内窓の寸法は自分で測って大丈夫?採寸ミスのリスクとプロに頼むべき理由
この記事を読むと分かること
- 素人がメジャーで測った寸法だと、なぜ内窓設置で失敗しやすいのか
- 採寸ミスで実際に起こる「隠間風・結露・開閉不良」という具体的トラブル
- プロに採寸を頼むときの費用・相場と、信頼できる業者の選び方
「内窓をDIYで付ければ安く上がるんじゃない」に潜む思わぬ落とし穴
内窓の設置を考えるとき、「メーカー通販やネットショップで安く買えるのだから、自分で測って注文して取り付けたらコストを十数万円下げられる」と考える方は少なくありません。しかしその記事の裏で、「関心はあるけど、寸法を自分で測ることに不安もある」と感じている方も、たぶん多いはずです。
その不安は、実は正しいセンサーです。内窓はただ「窓枠の内側にサッシをもう一枚付ける」というシンプルなリフォームに見えて、実際には採寸の精度が性能を左右するわずか数ミリの世界です。寸法がずれると、隔間風・結露・開閉不良といった、内窓本来の達成したいおよそイチ逆の現象が起きることもあります。
この記事では、内窓の採寸で潜むミスのリスク、DIY採寸でよくある失敗パターン、そしてプロに採寸を頂くときの費用・適正例を、順を追ってお伝えします。
内窓の採寸が「数ミリの世界」だと言われる理由
まずは、内窓の採寸がなぜそこまで繊細なのかを、ひとつずつ見ていきましょう。
1つ目は、窓枠自体が「水平・垂直」になっていないことです。篤年数が経った住宅はもちろんのこと、新篤でも住宅はわずかにレベルの狂いや木質部材の伸び縮みで動いているため、窓枠の左右・上下は厳密には平行・直角になっていないことが多いです。つまり「一箇所だけ測った寸法」で注文すると、実際にはそれより3ミリ・5ミリ狭い部分があったりして、設置できないという事態になりかねません。
2つ目は、内窓の制作寸法は「最小寸法」で作らないと入らないことです。上下・左右で寸法に差がある場合、内窓の製作寸法は「最も狭い寸法」にあわせる必要があります。メーカーや業者は上・中央・下の3点を測り、そのうち最小で制作します。一点だけ測ってそれをそのまま「代表値」しただけだと、その点がたまたま最大寸法だったときに、他の点で入らないケースが生じます。
3つ目は、内窓の調整余裕が「最大3ミリ程度」しかないことです。LIXILの代表的な内窓「インプラス」も、設置時に調整できる余地は最大3ミリ程度と言われます。つまり、採寸ミスが5ミリ以上になってしまうと、調整の範囲を超えてしまうため設置できない可能性があるということです。
4つ目は、サッシとの干渉やカーテンレールとの干渉が、「計算しておかないと後から干渉が起きる」ことです。内窓は今あるサッシの手前に設置するため、サッシのクレセントやカーテンボックスと干渉して、うまく設置できないケースがあります。こちらも採寸時に考えておくべきポイントです。
「測る」というわずかな作業に、これだけの失敗ポイントが隠れていると思うと、DIY採寸に不安を感じるのはたぶんその感覚のほうが正しいということです。
採寸ミスで実際に起きる3つのトラブル
採寸ミスをしたときに、具体的にどんな現象が起こるのでしょうか。実際に多いパターンを3つご紹介します。
1. 隠間風・冷気流が止まらない
一つ目は、「隠間風や冷気の流ん込みが止まらない」という現象です。採寸ミスで内窓と窓枠の間に隔間ができると、そこから冷気が部屋に流れ込んでしまい、「スキマ風を防ぐために付けたのに、仮をしてスキマ風が止まらない」という本末転倒した状態になります。
これは「数ミリぐらい狭めに測れば入るだろう」と考えて採寸したときに、全体として4ミリ・5ミリの隠間が生じてしまうと起きるパターンです。内窓本体には隠間を埋める調整材があらかじめ付属されていますが、隠間の幅が調整範囲を超えてしまうと、別途コーキング加工が必要になります。
2. 結露がひどくなる
二つ目は、「以前よりも結露がひどくなる」という現象です。内窓は本来、外窓と内窓の間に「空気層」をつくり、この空気層が断熱性と防音性を生み出します。ところが採寸ミスで隠間ができると、結露しやすい多量の空気が出入りできてしまい、結露に拍車がかかることがあります。
さらに、内窓と外窓の間に薄いカビが生えてしまうケースも見られます。「結露対策のために付けたのに、カビのトラブルにつながった」という本末転倒事例です。
3. 開閉が重い・転んでしまう
三つ目は、「開閉が重い」「間違って上レールからはずれて転ぶ」という現象です。逆に採寸ミスで寸法がキツキツだと、サッシとレール間の摩擦が増えて開閉が重くなります。実際に、「1ミリから20ミリ少ない寸法でオーダーすると余裕がうまく収まる」とされているのは、キツキツよりもやや余裕を付けたほうが安全だからです。
