マンションのトイレリフォームは1日で終わる?仮設トイレの費用と工事中の過ごし方を解説

この記事を読むと分かること
  • マンションのトイレリフォームが本当に1日で終わるのか、当日のタイムスケジュール
  • 仮設トイレが本当に必要かの判断基準と、借りる場合に見積もりで確かめること
  • マンション特有の事前準備(管理組合の届出、共用部の養生)と、失敗しない業者選びのポイント
古くなったマンションのトイレ、そろそろ交換時期かなと考えていても、「工事中にトイレが使えない期間はどうしよう」「仮設トイレは要るのか、要らないのか」と踏み込めない方は多いです。特に、マンションでは一戸建てと違って「廊下に仮設トイレを置く」という選択がしにくいため、不安が一層大きくなりがちです。
安心してください。便器交換を中心とした一般的なマンションのトイレリフォームは、床や壁の張り替えを含めても1日で終わる工事が標準です。工期そのものより、事前の準備と業者選びのほうが結果を左右します。
この記事では、マンションの1日トイレリフォームの具体的な当日のスケジュール、工事中にトイレが使えない何時間をどう乗り切るか、仮設トイレの要・不要とレンタル費用、マンション特有の事前準備(管理組合への届出や共用部の養生)まで、状況に合わせた判断基準を整理します。あわせて、関東圏で住宅設備交換を検討する方にぜひ知っておいてほしい「東京ガスの機器交換」の特徴もご紹介します。

マンションのトイレリフォームは本当に1日で終わるのか

結論から言うと、「便器交換」または「便器交換+床・壁の軽い張り替え」までであれば、マンションでも一般的に1日で終わります。作業時間は現場の状態で変わるので、当日の開始と終了の見込みは、見積もりのときに業者に聞いておいてください。
便器・タンク・便座が一体になった「一体型トイレ」、タンクを持たない「タンクレストイレ」、収納までセットにした「システムトイレ」のいずれも、「1日で終わる」範囲に入ります。洋式から洋式への入れ替えであれば、便器のタイプによって日数が変わることはありません。
ただし、以下のようなケースは1日では終わらず、2〜3日、場合によってはそれ以上が必要になります。一つ目は、和式から洋式への全面交換です。段差の解消や床下の造作が必要になるため、1日では終わりません。二つ目は、トイレの位置を移動させるリフォームです。排水管や給水管の引き直しが生じるため、マンションでは床スラブの構造上そもそもできないケースも多く、できる場合でも最低2〜3日かかります。三つ目は、壁一面のタイル張りやエコカラットの施工など、内装に大きく手を入れるケースです。

1日リフォーム当日のタイムスケジュール

「1日で終わる」と言われても、実際に何時から何時まで、どんな作業が進むのかイメージがつかないと不安ですよね。便器交換に加えて床・壁の張り替えを含む、マンションにおける一般的な1日リフォームのタイムスケジュールをご紹介します。
8:30頃、業者が訪問して、現場確認・養生を始めます。玄関からトイレまでの動線、エレベーターの使用可否、ゴミ搬出ルートなどを一緒に確認します。
9:00頃から、既存トイレの解体・撤去が始まります。タンクや便座の取り外し、便器本体の取り外し、排水コア部の清掃などを行います。この時間帯から、トイレは使用できなくなります。
10:00頃からは、床・壁の仕上げ作業です。クッションフロアやタイルの張り替え、クロスの張り替えは1〜2時間で終わります。便器を外すと古い便器の跡が床に残っていることが多いため、床も同時に張り替える人が多い場面です。
12:00頃に一旦休憩を挟む業者さんもいますが、休憩を取らずに一気に進めてしまうケースもあります。どちらにしても、昼の時間帯に在宅しているか外出しているかは、朝のうちに伝えておくとスムーズです。
13:00〜15:00頃、新しい便器の設置・接続・動作確認を行います。排水まわりの水漏れチェック、シャワートイレのコンセント接続、そして水の流れ方や便座の加温といった動作を、一つひとつ確かめていきます。
15:00〜16:00頃、最後に養生をはがし、清掃した上で、お客さまへの使い方説明を行って完了となります。この時点から、新しいトイレを使用することができるようになります。
つまり、トイレが使えないのは9時頃から15時頃までの約6時間というのが一般的なケースです。もちろんこれは目安で、現場の状態や予期せぬ事態で多少前後することはあります。

