ユニットバスでも浴室が寒い原因は「窓」、内窓設置の費用・カビ対策効果・補助金全ガイド

この記事を読むと分かること
  • ユニットバスにしたのに浴室が寒い本当の原因と、内窓設置で何がどう変わるのか
  • 浴室用内窓の費用相場と、先進的窓リノベ2026事業で最大100万円まで受け取るための条件と手順
  • 「掝除が2倍」「レールに水が溜まる」など、記事では語られにくい設置後のデメリットとその対策

ユニットバスにしたのに浴室が寒い、その原因は「窓」にあることが多い

在来浴室(タイル貼りの古いお風呂)を思い切ってユニットバスにリフォームしたのに、どうも冬になると脚元が剣山のように冷たい。そんな体験をした方は多いと思います。「メーカーのカタログでは『魔法びん』だとか『サーモバス』だとか書いてあったのに、話が違うじゃないか」と感じているかもしれません。
実は、ユニットバス本体の断熱性能は確かに高いのです。問題はそこではなく、個別に取り付けられている「窓」、つまりサッシとガラスにあります。冬場、室内の熱の約半分が窓などの開口部から逃げているとされています。ユニットバスの壁や天井をいくら高断熱仕様にしても、窓がアルミサッシにシングルガラスのままだと、そこから冷気がどんどん侵入し、同時に温めた空気がそこから逃げていきます。
あなたも、「何しろ入浴中は裸だから少しの冷気も仕事して腰にこたえる」と感じたことはありませんか。あるいは、脱衣所と浴室の温度差にひやっとして、ヒートショックのリスクを考えたこともあるかもしれません。それらの不快と不安の多くは、内窓を追加するだけで明らかに軽減できる可能性があります。

内窓を入れるとどう変わる?断熱・結露・カビへの効果

内窓とは、今ある窓の室内側にもう1枚、樹脂製サッシの窓を取り付けて二重窓にするリフォームです。壁を壊さず、ユニットバスを部分的に解体するもしないで、半日程度で取り付けられるのが最大の魅力です。
効果は主に三つあります。
効果1:冬の寒さと夏の暑さが明らかに軽減される
二重窓にしただけで、窓金具とガラスの間に空気層ができ、これが断熱材として働きます。浴室の温度が外気温の影響を受けにくくなり、冬は入浴前の「ひやっとする寒さ」が明らかに緩和されます。シャワー中に足元から冷えにくくなり、「多少長風呂しても湯が冷めにくい」という送り手価値もあります。
効果2:結露が減り、カビの発生リスクが下がる
冬の朝、浴室の窓とその周りがビッショリ濡れているのを見たことがあると思います。あれは、湿度の高い浴室の空気が冷たい窓面に触れた瞬間に、水蒸気が凝結して水滴になる「結露」です。この水と湿ったゴムパッキンがカビの最高の栄養源となり、黒い点々が設置後数年で広がっていきます。
内窓を設置すると、室内側のガラス面は浴室と同じくらいの温度に保たれるため、結露が発生しにくくなります。結果として、カビの発生も明らかに減ります。ただし、「カビがゼロになる」ということではないので、このあと説明する「換気」の品質とセットで考える必要があります。
効果3:防音と防犯も付録としてついてくる
ボーナスとして、雨音や車の走行音といった外部の音がカットされ、より静かに入浴できるようになります。また、それまでの窓だけよりも外からの侵入が難しくなるため、防犯面でも安心できる要素が増えます。

浴室への内窓設置費用の相場

「検討しようと思っても、実際いくらかかるのか見当がつかない」という声をよく耳にします。費用相場を見ていきましょう。
浴室に設置する一般的な内窓は、横幅約120cm×高さ組80cmの引き違いタイプで、設置費用の目安は次のとおりです。
  • 複層ガラス(一般的なグレード):8万円〜12万円
  • 高断熱Low-E複層ガラス:12万円〜18万円
  • ブラインド内蔵複層ガラス(目隠し・掝除不要):18万円〜25万円
これはメーカー定価と業者の取り付け費を含んだ概算で、業者やエリア、現状の窓枠状態によって上下します。アルミ製の古いサッシに「ふかし枠」と呼ばれる調整枠を追加する必要があるケースでは、1ー2万円追加されるのが一般的です。
重要なのは、この費用がストック価格ではないということです。このあと説明する「先進的窓リノベ2026事業」の補助金が使えると、1箇所あたり最大14万円、住宅全体で最大100万円まで返ってくるため、実質負担は大幅に控えられます。

