高温水供給式給湯器をエコジョーズに交換できる?マンションでの費用・条件を徹底解説
この記事を読むと分かること
- 高温水供給式給湯器をエコジョーズに交換できる条件とドレン排水問題の解決策
- マンションでエコジョーズに交換する際の費用相場と管理会社への確認事項
- 「10年保証」の実態と、給湯器交換で本当に信頼できる業者の見分け方
高温水供給式給湯器をエコジョーズに交換したいけれど、「マンションだと難しいのかな」と悩んでいませんか。エコジョーズへの交換を検討し始めると、必ずと言っていいほど「ドレン排水の問題があって、マンションでは交換できないケースがある」という情報に行き当たります。実際にどんな条件があるのか、費用はいくらかかるのか、こうした疑問にこのページで徹底的にお答えします。
高温水供給式給湯器とは?マンションに多い理由
マンションの給湯器には主に2種類の方式があります。一つは追い焚き機能付きの「ふろ給湯器(循環式)」、もう一つが「高温水供給式(差し湯式)」です。
高温水供給式給湯器は、浴槽のお湯の温度が下がったとき、新たに約80℃の高温水を浴槽に「足す(差し湯)」ことで温度を回復させる方式です。追い焚き式のように浴槽内のお湯を循環させて加熱するのではなく、高温水を足してお湯の量を増やしながら温度を上げるのが特徴です。
マンションで高温水供給式が多い理由は、追い焚き用の循環配管(往き・戻りの2本の管)が不要なため、設備コストを抑えられるからです。特にパイプシャフト(PS)内のスペースが限られるマンションでは、コンパクトな高温水供給式が採用されてきた経緯があります。
ただし、高温水供給式には一つ大きなデメリットがあります。それは、温度を上げるたびにお湯の量が増えるため、最終的に浴槽からお湯があふれやすくなることです。追い焚き式と比べて使い勝手が劣ると感じる方も少なくありません。エコジョーズへの交換を機に、追い焚き機能付きのふろ給湯器に変更できるかどうかを業者に相談することもおすすめです。
エコジョーズへの交換でどう変わるのか
エコジョーズとは、排気中の熱(従来型では捨てていた排気熱)を再利用してお湯を温める高効率ガス給湯器のことです。リンナイ・ノーリツ・パロマなど主要メーカーが製造しています。
従来型ガス給湯器の熱効率は約80%ですが、エコジョーズは約95%まで向上しています。この差によってガスの使用量が約13〜15%削減されます。
エコジョーズのメリット
4人家族の場合、従来型からエコジョーズへの交換でガス代が年間6,000〜10,000円程度の節約になるとされています。10年間の累計では6〜10万円の節約につながる計算です。給湯器の交換費用を考えると「すぐには元が取れない」と感じる方もいますが、光熱費の節約だけが目的ではなく、最新の給湯器として機能も向上しています。
エコジョーズのデメリット(注意点)
エコジョーズへの交換で必ず発生するのが「ドレン水」の問題です。排気熱を再利用する過程で結露水(ドレン水)が発生します。このドレン水は強酸性のため、そのまま排水することができません。給湯器内の「中和器」でアルカリ性の中和材と反応させてから排水する仕組みになっています。
また、中和器に使われる中和材には寿命があります。通常の家庭用機種では、使用開始から10〜15年程度で「中和材交換」のお知らせが表示されます。その時期になったら中和材または中和器の交換が必要です(1〜3万円程度)。交換せずに放置すると給湯器が使用できなくなります。
Yahoo!知恵袋では、エコジョーズの耐久性についてこんな回答が寄せられています。
「基本的には同じですが排気のドレン水が発生します。強酸性なのでそのまま流せないので給湯器の中にある中和器で中和して排水しています。中和剤は段々と減ってきます。運転時間や燃焼時間を元に交換時期をお知らせ→そのまま交換しないと給湯器が使えなくなるようになっています。通常の家庭用の機種で10〜15年程度で交換時期をお知らせするようになっています。」
