内窓を付けたらカーテン・ブラインドと干渉?ふかし枠と移設費用を徹底解説
この記事を読むと分かること
- 内窓とカーテン・ブラインドが干渉する原因と対応策
- ふかし枠・カーテンレール移設の費用相場
- 住宅設備リフォームで失敗しないための業者選びのポイント
内窓を設置したらカーテンレールがぶつかって慌てる人が多い
「内窓をリフォームしたら、カーテンが付けられなくなりそうだと業者に言われた」「内窓を取り付けたら、ブラインドにガチャッとぶつかってしまった」——内窓リフォームを検討する多くの人が、こうした「カーテン・ブラインドとの干渉問題」で足を止めてしまいます。
あなたも、断熱・防音のために内窓を検討して、しかし現状のカーテンレールとの位置関係が気になっているところでしょうか。さらに、「ファーストカーテンもブラインドも残したい」というデザインへのこだわりがある方は、余計に悩ましいところです。
この記事では、内窓とカーテン・ブラインドが干渉してしまう原因、そしてそれを解決する3つの手法(ふかし枠仕様変更・カーテンレール移設・ブラケットスペーサー)、それぞれの費用相場、そして実際の口コミと業者選びのポイントまでを、他記事では見られない視点も含めて解説します。
なぜ内窓とカーテン・ブラインドは干渉するのか
干渉の原因を理解すると、対処策がはっきり見えてきます。
内窓は「部屋側」に出っ張る部品
内窓は、既存の窓の内側にもう一枚の窓を設置して二重窓にし、空気層による断熱・防音効果を生み出す設備です。その構造上、部屋側に数センチ出っ張ることは避けられません。
一般的な内窓(リクシル「インプラス」、YKK AP「プラマードU」など)の奥行きは約 7〜10cm。「たった10cm」と思うかもしれませんが、既存カーテンレールとの距離を考えると、この10cmが出っ張りの差として大きく作用します。
カーテンレールの設置位置も「部屋側」
多くの住宅ではカーテンレールも同じく部屋側に設置されています。そのため、内窓を取り付けると「部屋側に出っ張った内窓」と「その手前に付いているカーテンレール」が位置的に重なり、レールのブラケット部分が内窓の開閉動作に干渉してしまうのです。
ふかし枠を使うとさらに出っ張りが深まる
さらに、窓枠の奥行きが足りないケースでは「ふかし枠」という部品を使って奥行きを拡張します。これにより、内窓本体がさらに部屋側に出っ張ることになるため、干渉リスクがその分高まります。ふかし枠は20mm・40mm・70mmというサイズ展開があるため、使うサイズによって出っ張り量も変わります。
ブラインドも同じように干渉する
カーテンだけでなく、窓枠付けのブラインドやロールスクリーンも同様のトラブルが起きます。とくにブラインドは「窓枠に直付け」しているケースが多いため、カーテンよりもシビアに干渉します。
干渉問題を解決する3つの手法
干渉問題を解決する手法は主に3つあります。状況と予算によって使い分けます。
手法1:カーテンレール仕様のふかし枠を使う
リクシル「インプラス」や他メーカーの内窓には、「カーテンレール仕様」のふかし枠が用意されているケースがあります。これは、ふかし枠内部にアルミ補強材が入っており、そのうえからカーテンレールを直接ビス止めで取り付けられる仕様です。
カーテンレールの位置を変えずに済むため、工事費用を最小限に抑えられます。デメリットとしては、カーテンレール仕様のふかし枠は通常のふかし枠よりも価格が高めということ。それでも、カーテンレールを同位置のまま保てるケースが多いため、現実的な選択肢として人気です。
手法2:カーテンレールを移設する
もうひとつのチョイスが、カーテンレールそのものを部屋側(天井近くなどに動かした位置)に移設する方法です。カーテンボックスをセットで設置したり、レールを一旦取り外して別の位置に取り付け直したりします。
デザイン上の一体感をしっかり打ち出せるため、トータルの仕上がりはかなり良くなります。その分、費用は上がります。ボックス設置も含めるとレール付け替えだけで15,000〜30,000円程度が目安とされています。
手法3:ブラケットスペーサーを使う
低コストでやれる手法として、「ブラケットスペーサー」という市販部品を使う手もあります。これは、カーテンレールを取り付けるブラケット部分にスペーサーを挟んで、レール位置を数センチだけ手前にずらす手法です。
トータルコストは最も安く済みますが、入れられるスペーサーの厚みに限度があり、内窓の奥行きが大きいケースでは干渉を回避しきれないこともあります。このオプションは、依頼する施工業者やメーカーに事前に確認が必要です。
それぞれの費用相場
実際にどれくらいの予算を見ておくべきか、を整理しておきましょう。
内窓本体の費用相場
