ノーリツ プログレとピアット、どっちがおすすめ?違いを徹底比較|選ぶ基準と後悔しないポイント
この記事を読むと分かること
- プログレとピアットの違い(マルチグリルの14モード・「つなぐレシピ」アプリ・温度クック機能)と、ピアットが現行ラインアップから外れている現状
- どちらがあなたに合うかを判断する5つのチェックポイントと、コスパで考えたときの結論
- 東京ガスの機器交換を使って資格保有の認定プロにコンロ交換を依頼する流れと費用の目安
ノーリツのガスコンロを検討していると、必ずといっていいほど「プログレ」と「ピアット」という2つの名前に行き当たります。どちらも同じノーリツブランドのビルトインガスコンロなのに、機能も価格もかなり違います。
「プログレとピアット、結局どっちがいいの?」「せっかく交換するなら後悔したくない」——そうお考えの方も多いのではないでしょうか。
実は、ピアットはノーリツの現行ラインアップに載っていません(2026年9月8日・公式サイトで確認)。この事実を知らずに比較記事を読んでいると、新品では手に入らない機種を検討し続けることになってしまいます。
この記事では、プログレとピアットの違いを正確に整理した上で、あなたの料理スタイルやご予算に合う選択肢はどちらか、そして交換時に失敗しないための業者の選び方までわかりやすく解説します。
プログレとピアット、まず知っておくべき「現在の状況」
ノーリツのビルトインガスコンロのラインナップを理解するには、まずメーカーとしての位置づけを整理する必要があります。
ノーリツは給湯器でも広く知られる住宅設備メーカーですが、ガスコンロについてはグループ会社の株式会社ハーマンが製造を担い、現在は主にノーリツブランドで販売しています。コンロ製品の品質評価はハーマン時代から高く、プロ仕様の火力や耐久性を重視するユーザーから長年支持されてきました。
ピアットの現状:ほぼ全機種が生産終了
かつてノーリツのビルトインガスコンロには「ピアット」シリーズとして、ピアットマルチグリル・ピアットワイドグリル・ピアットライトといった複数の機種が存在していました。しかし現在、これらのほぼ全機種は生産終了となっています。
2026年9月8日にノーリツ公式のビルトインコンロ商品ラインアップを確認したところ、掲載されているのはプログレ・プラスドゥ・オルシェ・ネスト・ミッケ・ファミ・ネロ・メタルトップシリーズ・コンパクトタイプの9つで、ピアットは載っていません。新品でピアットを選ぶという選択肢は、事実上なくなっています。2口タイプが必要な場合、現行ラインアップではファミに2口が用意されています。
一方、プログレはノーリツの現行ラインナップにおける最上位クラスのモデルとして、現在もラインナップが継続されています。長期的に使えるコンロを新品で選ぶなら、実質的にプログレが主要な選択肢となります。
プログレの位置づけ:ノーリツのフラッグシップ
プログレはノーリツのビルトインガスコンロの中で最も機能が充実したシリーズです。「マルチグリル」と呼ばれる多機能グリルを搭載し、魚を焼くだけでなく、燻製・低温調理・パン発酵焼き上げ・解凍焼き上げなど多様な調理に対応できます。
ノーリツ公式によると、マルチグリルは上部のバーナーと、温度を細かく見張るセンサー付きの下火バーナーで自動調理する仕組みで、専用容器を使って14通りの調理モードに対応します(焼く/あたため/解凍焼き上げ/ノンフライ/冷凍食品/煮る/蒸す/炊飯/無水調理/低温調理/パン発酵焼き上げ/パン/燻製。2026年9月8日確認)。低温調理はその1モードです。温度の数値は公式には公表されていないため、ここでも書きません。
プログレとピアットの主な違い5つ
プログレとピアットを比較したとき、大きく異なるポイントは以下の5つです。
違い① 低温調理機能の有無
最大の違いは、グリル内での低温調理ができるかどうかです。
プログレのマルチグリルには「低温調理」モードがあり、センサー付きの下火バーナーで温度を管理します。鶏むね肉のしっとり仕上げや豚ヒレ肉のローストのような、火加減を一定に保ちたい料理のためのモードです。フライパンや鍋を使って火加減を調整しながら低温調理するのは手間がかかりますが、プログレのグリルなら設定するだけでグリルが自動的に温度を管理してくれます。
ピアットはガスのみの加熱方式であり、グリル内の温度を低温に安定させる仕組みがないため、同様の低温調理は非対応です。料理の幅という観点では、プログレが明確に上回っています。