工事中の「トイレが使えない時間」をどう乗り切るか

6時間というと一見短く見えても、「その間トイレに行けない」と言われると不安になりますよね。マンションでの1日リフォームの場合、乗り切り方には、次のようなものがあります。
一つ目は、「近隣の商業施設のトイレを利用する」方法です。コンビニ、コーヒーチェーン、ショッピングモール、スポーツジム、公民館、図書館、ファストフード店舗などを事前にリストアップしておきます。
二つ目は、「朝と夜に時間をずらす」やり方です。工事が始まる前にトイレを済ませておき、日中は水分や食事の量を少し控えめにして、必要になったら近くのトイレを使う、という組み立てです。
三つ目は、「親族・友人の家を頼る」という選択です。近くに住んでいる親族や友人がいるなら、その日だけ使わせてもらえないか頼んでみる価値はあります。
四つ目は、割り切ってホテルを取ることです。工事当日だけホテルで過ごし、夕方に戻ってくるという身軽なやり方です。小さなお子さんや高齢者がいるご家庭は、この方法が一番ストレスが少ないかもしれません。
工事当日は外出してショッピングや映画鑑賞といった予定を入れる方も多く、仮設トイレを使わずに乗り切ることは十分に可能です。

仮設トイレは1日工事ならほぼ不要、必要なケースの判断基準

「それでも仮設トイレを用意した方が安心」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ただし、仮設トイレのレンタルは個人宅では現実的に見合わないケースが多いため、冷静に検討しておきたいところです。
仮設トイレのレンタル料金は、貸し出しの単位(日・週・月)と、運搬・設置・回収の費用の扱いが会社ごとに違います。1日工事のために借りるなら、使用料だけでなく運搬費まで含めた総額で見積もりを取って確かめてください。
さらにマンションの場合、仮設トイレを設置するスペースを確保するのが難しいという問題があります。一戸建てのように廊下や敷地内に仮設トイレを置くという選択肢は、マンションではほぼ取れません。共用部分に仮設を設けるのも管理規約上不可となることがほとんどです。
そうした事情から、マンションの1日トイレリフォームでは、仮設トイレを用意しないのが現実的です。工事が1日で終わる見込みであり、上記の「近隣の商業施設を利用する」という方法ならコストも手間もほとんどかからないためです。
仮設トイレを用意しておいた方がよいケースは以下のような状況だけです。工事期間が数日間にわたる、もしくはトイレが1つしかない住宅に高齢の方や身体の不自由な方がいる、こうしたケースです。コストパフォーマンスよりも「安心を買いたい」という方も、十分検討に値する選択肢だと思います。

マンション特有の事前準備:管理組合への届出と共用部の養生

マンションでのリフォームでもっとも見落とされがちなのが、「管理組合への事前届出」です。これを怠り、届出なしで勝手に工事を始めてしまうと、管理規約違反としてトラブルになる事例があります。
多くのマンションでは、床や壁・便器など設備の交換を含むリフォームについて、「リフォーム工事届出書」の提出を管理規約で定めています。届出には、工事の日程、作業時間帯、業者名、作業内容、養生計画などを記載します。理事会の確認に1〜2週間かかることもあるため、工事日が決まったらすぐに提出しましょう。
さらに、近隣の住人への事前挨拶も規約で規定されていることが多いです。工事の日程と時間帯を伝える簡単なチラシを用意し、両隣・上下階の住戸を中心にポストへ投函しておくとよいでしょう。
工事当日は、規約で定められた作業可能時間を守ること、共用部(エレベーター、廊下、ゴミ置き場など)の養生をしっかり行うこと、ゴミ・廃材の搬出ルートを守ることも重要です。作業するのは業者ですが、管理組合に届出をしているのは依頼主であるあなたなので、守られているかを見ておく責任は残ります。「管理組合規約をしっかり読んでいて、養生も丁寧に行う業者」を選ぶことが、トラブル回避の第一歩と言えます。

