内窓を付けると窓拭きが4面になる|二重窓の掃除手間と結露跡、設置後に気づくデメリットの現実
この記事を読むと分かること
- 内窓を付けると窓拭きが2倍(4面)に増える理由と、年末大掃除のリアルな手間
- 「結露しなくなる」と聞いて付けたのに残ってしまう結露跡の原因
- 後悔しないための内窓選びと、設置を相談すべき業者の見極め方
「内窓を付けたら、年末の窓拭きが急に2倍になった」
省エネ補助金の話を耳にして、寒さ対策・結露対策のために内窓を設置した。冬は確かに暖かくなったし、結露もずいぶん減った——けれども年末の大掃除の日、ふと気づきます。「あれ、いつもの2倍掃除する場所があるんだけど」と。
外窓の表(外側)、外窓の裏(屋内側)、内窓の表(外窓側)、内窓の裏(部屋側)。今までは2面だけ拭けばよかった窓ガラスが、合計4面に増えています。さらにレールの溝も外窓と内窓で2系統、サッシの隅も2倍。大掃除を「短時間で終わらせよう」と思っていた方ほど、設置後に気づいて呆然とすることがあるのです。
この記事では、内窓設置によって増える掃除の手間の実態と、それを最小限に抑えるための機種選び、そして「結露がゼロにならない」「内窓と外窓の間に結露跡が残ってしまう」という見落とされがちなデメリットを、後悔しないための視点で整理します。設置を検討中の方も、すでに付けて困っている方も、現実を知ったうえで対策を立てるためにお読みください。
内窓のメリットは大きい——けれど「掃除の手間」は確実に増える
最初にお断りしておくと、内窓そのものは住宅の省エネ性能を大きく改善する優れた設備です。冬の暖房効率は明らかに上がり、結露も大幅に減ります。先進的窓リノベ事業の補助金対象でもあり、自己負担を抑えて導入できる住宅も増えています。
ただし、設置後の生活で「思っていた以上に手間が増える」と感じるポイントが、確実にいくつか存在します。とくに掃除に関するデメリットは、購入前に説明されないことも多く、後で「こんなはずではなかった」と感じる方が少なくありません。
窓拭き回数は単純に「2倍」になる
外窓と内窓を別々に拭く必要があるため、ガラス面の枚数は2面から4面に増えます。さらに、外窓と内窓の間の「中間スペース」も拭き取り対象になるため、現実的には2.5倍程度の作業時間がかかる、と考えておいたほうが良いでしょう。
複数の窓施工業者がブログで触れているように、これは内窓導入の代表的なデメリットです。
「二重窓のデメリットの1つは掃除が大変で、特に外側にテラスなどがない位置の内窓は、安全性を考慮すると掃除が不可能になることもあります。」
— 玄関ドアマイスター解説記事より
「内窓を付けるとガラス面はこれまでの2面から4面に倍増し、また、外窓と内窓の間のスペースにホコリが溜まると掃除がしにくく、サッシの溝も二重になるため、手入れの難易度が上がります。」
— 窓一番のコラムより
つまり、内窓設置は「窓拭きの手間が2倍になる」と覚悟したうえで導入する設備、と言えます。
サッシの溝とレールの掃除がさらに厄介
ガラス面の掃除以上に「面倒だ」と感じる方が多いのが、サッシの溝とレールの掃除です。
内窓のレールは樹脂製のものが多く、樹脂は静電気でホコリを吸い寄せやすい性質があります。外窓のレールには、外から土埃や砂、花粉が入ってくるため、結局2種類のレールに対して別々の掃除方法を考える必要があります。
「二重窓の掃除で最も大変な部分はレールの隅の掃除です。内窓のレールは樹脂の性質上、埃を吸い寄せやすいことと、外窓のレールは土埃などが溜まりやすいからです。」
— 創建リフォーム監修記事より
つまり、年末大掃除の日に「ついでに窓も」というレベルではなく、「窓だけで半日仕事」になることも珍しくないのです。
中間スペースのホコリ問題
意外と知られていないのが、外窓と内窓の間に挟まれた中間スペース(数センチ〜十数センチ)に溜まるホコリ・虫の死骸・湿気の問題です。
このスペースは構造上「完全に密閉されているわけではないが、外気とも完全に遮断されていない」中途半端な空間で、外窓を開閉するときの空気の流入や、サッシのわずかな隙間から入る外気で、ホコリが溜まります。掃除しようと思っても、外窓と内窓の両方を完全に開けないとアクセスできず、しかも開けたら掃除中に部屋が冷えるので冬には作業しづらい、という二重の問題があります。
「結露ゼロ」になるとは限らない——後悔の典型パターン
内窓は確かに結露を大幅に減らしますが、「結露が完全になくなる」とは限りません。とくに以下のようなケースでは、内窓設置後も結露が残り、後悔につながります。
1. 内窓のガラスが「単板ガラス」のままだった
内窓は安価なグレードだと「単板ガラス(普通のガラス1枚)」が選べます。本体価格は抑えられますが、断熱性能はそれほど高くありません。
「単板ガラスでは、ガラス自体の断熱性能が低いため、結露を完全に防ぐのは難しいです。」
— 内窓結露対策記事より