一方で逆に余裕が多すぎても、内窓と上レールの接触が生まれずに、勢いよく開けたときにレールからはずれて転んでしまうということもあります。「余裕を多くしたらはずれた」という事例です。
DIY採寸で陥りがちなミスと、プロ採寸との違い
DIYで採寸するときに、素人が差し掛かりやすいミスポイントを整理します。プロ採寸との違いを見ていただくと、「どこまでが自分でやれる領域」も見えてきます。
1つ目は、メジャーのたわみです。テープ幅が狭い一般的なメジャーでは、長い距離を測るとテープがたわんでしまい、正確に読み取りにくくなります。プロはコンベックスケールと呼ばれる「テープ幅の広い金属メジャー」を使うため、長距離でもたわみにくいという違いがあります。
2つ目は、測定点の数です。DIY採寸では、上下・左右それぞれ1ヶ所だけ測って「よし、これでOK」としてしまいがちです。プロは上・中央・下、左・中央・右と2軸ずつ、計六点を測り、そのうち最小を採用します。これで「上や下だけ狭くなっている」ケースを拾い上げています。
3つ目は、「有効寸法」の考え方です。内窓を取り付けるためには、窓枠に「内法(うちのり)」と呼ばれる、平面部分が上下・左右ともに一定以上ある必要があります。上下は30ミリ以上、左右は45ミリ以上というのが代表的な規格です。これをDIYで見落とすと、「測って注文したのにそもそも取り付けられない」という事態になりかねません。プロは現地調査でこの点を必ずチェックします。
プロに採寸を頼むときの費用と、コスト対効果
では、プロに採寸を頼むときにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
多くのリフォーム会社やメーカー認定業者では、「現地調査・採寸は見積もりの一部として無料」としているところが多く、採寸だけを有料で依頼するケースはほとんどありません。言い換えれば、「見積もりを依頼したら採寸までセットでやってもらえる」ということです。
費用面で検討したいときのポイントは、DIY採寸で失敗したときの「寸法直し」費用との比較です。内窓本体のオーダー寸法が間違っていた場合、原則としてメーカーは返品・交換に応じません。つまり、寸法間違いだと記した内窓本体を今一度オーダーし直さないといけないため、二重投資になります。一般的なサイズの内窓でも、一枚8万円〜15万円とされるため、採寸ミスのコストは決して軽くはありません。
もし「だったらDIYで安さを追求したい」という方も、「採寸だけプロに依頼して、設置は自分でDIYする」という中間的な選択肢をとるとリスクを下げられます。ただしこの場合は、採寸を見積もりとセットで提供している業者よりも、採寸までは頼めるスポットさービスの業者とはコミュニケーションを事前にとってください。
内窓の「ふかし枠」という選択肢
もし「窓枠に內藖が足りない、スペースが狭い」という現状だったとしても、諸める必要はありません。内法を人工的に作る「ふかし枠」というオプション部材があるためです。
ふかし枠は、現在の窓枠の内側に木製・樹脂製の枠をさらに追加して、内窓を取り付けるための必要な平面幅を確保する部材です。費用は一枚あたり1万円〜3万円程度追加されるケースが多いです。
ただし、ふかし枠を付けることで手前にあったカーテンレールやブラインドボックスに窓がぶつかり、移設を余儀なくされるという内装工事の波及が生じるケースもあります。ふかし枠を使う場合は、現地調査の段階で「ふかし枠もしくはカーテンレール調整費」を見積書に反映してもらうと安心です。
内窓を採寸・設置した方の口コミ
内窓の採寸をプロに頂いた方、そしてDIY採寸を試みた方の声を、原文のまま出典付きでご紹介します。ポジティブとネガティブの両方を公平に掲載します。
「内窓の採寸はメーカー認定業者に頂きました。ただメジャーをあてるだけと思っていたので、窓枠の左右・上下を何点も測って、『ココが4ミリ狭いので、こちらに合わせて作ります』と説明してから記録に反映させてくれて感動しました」
— 内窓採寸体験談(リフォーム会社のコラムに掲載の例)
「DIYで買うのも考えたのですが、採寸が不安だったので見積もりとセットで採寸してもらいました。結果的に1ミリ以下の誤差で収まり、隠間風もゼロで大満足です」
— 内窓採寸体験談(リフォーム会社のコラムに掲載の例)
「費用を抑えたくて内窓をDIYで取り付けた結果、内窓に歪みができて密閉性が落ち、すき間風が入ってきた」
— DIY失敗例のまとめコラムより
3件に共通しているのは、「採寸の精度が完成品の性能を左右している」という点です。採寸を丁寧にしたところは隠間風も結露も減る一方、採寸を簡易に済ませてしまうと、それがそのまま内窓の性能不足、ひいては家全体の気密性を下げてしまうリスクを育てることになります。