1日リフォームでも追加工事になりやすいケース

「1日で終わる」と思って計画していても、現場の状態によっては予期せぬ追加工事が発生し、「工期が延びた」、「費用が予算を大きく超えた」というケースもあります。以下の3つは特に追加工事になりやすいケースです。
一つ目は、排水管の劣化・汚れが見つかったケースです。古いマンションでは、便器を取り外したところでスケール・ひび割れ・腐食が見つかることがあります。排水まわりの部材交換やクリーニングが必要になると、その分が追加になります。
二つ目は、古い便器の跡が見えてしまうケースです。便器交換だけを依頼しても、新しい便器が古いものより小さいと、床に跡が残ってしまうことがあります。その場で「やはり床も替えたい」となると、費用も工事時間も増えます。たとえば東京ガスの機器交換の内装料金は、床の張り替えが39,600円、床・壁の張り替えが48,400円です(税込・トイレの広さ1坪以内・2026年9月29日に東京ガス公式サイトで確認)。はじめから「便器交換と同時に床・壁も張り替える」条件で見積もりを取っておくのが賢明です。
三つ目は、コンセント位置の問題です。シャワートイレには電源コンセントが必要ですが、古いマンションでは、トイレ内にコンセントがない、もしくは位置が適切でないというケースもあります。コンセントの増設・移動は電気工事になり、追加費用がかかります。
こうした追加工事を防ぐには、排水の位置・コンセントの有無・床の状態を、現地調査か写真で業者に確かめてもらってから契約することが効きます。見積もりに何が含まれ、何が追加になりうるかを書面で確認しておくと、当日になって追加を求められても話が早くなります。

失敗しないトイレリフォーム業者の選び方

「トイレリフォームで後悔した人は◯%」という数字がいくつも出回っていますが、出どころをたどると回答者が数十人の個人アンケートに行き着くものが多く、当サイトでは割合として引用しません。数字より、後悔の中身が「現地を見てもらわなかった」「サイズを確かめなかった」「管理規約を読まなかった」に寄っていることのほうが役に立ちます。
失敗しないための業者選びでは、以下の3点を重視してください。一つ目は、設置状況をきちんと確認してくれることです。マンションの排水方式やコンセント位置、養生ルートまで、現地調査か写真で確認した上で、追加費用の有無まで含めた見積もりを提示してくれる業者を選びます。
二つ目は、施工体制の明確さです。工事を自社で行うのか下請けに出すのか、年間施工件数を公表しているかなど、公式サイトで分かる情報を確かめます。給水工事を伴うため、「指定給水装置工事事業者」(自治体による指定)であることも重要なチェックポイントです。この指定を受けていない業者は、そもそも法的に給水工事を行えません。
三つ目は、その保証を誰が出しているかです。「10年保証」と書いてあっても、メーカーが出す保証と、工事をした会社が独自に出す保証は別物です。後者は、保証書の名義がその会社だけなら、会社がなくなったときに履行する相手がいなくなります。保証の範囲と期間、保証書の名義、保険を付けているかどうかを、契約の前に書面で確かめてください。
あわせて、部品の保有期間も見ておいてください。補修用性能部品の保有期間は、買った日ではなく製造が打ち切られた日から数えます。年数は機器の区分とメーカーで違うので、「10年」と丸めずに、選ぶ機種の取扱説明書かメーカーの一覧で確かめてください。

