ビルトインコンロ「グリルなし」のメリット・デメリットと費用相場|後悔しない選び方とおすすめ機種を解説
この記事を読むと分かること
- 「4人に1人がグリルを使っていない」というデータと、グリルなしを選ぶ3つの大きなメリット
- 後悔しないために知っておきたい4つのデメリットと、魚を焼く代替手段
- グリルなしビルトインコンロの費用相場と、安心して交換できる業者の選び方
「グリルなしビルトインコンロ」が選ばれる時代背景
魚焼きグリルって、最後に使ったのはいつでしたか。あなたも、ふと思い返してみると意外と頻度が低いことに気づくかもしれません。
パナソニック電工が1,000人を対象に行った調査では、「魚焼きグリルを使っていない」と回答した人は4人に1人にのぼりました。月1回以上使う家庭は全体の約3割というデータもあり、「グリルがあっても使わない」ご家庭が想像以上に多いのが現状です。
そうは言っても、ビルトインコンロには標準的にグリルが付いている、という固定観念が長く続いてきました。最近では、「使わないなら、最初からないほうが良い」と考える方が増え、グリルなし(グリルレス)のビルトインコンロを選ぶ家庭がじわじわと増加しています。
この記事では、グリルなしビルトインコンロのメリット・デメリットを公平に整理し、選んで後悔しないための判断基準と、信頼できる交換業者の選び方をお伝えします。
グリルなしビルトインコンロを選ぶ3つの大きなメリット
まずはメリットから整理します。グリルなしが選ばれる理由には、明確な根拠があります。
① 掃除の手間が劇的に減る
これがグリルなしを選ぶ最大の理由と言ってもよいかもしれません。魚焼きグリルは、使うたびに油汚れと焦げ付きが付着し、掃除を怠ると庫内全体が黒ずんで臭いの発生源にもなります。
実際のところ、「グリルの掃除が面倒で、結局フライパンで魚を焼くようになった」というご家庭は珍しくありません。グリルがそもそもなければ、この掃除の悩みから完全に解放されます。
加えて、グリルがないとコンロ天板の凹凸が減るため、天板そのものの掃除もラクになります。グリルの排気口がない分、油や食材カスが入り込む隙間が少なくなるためです。日々の拭き掃除のストレスが減る、というのは想像以上に大きな価値です。
② グリルのあった場所が収納スペースになる
グリル付きビルトインコンロを使っていると、コンロ下のスペースの一部は「グリル本体」が占めています。グリルなしモデルを選ぶと、その分のスペースをまるごと収納として使えるようになります。
キッチンの収納は、いつでも「もう少し欲しい」と感じるものです。引き出し収納が深くなる、あるいは扉付きの収納スペースが追加されることで、フライパン・鍋・調味料の収納力が大幅にアップします。狭いキッチンほど、このメリットは効いてきます。
③ 故障リスクが減り、修理対応箇所も少ない
ビルトインコンロが10年使ううちに故障する代表的な箇所が、実はグリルです。グリルバーナーの不点火、グリル扉のラッチ不良、温度センサーの誤作動など、グリル関連のトラブルは想像以上に多く発生します。
グリルなしモデルなら、これらの故障リスクが構造的にゼロになります。修理対応箇所が少なくなる分、長期的なメンテナンスコストも下がります。
知っておきたいグリルなしの4つのデメリット
メリットだけ語っても公平とは言えません。買って後悔しないために、デメリットも正面から見ていきましょう。
① 魚をグリル焼きできなくなる
当たり前ですが、最大のデメリットがこれです。秋刀魚や鮭の塩焼きなど、「魚はやっぱりグリルで焼くのが一番美味しい」と感じる方は少なくありません。
特に、煙と油がたっぷり出る脂の多い魚(秋刀魚、サバ、ブリなど)は、グリルでないと美味しく仕上がりにくい、という意見もあります。代替調理器具で焼くことはできますが、味の好みによっては妥協が必要になるかもしれません。
② 価格差は意外に小さい
「グリルがない分、大幅に安くなるはず」と期待される方が多いのですが、実はそこまで価格差は大きくありません。グリル付きの標準的なビルトインコンロが工事費込み7〜10万円程度、グリルなしモデルが工事費込み5〜8万円程度、という相場感で、差額は数万円程度です。
価格メリットだけを動機にすると、後で「もう少し出してグリル付きにすればよかった」と感じる可能性があります。価格よりも、ライフスタイルとの相性で選ぶのが賢明です。
③ 製品ラインナップが限られる