違い② スマホアプリへの対応
プログレが対応しているアプリは「つなぐレシピ」です(2026年9月8日・ノーリツ公式で確認)。献立の検索、コンロへのレシピ送信、コンロの状態表示、調理の履歴を残す「レシピノート」に対応します。レシピの収録数は公式に公表されていません。
たとえば、「鮭のみそ漬け焼き」というレシピをアプリで選択すれば、グリルが自動で火力・時間・モードを設定してくれます。レシピを見ながら手動で設定する手間がなく、料理の失敗も減らせます。
ピアットはスマホアプリに非対応です。手動でモードを選んで操作する従来通りのスタイルになります。「アプリを使って料理の幅を広げたい」「新しい調理体験を楽しみたい」という方には、プログレのほうが圧倒的に向いています。
違い③ 調理の進み具合の見せ方
ノーリツ公式の性能表でプログレに載っているのは、グリル液晶表示・メロディー報知・温度クック機能です(2026年9月8日確認)。温度クック機能は、鍋底のセンサーで感知した温度を操作パネルに表示するもので、揚げ物や煮込みの温度を目で確かめながら進められます。
※表示されるのは調理物そのものの温度ではなく、鍋底のセンサーが感知した温度です。火の通り方は実際の調理物を見て判断してください。
プログレについて「音声で案内してくれる」と書かれていることがありますが、公式の性能表にその記載は見当たりません。報知はメロディーです。操作感が気になる場合は、ショールームで実機を触って確かめるのが確実です。
違い④ 付属調理器具の違い
マルチグリルの14通りの調理モードは、専用容器を使って使います。ところが、容器が本体に付属するか別売かは型番で違います。ノーリツ公式のプログレのページでは、プレートパンL(DP0163)は希望小売価格8,250円の別売品として掲載されています(2026年9月8日確認)。付属品をあてにするなら、検討している型番のページで同梱品を確かめてください。
ピアットは現行ラインアップから外れており、公式に付属品の記載が残っていません。中古や在庫品を検討する場合は、付属品が揃っているかを販売店に確認してください。
違い⑤ 価格帯
プログレの希望小売価格は375,540円(税択341,400円)からで、ノーリツのビルトインコンロでは最上位の価格帯です(2026年9月8日・ノーリツ公式)。希望小売価格なので、実際の販売価格はこれより下がります。同じラインアップでは、プラスドゥが316,250円、オルシェが274,340円から、ネストが228,470円からと続きます(いずれも税込の希望小売価格)。
「プログレは高すぎる」と感じる方も多いですが、グリルを頻繁に使う方にとっては、機能の充実度から考えると長期的に見てコスパが良いとも言えます。10年以上使い続ける設備への投資と考えると、1年あたりのコストは想像以上に抑えられます。
ノーリツ プログレの全機能と使い心地
マルチグリルが実現する多彩な調理モード
プログレのマルチグリルには、通常の焼き物調理に加えて、オーブン調理・燻製・低温調理・パン発酵焼き上げ・解凍焼き上げ・食材温め直しなど多彩なモードが搭載されています。
「グリルって魚を焼くときしか使わない」とお考えの方も多いですが、プログレのグリルはそのイメージを大きく覆します。付属のキャセロールLを使えば、グリル内でグラタン・ラザニア・炊き込みご飯まで仕上げることができます。家族の食卓の幅が広がり、「グリルって本当に便利だった」と気づかれる方が多いようです。
安全機能も充実
プログレには以下の安全機能が搭載されています。
地震感知機能(感震停止)は、一定以上の揺れを検知すると自動でガスを遮断します。地震が多い日本では、ガスコンロにとってこの機能は非常に重要です。鍋なし検知はコンロに鍋がない状態では点火しないため、空焚きによる火災を防げます。過熱防止機能は設定温度を超えると自動で火力調整を行うため、揚げ物の油火災リスクも軽減できます。
これらは最上位機種として当然の装備ですが、毎日の安心につながる重要な機能です。
ガラストップの扱いやすさと注意点
プログレのトッププレートはガラス製(強化ガラス)です。ガラストップは汚れが拭き取りやすく、デザイン的にもすっきりした印象を与えます。ステンレス製のトップ板と異なり、焦げ付きも比較的落としやすいのが特徴です。