— Yahoo!知恵袋より(2023年2月、たけOSSAN 氏)
この点を事前に理解した上で交換を判断することが大切です。
マンションでエコジョーズに交換できる条件
マンションで高温水供給式給湯器からエコジョーズへの交換を検討する場合、最大のハードルが「ドレン排水の経路確保」です。
交換が難しいケース
パイプスペース(PS)内に給湯器が設置されており近くに排水口がない場合、マンションの構造上ドレン水を屋外や浴室排水口に流せない場合、管理組合・管理会社から工事許可が下りない場合、マンションの設備規定で設置できる給湯器のメーカー・型番が制限されている場合は、交換が難しくなります。
交換が可能なケース
ベランダや屋外に給湯器が設置されており近くに排水口(雨樋など)がある場合、パイプスペース内に給湯器が設置されているがPS内に排水口がある場合、管理組合・管理会社の許可を取った上で特殊工事が可能な場合、ドレン排水を浴室内の排水口に流す「ドレン三方弁方式」や「ドレンアップ方式」に対応できる構造の場合は、交換できる可能性があります。
マンション用エコジョーズという選択肢
近年、ドレン排水の処理が困難なマンション向けに「ドレン三方弁方式」や「ドレンアップ方式」に対応したエコジョーズが各メーカーから販売されています。これらはユニットバスの排水口にドレン水を排水する仕組みで、PS内設置型の物件でも対応できる場合があります。ただし設置条件があるため、業者による現地調査が必須です。「マンションだから絶対無理」と諦める前に、まずは専門業者に相談することをおすすめします。
交換前に必ず行うこと:管理会社への事前確認
マンションでは、賃貸・分譲を問わず給湯器の交換前に管理会社への確認が必要です。
賃貸マンションの場合
給湯器は設備として管理責任が管理者(オーナー・管理会社)側にある場合がほとんどです。故障による交換であれば管理者負担で対応してもらえる可能性があります。自費でエコジョーズに「グレードアップ」したい場合は事前に相談が必要で、許可が下りない場合や同グレード品での交換のみ認められる場合もあります。
分譲マンションの場合
専有部分内の交換は基本的に自己負担・自己手配で行えますが、ドレン排水配管が共用部分にまたがる場合は管理組合の承認が必要になります。「工事前に管理会社に一本連絡を入れておく」だけで後のトラブルを防げるケースが多いため、必ず事前確認をしてから業者に依頼しましょう。
許可なく勝手に工事を進めると、管理組合とのトラブルに発展するだけでなく、万が一の水漏れや不具合が起きた際に保証が適用されないリスクも生じます。面倒に感じるかもしれませんが、この一手間が後悔を防いでくれます。
エコジョーズ交換の費用相場
高温水供給式給湯器からエコジョーズへの交換費用は、条件によって異なりますが以下が目安です。
標準的なケース(ベランダ設置・排水口あり)
本体価格+標準工事費の合計で15〜25万円が相場とされています。エコジョーズは従来型と比べて本体価格が若干高めですが、ネット専門業者ではメーカー希望小売価格から大幅に割引された価格で提供されることが多く、実際の支払額はカタログ価格より大きく下がる場合がほとんどです。
ドレン排水工事が必要なケース
PS内設置型でドレンアップ工事等が必要な場合は、通常工事費に加えて1〜3万円程度の追加費用が発生します。構造によってはさらに高額になる場合もあります。
追加費用が発生する主なケース
配管延長・分岐が必要な場合、電源コンセントの増設が必要な場合、既存設備の撤去・廃棄費用が別途かかる場合などに追加費用が生じます。見積もり段階で「見積もり額以外の追加費用は発生しますか?」と必ず確認しておくことをおすすめします。「工事費一式」という表記がある場合は、何がどこまで含まれているかを具体的に聞いてください。
2026年の補助金情報
2026年現在、給湯器交換に使える補助金制度についてご紹介します。
みらいエコ住宅2026事業(住宅省エネキャンペーン)