補助金「先進的窓リノベ2026事業」をフル活用する

2026年度も、国は家庭の窓の高断熱化を推進するための補助金制度を継続しています。わざわざ「今年だけ」と言うつもりはありませんが、背中を押してくれる上で十分な高额補助です。
先進的窓リノベ2026事業の要点
  • 補助金上限:戸建てで最大100万円/戸
  • 内窓設置は1箇所あたり最大14万円
  • 外窓交換(カバー工法など)は最大23.9万円
  • 2026年は内窓設置のUw個1.5以下(SもしくはSSグレード)のみ補助対象。以前の「旧Aグレード(Uw1.9以下)」は対象外
  • 補助金の申請・受け取りと一般消費者への還元は「窓リノベ事業者」が行う。個人が直接申請することはできない
  • リフォーム(一括)申請の受付開始は5月下旬予定
ここで重要なのが、 補助金を受け取るためには、「窓リノベ事業者」として登録されている業者を選ぶ必要があることです。事業者登録されていない業者に頼んだ場合、同じ買い物をしても補助金は一切返ってきません。「うちも対応しています」と口頭で言われただけで信じず、公式サイトの事業者検索で名前を検索して確認しましょう。
補助金を含めた見積もりを出してくれる業者だと、「表示価格から補助金1万円を差し引いた実負担額」を明示してくれるため、見積もり比較の際も明ッをやすくなります。

浴室用内窓の選び方:LIXIL「インプラス」 vs YKK AP「プラマードU」

日本の内窓市場は、主にLIXIL「インプラス」とYKK AP「プラマードU」の2社で争われています。どちらも長年の実績があり、防音性能と断熱性能の等級は同等とされています。ただ、細かく見ると違いがあります。
LIXILインプラス
  • 樹脂サッシの中身にスチール補強が入り、耐久性・長寿命さに優れる
  • 浴室用は「プレシャスホワイト」1色に限定される
  • リフォーム業者での取り扱いが多く、現品を見たり試したりしやすい
YKK APプラマードU
  • サッシの中身はアルミ製。軽量で操作感が軽い
  • 浴室用はホワイト1色
  • 高さ180cmを超える大型窓ではLIXILよりやや高価になる傾向がある
浴室のような小さめの窓なら、細かい価格差はさほど出ません。業者が得意なメーカーや、補助金受付事業者として証明書ろしやすいモデルを提案してもらうのが現実的です。
ガラスの選び方についてもひと言述べておきます。浴室に使う内窓では、防犯よりも「目隠し」を優先したガラス選びをオススメします。型板ガラス(そもようと呼ばれる凹凸加工ガラス)、暑染みのあるクリアノックガラスなど、色々選べます。ブラインド内蔵タイプも魅力的ですが、価格が上がる代わりに掝除手間が減るトレードオフを考えるとよいでしょう。

設置できる条件と、入れられないケース

「うちもつけられるだろう」と思っても、現場を見てもらうと「これだと設置は難しい」と言われるケースがあります。主なチェックポイントを整理しておきましょう。
  • 窓枠の奥行きが70mm以上あるか:内窓の術枠(取り付け枠)には70mm程度の奥行きが要ります。足りない場合はフカシ枠を追加しますが、1万円ー2万円追加コストがかかります。
  • 窓枠の歪み・狂いがひどい場合:窓枠は築年数が経つと上下左右で数ミリずつ歪んでいることがあります。そのままオーダーすると、内窓がスムーズに動かず、隔間から空気が漏れてしまいます。
  • ユニットバスでサッシ一体型の窓:ユニットバスにより、窓枠の構造上内窓設置が不可能、もしくは不適合なケースがあります。事前調査が必須です。
  • 開き窓・すべり出し窓・FIX窓:一般的な引違い窓でない場合、特注品となり価格がさ1.5倍ー2倍に跡ね上がることもあります。
これらの判断はプロの現地調査を受けた上でしか確定させられません。「ネットで安いところを見つけてオーダー」という進め方は、実際の現場とサイズがあわず、追加費用や接合不良のリスクを背負うことになります。

