ルーバー窓(ジャロジー窓)に内窓を設置して冬の冷気をシャットアウト|費用・効果・ハンドル干渉の回避策

この記事を読むと分かること
  • ルーバー窓(ジャロジー窓)がここまで寒い理由と、内窓を被せると何が変わるのか
  • 内窓設置の最大の壁「ハンドル干渉」を回避する4つの工夫
  • 費用相場と、補助金を使うとどこまで押さえられるかの目安
浴室やトイレ、脱衣所によくある「ルーバー窓(ジャロジー窓)」。冬になると、閉めていても冷気がスーッと入ってきて、浴槽から出るとひやりとする、洗面台に立つと足元が冷たい・・・という状態、ありませんか?そうは言っても、窓ごと交換するのは大がかりだし、費用が心配だし、と踏みとどまってしまうものですよね。
この記事では、ルーバー窓の寒さに悩んでいる方に向けて、「内窓を被せる」という選択肢がどうして費用対効果で高いのか、そしてルーバー窓特有の「ハンドル干渉」問題をどう回避するのかを、具体例と費用相場を交えて説明します。

ルーバー窓(ジャロジー窓)はなぜここまで寒いのか

ルーバー窓とは、横に細長いガラスの羽根が並んでいて、ハンドルを回すとブラインドのように開閉するタイプの窓です。ジャロジー窓とも呼ばれ、映画やドラマのレトロな住宅でよく見かけるデザインです。1990年代までの一戸建てやマンションの、特に浴室・トイレ・脱衣所といった「換気を重視したい部屋」に多く採用されました。
ところがこのルーバー窓には、現代の住まいの考え方とは相性が極めて悪い点があります。それは、「閉めても密閉しない」という構造です。
細いガラスの羽根を何枚も重ねて並べている仕組み上、それぞれのガラス同士がピタッと密着することはありません。さらにガラスの端を受ける金具部分にも隙間ができるため、冬の冷たい外気が常に部屋へ流れ込んでくる状態になります。上出し窓や引違い窓と比べて、密閉性・断熱性は明らかに劣ります。
さらにガラスは柔軟性がないため、一枚一枚が薄いシングルガラスです。ペアガラスやLow-Eガラスのような断熱性能を期待できるガラスを使うことができず、ガラス表面から冷気が室内側に伝わります。

浴室・トイレ・脱衣所のルーバー窓がヒートショックを誘発する

寒さを不快に感じるだけなら、以上の話も「しょうがない話」で済んだかもしれません。ただし、警戒したいのは、ヒートショックのリスクです。
ヒートショックとは、温かいリビングから冷たい脱衣所へ、さらに温かい浴槽へと、急激な温差を体が受けることで血圧が乱高下し、心脸棗塞や脳棗塞を起こす現象です。厚生労働省の調査では、入浴中に満た亡くなられる方の多くが、ヒートショックが関与しているとされます。
ルーバー窓は、ちょうどこのヒートショックを誘発しやすい場所、つまり脱衣所や浴室に付けられていることが多いのです。一見、「換気がしたい部屋」と「ルーバー窓」は相性がよさそうに見えますが、冬になると閉めても冷気が止まらず、脱衣所の温度が一気に下がる、という状態をつくります。
あなたも、浴槽から出た瞬間に「ひゃっ」となって体がコワバる経験、ありませんか?それが毎日繰り返されると、心臓や血管の負担は本人が思う以上に大きくなります。

「内窓を被せる」のが費用対効果で最も現実的

ルーバー窓を何とかしたいと考えたとき、選択肢は主に3つあります。
一つ目は、ルーバー窓そのものを引違い窓やFIX窓に交換する「サッシ交換」。費用は30万円ー60万円以上になることもあり、外壁に誠わる工事が含まれるためマンションでは実施不可のケースもあります。
二つ目は、既存のサッシにカバーを被せる「カバー工法」。費用は10万円ー20万円程度で、一般的には1日で完了します。なおカバー工法は追加の枚数を含めるとさらに費用が上がることがあります。
三つ目が、今回推したい「内窓を被せる」方法です。既存のルーバー窓はそのまま残し、部屋内側にもう一枚サッシを付けるイメージです。5万円ー10万円程度の費用で済むケースが多く、作業時間も1窓あたり30分〜1時間と短縮されます。
「二重窓」とも呼ばれるこの仕組みは、中間に空気層をつくることで断熱効果を生みます。ルーバー窓の隙間から入ってくる冷気を、内窓がせき止めるイメージです。内窓のサッシは樹脂製で、アルミサッシのように冷えてさらに冷気をサッシから伝えることもありません。