エコジョーズはこの事業の対象商品に含まれています。ただし重要な注意点があります。エコジョーズの設置単体では補助を受けることができず、国が定めた必須工事との組み合わせで補助額合計が5万円以上になる場合に限り申請できます。断熱リフォームなど他の工事と組み合わせる場合に検討してみてください。
給湯省エネ2026事業
この事業はエコキュート・エネファーム・ハイブリッド給湯器などの「高効率給湯器」が対象であり、エコジョーズは原則対象外です。混同しやすいため注意が必要です。
賃貸集合給湯省エネ2026事業
賃貸集合住宅のオーナー向けの補助事業です。オーナーが高効率給湯設備に交換する場合に適用されます。賃貸マンションにお住まいの方は、管理会社に相談する際にこの補助金制度の存在をお伝えしてみると良いかもしれません。
補助金制度は要件や申請期間が変わることがあるため、最新情報は各事業の公式サイトでご確認ください。
業者選びで絶対に確認すること
施工資格の確認
給湯器の交換工事にはガス配管への接続が必要です。都市ガスの給湯器交換では「ガス可とう管接続工事監督者」の資格が最低限必要です。ただし、ガス配管を切断・延長する場合は「簡易内管施工士」と所轄ガス会社の認可も必要になります。
高温水供給式からエコジョーズへの交換でドレン排水工事が伴い水道配管への接続が生じる場合は、「指定給水装置工事事業者」の指定を受けた業者であることも確認してください。
なお、ガス可とう管接続工事監督者は座学中心で取得できる資格のため、資格保有だけで施工技術の高さは判断できません。東京ガスの機器交換のような認定施工会社制度がある業者は、組織的に有資格者の確保が担保されているため安心感が異なります。
「10年保証」のカラクリを理解する
給湯器の交換業者を調べると、ほぼすべての業者が「商品・工事10年保証」を前面に打ち出しています。しかし、この「10年保証」に本当に意味があるのかを冷静に考えてみてください。
給湯器の寿命は使用開始から約12〜13年とされています。10年保証の期間が切れるころ、ちょうど故障が増え始める時期が始まります。保証が最も必要な時期に、その保証がすでに切れているという皮肉な構造です。
さらに、施工不良による水漏れやガス漏れは施工後数週間〜数ヶ月以内に発覚します。10年後に「施工不良でした」と証明することは現実的に困難です。つまり10年保証の本当の意味は、初期の施工不良カバーにあります。
最も重要なのは、「10年後もその業者が存続しているか」という点です。個人経営や小規模業者が10年後も同じ屋号で営業を続けている保証はどこにもありません。こんな声もあります。
「いい夫婦の日にガス給湯器が新しくなったことをお知らせします…10年後には壊れると恐怖の話を聞き…保証が10年後には無いそうな話をしてきました。…10年後には壊れるということでしょうか?…できれば…嘘でも『50年はもちますよ…』とか…気の利いたことを言ってほしかった…」
— Xより(@Emipon16emipon 氏)
この方のように、「10年で壊れる覚悟をしなければならないのか」と不安を感じるのは自然なことです。だからこそ、10年後も確実に存続している可能性が高い東証プライム上場の東京ガスのような企業を第一候補に検討することが合理的です。
給湯器交換業者おすすめランキングトップ3
第1位:東京ガスの機器交換
マンションで高温水供給式給湯器をエコジョーズに交換する場合、東京ガスのガス供給エリア(主に関東圏)にお住まいであれば、まず最初に東京ガスの機器交換に相談することをおすすめします。
東京ガス株式会社は東証プライム上場の大手インフラ企業です。ガス事業者としてガス設備・給湯器に精通した専門知識を持ち、認定施工会社制度によって有資格者の確保が組織的に担保されています。10年後の存続可能性も圧倒的に高く、個人情報の管理も上場企業基準で厳格です。
エコジョーズへの交換前の現地確認、ドレン排水の可否確認も含めて相談できるため、「マンションでの交換が可能かどうか分からない」という段階からの問い合わせに最も適しています。
第2位:交換できるくん