リビングサイズの一般的な内窓(幅1.7m×高1.8m程度)で、ペアガラス仕様の場合、本体工事費込みで 8〜15万円程度が中央値とされています。サイズとガラス仕様(透明・低放射Low-E・防音タイプ・真空ガラスタイプなど)で価格は大きく変わります。
ふかし枠の費用相場
ふかし枠にかかる上乗せ費用は、部品代と工賃を含めて1窓あたり 3〜5万円程度が相場とされます。カーテンレール仕様のタイプは、それより5,000〜10,000円ほど高めに設定されるケースが多いようです。
カーテンレール移設・取り付け直しの費用
レールの取り外し・取り付けだけなら、作業費だけで1〜2万円ほどで済むケースもあります。ステムボックス付け替えや、レールを新調してデザインを統一するケースでは、1セットあたり15,000〜30,000円程度を見ておくとよいでしょう。
トータル費用のイメージ
例えばリビングにペアガラス仕様の内窓を3枚引きサッシで設置し、30mmふかし枠使用、カーテンレールを移設するケースのトータル金額は 13〜18万円が一つの目安になります(地域・業者・キャンペーンの有無で変動)。住宅省エネキャンペーン(「先進的窓リノベーション事業」等)も活用すれば実出費を押さえられる可能性があります。
工事の流れと現場で見ておきたいポイント
「レールを移設してください」と依頼したとき、現場ではどんな作業が走るのかを事前にイメージしておくと、見積もり段階での質問がしやすくなります。
1. 現状のカーテンレール・ブラインドを取り外す
まず現状のカーテンとレール、カーテンボックスを取り外します。ブラインドやロールスクリーンが付いている場合も同様に一旦取り外します。取り外したレール・ボックスはデザインを合わせて再利用するケースと、新調するケースがあります。
2. 内窓の取り付けとふかし枠の設置
現状の窓枠にそのまま取り付けるケースと、ふかし枠をセットして取り付けるケースがあります。ふかし枠付きで取り付ける場合、カーテンレール仕様を選んだならアルミ補強材入りのふかし枠を設置します。
3. カーテンレールの取り付け・調整
ふかし枠仕様なら、その上からカーテンレールをビス止めで取り付けます。移設の場合は天井近くまでレールを位置ずらして取り付け直します。スペーサー仕様なら、ブラケット部分にスペーサーを挟んで取り付けて完了です。
4. 動作確認とカーテン・ブラインドの取り付け
内窓とカーテンレールが干渉せずに動作することを確認して、カーテンやブラインドを取り付けて完了です。作業を全体で見ると、1窓あたり3〜5時間、寝室・ダイニング・リビングなど複数箇所を同日に交換する場合は1日仕事になるのが一般的です。
失敗しないためのチェックポイント
内窓リフォームとカーテン関連のトラブルを避けるために、見積もり・契約前に必ず確認しておきたい点をいくつか整理します。
「カーテンレール工事は見積もりに含まれているか」を確認する
一番多いトラブルが、「見積もりにレール工事が含まれていると思い込んでいたら、後から追加請求された」というケースです。「カーテンレールの取り外し・取り付け」「ボックスの取り外し・再設置」「ふかし枠追加費」が見積もりに含まれているかを、文言で明記してもらうようにしましょう。
ガラス仕様と補助金の適用要件を確認する
住宅省エネキャンペーンや「先進的窓リノベーション事業」といった補助金を使う場合、内窓に使うガラスが補助適合品である必要があります。「使うガラスとふかし枠の商品型番が補助金対象に含まれる」と事前に確認しておくと安心です。
「カーテンを付けたい」を伝えて見積もりを取る
見積もり依頼時に「カーテンを同位置のまま使いたい」「キッチンのブラインドもそのまま使いたい」という希望を伝えておくと、業者が「カーテンレール仕様ふかし枠」や「スペーサー使用」を含めた提案をしてくれます。「とりあえず内窓の見積もりを」という依頼の仕方だと、カーテン関連のことは見積もりに出ない可能性があります。
現地調査を必ず受ける
カーテンレールとの干渉は、実際に現地を見てみないと正確な判断ができません。チャットや電話だけで動く見積もりよりも、現地調査を経てから見積もりを出してもらう業者のほうが、追加請求を受けるリスクを下げられます。
実際の口コミ・体験談
内窓リフォームとカーテン・ブラインド関連の課題を体験した方たちのリアルな声を、ポジティブ・ネガティブの両面から拾いました。
「内窓を付けたらカーテンボックスにガチャッと当たって、現場でレールを一旦取り外しになった。事前に言ってくれていたら、ボックスもセットで見積もりしてもらえたのにと残念。」
— 価格.com クチコミ欄より
「カーテンレール仕様のふかし枠を選んだので、カーテンは同位置のまま。その分費用はちょっと高くなったけど、全体で見ればよかったと思う。」
