リンナイ食洗機の重曹洗浄コースは本当に使える?スライドオープン機種で検証
この記事を読むと分かること
- リンナイ食洗機の重曹洗浄コースの仕組みと限界
- 合成洗剤と重曹を使い分けるコツと現実的なメリット
- スライドオープン食洗機を交換する際の業者選びのポイント
リンナイ食洗機のスライドオープン×重曹洗浄とは
「リンナイの食洗機は重曹で洗えるコースがある」という話を聞いて、「本当にそれで油汚れが落ちるの?」と不思議に思ったことはありませんか。しかもスライドオープン型という「さっと引き出せる」使い勝手、そして「合成洗剤を使わない」というエコな見え方。魅力に思える反面、交換しても後悔しないかという不安は残ります。
リンナイは食洗機業界で唯一「重曹洗浄コース」を搭載しているメーカーです。パナソニックも三菱も取り入れていない、スライドオープントップの勇気ある差別化ポイントと言えるでしょう。
しかし、重曹洗浄は「万能」ではありません。柔らかい油汚れならよく落ちる一方、コゲつき、焦げ付いたデンプン、タンパク質汚れや炭化汚れには期待したほどの効果が出ないこともあります。さらに、「重曹洗浄コース」は中位・上位機種のみの搭載という限定仕様です。
この記事では、リンナイ食洗機の重曹洗浄コースの仕組みから、現実的な使いこなし方、他メーカーとの比較、そして交換を依頼する際の業者選びのポイントまでを、重曹洗浄の「限界」も含めて見ていきます。
重曹洗浄コースの仕組み
重曹洗浄コースは、名前の通り重曹(炭酸水素ナトリウム)を洗浄剤代わりに使うコースです。しかし、詳しく見ていくと、ただ「重曹を代わりに使う」だけのものではないことがわかります。
ポイントは「低温」と「弱アルカリ性」
重曹は弱アルカリ性で、酸性の油汚れを中和して落とします。重曹がもっとも効果的に作動するのは約30℃前後とされ、リンナイはこの特性に合わせて、重曹洗浄コースを【低温・長時間】で動作させる仕様にしています。低温での洗浄になるため、従来の高温洗浄コースに比べて光熱費が年間約3,800円抑えられるとメーカーは公表しています。
「市販の重曹」をセットして使う
重曹洗浄コースを使う際、洗剤投入口に市販の食洗機用重曹をセットします。使用済みの重曹は溶けて庫内のフィルター部分に微量のカスとして残るため、定期的なフィルター掃除が必要になります。「合成洗剤なら食器を入れたらそれで終わり」という手軽さとは違い、「使用ごとに重曹を投入し、こまめにフィルターを掃除する」という手入れが必要になる点は押さえておきましょう。
合成洗剤との併用もできる
重曹洗浄コースは「重曹を使わなければ使えない」というわけではありません。他のコースと同じく、一般的な食洗機用合成洗剤をセットして使うこともできます。「普段は重曹、コゲついた汚れは合成洗剤」と使い分ける運用も可能です。
重曹洗浄コースのメリット
重曹洗浄コースを選ぶ人が、どういう価値を重視しているのかを整理します。
人体への安心感が大きい
一番の動機は「合成洗剤を使いたくない」という思いです。赤ちゃんの哺乳瓶、離乳食用の食器、アレルギー体質の家族がいるご家庭では、「洗剤成分の残留」が気になるものです。重曹なら人体には基本的に無害(食品グレードの重曹もある)で、そうした心配から解放されます。
育児期のストレス軽減
「食洗機を使いたいけど、赤ちゃんに洗剤は使いたくない」というジレンマを抱えるご家庭にとって、重曹コースはそのストレスを一気に解決してくれます。「慎重になるために手洗いに戻す」という選択をしなくても済むのは、育児期にとって意外と大きなメリットです。
電気代・ガス代の節約
重曹洗浄コースは低温動作のため、高温洗浄コースより光熱費が抑えられます。メーカー公表では年間約3,800円とされており、使う頻度が高いご家庭ほど効果を実感しやすいポイントです。ただし、その分洗浄時間は長くなるため「使わない時間」の計画は必要です。
排水が環境にやさしい
合成洗剤に含まれる界面活性剤は、下水処理場で分解されるまでに一定の負荷をかけます。重曹は下水に流れても自然界に普通に存在している成分のため、環境への負荷が小さいとされています。「ナチュラル」「エコ」を意識したい人にとっては魅力的なポイントでしょう。
重曹洗浄コースのデメリット
魅力とともに、見えておかないと「買ってからがっかり」しかねないデメリットもあります。
洗浄時間が長い
低温で長い時間をかけて洗う仕様のため、一般的な高温コースよりも洗浄時間が長くなります。「すぐ使いたい食器がある」「夜に食器を貯めておきたくない」という時は、高温コースやスピードコースに切り替えたいところです。