東証グロース上場の株式会社交換できるくんが運営する給湯器交換専門サービスです。東京ガスのエリア外の方や、複数社から見積もりを取りたい方に特におすすめです。見積もり後に追加費用が発生しない「明朗会計」が徹底されており、ドレン排水工事が必要なケースでも事前に費用が明示されます。
第3位:キンライサー
24時間365日受付の緊急対応が最大の強みです。エコジョーズ交換にも対応しており、突然の故障で今すぐ交換が必要という緊急時の選択肢として覚えておくと安心です。
実際に利用した方の口コミ・評判
エコジョーズや給湯器交換を実際に行った方の声をご紹介します。
「13年使った給湯器を給湯器直販センターでエコジョーズに交換してもらいました。評価は90点。おすすめできる業者さんでした。工事の方の接客態度も良かったし、事前に見積もり依頼をLINEでできるし、現場写真を写真で送ると割引してくれる等メリットも多数でした。」
— Xより(@ko_sugi 氏)
「13年使った」というポイントに注目してください。給湯器の寿命は12〜13年と言われており、まさに交換のタイミングと一致します。壊れる前に余裕を持って交換できたことが満足度の高さにつながっています。
一方、業者選びで後悔した事例も存在します。
「ノーリツでの交換見積もりは50万円超で、キンライサーでは24万円程でした。このようにエラーが頻発する状況で使用継続は困難と考え、早急に交換した方がよろしいでしょうか。」
— Yahoo!知恵袋より(2026年5月)
この事例では、業者によって見積もり額に約26万円もの差が生じています。メーカー直依頼は品質・安心感がある反面、費用が高額になりやすい傾向があります。専門の交換業者に依頼することでコストを抑えられる場合がありますが、価格だけで選ばず、資格の有無と会社の安定性も合わせて確認することが大切です。
まとめ:高温水供給式からエコジョーズへの交換を成功させるために
マンションの高温水供給式給湯器をエコジョーズに交換できるかどうかは、「ドレン排水の経路が確保できるか」と「管理会社・管理組合の許可が得られるか」の2点で決まります。
最初にやるべきことは管理会社への連絡・確認です。次に、信頼できる業者に現地調査を依頼して、エコジョーズへの交換が物理的に可能かどうかを確かめてください。「マンションだから無理」と最初から諦めず、まずは専門家に相談することが大切です。
業者選びでは「施工資格の有無」と「10年後も存続できる企業かどうか」を最優先に確認してください。東京ガスのエリア内にお住まいであれば、まずは東京ガスの機器交換への問い合わせからスタートし、相場感を把握した上で比較することが、最終的に最も後悔の少ない選択につながります。
給湯器交換おすすめサービス一覧
東京ガスの機器交換
首都圏のインフラを支える最大手ならではの、他社には真似できない圧倒的な安心感が最大の魅力です。Web専用サービスに特化することで、ネット業者並みの低価格を実現しつつ、東京ガスの厳しい審査をパスした認定プロによる高品質な施工が受けられます。
ガス給湯器の交換はこちら
交換できるくん
東証グロース上場企業が運営する、住宅設備交換の先駆け的なサービスです。見積もり後の追加費用が一切発生しない「明朗会計」を徹底しており、東京ガスが展開していないエリアで少しでも安心を買いたい人におすすめ。
ガス給湯器の交換はこちら
キンライサー
24時間365日受付のスピード対応が最大の強み。給湯器が突然壊れて今すぐ交換が必要という緊急時の選択肢として覚えておきたいサービスです。
ガス給湯器の交換はこちら
エコキュートの交換はこちら
ミズテック
メーカーからの直接仕入れにより中間マージンを徹底的にカットし、業界トップクラスの安さを実現。初期費用を抑えたい方の有力な選択肢です。
ガス給湯器の交換はこちら
チカラもち
給湯器・エコキュート交換の専門店として全国にネットワークを展開。地域に密着した細やかなアフターフォローに定評があります。
ガス給湯器の交換はこちら