内窓交換・設置を頼む業者を選ぶときのチェックポイント
ここまでの内容を踏まえて、内窓設置を依頼する業者を選ぶときにチェックしたいポイントを、シンプルにまとめます。
1つ目は、現地調査・採寸を見積もりの一部として無料で提供している業者であることです。「その場で見て見積もりを出してくれる」業者よりも、「訪問して採寸したうえで見積もりを作成します」という業者のほうが誠実なサインです。
2つ目は、採寸を何点で行うかを説明してくれる業者であることです。「上と下、鍵部と中央部、それぞれを測る」という説明ができる業者は、採寸をちゃんと考えているので信頼できます。逆に「さっと測っておきます」という業者は、その後のストレスが増えるリスクがあります。
3つ目は、会社の規模・上場区分・創業年数が公開されていることです。内窓は一度つけると、長い間使うための「その後サポート」も重要になります。上場インフラ企業のサービスや、創業年数が長く公開されている会社を選ぶと、長期的に安心です。
関東圏では「東京ガスの機器交換」が内窓設置の選択肢になります
関東圏にお住まいの方におすすめしたいのが、「東京ガスの機器交換」です。運営は東京ガス株式会社、東証プライム上場のインフラ企業です。選ぶべき理由は主に3つあります。
一つ目は、上場インフラ企業としての継続性です。内窓は一度取り付けると、20年・30年と使う設備です。その間にレールの交換やダメージ修理を頼るときに、会社が存続していることは意外と大事な評価軸です。
二つ目は、採寸・設置の両方を認定プロが担当する点です。東京ガスは厳しい認定制度を持ち、そこをクリアした業者だけが施工を担当します。ネット業者並みの価格を提示しながら、人・品質はインフラ企業基準というバランスが、他社には真似しにくい強みです。
三つ目は、個人情報の取り扱いです。上場企業としての個人情報保護規程に基づいて厳格に管理されており、一括見積もりサイトを経由したときのように、複数業者に個人情報が一斉に流れる心配がありません。
内窓の取り付けをご検討中の方は、まずWeb見積もりから始めてみてください
内窓の採寸・設置でよくある質問
Q. 見積もりに来てもらうだけで他業者と比較してもよいのですか?
もちろん大丈夫です。見積もりは見積もりとして提供されており、そのうえで複数社を比較するのは一般的な進め方です。ただし一括見積もりサイトに一度登録すると複数業者に一斉に個人情報が流れるスキームがあるため、個別に2〜3社選んで見積もりを取るほうが安全です。
Q. 自分で採寸した内窓が取り付けられなかったとき、返品できますか?
原則として、オーダー品として製作された内窓は返品・交換の対象外になります。そのため、採寸ミスで取り付けられなかった場合は、今一度オーダーし直すことになります。採寸に不安がある場合は、プロに採寸を頼むのが二重コストを避ける近道です。
Q. マンションでも内窓は付けられますか?
付けられます。ただしマンションの場合は、管理規約で「サッシ本体の交換」が規制されているケースがありますが、内窓(内側にもう一枚のサッシをつける)は「専有部」のリフォームにあたるため、サッシ本体の交換よりも規約上のハードルは低めです。それでも事前に規約を必ず確認しておきましょう。
Q. 内窓交換で補助金は使えますか?
内窓・二重窓は、断熱リフォームの代表例として、国・県・市区町村の補助金の対象になることが多い設備です。最新の補助金情報は、国土交通省や環境省の補助金ページ、お住まいの都道府県・市区町村の公式サイトで確認してみてください。業者によっては、申請を代行してくれるところもあります。
結論:内窓の採寸は、プロに頼むのが二重コストを避ける近道
内窓の採寸は、一見「メジャーで測るだけ」のシンプルな作業に見えて、実際には「水平・垂直」「最小寸法」「調整余裕」「內藖」といういくつかの論点が交ざる、数ミリの世界です。採寸をミスすると、内窓本来の達成したい断熱・防音が不十分になるだけでなく、オーダー品の製品特性上、そのまま二重コストにつながりやすいというデメリットもあります。
多くの全国的なリフォーム会社やメーカー認定業者では、採寸を見積もりの一部として無料で提供しています。「採寸をプロに頼む」という選択肢を、「高いもの」と考えず、「二重コストを避ける保険」として活用してみると、長い目で見たときの安心感が大きく変わります。
関東圏では、上場インフラ企業が提供する「東京ガスの機器交換」が、認定プロとの採寸・設置一本化のうえで選びやすい選択肢です。まずはWeb見積もりだけでも、信頼できる会社の価格感を見ておくと、その後の検討がずっと楽になります。
内窓交換おすすめサービス一覧
東京ガスの機器交換
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