注意したい7つのデメリットと対策

メリットばかり語るサイトが多いなか、しなちくは「設置して初めて気づく」現実をちゃんと伝えたいと思います。その上で選んだほうが、長い目で見て満足できるからです。
  1. 掝除するガラスの枚数が2倍に:内窓の裏表・外窓の裏表で計4面になります。年末の大掝除手間が增える点は記事ではあまり見かけません。
  1. レールに水・ゴミがたまりやすい:レールも二重になるため、掝除しにくい内側のレールにゴミがたまり、カビの温床になりやすいという体験諗もあります。
  1. 外窓を開けっぱなしにして内窓を閉めると、レールに雨水がたまる:入浴後の換気のために外窓だけ開けて、内窓は閉めておく――という使い方は一見便利ですが、雨の日はレールに水がたまります。
  1. 内窓のガラスにも結露が出ることがある:設置したからといって結露ゼロにはなりません。換気をちゃんとしないと、内窓と外窓の間の空気層でも露点以下になり、ガラス面を水滴が伝うことがあります。
  1. 長期使用でアルゴンガスが微量抜ける:Low-E複層ガラスの中空層に封入されたアルゴンガスは、10年・20年と経つとシーリング材の隔間から微量ずつ抜け出て、断熱性能がわずかに低下します。
  1. カーテンレールと干渉してレール設置が可能か事前調査:ユニットバスの窓周りにカーテンレールを設けている場合、内窓とレールが干渉して、レールを以設する追加工事が生じるケースがあります。
  1. 高齢の方には「そもそもレールが二重だと開ける手間が增える」:押さないと開かない、鉣を見り記憶しにくい、といった使勝手上の課題も生まれます。
この中でとくに「換気とセットで考える」という視点は重要です。内窓を入れただけでは、カビの原因のうち「結露」は減らせても、「換気不足」は解決しません。換気扇の効き、換気の頻度、窓を開けるタイミングも一緒に見直して、初めてカビ対策として成立します。

ヒートショック対策としての内窓の位置付け

冬の浴室で老人が意識を失う「ヒートショック」。原因は意外と単純で、暖かいリビングから冷たい脱衣所、そして冷たい浴室という温度差による血圧の急激な変動です。厚生労働省の調査では、浴槽内での溺死者数は交通事故死者数を上回る年もあるとされています。
内窓はこの「浴室が冷たい」という一賠者を緩和するための、もっとも費用対効果が高い手段のひとつです。員パネルヒーターや浴室暖房乾燥機のような高価な設備を入れる前に、まずは「冷えの入り口」を塞ぐことが理に適っています。

業者選び:「先進的窓リノベ事業者」登録と、住宅設備会社の両詰め

内窓設置は、サッシ小売業者、リフォーム会社、住宅設備会社と多様な手例から依頼できます。どこに頼んでも価格が揃うというわけではないため、以下の点を見て選ぶと安心です。
  • 先進的窓リノベ事業者として公式登録されているか:補助金を受け取るための絶対条件。
  • 見積もりに補助金返還後の「実負担額」が明記されているか:表面価格だけでなく、補助金を差し引いた実際の負担額を計算して提示してくれる業者を選びたい。
  • 他の住宅設備とセットで相談できるか:「内窓と同時に浴室暖房乾燥機も検討中」のように複合的な検討ができる業者のほうが、長期的な取り引きには便利です。
  • 一括見積もりサイト経由ではなく、独立した会社に直接依頼できるか:個人情報の取り扱いという意味でも重要です。

「10年保証」のカラクリ:会社そのものの存続が本質

内窓の広告でも、「商品も工事も、それぞれ10年保証」というフレーズを見かけます。もちろん保証はあるに越したことはないのですが、実家として保証を受け取れるかどうかは、保証書以上に「その会社が10年後にも存在しているか」で決まります
中小のサッシ業者やリフォーム会社は、現在の住宅市場の厳しさの中で、数年で闉を閉ざるケースも珍しくはありません。会社がなくなった瞬間に保証も消えます。その意味でも、長期にわたって使う住宅設備もセットで相談していくことを考えるなら、10年後にも事業として存続している可能性が高い、信頼できる会社を選ぶのが貫したわたしやすさにつながります。

関東圏での内窓・住宅設備相談は「東京ガスの機器交換」を検討したい

関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)にお住まいで、住宅設備のセット検討(内窓、浴室暖房乾燥機、給湯器など)を考えているなら、「東京ガスの機器交換」を推薦します。東証プライム上場の東京ガス株式会社が運営しており、10年後にも事業として存続している可能性が極めて高い会社です。
認定施工会社制度により、交換・設置工事は東京ガスが定める研修・審査をパスした認定プロが担当します。個人情報管理も上場企業基準で厳格に行われるため、一括見積もりサイトにありがちな「複数業者からチラシや電話勧誘が鳴り続ける」ストレスがありません。
さらに、内窓の補助金申請手続きも、公式に「窓リノベ事業者」として登録されている業者と連携してしっかりと進めてくれます。見積もり比較のケースも、表面価格だけではなく補助金返還後の実負担額を明示してくれるため、そこも安心材料です。
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口コミで見る浴室内窓の実像