コゲつきの油汚れには不向き
重曹はクリームソースやドレッシングなど柔らかい油汚れには効果的ですが、タンパク質汚れや、コゲついたカレー、焦げ付いたトマトソースなどには期待したような効果が出ないことがあります。こういう汚れには「予洗い」や「高温コースに切り替える」わずかな手間が必要になります。
庫内に「白い汚れ」が付くことがある
重曹はミネラル分を含んだアルカリ性物質のため、長期使っていると「カルキ」と呼ばれる白いミネラル汚れが食器や庫内、ステンレス製の食器類に付くことがあります。とくに、油っぽい調理に使ったツール類や、ステンレスのボウル、ガラスコップなどに出やすいとされます。
そのため、「重曹コース一辺倒」にするのではなく、「高温コース」や「センタイルクリーニング」と交互に使うという使い方が現実的です。
重曹コースは中位・上位機種のみ搭載
リンナイのすべての食洗機に重曹コースが搭載されているわけではありません。主にミドルグレード以上の機種に限られ、エントリーモデルやスタンダードモデルには重曹コースがないケースがあります。購入前に型番ごとの仕様をしっかり確認しましょう。
他メーカーとの比較
重曹洗浄を採用しているのはリンナイだけですが、他メーカーにも「エコ重視・低負荷コース」は存在します。選択の参考に、代表例を見ておきましょう。
パナソニックの「エココース」「ナノイーコース」
パナソニックは「低温・低水量」のエココースと、「ナノイー」による除菌・脱臭機能を搭載しています。「勢いよく汚れを落とす」よりも「長時間放置した食器の菌の繁殖を抑える」という考え方で、デリケートなグラスを多く扱うご家庭に向いています。
三菱の「低温ソフトコース」
三菱の一部モデルにも、カップやシリコン調理器具などを傷めずに洗える低温コースがあります。ただしリンナイの重曹コースのように「合成洗剤を使わない」思想とは発想が違い、「そっと汚れを落とす」タイプです。
「重曹洗浄」を選ぶ価値はどこにあるか
他メーカーにもエコ・低温コースはある中、「重曹洗浄」をあえて選ぶ価値は「合成洗剤を使わない」という思想部分にあります。「ナチュラル」「オーガニック」「シンプルライフ」といった価値観を生活レベルで実践したい人にとっては、他メーカーの低温コースとは比較しがたい独自性があると言えるでしょう。
価格相場と買うタイミング
重曹洗浄コース搭載モデルのリンナイスライドオープン食洗機は、一般的に中位グレード以上のモデルとなります。本体価格はネットで工事込み15〜25万円前後が中央値。エントリーモデルはさらに安くなりますが、重曹コース未搭載モデルもあるため要注意です。
「キッチンリフォームと同時」が狙い目
リンナイのスライドオープン食洗機は、システムキッチンとの面材マッチングが重要です。リフォームと同時に交換すれば、面材をキッチンとセットで手配してもらえ、見た目の一体感も得られます。さらにリフォーム一括の状態なら、見積もり全体で値引き交渉もしやすくなります。
エコキュート交換やレンジフード交換とのセットも
「ちょうど古い設備が重なって交換タイミングを迫られている」というケースもあるでしょう。それなら、検討中の設備をまとめて同じ業者に依頼すると、見積もり金額で交渉の裁量が広がります。
実際の口コミ・評判
リンナイの重曹洗浄コースを含むスライドオープン食洗機を使った方たちのリアルな声を以下にご紹介します。
「赤ちゃんの哺乳瓶を重曹コースで洗えるのがありがたい。安全面で安心できるし、洗剤のようにストックを切らさないよう気をつける必要もない。」
— 生活堂のリンナイ食洗機レビュー欄より
「重曹で洗えるのは魅力だったけど、油めの中華料理を作った日はやっぱり代わりに合成洗剤を使うようになった。」
— 価格.com 口コミ欄より
「重曹は人体に無害、しかも電気代も安い。ストレスなく使えるのがいい。ただ、聞いていたより時間が長いので、生活パターンに合うかは事前に考えたほうがいい。」
— Yahoo!知恵袋より
「スライドオープン型としての使い勝手は良いけど、ガッチリ焦げ付いたグラタンは重曹コースでは落ちきらないケースがある。高温コースと使い分けたい。」
— 個人ブログ「いえはぴ」より
「低温だから乾燥が弱いと思っていたが、最後の乾燥工程に高温を使う仕様だとメーカーに説明され、納得した。他メーカーのエココースと同じくらい乾燥は仕上がる。」
— Yahoo!知恵袋より
「クリスタルグラスに白いカルキが付くようになった。クエン酸水で拭くと落ちると説明書にあるが、洗うたびに手入れしている感覚で少し負担。」