ただし、構造上「外して丸洗い」することはできないため、細かい隙間の汚れは別途処理が必要です。また、重いものを落としたときに割れてしまうリスクは一定程度あります。日常の使用で普通に扱っている分には問題ありませんが、子どもが近くにいるご家庭では注意が必要です。
プログレを選ぶ前に確かめておくこと
口コミは、書いた人のキッチンの条件も使い方も分からないまま読むことになります。ここでは、ノーリツ公式で確かめられる項目だけを並べます(2026年9月8日確認)。
- トッププレートは2種類あります。親水アクアコートのガラストップと、アルミ製のラックリーナです。焼げつきの落としやすさを優先するならアルミ、見た目の統一感ならガラスという分かれ方になります
- 電源は乾電池タイプと100V電源タイプがあります。100Vタイプはコンセントが必要なので、交換前に設置場所を確かめます
- N3S25系はオーブンとの接続ができません。ビルトインオーブンを併用する予定があるなら、この型番は外します
- プレートパンLは別売品です(希望小売価格8,250円・税込)。本体に何が付くかは、型番ごとのページで確かめてください
- サイズは60cmと60cmを超える75cmの2通りです。天板の幅は、いま使っているコンロと同じものを選びます
グリルを週に何回使うかで、マルチグリルの価値は変わります。魚を焼くだけなら下位機種でも足りますし、煮る・蒸す・低温調理まで使うなら価格差の分は回収できます。
プログレを選ぶべき人・代替機種を検討すべき人
プログレをおすすめしたい方
以下に当てはまる方には、プログレを強くおすすめします。
- グリルを週2〜3回以上使う料理好きの方
- 低温調理・燻製・パン焼きなど多彩な調理を楽しみたい方
- スマホアプリと連携して新しい調理体験を試したい方
- 調理中の温度を目で見ながら操作したい方(温度クック機能とグリル液晶表示)
- 同じコンロを10年以上長く使いたいと考えている方
- 予算に余裕があり「後悔したくない」と思っている方
プログレは最上位機種として、長期間使い続けることを前提に設計されています。「このコンロを使いこなしてやろう」という意欲のある方ほど、投資に見合う満足感を得られる機種です。
ピアットの代替として検討すべき機種
ピアットの3口コンロが生産終了している現在、「プログレは予算的に厳しい」という方には、他メーカーのミドルグレード機種が選択肢になります。
たとえばリンナイのリッセや、パロマのウィズナがミドルグレードの選択肢になります。ただし、スモークオフ・レンジフード連動・感震停止といった機能が付くかどうかは、シリーズ名ではなく型番ごとの機能一覧で決まります。同じシリーズでもグレードや世代で違うので、検討している型番のページで一つずつ確かめてください。「ノーリツだけ」に絞る必要はなく、価格帯と、実際に使う機能をもとに他メーカーも含めて選ぶのが確実です。
費用の目安:コンロ交換にかかる総コスト
プログレを新品で導入する際の費用の目安は以下の通りです。
機器の希望小売価格は375,540円〜(税択341,400円〜。トッププレート・サイズ・電源方式による)です。工事費は25,000〜50,000円前後(業者・地域・工事内容による)が目安です。
ただし、実際の販売価格は希望小売価格より下がります。総額は、型番を決めてから見積もりを取って確かめてください。この価格帯はガスコンロの中でも上位の水準ですが、10年使う前提で割り戻すと、差額の大きさは見た目より小さくなります。
一方、ミドルグレード機種(マルチグリル非搭載)であれば、本体代15万〜25万円程度が相場です。工事費を合わせると20万〜30万円前後となります。「機能はそこそこでいいので初期費用を抑えたい」という場合は、ミドルグレード機種のほうが現実的な選択肢かもしれません。
工事費については、業者によって差がありますので、複数業者から見積もりを取ることをおすすめします。ただし、見積もりだけを基準に最安値の業者を選ぶのではなく、資格や施工実績、アフターフォロー体制も合わせて確認することが大切です。
コンロ交換で後悔しないための業者選び
プログレを選んでも、工事を担当する業者の質次第で満足度が大きく変わります。特にビルトインガスコンロの交換は、ガスの配管を扱う工事を伴うため、適切な資格を持つ業者に依頼することが不可欠です。
ビルトインコンロ交換に必要な資格
ビルトインガスコンロを交換する際に、業者が保有していなければならない最低限の資格は以下の通りです。都市ガスの場合はガス可とう管接続工事監督者、プロパンガスの場合は液化石油ガス設備士の資格が必要です。