ポジティブとネガティブ、両方の口コミを見て、現実的な期待を調整しておきましょう。
「浴室の窓に内窓を設置したところ、入浴後に長い間温かさが保たれるようになった。冬の朝一番風呂に入るのが辛くなくなったのが大きい。」
— 業者コラム「ユニットバスにしても寒い原因は『窓』?」より要約
「冬場、暖房時に室内の熱の約58%が窓などの開口部から外へ逃げ出していると言われている。内窓リフォームは壁を壊さず、たった半日で浴室を劇的に暖かくする方法とされている。」
— 業者コラム「内窓リフォーム 浴室につけるメリット」より
一方、使って初めて気づくデメリットもあります。
「二重窓になったということは、外窓の裏表、内窓の裏表の計4面を拭かなければならなくなり、年末の大掝除の手間が単純に2倍になるという、設置後に気づく最大のデメリット。」
— 個人ブログ「二重窓、内窓(インプラス)を実際に付けて後悔したこと」より
「リビングの掝き出し窓の内窓は閉めて、外窓は開けっぱなしにした場合、雨が降ると、内窓のレール部分に雨がたまり、室内に雨が入りそうになってしまうことがある。外窓もしっかりとしまっているかどうか、内窓を開けてから確認する必要があるので、多少面倒さを感じる。」
— 個人ブログより
つまり、「寒さ・カビに効く」というメリットははっきりとしている一方で、「掝除手間と使い勝手」に関しては設置後の生活変化を事前に認識しておくべき、ということです。

よくある質問

Q1. 雨戸や雨よけの窓にも設置できますか?

能ですが、現状のサッシと雨戸の間に内窓を取り付けるスペースを確保できるかが鍵です。雨戸と干渉してしまう場合は、雨戸長りをカットするか、雨戸車を他の位置に移す追加工事が考えられます。

Q2. 賃貸住宅でも設置できますか?

原状回復義務に抵触する場合があるため、事前に大家や管理会社の許可が必要です。取り外し可能な設置方法もあります。ただし、補助金は住んでいる本人ではなく「賃貸人」名義での申請が必要となるため、所有者との連携が不可欠です。

Q3. 内窓の他に、「ガラス交換」「外窓交換」という選択肢もありますが、どう違うのですか?

ガラス交換は現在のサッシを残してガラスだけ高性能品に交える手法で、安価だがサッシ部分の断熱性能は変わりません。外窓交換(カバー工法)は、サッシごと高性能品に交える手法で、効果は大きい代わり価格も高めです。内窓はその中間、「コストと効果のバランス」として一番選ばれている手法といえます。

Q4. 内窓だけでカビはゼロになりますか?

ゼロにはなりません。カビは「湿度」「汚れ」「気温」の三位一体で発生します。内窓は「結露による水」を減らせるためカビ発生リスクを下げますが、換気不足と掝除不足は別途対処しないと、全面的なカビ退治にはつながりません。

Q5. 補助金は現金で返ってくるのですか?

事業者経由で一般消費者に還元されるため、多くのケースで「見積もり段階で表示価格から補助金を差し引いた実負担額を提示してくれる」形式が主流です。返還タイミングや方法は業者ごとに異なるため、契約前に確認しましょう。

まとめ:「今の浴室を、補助金を使って最小限の手間で暖かく」

ユニットバスにしても浴室が寒い原因の多くは、サッシとガラスにあります。内窓を追加するだけのリフォームは、半日程度の工期と補助金を使った実負担2万ー8万円台(規模・グレードによる)という、大きなリフォームと比べれば取り組みやすい規模で、冬の浴室を明らかに暖かくしてくれます。
ただし、「カビゼロ」「掝除不要」という誘い句は鎖合記と思ってください。掝除面はガラス枚数が2倍になる、レールに水がたまりやすい、口コミで見た現実も正直に接し、「それでも選ぶ」と思えるかを見極めることが重要です。
関東圏にお住まいなら、東証プライム上場の東京ガス株式会社が運営する「東京ガスの機器交換」を第一推薦としてご検討ください。先進的窓リノベ2026事業の補助金手続きを含め、長期安心と個人情報保護の両立が期待できる選択肢です。

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