グリルなしビルトインコンロは、市場全体の中ではマイナーな選択肢です。リンナイ・ノーリツ・パロマの国内3大メーカーがラインナップを持っていますが、グリル付きモデルに比べると選択肢は明らかに少なくなります。
「このカラーが欲しい」「このサイズで」と細かい希望を持つ方には、選択の自由度が制限される、と感じるかもしれません。
④ 賃貸や売却時の評価が下がる可能性
グリル付きが標準とされる現在の住宅市場では、グリルなしのコンロは中古売却時や賃貸転貸時の評価がやや下がる可能性があります。「グリルがないと不便」と感じる入居者・購入者が一定数いるためです。
長く住み続ける予定がない方、将来的に家を売却・賃貸予定の方は、この点も考慮に入れておいてください。
グリルなしビルトインコンロの主なモデルと価格相場
参考までに、主要メーカーのグリルなしビルトインコンロの位置づけを整理します。
リンナイは、ビルトインコンロのトップメーカーらしく、グリルなしモデルも複数ラインナップしています。シンプルな2口・3口モデルがあり、デザイン性とコンロ機能のバランスが取れています。
ノーリツ(ハーマンも含む)は、グリルなしの選択肢を提供しています。コンパクトなサイズ感とシンプルな機能性を求める方に向いています。
パロマは、3大メーカーの中ではグリルなしのラインナップが比較的少なめですが、業務用ライクな堅牢なモデルが特長です。
価格相場としては、本体価格が3〜7万円程度、工事費込みで5〜10万円程度が目安です。グリル付き上位モデルと比べると、機能はシンプルですが、その分扱いやすく、故障リスクも低めです。
グリルがなくても魚を美味しく焼く代替手段
「魚はやっぱり食べたい、でもグリルなしがいい」という方のために、代替調理器具をいくつか紹介します。
最も手軽なのが、フライパンで焼く方法です。クッキングシートやアルミホイルを敷いてから魚を載せれば、フライパン自体への汚れも最小限に抑えられます。最近は「魚焼きフライパン」「焼き網付きフライパン」など、専用設計の商品も増えています。
オーブンレンジ・電子レンジのグリル機能を活用する方法もあります。最近のオーブンレンジは、魚焼き専用モードを搭載しているモデルが多く、コンロのグリルに引けを取らない仕上がりが期待できます。庫内の掃除も、専用クリーニング機能で簡単です。
魚焼き専用の卓上グリル器具(ロースター)を導入する方法もあります。煙が出にくいタイプ、コンパクト収納できるタイプなど、さまざまな商品が販売されています。
「ラ・クックグランポット」のような調理鍋を活用する方法もあります。コンロのバーナーで使える調理鍋で、魚も焼飯も炊飯もこなせます。グリルがなくても、これ一つで多用途の調理が可能です。
グリルなしを選ぶ前のチェックリスト
ここまで読んで、「自分はグリルなしで本当に大丈夫だろうか」と迷っている方のために、判断のためのチェックリストを用意しました。
ひとつめは、過去6ヶ月間でグリルを使った回数を思い出してください。月に1回以下なら、グリルなしを選んで支障はほぼないでしょう。月に4回以上使っているなら、グリルなしは慎重に検討すべきです。
ふたつめは、代替調理器具がすでに揃っているかを確認してください。オーブンレンジで魚焼き機能があるか、フライパンで魚を焼く習慣があるか。代替手段がないままグリルなしに切り替えると、食生活に変化が出る可能性があります。
3つめは、家族構成と料理頻度です。子育て世帯で「お弁当に魚」「夕食に焼き魚」がルーティンの家庭では、グリル付きの方が便利です。一方、共働き世帯で「夕食はフライパン調理中心」のスタイルなら、グリルなしの掃除の楽さが効いてきます。
4つめは、今後8〜10年のライフスタイルを想像してください。ビルトインコンロの耐用年数はおおむね10年です。その間、家族構成や料理スタイルがどう変化するかを予測し、その変化にグリルなしがフィットするかを考えてください。
失敗しないグリルなしコンロの交換業者選び
グリルなしビルトインコンロは、市場での製品数が少ない分、購入できる業者も限られます。だからこそ、業者選びは慎重に進めるべきです。
ひとつめのチェックポイントは、グリルなしモデルの取扱い実績があるかです。すべての業者が積極的にグリルなしを扱っているわけではありません。問い合わせ時に「グリルなしのリンナイ◯◯モデルは扱っていますか」と具体的に確認してください。
ふたつめは、必要な資格を保有しているかです。ビルトインガスコンロの設置工事には、ガス種に応じた資格保有者が必要です。都市ガスの場合は「ガス可とう管接続工事監督者」、プロパンガスの場合は「液化石油ガス設備士」の有資格者が施工することになっています。これは法令上の要件であり、無資格業者の工事は違法工事に該当する場合があります。