「ガス可とう管接続工事監督者」は座学中心で取得できる資格であり、この資格だけを持っていても、施工技術の高さを保証するわけではありません。重要なのは「資格の有無」だけでなく、施工実績と、トラブル発生時のアフターフォロー体制です。
資格のない業者に頼んだときのリスク
資格のない業者が施工したガスコンロ工事は、ガス漏れ・火災・一酸化炭素中毒などの重大事故に直結するリスクがあります。また、資格のない業者が行った工事は、万が一のトラブルが発生した際に保険が適用されないケースもあります。
インターネットで検索すると「格安コンロ交換業者」が多数ヒットしますが、中には資格の有無が不明な業者も存在します。安さだけを基準に業者を選ぶことは、40万円以上かけて購入した高額機器を台なしにするリスクを伴います。
また、一括見積もりサービスや比較サイトでの「ランキング1位」「おすすめNo.1」表示は、必ずしも中立的な評価ではありません。広告費やアフィリエイト報酬によって順位が左右されるケースもあるため、鵜呑みにするのは危険です。一括見積もりサービスに申し込むと個人情報が複数の業者に共有されることも覚えておきましょう。
東京ガスの機器交換がコンロ交換の最有力候補
関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)でコンロ交換を検討している方には、「東京ガスの機器交換」が最有力の選択肢です。
東京ガスは東証プライム上場の大手インフラ企業であり、10年後も確実に存続している可能性が最も高い業者の一つです。コンロ交換を依頼する場合、「購入時だけでなく、何かあったときに連絡できる業者かどうか」も重要なポイントです。数年後に会社が消えてしまうようでは、長期保証や修理対応に不安が残ります。
東京ガスの機器交換では、東京ガスの厳しい審査をクリアした認定施工会社が工事を担当します。認定制度の中で施工資格の保有が組織的に担保されているため、「無資格業者に工事されるリスク」はほぼゼロです。
また、Webからの申し込みに特化することでコストを抑え、ネット業者に近い価格競争力を実現しています。「安心感を求めると割高になる」というのが住宅設備工事の常識でしたが、東京ガスの機器交換はその常識を覆しています。
なお、一般的に「10年保証」を売りにする業者は多くあります。ただし、機器が実際に壊れやすくなる年数をメーカーが公表しているわけではありません。公表されているのは、ノーリツのビルトインコンロの設計上の標準使用期間が製造から10年、補修用性能部品の保有期間が製造打ち切り後5年という数字です(2026年9月8日・ノーリツ公式で確認)。どちらも起算点が「買った日」ではないので、設置した時点でその型が何年間売られていたかの分だけ短くなります。小規模業者が10年後も存続している保証はどこにもなく、会社が消えれば保証も消えます。その点、東証プライム上場の東京ガスは長期的な存続の信頼性が桁違いに高いと言えます。
プログレのような高額機器を導入する際こそ、機器の性能を最大限に活かせる確かな施工を受けることが重要です。
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まとめ:プログレとピアット、どちらを選ぶか
この記事の内容を改めて整理します。
まず最初に確認すべきは、ノーリツのピアット(3口コンロ)は現在ほぼ生産終了しているという現実です。新品で3口ビルトインコンロをノーリツから選ぶなら、プログレが実質的に唯一の選択肢となります。
プログレの最大の強みは、14通りの調理モードを持つマルチグリル、「つなぐレシピ」アプリとの連携、そして温度クック機能の3つです。これらは「あっても使わない」と思っていた方でも、実際に使い始めると料理の幅が広がって「あって良かった」と感じることが多い機能です。特に料理好きの方や、キッチンに長時間立つ方には、価格以上の価値が十分にあります。
コンロ交換を検討するときは、機種選びと同じくらい「どの業者に依頼するか」も重要です。適切な資格を持ち、10年後も存続できる業者を選ぶことが、高額な機器への投資を守ることにつながります。
関東圏にお住まいの方は、まず東京ガスの機器交換を検討してみることをおすすめします。
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