「補助金で安く付けられるなら、ガラスはなんでもいい」と最安グレードを選んだ結果、内窓自体が結露するようになった、というケースがあります。複層ガラスやLow-E複層ガラスを選んでいれば防げた事態です。
2. 内窓と外窓の間に結露跡が残る
内窓を付けた家でしばしば見られる「もう一つの結露」が、外窓と内窓の間(中間スペース)に発生する結露です。
外気温が極端に低いときや、内窓の気密性が低い場合に、中間スペースの空気が冷やされて外窓側に水滴が付くことがあります。問題は、この中間スペースは普段アクセスできないので、結露を拭き取ることができず、しばしば白い跡や黒いカビとして残ってしまうことです。
「結露がなくなると思って付けたのに、見えない場所にカビが発生している」というのは、設置後に気づいて衝撃を受けるパターンの代表例です。
3. 室内の湿度管理が変わらなかった
内窓を付けても、室内の湿度が高い状態が続けば、結露の根本原因はなくなりません。とくに、加湿器を強で常時稼働させていたり、洗濯物を部屋干ししていたり、ガスファンヒーターを使っていたりすると、内窓の有無に関係なく結露します。
「内窓を付けたから加湿器を強くしても大丈夫」と思って湿度コントロールを緩めた結果、別の場所(押入れ・玄関ドア・部屋の隅)で結露が増えた、という人もいます。
後悔を最小化する「内窓選び」と「設置位置選び」
ここまでのデメリットを踏まえて、後悔しない内窓選びのポイントを整理します。
ガラスは「複層ガラス以上」を選ぶ
予算が許せば、内窓のガラスは「複層ガラス」または「Low-E複層ガラス」を選ぶことを強くおすすめします。価格差は1窓あたり1〜3万円程度ですが、断熱・結露防止の効果は明らかに違います。
「補助金で出るから安いほうでいい」と選ぶより、自己負担分を少し増やしてでもガラスをグレードアップすると、その後10〜20年の使い心地が大きく変わります。
「設置しなくていい窓」も検討する
家の中のすべての窓に内窓を付ける必要はありません。むしろ「冬に滅多に使わない部屋」「夏の通気が大切な窓」「外側に出にくく掃除しづらい窓」は、内窓を付けないという選択もあります。
たとえばトイレや脱衣所の小さな窓に内窓を付けても、得られる省エネ効果は限定的です。一方で、リビング・寝室・子ども部屋の大きな窓に内窓を付けると、効果が体感で大きく出ます。「優先順位を付けて段階的に導入する」のが、後悔しない王道です。
開閉方式と掃除のしやすさを天秤にかける
内窓には「引き違い窓」「開き窓」「FIX窓(開閉できないタイプ)」など複数の開閉方式があります。掃除のしやすさで言うと、引き違い窓は両側のサッシ溝を別々に掃除する必要があり、FIX窓は中間スペースにアクセスできないため最も掃除が難しいです。
「補助金でとにかく付けたい」のではなく、「設置後に長く使い続けることを前提に選びたい」のであれば、サッシ溝の構造や、内窓を取り外しやすい設計になっているかを業者に確認してください。
設置後の掃除を「許せるレベル」にする実用テクニック
すでに内窓を付けていて掃除に困っている方向けに、実用的な軽減策をいくつかご紹介します。
一つ目は「掃除頻度を変える」ことです。外窓のガラス面(外側)は半年に1回、内窓と外窓の中間スペースは年に1〜2回、内窓の表裏は月1回、というように、面ごとに頻度を分けるとトータルの負担が大きく減ります。
二つ目は「サッシ溝専用の道具を揃える」ことです。100円ショップでも売っている細いブラシや、隙間用ノズル付きの掃除機ヘッドを常備しておくと、サッシ溝の掃除時間を半分以下にできます。
三つ目は「結露を出さない湿度管理」を徹底することです。冬場の室内湿度を40〜50%に保つように、加湿器の出力を絞ったり、室内干しを避けたりすると、中間スペースの結露・カビ問題は大幅に減ります。
「補助金で安いから付ける」だけで決めない——内窓設置の業者選び
内窓設置の業者選びは、補助金対応の手続きが絡むこともあって、ついつい「補助金を最大化してくれる業者」を選びがちです。けれど、補助金の手続きと施工品質、長期サポートはまったく別の話です。
まず「現場調査をきちんとしてくれること」を確認してください。窓のサイズ・既存サッシの種類・壁の状態を実際に確認したうえで、適切な機種と取り付け方法を提案してくれる業者が信頼できます。
次に「ガラスのグレードについて中立に説明してくれること」も大切です。最安グレードを売りたがる業者ではなく、住宅の条件に合った推奨グレードを提案してくれる業者を選んでください。
最後に「設置後のアフター対応」を確認しましょう。内窓は10年以上使う設備なので、サッシの故障や戸車の交換などのメンテナンスを担当してくれる体制があるかは、長期的に大きな違いを生みます。
「最安値」と「一括見積もり」の罠
内窓設置でも、価格だけで業者を選ぶと別のトラブルが発生しがちです。