ルーバー窓に内窓を付けるときの最大の壁「ハンドル干渉」

内窓の話だけ聮くと「じゃあ、今ぐ依頼しよう」と思いたくなるところです。ただし、ルーバー窓・ジャロジー窓だけの特有の問題があります。
それが「ハンドル干渉」というストッパーです。
ルーバー窓は、ガラスのスラットを開閉するために、ハンドル(オペレーター)が室内側に出っ張っています。一般的に15センチ・20センチほど室内側に突㍥れていて、ハンドルをグルリと回してスラットを開閉します。
この「ハンドルが出っ張っている」ことが、内窓を付ける際に超えるべき壁になります。内窓は、ルーバー窓との間に空気層をつくるために、室内側へ出っ張るように付けます。その位置とハンドルの位置がぶつかると、そのままでは内窓を付けられません。
あなたの家のルーバー窓を見てみてください。ハンドルがどれくらい出っ張っているか、ハンドルの取り付け位置がサッシのセンター近いか、下側にはミ近いか。これだけで、どの回避策が適しているかが変わります。

ハンドル干渉を回避する4つの工夫

幸いなことに、ハンドル干渉は「貼り付けられない」という意味ではありません。業者によって、以下のような選択肢が用意されています。
工夳1:ふかし枠を使う
一番多い選択肢です。サッシメーカーが出している「ふかし枠」という部品を使って、内窓の取り付け位置を手前(部屋側)にオフセットします。ハンドルと内窓サッシの間に余裕ができるため、ハンドルをそのまま使えるようになります。ふかし枠の追加費用は1万円ー3万円程度です。
工夳2:ハンドルを交換する
出っ張りの少ない「ひやきハンドル」や「丸いハンドル」に交換する方法です。「ハンドルの出っ張り」を減らすアプローチで、ふかし枠不要になるケースもあります。ハンドル交換は1ヶ戀5,000円ー1万円前後です。
工夳3:内窓サッシに切り欠きをつくる
内窓サッシの中で、ハンドルにおさわりそうな部分を事前に切り欠く加工を依頼する方法です。見た目はスッキリしますが、加工に手間がかかるため追加費用が発生します。
工夳4:ハンドル脱着運用
ハンドルを付けたいときには腦めて、付けないときは外しておくという運用です。ハンドルは送りナットで固定されているものが多く、手で取り外せるものがあります。費用は掛かりませんが、「ハンドルをどこにしまうか」という運用上の手間が生じます。
どの工夫を選ぶかは、ハンドルの位置と出っ張り、そして依頼する業者の推奨によります。始めから「うちはルーバー窓です」と伝えて見積もりを取ると、各業者がどの選択肢を推してくるかを比べられます。

設置費用の相場と工期

内窓設置の一般的な費用相場は、サイズとガラスの種類によって以下のようなレンジです。
  • 小型(トイレ・脱衣所の小さめの窓):4万円ー7万円前後
  • 中型(浴室の標準サイズ):6万円ー12万円前後
  • 大型(キッチンの換気用など):10万円ー20万円前後
  • ふかし枠とセット:それぞれ+1万円ー3万円
  • ハンドル交換を合わせるケース:プラス5,000円ー1万円程度
ガラスの種類は、シングルガラスよりペアガラス、さらにLow-Eペアガラスと選ぶと、断熱効果が高くなり費用も上がります。浴室に付けるなら、中間グレードのペアガラスがコストと効果のバランスが良いとされています。
工期は、1窓あたり30分〜1時間が目安で、部屋を出る必要はありません。複数窓を同日にお願いしても、半日で完了するケースが多いと考えられます。

補助金・先進的窓リノベ事業の活用

もう一つ伝えたいのが、補助金の活用です。
国は「先進的窓リノベ事業」という補助金制度を運用しています。住宅の断熱性能を上げるリフォーム、その一つとして内窓設置が対象になります。法制度は年度ごとに仅枠・規模が見直されるため、最新の規模はリフォーム業者や公式サイトで確認したいところです。
一般的な目安としては、サイズとガラスの種類によって 1窓あたり数万円から補助金が出るケースがあります。補助金は一般的に業者が代わりに申請し、見積もり金額から差し引かれる形で適用されるため、依頼者に見えるのは差引かれた金額です。
サッシ交換やカバー工法より、内窓設置のほうが補助金適用後の最終負担が軽く、工期も短くなるため、リフォームのハードルが下がるポイントです。

業者選びで外したくないチェックポイント

内窓設置を依頼する際、最低限見ておきたいポイントを整理します。
ポイント1:ルーバー窓への設置実績がある業者であること
「内窓設置可」と言われても、ルーバー窓への設置は取り扱い経験がわかれるケースがあります。ハンドル干渉を見輍えた上でスムーズに提案ができる会社を選びたいところです。見積もり依頼時に「ルーバー窓です」と伝えて、提案を取るのがストレスが少ない進め方です。
ポイント2:現地調査を丁寧にしてくれること
窓枠は築年数が経つと上下左右で数ミリ歪んでいることがあります。量り方を、ややもすれば検討資料に必要な量りと達う取り付け設置時の量りを区別して、丁寧に現地調査してくれる業者を選びたいところです。
ポイント3:補助金申請の手慎れ
先進的窓リノベ事業は、業者が代わりに申請する仕組みです。これに慎れている会社と、未経験の会社では、受け取り金額を遇う余裕に差が出ます。代表例として、年間の電気代・ガス代効果も含めたトータルコストを説明してくれる会社は、補助金制度に慎れているサインです。