「ガス可とう管接続工事監督者」は座学中心で取得できる資格で、これだけで施工技術の高さは判断できません。実際の施工件数が豊富で、技術的なクレームの少ない業者を選ぶことが重要です。
3つめは、長期的に存続する大手・上場企業の業者を選ぶこと。ビルトインコンロは10年単位で使う設備ですから、設置した業者が10年後に存在しているかどうかは、修理対応のしやすさに直結します。中小の業者は廃業リスクがあるため、価格差が大きくない限り、規模の大きいサービスを選ぶのが賢明です。
関東圏なら「東京ガスの機器交換」が安心して選べる選択肢
グリルなしビルトインコンロへの交換を検討している関東圏の方には、「東京ガスの機器交換」を最有力候補としておすすめします。
東京ガスは東証プライム上場の大手インフラ企業で、東京ガス株式会社が運営しています。10年後どころか数十年先まで存続している可能性が圧倒的に高く、購入後のアフターサポートを長期的に頼れる相手です。
施工面でも、東京ガスは認定施工会社制度を運営しており、所定の研修と試験をクリアしたパートナー企業のみが施工を担当します。ガスコンロの設置に必要な資格保有が組織的に担保されているため、無資格業者による違法工事のリスクが構造的に排除されています。
価格面でも、Web専用の機器交換サービスに特化することで、ネット業者と遜色ない競争力を持っています。グリルなしを含む豊富なラインナップから機種を選べ、見積もり依頼から施工までスムーズに進められます。個人情報の管理についても上場企業基準で厳格に運用されており、しつこい営業電話の心配もありません。
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「10年保証」の実態も理解しておきましょう
ビルトインコンロ業界でも「10年保証」を売りにする業者が増えていますが、その実態は意外と知られていません。
ビルトインコンロの主要部品が実際に故障し始めるのは、使用後10年を過ぎたあたりからです。つまり、保証期間の10年が過ぎた頃にちょうど寿命を迎えるため、保証が実際に役立つ場面は意外と少ない、というのが現実です。
加えて、製造終了から約10年で補修部品の供給が打ち切られるため、たとえ保証期間内であっても「部品がなくて修理できない」ケースは普通に発生します。施工不良が原因の故障は、ほとんどが設置後数週間〜数ヶ月以内に発覚するため、10年後に「これは施工不良だ」と立証することは現実的にほぼ不可能です。
さらに重要なのが、保証を出している会社が10年後に存続しているかです。小規模な業者の場合、経営が傾けば会社が消えると同時に保証も消えます。「10年保証」という言葉は、本質的にはマーケティング装飾だと理解しておくのが賢明です。
そう考えると、保証の長さよりも、上場企業など長期存続が見込める会社で、最初から施工不良を起こさない技術力を持つ業者を選ぶことが、結果的に最も実効性のある「長期保証」になります。
まとめ:グリルの使用頻度を冷静に見つめてから判断を
グリルなしビルトインコンロは、「掃除の手間が減る」「収納スペースが増える」「故障リスクが下がる」という確かなメリットがあります。一方で「魚をグリル焼きできない」「製品ラインナップが少ない」「中古市場での評価が下がる可能性」といったデメリットも存在します。
選んで後悔しないためには、まずご家庭でのグリルの使用頻度を冷静に確認することが大切です。月1回以下しか使っていないなら、グリルなしを選ぶことで日常の掃除と収納のストレスが大幅に減ります。月4回以上使っているなら、慎重に判断すべきです。
価格差は意外に小さいので、「安くなる」ことを動機にするのは避けてください。あくまでライフスタイルとの相性で選ぶことが、長期満足度の高い選択につながります。
業者選びでは、「グリルなしモデルの取扱い実績」「資格保有」「長期存続が見込める会社」の3点を絶対条件にしてください。関東圏の方には、東証プライム上場で認定施工会社制度を持つ「東京ガスの機器交換」が、長期安心の観点で最も信頼できる選択肢です。
ビルトインコンロは10年以上使う住宅設備です。最初の選び方ひとつで、毎日のキッチンライフが大きく変わります。慎重に、しかし確実に、ご家庭のライフスタイルに合った選択をしていきましょう。
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