— Yahoo!知恵袋より
「レールを天井近くまで移設してもらったら、以前よりカーテンの丈が長く見えて部屋が広く見えるようになった。予期せずデザイン面でもメリットがあった。」
— 個人ブログ「高橋さんちのKOEDO低燃費生活」より
「ブラケットスペーサーをホームセンターで買って自分でつけた。コストは一番安く済んだが、スペーサーの厚みに限界があり、ギリギリの干渉回避なので人にはあまり推薦しない。」
— Xより
「ブラインドと干渉しそうだったので、シェードカーテンに切り替えた。スッキリ見えて、現代的な雰囲気になった。」
— Yahoo!知恵袋より
「一括見積りサイトで見積を取ったら、業者ごとに『カーテン工事は含まれる』『含まれない』がバラバラで、最終金額の比較が難しかった。」
— 価格比較サイトのユーザー投稿より
「補助金を使ってカーテンレール移設も込みでお願いしたら、3枚引きサッシで5万円前後安く収まった。補助金を使うなら年度内に動いたほうがよさそう。」
— 個人ブログ「トータテマガジン」より
これらの声を見ると、「事前の現地調査と見積もり取り」「カーテン関連を見積もりに含める」「補助金の活用」の3点が、失敗を防ぐ鍵だとわかります。
内窓交換で失敗しないための業者選び
さて、内窓リフォームは「誰に依頼するか」も仕上がりを大きく左右します。とくにカーテン・ブラインドとの干渉までも考慮してくれる業者を選ばないと、「見た目はいいけど使い勝手が悪い」という仕上がりになりかねません。
ふかし枠設置の「コツ」を知っている業者か
ふかし枠を使うと、本体重量が枠に伝わります。下地(柱・間柱)を探してそこにビスを効かせる、という地味な手間がかかるため、コツをつかんだ業者でないと安心して任せられません。内窓メーカーの認定施工業者であるかどうかも、選び方の重要指標です。
「見積もりコミコミ」表記をしてくれる業者か
トータル金額を明示してくれる業者のほうが、追加請求の余地が少なく安心です。「カーテンレール取り外し・取り付け」「古いカーテンボックスの処分」「補助金申請代行」まで提示される見積もりなら、その業者の業務レベルの高さが見えます。
しなちくが推す選び方 — 「上場企業×認定業者」の組み合わせ
関東圏で内窓リフォームを検討しているなら、東証プライム上場の東京ガス株式会社が運営する「東京ガスの機器交換」も検討してみる価値があります。認定施工会社を通して住宅設備を販売・交換しており、会社の存続性と資格保有が担保されている点が魅力です。もちろん内窓メーカーの専門性の高い業者と相見積もりを取るとより安心です。
東京ガスの機器交換で住宅設備の見積もりを取る
よくある質問
ふかし枠を使わずに済むケースはありますか?
あります。現状の窓枠の奥行きが十分にあるケースや、カーテンレールの位置に余裕があり内窓と干渉しないケースは、ふかし枠なしで取り付けられます。現地調査で業者に判断してもらいましょう。
ブラインドもカーテンと同じように移設できますか?
可能ですが、ブラインドは「窓枠付け」のケースが多いため、移設する場合は専用のブラケットやステーを追加で手配してもらう必要があります。デザイン上、ブラインドをロールスクリーンに置き換える選択も現実的です。
補助金は誰が申請しますか?
住宅省エネキャンペーンの場合、原則申請は施工業者(事業者登録済みの工事業者)が行います。見積もり依頼時に「補助金の適用を見越した見積もり」を依頼しましょう。
マンションでも内窓は付けられますか?
付けられます。ただし、管理規約で「窓は共用部分」とされているケースもあるため、事前に管理組合に確認したり、必要に応じて工事申請書を提出しておきましょう。
内窓を付けてもカーテンは本当に必要ですか?
内窓により防音・断熱は向上しますが、「外からの視線を遮る」「光の量を調節する」ためにはカーテンやブラインドは依然として必要です。「カーテンをやめる」という選択より「シェードカーテンやロールスクリーン、ハニカムスクリーンに切り替える」選択も考えてみる価値があります。
まとめ:内窓交換は「カーテンまで含めて計画する」のが正解
内窓は断熱・防音効果が高く、リフォーム市場で人気の設備です。しかし、カーテン・ブラインドとの干渉を見落としたまま計画すると、仕上がり後に後悔するケースになりかねません。
「ふかし枠仕様の選択」「カーテンレールの移設・取り付け直し」「ブラケットスペーサー」の3つの手法から、予算とデザインの希望に合わせて選択しましょう。見積もり段階で業者に「カーテンをどうしたいか」を明確に伝えることが、余計な追加請求を防ぐ鍵です。
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