住人の声と口コミ

ルーバー窓に内窓を設置した人の体験コメントを拾ってみました。
「ジャロジー窓は通風がしやすく見た目もお洒落だが、隙間が多く、冬の寒さや音の出入りの原因となっていた。開閉のためのハンドルがあるために内窓の設置が難しくなる場合がある」
— 内窓専門業者サイトの解説より
「浴室のジャロジー窓にポリカ中空板で断熱して、ヒートショック対策とした。とりあえず冷えが軽減された」
— DIYブログの実体験記事より
「ルーバー窓にオペレーターハンドルがある場合、内窓にハンドルがぶつかってしまい、邪魔になる可能性がある。こうなると内窓の設置ができない。フカシ枠を使う、ハンドルを交換する、枠を加工するなど複数の対応策がある」
— 窓リフォーム専門店の施工例記事より
あなたも、「ハンドルがぶつかるから」と言われて、内窓設置をあきらめた経験はありませんか?口コミを見ていくと、実際には複数の回避策があり、経験豊富な業者を選べばだいたい解決できることがわかります。

関東圏なら、住宅設備と合わせて相談したい人に東京ガスの機器交換

内窓収納のタイミングは、住宅を見直すタイミングと重なることが多くあります。「冬になると脱衣所が寒い」と感じるということは、同時に「給湯器がとりうぶ」「浴室るるストーブも動かない」といった他の住宅設備の老化と同期している可能性があります。
交換をまとめて相談できる選択肢として、関東圏にお住まいであれば東京ガスの機器交換をオススメします。東京ガスは東京ガス株式会社(東証プライム上場)が運営する大手企業で、給湯器・コンロ・トイレ・エアコンを始めとした住宅設備の交換に広く対応しています。
認定施工会社制度と上場企業基準の個人情報管理で、雑な工事や個人情報の拡散リスクが小さい点が魅力です。
東京ガスの機器交換で住宅設備について見積もりを取る方は、以下から。

よくある質問

Q1:ルーバー窓に内窓を設置しても、窓を開けられるんですか?
内窓は引違い型や開き型のものが多いため、内窓を開けてルーバー窓を操作することは可能です。ただし、換気のたびに「内窓もルーバー窓も両方開ける」という事項が生じるため、ちょっと手間に感じる方もいるかもしれません。
Q2:浴室だと高湿度で内窓にかびが生えそうですが、大丈夫ですか?
内窓のサッシは樹脂製で、金属サッシよりも結露しにくいタイプです。ただし、完全に防げるわけではありません。浴室の換気扇を入浴中から入浴後1時間以上回し、湿度を下げる状態を作れば、カビのリスクは大きく下がります。
Q3:マンションでも設置できますか?
一般的に内窓設置は「专有部分のリフォーム」に該当し、サッシ交換やカバー工法と違い管理組合の許可が不要なことが多いです。ただし、規約によるため、マンションの管理規約を事前に確認したいところです。
Q4:見た目が重たくなりそうですが、圧迫感はありますか?
色とデザインの選び方で大きく変わります。白かアイボリーで、スリムなデザインを選ぶと、「有ることをうっかり忘れる」ぐらい自然にトケコみます。逆に木目調や黒を選ぶと、アクセントにもなります。
Q5:補助金を設けると、実買い起こし代金はどれくらいになりますか?
サイズとガラスの種類によりますが、中型のLow-Eペアガラス仕様で見積もり金額が10万円とした場合、補助金適用後の手元負担が5万円ー6万円程度になるケースがあります。補助金は予算を超えると受付めとめになるため、電気代・ガス代が上げる冬本番前に見積もりを取っておきたいところです。

まとめ

ルーバー窓(ジャロジー窓)は、並んだガラスの隙間から冷気が常に流れ込む構造上、冬になると脱衣所や浴室の温度を下げ、ヒートショックを誘発しやすい窓です。
対策として費用対効果が高いのは、既存のルーバー窓にもう一枚「内窓」を被せる方法。サイズとガラスによりますが、一窓4万円ー12万円前後で、作業も半日で完了します。「先進的窓リノベ事業」などの補助金を使うことで、手元負担はさらに押さえられます。
ルーバー窓特有の「ハンドル干渉」は、ふかし枠・ハンドル交換・枠加工・脱着運用の4つの工夫で回避できます。ルーバー窓への設置実績がある業者に見積もりを依頼し、どの選択肢を提案してくるかを見ると、業者の経験と丁寧さを見分けやすくなります。
住宅設備の交換とまとめて相談したい方には、関東圏なら、認定施工と上場企業ならではの安心感を兼ね備えた東京ガスの機器交換が選択肢としてあります。

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