— 価格.com 口コミ欄より
「重曹だけで油汚れが落ちるというよりは、重曹とソフトな水勢で十分落ちるというイメージ。期待値を上げすぎると『思っていたのと違う』に遭遇します。」
— 個人ブログ「イクジニスト」より
これらの声を見ると、重曹洗浄コースは「使いこなせれば十分便利、ただし『万能』ではない」というところがわかります。高温コースとセットで使うことを前提に、購入を検討するのが現実的です。
食洗機交換で失敗しないための業者選び
さて、リンナイの重曹洗浄コース搭載スライドオープン食洗機を買ったとしても、取付業者を間違えると「面材が合わない」「以前より使い勝手が悪い」という残念な仕上がりに陥る可能性があります。
食洗機交換には「給水と電気」の資格が必要
食洗機は給水・排水と電源を同時に扱うため、「指定給水装置工事事業者」と「電気工事士」の両方の資格が関わる作業です。キッチン下の狭いスペースで、システムキッチンの面材を損ねずに交換するには、経験と技術も必要になります。
「面材選び」を任せられる業者か
スライドオープン食洗機の交換では、キッチン面材とのマッチングが重要です。現在のキッチン面材の品番を調べたうえで面材を手配するには、住宅設備メーカーと細かなやり取りができる業者でないと厳しいでしょう。「とりあえず低価格に」という業者だと、面材のミスマッチで「食洗機だけ浮いて見える」仕上がりになるリスクもあります。
しなちくが推す選び方 — 「上場企業×認定業者」の組み合わせ
リンナイのスライドオープン食洗機をキッチンにビルトインしたいなら、東証プライム上場の東京ガス株式会社が運営する「東京ガスの機器交換」が有力な選択肢になります。認定施工会社制度によって資格保有が担保されており、システムキッチンの面材手配も含めた交換ノウハウを持っています。
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よくある質問
重曹洗浄コースだけ使い続ければ、合成洗剤を使わずに済みますか?
可能です。ただし、油っぽい調理やコゲついた汚れを扱う頻度が高いご家庭では、週に何回かは高温コースと合成洗剤を併用し、庫内の除菌・リセットを兼ねるのが現実的です。
重曹コースを使うと、便利なオプションもありますか?
上位機種では、重曹コースとセンサー、そして乾燥機能を組み合わせた仕様もあります。購入前に型番ごとの仕様を確認しましょう。
重曹コースの「庫内ケア」は何をしたらよいですか?
重曹の使用で「カルキ=白いミネラル汚れ」が付くことがあります。付いてしまったらクエン酸を使った「キッチン用の酸性洗剤」で拭き取るときれいになります。予防のためにも、月に一度はメーカー推奨の庫内洗浄コースを回しておくと安心です。
リンナイとパナソニック、どちらを選ぶべきでしょうか?
「スライドオープンで、重曹洗浄などエココースを重視」ならリンナイ、「フロントオープンで大量の食器を一気に洗いたい」ならパナソニックのビルトイン食洗機「ストリームサーチ」シリーズという使い分けが考えやすいです。
交換工事にかかる日数は?
同じサイズ・同じスライドオープン型同士の交換なら、3〜5時間で完了することが多いです。スライドオープンからフロントオープンへの交換や、面材のオーダーメイドが必要なケースはさらに時間を見ておく必要があります。
まとめ:重曹洗浄コースは「使い分け」で価値が出る
リンナイの重曹洗浄コースは、他メーカーが採用していない独自性のある機能です。「合成洗剤を使いたくない」「赤ちゃんの哺乳瓶も安心して洗いたい」「ナチュラル・エコを意識したい」という人にとっては、他の低温コースとは別の価値を提供してくれるモデルでしょう。
ただし、「重曹だけですべての汚れを落とす」という期待値を持つと裏切られます。油汚れやタンパク質汚れには高温コースと併用し、カルキ予防のための庫内ケアも心がける。そうした「使い分け」ができる人にとっては、リンナイの重曹洗浄コースは長く付き合える魅力的な選択肢になります。
関東圏でリンナイの重曹洗浄コース搭載スライドオープン食洗機への交換を検討しているなら、東証プライム上場の東京ガス株式会社が運営する「東京ガスの機器交換」が最有力の選択肢になります。認定施工会社の資格者がシステムキッチンの面材手配も含めて交換を担うため、見た目の一体感も損なわずに仕上がります。
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