシャフト(扉内)設置/後方排気型
SATについては、この設置方式の表に行がありませんでした。取扱説明書の27ページにはRUF-A1615SAT(C)という型式名が載っていますが、設置方式の行があるのは25ページの表で、そちらの列にSATが無いためです。SATの設置方式は、この取扱説明書からは確認できませんでした。
停電時の扱いも、末尾によって違います。同じ表の「停電対応」の行は、SAWだけが「可(ポータブル電源)」で、残りは「不可」です。パイプシャフトに入っている機種では、ポータブル電源をつないでもお湯は使えません。
消費電力も末尾で分かれていて、同時使用時はSAWが100W、SAAが150W、SATが100W、SAT-Lが135W、SAUとSABが155Wです。

RUF-A1605SAWとの違いは、給水・給湯の接続口径です

RUF-A1615SAW(C)の仕様表は、RUF-A1605SAW(C)と同じページに並べて載っています。同じ表にある以上、外形寸法も質量もガス消費量も出湯能力も共通です。表の中で2つが分かれているのは、接続の行だけでした。
項目RUF-A1605シリーズRUF-A1615シリーズ
給水・給湯の接続20A(R3/4)15A(R1/2)
ガスの接続15A(R1/2)15A(R1/2)
外形寸法幅470×奥行240×高さ600mm幅470×奥行240×高さ600mm
出湯能力(13A・25℃上昇)毎分16.0リットル毎分16.0リットル
配管の口径は、交換のときに現場で効いてきます。いま付いている機器と口径が違うものを選ぶと、変換の部材や配管のやり直しが必要になり、その分が工事費に乗ります。見積もりを取るときは、本体の型式を末尾まで正確に伝えてください。

従来型かエコジョーズかは、安全装置の欄で見分けられます

RUF-A1615SAW(C)の取扱説明書25ページにある安全装置の一覧は、流水検知装置、過圧防止安全装置、送風検知装置、凍結予防装置、炎検知装置、漏電安全装置、過熱防止安全装置、誘導雷保護装置の8つです。この一覧に「中和器詰まり検知装置」はありません。
中和器は、排気の熱を回収するときに出る酸性の水を中和するための部品で、潜熱回収型、つまりエコジョーズにだけ付いています。中和器詰まり検知装置が安全装置の一覧にあるかどうかが、手元の取扱説明書だけで従来型とエコジョーズを見分ける方法です。
接続の欄にある「オーバーフロー(ドレン配管)」は、見分ける材料になりません。RUF-A1615SAW(C)の接続の欄にも、オーバーフロー(ドレン配管)15A(R1/2)の行があります。従来型にもこの行があるので、この項目の有無でエコジョーズかどうかを判断しないでください。
リンナイの公式ページは、エコジョーズについて「熱効率が上がることでガス消費量を約13%削減」と説明しています(対象機種はRUF-UE、UME、RUF-UTEシリーズ・2026年9月21日確認)。ここで書けるのは効率の比較までです。同じページには年間の節約額も出ていますが、金額は使用量と契約プランで動くので、この記事では扱いません。

補修用性能部品の保有期間は、製造打切後10年です

RUF-A1615SAW(C)の取扱説明書29ページには、こう書かれています。
この機器の補修用性能部品の保有期間は、製品本体の製造打切後10 年です。
起算点は買った日ではなく、その製品の製造が打ち切られた日です。2026年に設置した機器でも、その型式の製造がすでに終わっていれば、残りの年数はそのぶん短くなります。
初代(括弧なし)の取扱説明書33ページでは、書き方が違っていました。
この機器の補修用性能部品の保有期間は、製品本体の製造打切後BL 認定品は10 年、その他の機器は7 年です。
初代の取扱説明書は、BL認定品とそれ以外を1冊で扱っていて、品名一覧のページも「BL認定品」と「BL認定なし」に分かれています。RUF-A1615SAWはそのうちBL認定品の側に載っていました。(C)の取扱説明書は品名一覧がRUF-Aだけの一覧になっていて、区分そのものがありません。
同じ初代の取扱説明書には、BL認定品について「優良住宅部品」「瑕疵保証・賠償責任保険付」であることと、一般財団法人ベターリビングの相談窓口の電話番号も書かれています。
※ 保証期間は別の話で、取扱説明書裏表紙の保証書には「お買い上げの日から2年間(熱交換器は3年間)」とあります。凍結による故障は保証期間内でも有料、と同じ保証書に明記されています。