「補助金込み実質負担◯円」というネット広告に飛びついた結果、現場調査で「ガラスのグレードアップ別」「サッシの色変更別」「採寸調整加工別」と次々に追加請求され、最初の見積もりの2〜3倍の金額になった、というケースが報告されています。
一括見積もりサイトを使うと、申し込みフォームに入力した個人情報が複数の業者に一斉に流れ、しつこい電話営業を受けるケースもあります。提携先以外の業界にまで情報が転売される事例も報告されているため、住所・電話番号・名前を渡すのは慎重にしてください。
比較サイトの「2026年最新版!内窓業者ランキング」の類は、ほとんどが広告掲載料の多寡で順位が決まる仕組みです。1位の業者が必ずしも品質No.1とは限らない、という前提で読んでください。
「10年保証」の魅力と落とし穴を冷静に見る
内窓設置業者の多くが「10年保証」をセールスポイントにしています。たしかに、購入直後に故障した場合の安心感はあります。一方で、その10年保証には次のような実態がある点も知っておくと、業者選びの軸がぶれません。
まず、家庭用の内窓は多くの場合10年以上を経過してから故障し始めます。保証期間ギリギリのタイミングで寿命を迎えるため、「ちょうど保証期間中に致命的な故障」という幸運なケースは決して多くありません。
また、メーカーの補修用性能部品の供給期間は内窓関連の場合おおむね製造打ち切りから10年です。10年保証を謳っていても、後半5年の時点で「部品がもう供給されないので修理不能」と告げられる可能性は十分にあります。
さらに、保証を提供する施工業者そのものが10年後に存続している保証はどこにもありません。家電量販店の格安工事を担う下請け、急成長中のネット業者、地元の小さな個人事業主——いずれも、10年後にあなたの保証を引き受けてくれる体制が残っているとは限らないのです。
だからこそ、業者選びの軸を「10年保証があるかどうか」ではなく、「10年後にも会社として存在し、施工資格を持つ職人が継続的に育成されている組織か」に置き換える視点が大切になります。
関東圏なら「東京ガスの機器交換」を住宅設備の総合パートナーとして検討する
ここまでの観点を踏まえると、関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)にお住まいの方には、住宅設備の交換全般について「東京ガスの機器交換」を最初に検討することをおすすめします。理由は次の通りです。
東京ガス株式会社は東証プライム上場の大手インフラ企業で、首都圏のガス供給を100年以上にわたって支えてきた会社です。社会インフラを担う上場企業という性質上、10年後・20年後にも会社として存続している可能性は、急成長中のネット専業業者と比較して圧倒的に高いと考えてよいでしょう。
また、東京ガスの機器交換は「認定施工会社」制度を採用しており、所定の研修・審査を通過した施工パートナーが工事を担当します。組織的に有資格者を確保している点は、無資格の個人が請け負う格安工事との大きな差別化ポイントです。
内窓そのものの取扱範囲はサービスの提供状況によって変わりますが、給湯器・コンロ・エアコン・トイレといった主要な住宅設備をまとめて相談できる窓口を一つ持っておくことには、長期的に大きなメリットがあります。「窓は別の業者、給湯器は別の業者、コンロは別の業者……」と細切れにすると、いざというときの問い合わせ先が分散して困ることもあります。
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まとめ:内窓は「掃除2倍」を受け入れたうえで導入する設備
内窓は確かに省エネと結露防止に効果的な設備です。一方で、設置後の生活では「窓拭きが4面に増える」「サッシの溝が2系統になる」「中間スペースに結露やホコリが溜まる」といった、購入前には説明されないことの多い手間も確実に増えます。
後悔を最小化するためのポイントを最後に整理します。
まず、ガラスは「複層ガラス以上」を選ぶこと。本体価格に1〜3万円上乗せするだけで、10〜20年の使い心地が大きく変わります。
次に、家の中のすべての窓に内窓を付ける必要はありません。冬に滅多に使わない部屋や、掃除しづらい位置の窓は、優先順位を下げる選択もあります。
設置後は、面ごとに掃除頻度を分け、サッシ溝専用の道具を揃え、湿度管理を徹底することで、掃除負担と結露問題をかなり軽減できます。
業者選びの軸は、「現場調査をきちんと行うこと」「ガラスのグレードを中立に説明すること」「10年後も会社として存続していること」の3点です。一括見積もりサイトや「補助金込み実質負担◯円」の最安値広告に飛びつかず、東証プライム上場の東京ガスのように、組織として施工品質と会社としての存続性を両立しているサービスを優先的に検討してみてください。
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