マンションのトイレリフォームで、結果を分けているもの

うまくいった工事とそうでない工事を分けているのは、次の3点です。他人の総額や評価の星を数えるより、この3つが自分の工事で押さえられているかを見てください。
  • 設置状況を確かめてもらったか … 排水の位置、コンセントの有無、養生ルートは、現地か写真で確認してもらわないと確定しません。追加請求の多くはここから出ます
  • 便器のサイズを確かめたか … 上位モデルほど省スペースとは限りません。便器の全長と、座ったときに前に残る寸法は、メーカーの寸法図に出ています。交換前後で比べてください
  • 管理規約を読んだか … 作業時間帯、届出の要否、共用部の養生は規約で決まっています。読まずに始めると、工事そのものに問題がなくても近隣とのトラブルになります
金額の目安も、この3点が決まってから出すものです。「12万円だった」「28万円だった」という他人の総額は、便器のグレードと内装工事の範囲が違えば、そのままでは比べられません。

東京ガスの機器交換の特徴

トイレリフォームや交換を検討する際に、関東圏のマンション住まいの方にぜひ知っておいてほしいのが、東京ガス株式会社(東証プライム上場)が運営する「東京ガスの機器交換」です。トイレ交換にも本格的に対応しています。
主な特徴は4点あります。一つ目は、運営元が東証プライム上場企業であることです。ただし、上場していることは「10年後も必ず残っている」という保証ではありません。上場で言えるのは、決算や事業の状況を自分で確かめられる、というところまでです。保証を誰が引き受け、どこまでの範囲を、何年間みてくれるのかは、会社の規模とは別に書面で確認してください。
二つ目は、施工の担当がはっきりしていることです。工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当し、東京ガスは委託にあたって「技術・資格だけでなく、マナーやお客さまへの対応品質についても基準を設けています」としています(2026年9月29日時点・東京ガス公式サイトより)。当日来る施工パートナーが、お住まいの市の指定給水装置工事事業者の指定を受けているかは公式サイトに書かれていないので、見積もりのときに確かめてください。
三つ目は、工事費込みの販売価格で表示していることです。トイレの基本工事費は40,700円(税込・機器取外し・処分費込み)です。東京ガスは、注文以降はお客さまの要望以外での追加費用はないとしていますが、「事前に追加費用がかかる可能性についてご案内している場合を除く」という注記があります(2026年9月29日時点・東京ガス公式サイトより)。見積もりの段階で、追加の可能性を案内されていないかを確かめてください。
四つ目は、問い合わせ先が1社で完結することです。一括見積もりサイトのように、入力した連絡先が複数の業者へ同時に渡ることはありません。
Webからの申し込みなら、設備の写真と必要事項を送ると、最短当日に見積もりが届きます。設置状況が写真で判断できれば現場調査は不要で、立ち会うのは工事当日だけです(2026年9月29日時点・東京ガス公式サイトより)。管理組合への工事申請は住んでいる側が工事日までに出すものなので、見積もりと並行して進めてください。
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まとめ:マンションのトイレリフォームは、事前準備と業者選びで本当に1日で終わる

マンションのトイレリフォームは、便器交換と軽い床・壁の張り替えまでであれば、本当に1日で完了します。トイレが使えないのはおよそ6時間程度で、近所のコンビニやショッピングモール、ホテル、親族宅を上手に使えば、仮設トイレなしで乗り切ることができます。
仮設トイレは、借りると運搬・設置まで含めた費用になること、マンションでは設置スペースを確保しにくいことから、1日工事ならほぼ不要です。数日間にわたる全面リフォームや、トイレが1つしかない住宅で高齢者・小さなお子さんがいる場合に限って、検討する価値があります。
マンションでのトイレリフォームを成功させる鍵は、事前準備(管理組合への届出、周辺住人への挨拶、共用部養生計画)と、それをしっかり指導・サポートしてくれる業者選びです。関東圏のマンションでトイレリフォームを検討するなら、東京ガスが運営する「東京ガスの機器交換」も候補のひとつです。本体価格と工事費を合わせた総額で見積もりが出るため、含まれる範囲を申し込み前に確かめやすくなっています。

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