交換を考えるときに確認しておきたいこと

本体の型式が分かったら、見積もりの前に次の3つを手元にそろえておくと、業者ごとの金額を同じ条件で比べられます。
  • 本体の型式(末尾のアルファベットと括弧まで。SAWかSAAかで設置方式が変わります)
  • 設置場所(屋外の壁掛けか、パイプシャフトの中か、扉の内側か)
  • いまの給水・給湯の接続口径(15Aか20Aか。RUF-A1605とRUF-A1615はここが違います)
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します。
Webで型式と設置状況を入力すると、工事費を含んだ金額が先に出る形の販売店です。エリアや設置条件によって対応可否が変わるので、申し込み前に住所での確認が要ります。
金額は設置状況で動きます。同じ型式でも、設置位置を変える、配管を引き直す、プロパンから都市ガスに変わるといった条件が入ると工事費の内訳が変わります。2社以上に同じ条件で出してもらうのが、いちばん確実です。

よくある質問

RUF-A1615SAWはもう買えませんか。
リンナイの商品情報サイトの「ふろ給湯器(RUFシリーズ)」には載っていません(2026年9月21日確認)。販売店の在庫まではこの記事で確認していないので、購入できるかどうかは販売店に直接聞いてください。取扱説明書のダウンロードは今もできます。
SAWとSAAはどちらを選べばよいですか。
選ぶものではなく、設置場所で決まります。屋外の壁に掛けるか、パイプシャフトの中に入れるかで対応する型式が違い、排気の向きも前方・上方・後方で分かれています。いま付いている機器と同じ設置方式のものを選ぶのが基本です。
16号から20号に上げられますか。
取扱説明書の仕様表で見るかぎり、16号も20号も外形寸法は幅470×奥行240×高さ600mmで同じです。ただしガスの接続口径は違います。RUF-A1605とRUF-A1615の表にはガス15A(R1/2)の行が独立して置かれていますが、20号・24号は都市ガス(13A・12A)で20A(R3/4)です。号数を上げると、ガス側の配管もそろえる必要が出てきます。上げられるかどうかは、業者に現地で確認してもらってください。
部品がもう無いと言われました。何年で無くなりますか。
取扱説明書には「製品本体の製造打切後10年」と書かれています。起算点は購入日ではないので、設置から10年たっていなくても、型式の製造が終わっていれば保有期間が終わっていることがあります。
括弧の(A)(B)(C)は性能が違いますか。
取扱説明書からは、出湯能力とガス消費量が世代で変わったことを示す記述は見つかりませんでした。取扱説明書が世代ごとに分かれて発行されている、というところまでが確認できた事実です。

まとめ

RUF-A1615SAWは、リンナイの16号・自動湯はり(オート)タイプのガスふろ給湯器で、取扱説明書のダウンロードサービスでは初代から(C)まで4世代が引けます。一方、リンナイの商品情報サイトの現行ラインアップに載っているのはRUF-ME、UE、UME、RUF-E、RUF-UTE、RUF-TEの3グループで、RUF-Aで始まる型式は1つもありません(いずれも2026年9月21日確認)。
見積もりで効くのは、末尾のアルファベット(設置方式と停電対応が変わります)と、給水・給湯の接続口径です。RUF-A1605シリーズは20A、RUF-A1615シリーズは15Aで、表の中でこの2つが分かれているのは接続の行だけでした。型式は末尾まで控えて、同じ条件で2社以上に出してもらってください。